構造物応答解析 2015年5月21日 12T028 久保 栞 1. ため池の耐震化について • 「香川県老朽ため池整備促進計画 第10次5か年計画」 香川県農政水産部 2013年6月 • 2011年度から貯水量10万m3以上の大規模ため池を対象に耐震点検調査結果の検証や、 補強が必要なため池については補強工法の選定などを行っている • 中小規模ため池は2010年度から貯水量1千m3未満(現在は5千m3未満)のため池を対象 として支援している • 1968年に最初の整備工事が行われ、現在もなお工事をすすめている • 「ため池、耐震補強へ/国の安全基準満たさず」 四国新聞 2014年6月 • 安全基準を満たしていないものはいずれも最後の前面改修から23~42年が経過していた • 南海トラフ巨大地震を想定した耐震診断を実施したがどの堤防も大きな地盤沈下を起こさ ないことがわかった 堤長(m) 堤高(m) 貯水量(千m3) 築造(年) 野田池 1105 6.3 289 1804? 久米池 640 5.0 352 不明 三郎池 392 14.2 1760 1628? 平池 700 11.4 1240 1145~1150? 住蓮寺池 412 9.9 491 不明 野田池 平池 久米池 災害や改修により築造当初より南に位置するようになった 1967年~1969年に県営大規模老朽ため池整備事業による全面改修 三郎池 1929年~1941年に堤防のかさ上げ 樋管の改修等で貯水量が現在の1760トンとなる 1975年に香川用水から直接導水するようになる 1982年~1991年で全面改修 住蓮寺池 平池 三郎池 2. ため池や海の堤防の反映 • 国土地理院 基盤地図情報 • 数値標高モデル(5mメッシュ,10mメッシュ) • 基本項目(建築物,水涯線,道路構成線など) 全体図 Google map DEMデータ (国土地理院) Google map DEMデータ (国土地理院) 香川大学 基盤地図情報 基本項目 中央公園 3. 山の上にある構造物について • 山の上にある構造物は平地にある同じ高さのものと同様の揺れ方をするのか • 構造物が揺れる条件 • 構造物の種類の判別法とパラメータ 構造の種類 高さ 面積 構造の種類 減衰定数 密度(kg/m3) 木造 12m未満 100m2 木造 0.02 0.80 RC構造 50m未満 70m2 RC構造 0.03 0.90 SRC構造 上記以外 上記以外 SRC構造 0.02 0.95 • 層間変形角θと固有周期 • • • • θ=δ/H T=h(0.02+0.01α) δ:地震時に対する建物の水平変位,H:階高,h:構造物の高さ α:柱および針の大部分が木造または鉄骨増である階(地下階は除く)の高さの合計のhに対する比 4. DEMデータの反映 • DEMデータの変換 • ゼンリンのデータとの組み合わせについて ~/IESDATA/GISに5134129_3D.txtはない 5134129.runtime,5134129.shapeは~/IESDATA/Shapes/link file内にある ~/IESDATA/Shapes内にはposition,runtime,shapeの3種類のファイルが存在する
© Copyright 2024 ExpyDoc