国土交通省 国土地理院 2013年9月発行 第543号 開発途上国からの研修生を受け入れ続けて50周年 (1991年JICA集団研修「測量技術Ⅱ」コースでの実習風景) C O N TEN TS 1.開発途上国からの研修生を受け入れ続けて50周年 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・2 2.2013年京都国際地理学会議参加報告・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・3 3. 平 成 2 5 年 7 月の山口県・島根県の豪雨により被災した地域の空中写真を公開 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・4 4.第48回海岸昇降検知センター総会報告 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・4 5.第200回地震予知連絡会概要 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・5 6.網走湖において湖沼調査を実施 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・6 7.2013夏休み各種イベント開催報告・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・7 8.地図と測量の科学館企画展「つくば ときの記憶−地図と写真でたどる 学園都市の今むかし」を開催 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・8 9. 8月の報道発表・10月の主な行事予定 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・8 国土地理院広報 2013年 9月 国土地理院広報 2013年9月 1 開発途上国からの研修生を受け入れ続けて50周年 国土地理院では、独立行政法人国際協力機構 環境地図(地球地図)整備の意義及び技術的背景 (JICA)が主催する JICA 集団研修の実施に協力 を理解し、各国における測量行政施策に関する能 し、1963 年から開発途上国の研修生を受け入れ 力を高めることを目的とした「環境地図(地球地 始めて、今年で 50周年を迎えました。2013 年 ま 図)作成」コースを昨年まで実施しました。 でに 500 名以上を受け入れています。国土地理院 では研修後も研修生と連絡を取り合い、現地情報 を入手するなど、国際ネットワーク化の推進や民 ●JICA集団研修受け入れ実績 JICA 集団研修生の受け入れは、80 か国延べ 間企業の海外展開支援に積極的に取り組んでいま 552 名にのぼります。その中には帰国後、ネパー す。 ル土地改革管理省測量局長、ケニア測量地図学院 校長に就かれた研修生もいます。 ●今年実施されるJICA集団研修の概要 今年の「国家測量事業計画・管理」コースは、 8 月 22 日から 12 月 20 日までの期間でブルキナ ファソ、ブルンジ、エチオピア、モーリタニア、フィ リピン、スリランカ、トーゴの 7 か国 8 名の研修 生が参加し実施しています。国土地理院本院での 講義の様子 多数の国土地理院職員と外部講師による講義・実 習や関係機関への訪問見学を通じて、研修生の国 の事情に合った測量・地図作成作業全般の計画・ ●JICA 集団研修の歴史 管理技術を習得します。また、本研修は課題解決 JICA 集団研修は、測量技術に関する全般的な 促進型研修として、個々の研修生に自国における 知識を習得することを目的とし、研修期間 6 ヶ月 課題を解決するためのアクションプランの作成を の「測量技術コース」を 1963 年から開始しました。 義務付けることで、帰国後には、そのアクション その後、1968 年から 1989 年まで、専門分野に プランに基づき課題解決のための取り組みが行わ 即した、より高度な技術研修として、「地図編集・ 地図複製」、 「写真測量」、 「測地測量」の 3 つのコー スを 3 年で一巡する仕組みで実施しました。 れています。 また、多くの技術者・有識者とも交流を深める とともに、日本の自然・文化についても学びます。 1990 年からは、地図作成機関の長となる資質・ 能力を備えた中核的人材の育成を目的とした「測 量技術Ⅱ」コースに改組しました。 「測地測量」、 「地 図作成」の 2 つのサブコースを設置し、研修期間 も 11 ヶ月となり、研修生が個別に取り組む課題 研究を始めました。 2000 年からは、前コースよりさらにゼネラリ スト養成であることを鮮明にし、国家事業として の測量・地図作成作業全般の計画・管理を行う資 質・能力を備えた中核的人材の育成を目的とし た「国家測量事業計画・管理」コースを研修期間 10 ヶ月として実施しました。本コースは、今年 も引き続き実施します。 また、開発途上国の新たなニーズに応えるため、 1994 年から国際協力に基づく広域的統一規格の 2 Geospatial Information Authority of Japan 2013 年開講式 (企画部) 2013年京都国際地理学会議参加報告 2013 年京都国際地理学会議が、8 月 4 日から 9 日 また、東日本大震災に関する全体セッションには まで国立京都国際会館(京都市)において開催さ 会場にあふれるほどの参加者があり、関心の高さ れました。33 年ぶりに我が国で開催された今回 をうかがわせました。 の会議は「地球の将来のための伝統智と近代知」 をテーマに掲げ、約 70 か国から 1,500 名近くの 参加があり、特に台湾、大韓民国、インド等アジア の参加者が目立ちました。開会式には秋篠宮同妃 両殿下がご臨席になり、ご自身の東南アジア諸国 における生物学の研究例を通じて、フィールド研 究と学際研究の重要性を強調され、地理学の学際 性、包括性への期待を英語により述べられました。 会議中は約 1,100 件の口頭発表が常時 20 会場程 度のパラレルセッションとして開催されたほか、 全体セッション 128 件のポスター発表、16 団体のブース展示が行 われました。国土地理院は、口頭発表 3 件、ポス ター発表 2 件及びブース展示を行いました。 GIS 関連では、地理情報科学やモデリング、リ モートセンシング等に関する多くのセッションが 行われたほか、都市地理、土地利用等広範な分 野で GIS を利用した研究の報告が行われました。 ビッグデータの解析など最新技術を活用した様々 な発表も行われました。 また、日本、中国、ロシア等の学会や民間企業 等、様々な団体がブース出展を行い、国土地理院 は、 「電子国土 Web.NEXT(試験公開)」を出展し、 操作・閲覧を体験していただきました。(電子国 土 Web.NEXT:http://portal.cyberjapan.jp/site/ 口頭発表の様子 mapuse4/) 加えて、デジタル標高地形図や地球地図に関す るポスターも展示し、国土地理院の活動を幅広く 各国の参加者へ紹介しました。 ポスター発表の様子 災害関連では、東日本大震災で地理空間情報が 国土地理院のブース どのような役割を果たしたかをテーマにしたセッ 次回以降の会議は、2014 年はポーランドのク ションをはじめ、災害と人々の生活に関する多く ラクフ市、2015 年はロシアのモスクワ市、2016 のセッションが組まれ、日本国内やアジア、中南 年は中国の北京市でそれぞれ 8 月に開催される予 米など、様々な国から多数の発表がありました。 定です。 (企画部) 国土地理院広報 2013年 9月 3 平成25年7月の山口県・島根県の豪雨により被災した地域の空中写真を公開 国土地理院では、山口県、島根県において大雨 による甚大な災害があった地域について、応急対 策の円滑な実施に役立てていただくため、被災地 の緊急空中写真撮影を実施し、関係機関へ提供す るとともにホームページで公開しました。撮影地 域については中国地方整備局等と連携を図りなが ら以下の地域の撮影を実施しました。 7月31日:山口県萩市須佐周辺 8月 7日:山口県萩市須佐周辺、山口市阿東周 山口市阿東地区の被災箇所 辺、島根県津和野町周辺 8月 9日:山口県山口市阿東周辺、島根県津和 野町周辺 また、撮影したこれらの空中写真を元に地図と 重なり合うよう調整した簡易正射画像データ、さ らに簡易正射画像データに地名等の地図情報を重 ねて表示した正射写真地図を作成し、公開しました。 これらの空中写真等は、被災状況を広域に把握 なお、これらの空中写真等は、被災状況が一元 的に閲覧できるように国土地理院ホームページ の「平成 25 年 7 月 17 日からの大雨に関する情報」 において公開しています。 (http://www.gsi.go.jp/BOUSAI/h25-chugokuheavyrain-index.html) 公開された空中写真等からは、河川の氾濫によ できる資料として、国土交通省のほか、内閣府、 る鉄橋の流出 (掲載写真参照) や山間部における土 地方整備局、被災地の地方公共団体等の関係行政 砂災害の被害状況が克明に読み取れ、あらためて 機関に提供しており、現地における道路等基幹交 今回の豪雨災害の甚大さを知ることができます。 通インフラの被災状況の把握、被害調査、復旧の (基本図情報部) ための地図作成などに活用されています。 第48回海岸昇降検知センター総会報告 第 48 回海岸昇降検知センター総会(事務局: ◦国土地理院「験潮場取付水準測量と公共測量の 国土地理院)が、8 月 8 日に関東地方測量部にお 手続き」 いて開催されました。海岸昇降検知センターは、 ◦都司運営委員「元禄 16 年(1703)関東地震に 潮位観測によって地殻の上下変動を検知し、地震 よる熱海および房総半島先端部での津波の高さ」 予知研究をはじめとする地球科学の研究に役立て 総会は、各発表に対する議論の後、今後の方針 るため、国の機関や地方公共団体等が設置してい について確認し閉会しました。 る潮位観測施設の観測記録をとりまとめて公表す ることを目的に昭和 39 年に設置されました。 総会は、稲葉国土地理院長による主催者挨拶の 後、議長に東京大学地震研究所の加藤運営委員を 選出し、気象庁、海上保安庁海洋情報部、国土交 通省港湾局、国土地理院及び海岸昇降検知セン ター事務局からの平成 24 年度事業実施報告及び 平成 25 年度事業実施計画の報告と、次の研究成 果等の発表が行われました。 ◦気象庁気象研究所「水準測量と潮位による紀伊 半島の地殻上下変動(1972 ~ 2009 年)」 4 Geospatial Information Authority of Japan 総会の様子 (地理地殻活動研究センター) 第200回地震予知連絡会概要 8 月 21 日、関東地方測量部において第 200 回 陸域直下の太平洋プレート上面における滑りの減 地震予知連絡会が開催されました。以下その概要 衰が、海側に比べてやや遅いことが、その原因と について報告します。 して考えられます。 ●全国の地震活動について ●重点検討課題「地震の短期予測の現状と評価」 国内で 5 月から 7 月までの 3 ヶ月間に発生した マグニチュード(M)6 以上の地震は、5 月 18 日 の検討 地震の短期予測に関して、議論が行われました。 に福島県沖で発生した地震(M 6.0)の 1 回でした。 地震活動予測可能性共同実験で用いられている地 ●日本周辺における浅部超低周波地震活動 震発生の予測手法についてレビューが行われ、予 動がありました。 洋沖地震前・後の地震発生予測結果の評価が紹介 ●日本列島のひずみ変化 されました。外的要因による地震の誘発には、他 GNSS 連続観測による最近1年間の日本列島の の地震に伴う地殻変動や地震波によるもののほ ひずみには、東北地方太平洋沖地震の余効変動(地 か、自然現象や人工的な活動まで様々な作用によ 震の後に観測されるゆっくりとした変動)の影響 るものがあることが紹介されました。地震に先行 が見られます。 した電離圏電子密度の減少や夜間の VLF 電磁波 ●東北地方太平洋沖地震関連 強度の減少などの事例が紹介され、電磁気学的地 過去 3 ヶ月間の東北地方のひずみ変化及び水平 震先行現象と地震発生には統計的相関がある可能 変動には、依然として東北地方太平洋沖地震の影 性が示されました。複数の前兆現象を考慮した複 響が見られます。東北地方太平洋沖地震の直後に 合的な発生確率の試算に関する研究が紹介されま 岩手県付近で見られた沈降が、時間と共に隆起に した。 5 月下旬から 6 月下旬に日向灘周辺で活発な活 測結果の評価手法やそれに基づいた東北地方太平 転じつつあることが示されました(下図参照)。 東北地方太平洋沖地震後の上下変動 (地理地殻活動研究センター) 国土地理院広報 2013年 9月 5 網走湖において湖沼調査を実施 国土地理院では、7 月に網走湖において湖沼調 こうした生き物の生活環境の把握や、津波防災 査の現地調査を行いました。湖沼調査とは、全国 等の観点から、湖沼の地形等を詳細に把握するこ の 1 平方キロメートル以上の自然湖沼を対象に、 とは非常に重要です。今回、北海道開発局網走開 湖底の地形形状等を調査するもので、昭和 30 年 発建設部や、地元の西網走漁業協同組合からの要 から行っています。網走湖では、昭和 44 年から 望に基づき、また、調査への協力もいただきなが 45 年にかけて調査を実施してから、既に 40 年以 ら、現地調査を実施することができました。 上が経過し、湖沼周辺の環境等も大きく変化して います。 調査は、開発局及び漁協から借用した船により 実施しました。湖底の地形については、マルチビー 網走湖は、北海道の東部、網走市と大空町にま ム音響測深機を船に設置して、GNSS を用いて船 たがる、広さ約 33 平方キロメートル(東京ドー の位置等を特定しながら、音波を用いて湖の深さ ム約 700 個分)の面積を持つ大きな湖です。オホー を測り、併せて湖の底の様子を知るために、200 ツク海に近く網走川でつながっており、海水の流 メートルから 500 メートル間隔で、湖底の泥や砂 入もある汽水湖です。湖底に近い深部ほど塩分濃 等の採取も行います。 度が高く、表面はほぼ真水という特徴があり、多 くの生き物が生息しています。網走湖のシジミは 有名で、北海道内のシジミ水揚げ量の 8 割以上を 占めていますし、非常に大粒で通常のシジミと比 べて数倍の大きさがあります。また、冬場は湖面 が全面凍結し、ワカサギ釣りなども行われていま す。 音響測深機による湖底地形調査 網走湖全域については、2 ヶ年で調査する計画 としており、来年度も引き続き調査を行う予定で す。調査結果は湖沼図に取りまとめるほか、電子 国土基本図にも反映させて、関係機関に広く活用 していただく予定です。 網走湖の位置と形状 湖の底質調査 (応用地理部) 網走湖の全景(天都山より撮影) 6 Geospatial Information Authority of Japan 2013夏休み各種イベント開催報告 ●「2013夏休み特別企画」 学館フロア展示の「日本列島陰影段彩余色立体図」 測量用航空機「くにかぜ」の内部公開、測量体験 のいまむかし」のパネル展示、子ども向けに「地 教室、地図記号クイズラリー(夏休み特別編)、 「地 図記号当てパネルクイズ」のボードを設置するなど、 図・測量に関する相談コーナー」など様々なイベ 大人から子どもまで幅広く親しめる出展内容としまし ントを実施しました。 た。多くの TX 利用者がブースに立ち寄られ、3 日 「地図と測量の科学館」では、夏休み期間中、 8 月 21 日の測量体験教室「自分の位置を知ろう」 のミニ版展示のほか、「つくばエクスプレス沿線 間で延べ 760 名の来場者がありました。 では、携帯 GPS ナビを使って構内に設置した 5 つのポイントを探し当ててもらいました。参加し た小学生からは、「刻々と変化する GPS からの情 ●「子ども霞が関見学デー」 「 平 成 25 年 度 国 土 交 通 省 子 ど も 霞 が 関 見 学 報がわかっておもしろかった。」や「ポイントが デー」が 8 月 7 日・8 日に、中央合同庁舎 3 号館(東 近づくと心臓がドキドキした。とても暑かったけ 京都千代田区霞が関)において実施されました。 ど楽しかった。」などの感想がありました。 この「2013 夏休み特別企画」には約 2,700 名の 参加がありました。 国土地理院は、「地図っておもしろい!」と題 して、「都道府県、分県パズルに挑戦!」のほか、 「地図記号当てパネルクイズ」や「地図と測量の 科学館のパネル展示」を行いました。テレビゲー ム世代の子どもたちには、古典的ともいえる「パ ズル・ゲーム」がかえって新鮮に感じられるらし く、都道府県の分県パズルを一生懸命解く子ども たちの姿がとても印象的でした。なお、2 日間の 参加者は、昨年度より 210 名増え延べ 1,545 名に 上り、年々このイベントに対する子どもたちの関 心が高くなっていることがうかがえました。 自分の位置を知ろう ●「サイエンスフェスタin秋葉原」 秋葉原駅構内の「TX 広場」において「サイエ ンスフェスタ in 秋葉原」が開催され、7 月 20 日 から 22 日の間、国土地理院のブースが設けられ ました。この催しは、首都圏新都市鉄道(株)と (財)茨城県科学技術振興財団の主催により、つ くばエクスプレス(TX)の利用促進と「科学の街・ つくば」を紹介することを目的としています。 国土地理院は、開催中の企画展「富士山」や科 分県パズルに挑戦! ●「まつりつくば2013」 8 月 24 日・25 日に開催された「まつりつくば 2013」は、「筑波研究学園都市 50 周年記念特別企 画」としてのイベントも開催され、会場の「ノバ ホール」には、国土地理院のブースが設けられま した。「空からつくばを眺めよう!時代をタイム スリップ ~つくばの「今と昔」地図と航空写真 ~」と題して、地図と空中写真により、つくば市 内の変遷が一目でわかるパネルとつくば市内の新 国土地理院ブース 旧空中写真の床展示を行いました。 (総務部) 国土地理院広報 2013年 9月 7 地図と測量の科学館 企画展「つくば ときの記憶−地図と写真でたどる 学園都市の今むかし」を開催 地図と測量の科学館では、10 月 1 日(火)から 12 月 1 日(日) まで、企画展「つくば ときの記憶-地図と写真でたどる学園 都市の今むかし」を開催します。筑波研究学園都市は,昭和 38 年 9 月に国家プロジェクトとして建設することが閣議了解され てから今年で 50 周年を迎え、茨城県、つくば市が中心となり多 くの連携事業が計画されています。この企画展も、筑波研究学 園都市 50 周年記念連携事業として開催するものです。 企画展では、筑波研究学園都市の歩みに関して、地図・空中 写真などの測量成果や筑波研究学園都市建設中の写真、その他 貴重な資料を展示します。学園都市の変遷・発展を身近に感じ ていただけるとともに、地図・測量への親しみを感じられる内 容となっています。 開催場所 「地図と測量の科学館」地図のギャラリー 開催日時 平成 25 年 10 月 1 日(火)~ 12 月 1 日(日) 9:30 ~ 16:30 毎週月曜日(休日の場合は順次翌日) 休 館 日 ※ 10 月 12 日(土)、13 日(日)は、臨時休館します。 (総務部) 8月の報道発表 1日 26 日 27 日 大雨により被災した地域の空中写真を公開 基本図情報部 開発途上国からの研修生を受け入れ続けて 50 周年を迎える ∼延べ 80 カ国 552 人を受け入れ∼ 企画部 「地理空間情報の整備・活用による大規模災害等に備えた災害対応力の 強化」−平成 26 年度予算概算要求(国土地理院関連分)について− 企画部 30 日 国土地理院入札監視委員会の議事概要について 30 日 東海地震に備えた現地緊急測量調査訓練を実施−平成 25 年度国土地 企画部 理院防災訓練− 総務部・企画部 記事の内容は、国土地理院ホームページ > 2013 年 報道発表資料 (http://www.gsi.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/press-2013.html)に掲載しております。 10月の主な行事予定 10/1 ∼ 12/1 企画展「つくば ときの記憶−地図と写真でたどる 地震調査委員会 学園都市の今むかし」 10 日 地震調査委員会 22 日 火山噴火予知連絡会 広報誌の内容は、 国土地理院ホームページ > 広報誌 > 国土地理院広報 (http://www.gsi.go.jp/WNEW/koohou/index.html) にも掲載しております。 8 Geospatial Information Authority of Japan 発行 国土交通省国土地理院 Geospatial Information Authority of Japan 〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番 T E L 029-864-6255 FAX 0 2 9 - 8 6 4 - 6 4 4 1 連絡先:総務部広報広聴室 国 土 地 理 院ホームペ ージ http://www.gsi.go.jp/
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