人 ロ激減都市夕張 縮小型都市像 - 都市地域デザイン学

Architectural
Arohiteotural
Institute
エnstitute
of
of Japan
Japan
090
日 本 建 築 学 会 北海 道 支部
85 〔
2012年 6 月 )
研 究 報 告 集 No.
人 ロ 激減都 市 夕張 に お け る縮 小 型 都 市像 に
むけ た相互 プ ラ ン ニ
ー
北 海 道 タ張 市 に お け る都 市 再 編 研 究 そ の 3一
ン
グプ ロ セ ス
零
属
瀬 戸 口 剛
*
長尾 美幸
辮
正 会 員 ○岡部
同
同
2.
都市像 と 計
コ
ンパ
.
マ
a
ク トシ テ ィ
タープ ラ
ス
地 域資 源 夕張 市
1.は じ め に
表
地方小都 市に お い
、こ
れ まで
ある
今後 は
。
永 島 健 児
同
ン
都 市構 造 プ ラ ン ニ ン グ プ ロ セ ス
人 口 減少
れ
優希
の
、
1.ヒ ア リ ン グ対 象 者 設 定
て 今後 急激 な人 口減少 が予 測 さ
生活 を維 持 で き な い 状 況
に な りっ
っ
拡 大 して きた 都 市 を人 口 規 模 に 合 わ
せ て 形 成 し て い く こ と が 求 め ら れ る。現 在 各 自治 体
に お い て 、「コ ン パ ク トシ テ ィ 」 が 計 画 され て い る が 、
3,縮 小 型都 市 の 都 市構 造 に お け る 論 点
拡 大抑 制 型 を 前 提 と し て お り
は
、
対 応 して
ない
い
急 激 な人 口減少 に は
。今 後 は 、縮 小 型
コ
ン パ ク トシ テ ィ
5っ
た後
「縮 小 型
市構 造
ン パ
ク トシ テ ィ 」 を 計 画す る に 当た り生
活 実態 や 生 活 意 向 に 即 した 将 来 像
の ク オ リテ ィ オ ブ ラ イ フ
地域
質的発 展
の
よ る地 域
イデ
の ア
(以 下
地 域資源
の た め
の 必
要 性 か ら住 民
き皿
を明
の
へ
都市 像 を導い た
6つ
a 拠 点 形 成地
【
とに
1
。 さ らに 5 っ の 都
住 民 に よ る 再評 価 を 行 い 、8 っ の 具 体的 な
の
活用 に
2)
]
の 都 市 構 造 に 分類 し た
眦 )を 支 え る 計 画 、
を組 み 込 む 計画 が求 め
ン テ ィ テ ィ
、
・文 化 資 源
の
お い て 重要 視 す
べ
ら か に し 、各住 民 の 生 活 像 を満 た す 都 市 構 造 を 導 い
の 計 画 論 を 確 立す る必 要 が あ る。
コ
、夕 張 市 に
じめ に
(図
。
都 市像 を決定 す る
あ た り、以 下
に
が論点 とな っ た。
異な
区の 選 択
】拠 点 の 持 つ 意味 は 都 市 像
ご
り 、 ど の 地 区 に ど の よ うな 役 割 を 持 つ 拠 点
られ 、 こ れ ら を 実 現 す る た め に は 住 民 との 対 話 に よ
を形 成 す る か が 論 点 と な る。 例 え ば、地 理 的 に も 夕
る 計 画 (相互 プ ラ ン
張 市 の 中 心 で あ る 清 水 沢 地 区 の 揚 合 と、札 夕 線 と の
ニ
ン グ )を 行 うべ き で あ る 。
本 論 で は 、地 方 小 都 市 の 人
にお
口 減 少 に 伴 う都 市 再 編
て 、北 海 道 夕 張 市 を 対 象 と し、縮 小 型 都 市 像
い
を 計 画 し て い く上 で の 論 点 を明 ら か に し 、縮 小 型 都
市構 造 とア イ デ ン
テ ィ テ ィ を持 っ 具 体 的な都
地 区 像 を 導 く相 互 プ ラ ン
ニ
市像、
グ を開 発 す る 事 を 目的
ン
とす る
。
2
論 文 の 方 法 (図 1)
研 究 の 方 法 と し て
結 節 点 で あ りイ ン フ ラ 整 備 が 整 う若 菜 地 区 、夕 張 メ
ロ
ン
な ど の 農 業 を 中心 と し た 沼
区 を 拠 点 とす る場 合 が 挙 げ られ た
【
b.各 地 区 の 存 続 ・移 転 】人
、 夕張市 に お ける縮小 型都市 の 5 つ
を保
の
つ
視 点 か ら、
口
沢 地 区 、紅 葉 山 地
。
減 少 に よ り生 活 サ ー ビ
ス
が 低 下 し 、現 状 を保 ち な が ら 地 区 を 存 続 す る こ と
は
難 し い 中、 ど の 地 区 を 維 持 ・撤 退 す る か が 重 要 な
論点とな るが
住民の 肌
ノ
の
地区
、人
口 の
減少
だ けで な く市 全 体 の 中 で
役 割 を踏 ま え る必 要 が あ る
の
。
例 えば
、
本庁
都 市構 造 を 整 理
し 、各 都 市構 造 の 特 徴 を 把 握 す る。 各 都 市 構 造 に
対 す る 住 民 の 評 価 に よ り具 体 的 な 都 市 像 を 明 らか
する
。
各 地 区別
地 区 像 を 把 握 し 、そ の 論 点 を 明 ら か に す るe
市の アイデン テ
・利 活 用 方 法
持
ィ
テ
に
グ か ら、縮 小 型 都 市 の
の ヒ ア リン
夕張
と な る 地 域 資 源 を 把 握 し 、維
ィ
を 明 ら か に す る 。 〜
よ り、相
互 プ ラ ン ニ ン グ に よ っ て 得 られ た 縮 小 型 都 市 像 に お
け る 論 点 を 明 らか に す る。 (ヒ ア リ ン グ対 象 者 は 表 1
を参 照 )
図
Communicate
1 縮 小型都市へ
向 けた プ ラ ン ニ ン グ プ ロ セ ス
Planning Process for
Shrinking
City
YUBARI
−A Study on DownsizingUrban Area of YubariCityin Hokdtaido
#3 ・
OlualE
}
ula
SetogUt
IV’
TSUJり 醐 噸
’
o
伽
虹 畑
訪 加 3
卿
一367一
一
NNII-Electronic
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Japan
■
本
本
・
靉、
清
清
⊆
召
、
.
、
離解齢
1 は 地 区
地
鑿奮煢糒 医 毅鱸畿魚鞣麒 誘
単位で
。
[
b]
清水
移転
沢 地 区 に
連携 を 図
若
“
清湘
沼
f]e
[
る
地区
他 地 区 は
。
bコ
内 集約 [
清水 一
沼の
・
店舗
JR
・
病
整備 [
s]南 部地 区 ・
ー
代 替サ
よ
の
地地区
谷
は
宅
ビ
ス
に
。
バス
運携
外 医療 ・
ー 市を利用
e亅
買 物サ
[
。南
部地区 ・
真谷地地区は現状維
c
[]。
広域連携に
よ ワ
の
ビス
い
紅
幹 線 道 路 沿 い に 集 約 しバ ス の
利用 に い よ り交通利便性 の 強
化
は
。
、真 谷 地 地 区
le] 南部 地 区
撤退 [
O]
。
ロ
e1
を利用 匚
本
沼の
真
とバス の
持
り買 い 物 や 医療 の 不便 さ を補 間
c ] 幹線道 路 沿 い に 集約 し バ
匚
ス
; 谷 地
清水 e
E
沼の
其
水 沢 地 区 を拠 点 と し住
清
院
真
南部
バ ス
.
戚
若罫,
岬
乗 り合 い バ ス
ス
・
部
本
本
バ
1《
著
清
1
. ≒づ
沼 の 真
清水
の
沼
鹽
丶
谷地
紅葉山
点 成 住宅 ・
消
、病 院・
店舗
整備 [
e ]g南 部 地 区 、
ご 鴻水
鉱 歴 史 を保 全 しな
ら集約
乗 り合
る地区間 移 真 谷地 区
へ
e
動
be
]
。
区
移
転
[
]幹
線
道
略 沿
集
Ibd
]。
匚
e ]。
ーン
図 2 タ 張 市 に お け る 集 約 都 市 像 5 パ ターン と 具 体 的 な都 市 像 8 パ タ
地 区 は 人 口 は 減 少 し て い る が 、施 設 が 充 実 し 交 流 人
携 を と りな が ら、通 院 や 買 い 物 な ど住 民 の 利 便性 を
口 が 多 い た め 、地 区 を 存続 す る 場合 が 挙 げ られ た 。
保 っ こ と が 必 要 で あ る 。そ れ を 担 保 す る 方 法 と して 、
c .衰 退 地 区 の 撤 退 方 法 1 特 に 高 齢 化 と 人 口 激 減 に
公 共 交 通 の 強 化 や 乗 り合 い バ ス 、 宅 配 サ ー ビ ス が 挙
【
、
農 業 中心 の 沼 ノ 沢 地 区 紅葉 山
地 区 に 拠 点 形成 匚
e]他 地 区 は 炭
清 水 沢 地 区 を拠 点 と し て 住
整 備 [
a ]各 地 区 団 地 内 集約
が
の
パ
い
に よ
ス
宅 を
水 沢地 区 に拠
形
し
の
し
の
地
は地 区
と
沢 地
い に
しバ
約
ス
を利 用
よ り、今 後 消 滅 す る 可 能 性 が 高 い 南 部 地 区 、真 谷 地
地 区は
、住 民
るが論 点 とな
の 皿
っ
た
。
f,市 外 と の 関 係 性 の 創 出 】 夕 張 市 の 場 合 、市 内の 施
【
宅 配 サ ービ
設で 皿
移 転 を行 う場 合 が 挙 げ られ た
ス
ト等
の
の
の
ス
等の
代替サービス
生 活 を 維 持 す る場 合 、
効率 性 の み を重 視
資源 を明 らか
ン テ ィテ ィ
し 、都 市 の
縮小 を考 え
を 失 う可 能 性 が あ る
。
歴史 として 坑
口
e .交 通 手 段
【
の
送迎バ
ス に よ
を 強 化 す る場 合 が 挙 げ られ た
る 市外 と の ア ク セ
で
あ るた め
区 が 自 立 し 存 続 す る こ と は 困 難 な た め 、地 区 間 で 連
、地 区 別
将 来 像 の 計 画 が 必 要 で あ る。 1) 地 区縮 小
住民
の
ス
(図 3)
の 集約方法の 論点
の 方法
に
2)
QOLや 地 域 資 源 を 考 慮 し た 集 約 方 法 3)市 内 他
地 区 ・市 外 と の 連 携 4)縮 小 部分 で の 新 しい
創 出 、に つ い て 各地 区 の 住 民 の ヒ ア リ ン
へ
各地
る。市外 病
。
夕 張 市 は 分 散 した 都 市 構 造
や ズ リ山 の 保 全 、
に よる補剛
の
くこ とが 求 め られ
そ
希少 動物の 生 態系保 全 が 挙 げ られ た 。
確 立 、代 替 サ ー ビ ス
へ
い
4.各 地 区 で
に し 、利 活 用 や 維 持 管 理 の 方 法 を 、
の
ス
を支 え て
ーパ ー
る
縮 小 と 同 時 に 考 え る こ とが 論 点 と な っ た 。特 に 夕 張
市 の 場 合 、炭 鉱
を 全 て 担 保 せ ず に 市 外 の 施 設 と の 関係 性 を
創出 し 皿
院や
。
ア イ デ ン テ ィ テ ィ を 組 み 込 む 方 法 】行 政 コ
と地 域 の ア イ デ
。
を ど の よ うに 保 ち な が ら 撤 退 す
に よ り地 区 に 住 み 続 け る 住 民
d 地 域の
【
げ られ た
価値観
の
グを行
い
地 区 の 縮 小 に お け る 論 点 を 明 ら か に し た (括 弧 内 は
地 区 名 の 頭 文 字 とす る
注 2)
)。
一368一
一
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凡刪
1} 集 約 の 方 向 腔
果樹 園
くぽ ぞ
〉
〆
●
歴 史 博 館
nv
x−
地
地 区内 集 約
む ねめ
○ 現状黼
新規整偏
◎
』
現状
■.
く
範股
〉
雑持
口
新規歴儒
2 } 集約 の 方 法
,
公営 ・
戸建住宅
区へ
移 転 [イ
すべ
の
地
を 清水 沢
て
]
ボラ
に
地
ンテ
ィ
城の
ア に よ る地
左図
ー
、
.サ
よる 地区 の 再 活 用 [キ
囲 乗り合いバス を
囿
自動車に より
い物
.
肱
国 gnLfi
丶
公営住宅を
清水沢地区へ 移
保 育園
Q
縣
し市役所へ
商
コ ュ=
公販
公
ビ 闘
巽交通充実 民囘展闘
自
嬲
蹴
緊急搬送の対店充
り ゆぬ けのぼしいぼロ ののお
●
※ 左 図 は 各 地 区 を槙 式 的 に
衰 し て い る もの で あ り 縮
尺は 統
されて い ない
.
一
圃
蚌
匚 ]mm
圃 EflM
市 外 との 遮携
通充実
:既存
ゆ
家庭菜園
○
商店
し
黜 ’!
驟
駆聡
、
利 くバ ス に よ る交 通利 便
性 の 向 上 [ 力 控 き地 を家 庭 菜 N
地 区 内 で 生 活 を し なが ら不 足 す る
磯 能 は 市 外 で 補間 [= ]
ィ
ゆ
}
4
商店
町内会ご との 小 さな ミ
テ
単位 で の 団 地 内再 編 [ ウ ]
活 用 ウ
ク )
一:
→ aSTtu ス
旧・
■:
+
一 .PtPtb
槻
■・
◎
移動し買い物
家の 住環 境 の 維 持 [t1
]
’
“
◎
ホテル施般
自動車により
農
、
史や 緑 住 環境 を 代 替 サ
ビ ス で 補い
地 区 地 区 単位 で の 団 地 内再 編 を し 集約
内 で 生 活 し な が ら然 環 境 の 利活 用 に し た 土地 を佳 民 の 趣味 の 場 と し て 再
歴
よ る特 色 づ く [ケ ]
〜
・
〔ア
3}市 内他 地 区
小 回 りの
と し て 再利 用 [ ク ]
’
家庭 園
ス
ーt 一
圃
随
靄
α
ス
ス
ー
o
_パ _ O
◎
’
商店
副
・し 」
公 を リ ア を ら に か い 町 =
単 位 で の 団地 内集約 [ウ ]
図
.高 齢 者
。
.市 民 の
へ
移 転 す る 。 (沼
ウ ,炭 鉱 時 代 か ら 続 く付 き 合 い
ミュ
ニ
の
の
(南 部 )
に ない
沢 )
オ
中で 住 み 続 け る た
テ ィ を 重 視 し町 内会 単 位 で 集 約 す る。
.利 便 性 を 重 視 し幹線 道 路沿 い
.農 家 が 農 地 に 住 み 続 け る こ
ス
キ
,地 区 間 の 移 動 手 段
を 導入 す る
。
,地 区 内で
へ
集 約す る
。
(
若菜 )
と が で き る よ うに 、
.住 民 の
(若 菜 、南 部 、真 谷 地 、紅葉 山 )
の 生 活維 持 の た め に 、宅 配 サ ー ビ ス
.ボ ラ ン
ス
の
。
(南部 )
5.夕 張 市 に お け る 地域 資源
夕 張 市 に とっ
て
(図 4、図 5)
「
炭鉱の
歴 史 資源 」 「自然 資源 」
跡や ズ リ山 な ど、今 も な お 炭 鉱 時 代
は
を導
ない
。
また
、
天 然 記念 物 と し て 指 定 され て い る 夕 張
岳 だ けで な く、市 民 の 住 む 市街 地 周 辺 に も希 少 動 植 物
多数 生 息
し て い る が 、市 民 の 認 識 は 薄 い 。
、
住 宅 を集約
して
テ ィ ア や地 区住 民 に よ る博 物 館 運 営 や 菜
運 営 に よ り地 区 の 特 色 をつ く る
。
(本 庁 )
園
今後は 都
市 を 縮 小 させ な が ら も 、保 全 活 動 な ど市民 参加 に よ る
ア イデ ン テ ィ テ ィ の
趣 味 の 場を 創出す る た め に
歴 史 が 目に 見え
の
る形 で 残 存 して い るが 、定 期 的 な保 全 活 動 が 行 われ て
が
残 され た 土地 を菜園 と し て 活用す る。 (
若 菜、紅葉 山 )
ケ
、
質 を 維 持 す る た め に 、地 区
・
の
病 院 店舗 等 、
市外 施 設 を利 用 す る。 (全 地 区 )
廃 校 を利 用 す る
い
を 確 保 す る た め に 乗 り合 い バ
入 す る。 (全地 区 )
ク
い
ア イ デ ン テ ィ テ ィ と し て 重 要 で あ る。夕 張 市 に は 坑 口
地 区 内に 農 家 を 存続 す る。 (沼 ノ 沢 )
カ
・
行
沿い に バ ス の 利 活 用 【エ
】
サ .地 区 の 自然 環 境 を活 か す 。交 流 拠 点 と して 地 区 内
の
(本 庁 、清 水 沢 )
エ
・
3 タ張市 に お ける具体 的 な地 区像
コ
.市 民 の 生 活 サ ービ
権利 を尊 重す るた めに 、
戸建住宅は 維持 し、
公 営 住宅 を拠 点 地 区
め に 、コ
エ
が 自分 の 意 思 で 自由 に 行動 で き る よ う に 、
地 区 内 に あ る 全 戸 を 拠 点地 区 へ 移 転す る
イ
・
リア こ に 呂 目1 清 水 沢 地 区 そ れ ぞれ で 団 地 内
集約 [ウ ]
エ
菜園 と して 再 活用 紅葉 の 植 樹 に
よ る 地 域 内 の ア イ デ ン ィテ ィ の
共 有 [ク ]
ア
恥 響纃k
1
阻
習
寡
翻
門家
へ
の ヒ ア
創出が 必 要
と され て い る こ と が 専
リ ン グか ら明 ら か に な っ た が
け た 方策 を 、専 門 家 と 市 民
へ
の ヒア
、
実現に 向
リ ン グ か ら明 ら か
に した。
【ロ ,学 習 ・教 育 の 場 と し て
の
整備 】 夕 張 市 の 歴 史 や 、
一369 一
一
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自然 に っ
そ の 価 値 を知 る市 民 は少 な い 。そ
い て
地 区 に 住む 子 供 の 愛 着心 を育 て る 揚 を設 け る
こ で
例えば
。
、
6.最 後 に
、
今 回 の 調 査 結 果 よ り、清 水 沢 地 区 を 拠 点 地 区 と し 、
住 民 の 合 意 形 成 を 図 りな が ら 計 画 す る こ と が 望 ま し
既 存 の 博物 館 や 、廃校 と な っ た 小 中学校 の 校 舎 な ど を
ま た 、博 物 館 に 学 芸 員 を
い
。 一方 で 、今後 更 に 人
設 置 し 、専 門的 な 情 報 を 発信 で き る 人 材 を 配 置 す る こ
の
連 携 を 考 え る 必 要 が あ る。す る と 、紅葉 山地 区 を 拠
し 、 自然 体験 塾 を行 う。
利用
とで
市 民 の 利 域 に 対 す る理 解が 深 ま
、
り、地
減 少 とな っ た 揚 合 、市 外 と
ロ
点 と し た 都 市 像 の 可 能 性 が あ る。
域 資源 を
タ ープ ラ ン
最 大 限 に 生 か す こ とが で き る
な お 、本研 究 は 夕 張 市の 都 市 計画 マ
ハ
.交 通手 段 の 確 保 】活 動意 欲 の あ る 市民 が 気 軽 に
【
策 定 と連 動 し、実際 に 計画 に反 映 され て い る。
。
の
い
の
、
、
:.
.ヒ ン
(参 考 文 献 》 1) 地 方 小 都 市 に お け る 住 民 の 生店 意 向 に差 づ
た集 約 型 魯 市像
計 画 研 究 長 尾 癸 幸 DOIO
〈 注駅 〉注 ])市 内 各 種 団 体 の 構 成 員
公 募 に よ ら 市 民 の うち ヒ ア リン グ の許 可 を 得 ら れ た 蚕 員 を 対
O と し た 注 2)本 研 究 で は 本 庁 地 区 著 粟 地 区 清 水 沢 地 区 南 部 地 区 沼 ノ 沢 地 区 真 谷 地 地 区
紅 葉 山 地 区 の 了 垉 区 に 分 け て 地 区 俊 を 考 え る こ と とす る
( ア リ
グ調 査 概頁
日程 /買 査 S 月
Z6 30 B
人 当 た り L5 時 聞 程 度 ,
禰査 9 月 ブ 1 【 日ま で
で き る よ う活 動 の た め の 臨 時 バ ス を 運 行 す る な
参加
ス
ど、拡 散 し た 地 区 同 士 を 連 結 し、移動 手 段 を確 保 す る。
、
、
.一
“ ,
、
、
i 冨
図
ア
イデ
.炭鉦
のま
ち 夕張 の 景観
ン テ
ィ テ
と
て
ィ
れ る よ うに 整 備
し
で
要
の
て
な
る
り
の
は
の
資料性
。
が 高い
建 築 で あ り
「鹿 鳴 館
し て 活 用 され て い る
の
括 用 を謎 続 して
い
.
レ ス
しい
状況で
や 元 炭 鉱 夫 を配
る ため
夕
市
の
メタ ン
ガス が
に とっ て は大 きな
市民 の手 によ り積
に維 持 を行
意味
っ
噴出し
を持
の
型
とが
を とど める こ
。博物 館 に学 芸 員
三
っ
い
て
る
に
い
して
た作業
民 も多く
流 出 した
地 区住民
市 内だ け で な く
、南 部地 区
し
を施
、多 く
、
の
管理 が 不
では
っ
員が 多 く 眠
、墓 地
手入
て
あるた
足で
い
るが
、
炭 鉱
れ が行 き届か な い 状
め
.市 と
墓地
し て
て い
1 ,市 外
ボラ
の
の
テ ィ ア団
ン
歴史もともに発信
臨力
体との
して い く
に よ リ メンテ ナ ン
ス
。
の
遣 産 で あ
つ
。
く
り な どで 現 在 の 状 態 を維 持 す る
、 菱鉱 業 従 事
へ
市
。
だけ
雑 持管 理 を行 っ
くe
閉 山と と もに市 外
区
、掘 削作業 現 場 で大 量
。張 民
極的
、
してい
.
,
し か し 生 い 茂 る 草 木 の 浸 食 に よ り原
民 に よ る
態 にな
く
]981 年
信
し
トラ ン と して
驛
た
そ 二で
リ山
ズリ山
命が奪われ
。
草刈
。 住
置 、
歴 史学 習 を行 う。
あ る
南 部墓 地 は
ズ
の 名 で レス トラン と
亅
。今 後 も
。
難
Lて
倶 楽 部 建築 と
、
.
登録 有形 文 化財 が 多 く 存在 す る
区
a.
.
木造 平屋 建
,
登
に
々
発
旧 北炭 タ張炭鉱 天 龍坑 人車M 坑坑 ロ
資材斜坑 坑 ロ /b 旧北 炭 タ 張 炭 鉱 専 用 跌 遭
高松跨線 橋/C 旧 北 炭 タ 張炭鉱 槙擬坑 道 ノd 1日 北 炭 タ 張 炭 鑑 高 松 ズ リ捨 て 線 拱 構
a
一部 とな っ お 、
L
重
あ 。
代表的 も
、人 が気軽 に 足 を運 べる よ う す る.
山は
地 区 外
4 タ張市 に お け る自然 資源 とそ の 活 用 方 法
<炭 鉱 の 歴 聖 資 源 群 >
ズリ
、市外 へも
、
軸 と して継 緩 し
の
c ズ ■
区
ズ 1
て い く
南部 墓 地同 様 市全 体で
轟埴
ズ
ボ
テ ィア
ラン
を募るな
ど
、管
理を 行
っ
て い く
。
1
ズ 1
山岫
.
卜
「
,
,
,
.
.
.
.
層
,
,
,
,
.
.
.
.
層
層
,
.
,
.
.
.
層
層
,
,
.
,
.
卩
層
層
鹽
畠
.
.
鹽
,
鹽
.
.
,
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図 5 タ張市に お ける歴 史資源 とその 活 用方 法
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北海道大学大学院工 学研究 院 教 授 工 博
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