論文 / 著書情報 Article / Book Information 論題(和文) 台風通過時に高層免震建築物に作用する風外乱の作成とその応答に関 する研究 Title STUDY ON SIMULATION OF WIND EXCITATION ACTING ON A HIGH-RISE BUILDING WITH BASE-ISOLATION AND ITS RESPONSE UNDER TYPHOON PASSING 著者(和文) 扇谷匠己, 神田亮, 山下忠道, 梁川幸盛, 佐藤大樹, 原田浩之, 中村遼太郎 Authors Makoto kanda, Tadamichi Yamashita, daiki sato 出典 / Citation 構造工学論文集, Vol. 59B, , pp. 427-433 Citation(English) Journal of structural engineering, Vol. 59B, , pp. 427-433 発行日 / Pub. date 2013, 3 rights 日本建築学会 rights 本文データは学協会の許諾に基づきCiNiiから複製したものである relation isVersionOf:http://ci.nii.ac.jp/naid/110009706612 Powered by T2R2 (Tokyo Institute Research Repository) Architectural Arohiteotural Institute エnstitute of of Japan Japan 3 月〉 59B 2013 年 構 造工 学論 文 集 Vol. ( 日本 建 築 学 会 台風 通過 時 に 高層免 震 建 築物 に 作 用 す る 風 外 乱 の 作成 と そ の 応答 に 関 す る研 究 STUDY ON SIMULATION OF WIND EXCITATION ACTING ON A HIGH −RISE BUILDING ISOLATION AND ITS RESPONSE WITH BASE ・ UNDER TYPHOON PASSING ★ ★ 鼎 扇 谷 匠 己 J 神 田 亮 ち 山 下 忠 道 ち 梁 川 幸 盛 * “ sedV* de 鼎 佐 藤 大 樹 kt 糖 ∠G4 翩 } ・ ★t * , dedede“ tde ,中 村 遼 太 郎 NarumiOUGIYA .Makoto K4NDA ,TadamichiYAAdi4SHITA,}掀 伽 or ∫ NAK4MURA H 砌 uki HAR 4DA and R . ソotaro 原 田 浩 之 “ ,DaikiSA T(), ・ ・ −high−rise building with base・ isolation based on wind tunnel test. . The shi貸 ofwind direction issimulated fbrrotating the um ・ table , and the variation ofwind velecity isconverted 丘om the timescale intheconsidering . The response under simu 畫ated wind excitation iscompared with he response under maximum wind speed of level 2 fc 10minutes , It isfoundout thatthe both maximum response of horizontalcomponents don ’ t havedifference butthe tersionalcomponents have difference . , sim ロlation of wind This paper describes And theresponse , thisbuilding issimulated of excitation acting on a super )【 ’ Super −high→ ise bu ゴ’ゴゴπ9 W 1 .は 近年 ,免 震 建 築物 の い しな が ら 極 め て稀 に発 生 す る 超高層化が進 ん で きて い る。 超 高 層 免 震 建築 ,上 部構 造 に 対 し て 免 (降 伏 せ ん 断 力 係 数 ) を 低 く 設 定 す る 必 要 が ,免 震 層 の レ ベ 風 荷 重 に 対 し て 降 伏 し て しま う可 能 性 ル の 重 設 計 用 せ ん断 力 を低 く設 定す れ ば , ,Mnd velocity ーポ ーシ ン 技 術 研 究 所 研 究員 ・ ( 株 )長 谷 工 修 士 〔工 学 } * 日 本 大 学 生 産 工 学 部 建 築 工 学 科 教 授 ・博 士 〔工 学} * ’ *ダイ ナ ミ ク ト ー デザ イ オ ィ 代表 ・ 博士 〔 学1 料纏 ー ・ ( 株 )構 造計 画 研 究 所 防 災 ソ リ ュ シ 部 室長 修士 〔 工 学) *’ 零東 京 理 科 大 学 理 工 学 部 建 築 学 科 助 教 ・ ’ 博 士 〔 工 学} 韓鱒牌 三 井 住 友 建 設 技 術 開 発 セ タ ー 主任 研 究 員 ・ 工 学} 博士 〔 * * * *’ * *日 本 大 学 大 学 院 生 産 工 学 研 究 科 元 大 学 院 生 ・修 士 〔工 学) i レ コ ソ コ ン ョ ロ ル ン フ ョ 一 ン 重 T)phoOn , , 検 討 が 必 要 とな っ くる。 て 風 速 変化 や 風 向 変化 を 考 慮 デル し た 風 力波 形 作 成 に 関 す る 既往 の 研 究 ,こ れ ま で 松 井 ら 3 に よ り ,実 観 測 記 録 を 一ス に 台 風 モ に基づ く ケ ーリ ン グ を 適 用 し た 台 風 時 の 風 速 を 合 成 す る 方 法 ) と して は べ ス が提 案 され て い る 。し か しな が ら ス ン 工 ,こ 研 究で は風 速変化は 再現 し の る も の の ,風 向 変 化 に つ い て は 考 慮 し て い な い 。ま た ,鈴 木 ら , 静止 実 験 に よ り風 向 毎 に 測 定 し た 風 圧 デ ータを な ぎ合 わ せ る こ とで , 風 向 変 化 を伴 う時 刻歴 波 形 を 作成 す る 方 法 を 提 案 し て い る 。 し か し , な ぎ合 わ せ る こ と を前 提 と した 波 形 は 滑 らか な連 続 性 を 有 して い る とは言 い 難 い 。 以上 の こ と を 踏 ま え て ,本 論 文 の 目的 は ,台風 通 過 時 に 高 層 免 震 建 築物 に 作用 す る 風 力 波形 を 作成す る こ と ,お よ び ,対 象建 築物 の 風 応 答 を シ ミ ュ ーシ ン す る こ とで あ る。 作成 され る 風 力 波 形 は , 風 向 変 化 を 考 慮 しつ つ , また, 滑 ら か な 連続 性 を 有 す る もの で あ る 。 シ ミ レ ーシ ン の 結 果 よ り ,台 風 通 過 時 の 風 力 波 形 に よ る 応 答 と て い 通 常 設 計 時 に 評 価 す る継 続 時 間 ョ ) 〕 tunnel test 慮 し た 波 形 か っ 暴 風 時 に お け る風 向 変 化 を考 慮 し た 二 方 向 入 力 下 で ため レ iseiation bCtsed 4) * ,風 荷 重 に よ る 降 伏 が 想 定 さ れ る 揚 合 に は ,免 震 建 築 物 に 作 用 す る風 力 波 形 を 作成 し ,そ の 応 答 を シ ミ ュ ーシ ン 一 す る必 要 が あ る が , 般 的 に は 10分 間 の 1方 向風 力 波 形 を用 い て 検 討 し て い る の が 現 状 で あ る 。し か し な が ら ,免 震 部 材 は 風 の 平均 ー 成 分 に よ る ク リ プ 現 象や 長 時 間 の 繰 り 返 し な ど ,風 荷重 特 有 の 部 2 hS ら れ る た め 材 の 非 線形 性 1 ・ 見 ,10 分 間 の 風 力 波 形 で は 十 分 に 評 価 す る こ と が で き な い 。ま た ,1 方 向 の 入 力 で は ,免 震 部 材 の 力 学 的 な 2 軸 連 成 の 影 響 を 十 分 に 検証 す る こ と が で き な い 。そ こ で ,こ の よ うな 現 象 を 検 証 す る た め に は ,継 続 時 間 の 長 い ,風 速 変 化 を 考 が ある 。そ の ,風 速 変 化 ,風 洞 実 験 ,台風 ,超 高層 免 震 建 築物 て 十 分 な 免 震 効果 を 得 よ う と すれ ば 。し か の 震 層の 設 計 用 せ ん 断 力 あ る 勧 じめ に 物に お ・ 風 向 変化 Ke )vvords : Shift ofwind direetion VaiiatiOn ofwind , は つ っ レ ョ ョ ュ 10 分 間 の 波 形 に よ る 応 答 の 違 い な Haselo Corporatio4TechmicalReseaTchlnStjtUte M . Eng. , [ Prof Dept. ofA , 兀 hi1 lEng. Co 皿ageoflndusniaiTeclmology , Nihon , cら Kozo Ke c DjsasterPrevcntien SotUtionDq }t Dlg跏 Depa ttment ofA 冨 chitec g 鴫 . , Univ D 【 Hig . , . Dynarnic Controt Design O 伍 Dr Eng . . M . 』 g , TbkyoUnjvesityofScierrc, Dr 、 Eng 匸 ¢ TechnologyDevelopTnmt 〔 ] enber , Sumitom MitsUiConstructionCo . hd . Dr 恥 g. , , 。 Gmduate School ofh 鹽dustriaiTechnolegy , NihonUniv . M、 Eng. , 一427 一 一 NNII-Electronic 工工 Eleotronio Library Service Library Architectural Arohiteotural Institute エnstitute of of Japan Japan て検討す る。 ,台風 経 路 や 建 築物 どに つ い なお START の 。そ の 波形 にはその 特徴が表れ る づ い ,風 て ・風 速 変 化 の 向 立地 点 が ど こで あ る か に よっ て た め本 論 文 で は ,風 力 ,実 観 測 記 録 に基 気 象 観測 所 時 刻 歴 を 作 成 す る こ と で ,そ れ ら の 特 徴 を と らえ た 風 力 波 形 が 作 成 で き る 一例 も 示 す 。 ・風 速 の 気 象 デ ータ の 風向 取 得 とモ デル 化 .時 刻歴 風 力 波 形 作 成 の 概要 2 時 刻 歴風 力 波 形 の 作成 手 順 を図 正の フ ーチ ロ ャ ー トに 示 す。本手 法は, 風 洞 実 験 に よ り得 ら れ た 風 力 係 数 を 基 に 風 力 波 形 を作 成 す る 。 台 風 通 過 時 の 風 向 変 化 を 考 慮 した 風 洞 実 験 に よ リ 時 刻 歴 風 力 係 数の 取 得 ,実験 中に 実 験 風 速 や 風 向 が 変 化 す る よ うな 実 験 は 特 殊 な 場 合 を 除 い て は 行 え な い 。し か し ,風 速 変 化 や 風 向 変化 を 考 慮 す る 場 合 ,そ れ に 対 応 し た シ ミ レ ーシ ン が 必要 で ある。 一 本 手 法 で は ,境 界 層 風 洞 に て 実験 を行 うた め , 定 風 向 及 び 一定風 速 下 で 実験 を 行わ な くて は な らな い 。 い て は 、 そこ で , 風 向変 化 に 一 風 圧 実 験 時 に 定 の 速 度 で 風 圧 模 型 を 回 転 させ る こ とで 相 対 的 に 風 向変化 を 再 現 す る。風 圧 模 型 は ,設 置 して い る ターン テ ーブ ル と同 時 に 回 転 さ せ る 。一方 ,風 速 変化 は得 られ た 風 力 係 数 か ら風 力 波形 を作 成 す る際 に ,風 速 変 化 に 伴 う風 速 ス ケ ール の 変 化 を時 間 ケ ー ータ を加 工 す る こ と で 評 価 S す る も の と し た 。 ル で 調 整 し て デ 2. 1 風 向 ・ 風 速 デ ータ の モ デ ル 化 通 常の 風圧 実験で 、台 風 の 選 定 は ュ 風 速 変化 を考 慮 し た ョ 時 刻 歴風 力波 形の 作 成 つ END 図 1 時 刻 歴 風 力 波形 作成 の フ ロ ーチ ャ ート ス ) 継 続 時 間 の 長 い 強 風 や 風 向 変化 風 速 変 化 を 伴 う強 風 イ ベ ,日 本 で は 台 風 が 考 え られ る 。台 風 ン トと し 場合, ,通 過 後 減 少 す る 。風 向 は 台 風 の 経 路 と建 築物 の 立 地 点 の 関 係 か ら幾 重 に も変 化 す る 。本 論 文 で は ,第 1 章で 述 た よ う な 理 由 か ら ,再 現 す る風 向 ・ 風速 変 化 の 時 刻 歴 デ を台 風 気象 記 録 を 参 考 に 設 定 す る 。用 い る記 録 に 関 す る台 風 や 気 象 観 測 所 は , 以 下 に 示 す , の よ う な 条 件 に 基 づ い て 選 定 す る こ と と し た 。ま た ,風 向 ・ 風 速 変 化 の 時 刻 歴 モ デ ル は 気 象 デ ータ を参 考 に , に 示 す よ うに デ ル 化 した 。 て 風 速 は 台風 の 接 近 と の ともに 上 昇 し べ モ ル の モ 「強 い 気 象 庁 の 定 め る台風 ク ラス の 中で 選 定 す る観 測 所は ,台 風 記 録 を持 っ 。 風速の もの 通 過経路 に よ り 風向変化が 異 な るた の 5 以上 め ,過 去 に ク ラ ス 台 風 」 以 上 の 台 風 (ク 5) ラス 台 風 が 中央 ,左 側 ,右 側 を 通 過 し た の デ ル は ,実観測 記 録 時刻歴モ 図 ( 3 中 の △ ) の 内 ,対 象 とす る 時 間 内 の 最 大 風 速 が 再 現 期 間 5DO 年 相 当 ( 極 め て 稀に 発 生 す る暴 風 ) とな る よ うに 基 準化 に モ デ ル 化す る 3 中の (図 風 向 の 時刻歴 モ デル は を 線 形 にモ デ ル 化 図 ( 3 (図 風向変化 ( 図 中 の 点 線 〉 す る。こ の . 覧 ピ 丶 鱒 8 月 t4臼O 時 ノ , 図 際, で モ デル 2 へ ) ヘ ノ y 選 定 した 台風 の 経 路 図 化 し た風 速 の 経 時 変 化 モ デ ル に お い て 間 に は 風 向 は 変化 し な い よ うに モ デ ル ターン テ ーブ ル 上 記に が等速 に しか回 転 しない た め ) 号 ,台 風 示 し た 条 件 に あ て は ま る観 測 所 と して 福 岡 県 の 朝 倉 観 測 所 継 続 時 間に つ い て は 間半 の 9612 9918号 ,台風 0418号 を選 定 し た 。図 2 に 選 定 し た 観 測 所 の 位 置 と選 定 し た 台 風 の 経 路 を 示 す 。風 力 波形 を 作成 す る に あ た り , ,観 測 地 点 に 台 風 が最 接 近 した時 点の 前 後 4時 と し た 。選 定 し た台 風 の 気 象記 録 と モ デル 化 し た 風 速 と風 向 時刻歴 モ デル を 図 3 に示 す 。 , , 図 よ り a) c )に つ 近 と と もに 風 速 が 増 加 し ,通 過 し た 後 は 風 速 が 下 が る傾 向 と な っ るが い を選 定 し , 左 側 を通 過 す る 台風 と して 台風 観測所 の 中央, 右側 , の 挈寧 3 中の ○) ,風 速 変 化 を し て い る 時 化 し た。( 風洞 実験 装 置 の σ、 日 実線 ) 。 ,実 観 測 記 録 の 3 ’ 1999 年 中 の 口 ) し た 後 ,線 形 い て は 台風 の 接 ,b )に つ い て は 台風 る た め 台風 の 通過中に の 中心 て が 観 測 所 の 上 空 付 近 を通 過 して い 一旦 風 速 が 下 が る 時 間 帯 が み られ る 。 こ れ は , 台 風 の 目が 通 過 した た め で あ る と考 え ら れ る 。こ の よ うに 、一般 的 な台風 モ デ ル と し て は a),c)に 示 す よ うな 風 向風 速 変 化 の モ デル が 考 え ら れ る が ,疲 労損 傷 な どを検討す る 場合 , b〕の よ うに 風 速 が 一 旦 小 さ く な っ た 後 に 改 め て 風 速 が 上 が る よ うな モ デ ル に 対 す る 検討 も必 要 に な る 可 能 性 も あ る。そ の た め,本 論 文 で は 特性 の 異 な る の つ 3 台 風 の 気 象記 録 を 参 考 に し た 風 力 波 形 の 作 成 を 試 み る 。 一 428 一 一 NNII-Electronic 工工 Eleotronio Library Service Library Architectural Arohiteotural Institute エnstitute of of Japan Japan 2,2 風 洞 実 験 概 要 ユ フ ッ ェ ル 型 境 界層 風洞 。実 験 気 流 は 地 表 面 粗 度 区 分 H 相 当 の 境 界 層 乱 流 を 縮 尺 1/300 で 再 現 し た 。 風 圧 模 型 は , 100 IOO 500 [ mm ]の 正 四 角 柱 で , 図 4 に 示 す よ う風 圧 測 定 孔 を 1 面 に 50 点 ,全 4 面 で 200 点 設 け た 。 実 験 風 速は 10m!s,サ ン プ リ グ 周 波 数 は 400Hz と して 計 測 を 行 た 。参 考に す る 各台 風 の 緒元 を 表 1 に 示 す 。風 向 変化 は タ ー テ ー ブ ル に 模型 を 固 定 し ,一定 の ピ ー ドで 回 転 さ せ る こ とで 再 現 し て ー ドは ,2.1 節 に て ,風 向 が 変化 す る 間 は風 い る 。回転 させ る ス ピ 一 速 の 変化 が 定 とな る よ うモ デ ル 化 し た た め , 式 ( 1)に よ て 回 転 に 要 す る 実験 上 で の 時 間 を 実 時 間 か ら定 め た。 にて行 t 風 洞 実 験 は ,日本 大学 生 産 工 学 部 所 有 の ー ー 観測デ ・ 60 観潟デ ひ タ 〔屋 e 逗》 ー 一 化 した 風 遠デ ー. 一 タ モ デル 化 した 設計 風違 モデ 丿レ1匕した風 向 タ 〔風向》 90450 た っ × × ン っ ン T40 ≧ 製 區 −45 − 一 go −135 −180 吾 30 10O ス e 3e 60 9Q 12Q 150 a } 台 風 っ ー 「 e 一 ー 観測 デ タ 観測デ タ 〔風 向 > つ 〔盈 遙 } 18Q 210 240 270 実時閲 [ 分】 9612号 ー 吾 基 準 化 し た風 遮 デ 一 タ ー・ モ デ ル 化 し た設 尉 風 逮 モ デ ル 化 し た屋 向 i80135se45 60 「= 厂 ガ ア τ 〔 1) ∬ × 50 『 40 四 ≧ r 実 時 聞 s】 [ L 実 建 築物 の 高 さ V 平 均 風 速 mlS [ m ] [ ] ” , 7 , V , va 30 実 験 時 間 [s】 20 模 型 高 さ [m 】 10 : ; 匐 顛 実験風 速 : m [ /s ] 〇 0 一 45一 一 go −135 −18D 90 120 150 18D 210 140 210 1 時 間 [分 l 0 30 60 表 1 各 台 風 の 実験 諸 元 計 測時 間 s1 [ b} 台 風 9918号 サ ン プ リン グ数 最 大風 速 の 継続 時間 [ 分】 di く 60 50T4P 台風 9612号 185. 2 74080 50 台風 9918号 G418号 242. 9 209. 2 97160 83680 60 40 台風 観測 タ 1 〔 厘逗 { 卜墨 モ モ デ ル 化 した 設 計風 遷 1]02251 Q135M99450 30 zoOO 式 方 向 の 層 風 力係 数 , 式 ( 2)よ り X 軸 ,Y 軸 て よ り捩 れ 方 向 の 層 風 力 係 数 を 算 定 す る D 30 8巳 90 120 150 1BO 210 240 2TO 。軸 方 向 の 層 風 力 係 数 は,向 い 合 う面 の 差圧 を 測 定 孔 毎 に 求 め ,負 担 面 積 を か け て 算 定 した 層 風 力 を基 準 速 度 圧 か ら得 られ る風 力 で 除 し て 図 算 定 す る。ま た ,捩 れ 方 向 につ ,差 圧 か ら得 られ る風 力 に 重 心 位 置 か ら の 距 離 を乗 じ て 足 し合 わせ ,各 層 の 捩 れ モ ーメ ン ト を求 め た もの を基準速度圧 に 層 の 面 積 代 表幅 を 乗 じ て 求 め た モ ーメ ン 実時闇吩 亅 c }台風 0418号 3 風 向 風 速 の経 時変 化 ては い No o 巴 α o oo o oO 。こ こ で ,層 風 力係 数 は ,風 向 が 変 化 す る た め よ うに 構 造 軸 ,捩 れ 方 向 に 対 し て 評 価 す る 。 トで 除 し て 算 定 す る 5の 一 タ 化 した風向 ル 算定 風 洞 実 験 に よ り得 られ た 風圧 デ ータ を用 い 図 ー 準 化 した 風 連 デ ー・デ 〔 厘向} 巴 ≧ 鰻 2. 3 層風 力 係 数 の ・ デー ー ト 観測デ タ O O 轟 O O O o o o o o o o 鼻 o 轟 o 一π ) Ak A ( Σ琵≡1 { ( Cfx y }ノ 歹〃 Σ廴1Ak = } ( 2) o o o o o o Y軸 方 向 轟 o o 轟 o o o 一 風 向go 匚 oo ° 1 に 、 Ak ・ ’} Pk − A ) 匙{ ( =Σ琵 Cf 、 。 ノ B 虫 ・ 歹H Σ廴1 . ’ o 且 醒 18 ’ , : 捩 れ方 向 x : ソ) ( A ; : 合 Pa 】 う面 1 [ 速 度 圧 (向 い X 軸 方向 Y 軸 方 向) ( 25o 20 代 表 幅 [ m ] 〜 ノ ;層 数 (1 10 層 ) : 基 準速度圧 [ Pa] k 層毎 : の o o 曾 o ( 単位 図 脚 騨 5100 m2 ] 負担 面積 [ ; ’〉 一 o 層 風 力 係 数 P (P ) m ] 心位 置 か らの 距 離 [ ←ge o 悼 ; 二重 o o 〔 3) 風 向 27 ぴ ・ 齟 4 嵐 圧 測 定 孔 位 置 図 5 軸 の 定 義 と風 向 角 各測 定孔数 ( 5 点} 一 429 一 一 NNII-Electronic 工工 Eleotronio Library Service Library Architectural Arohiteotural Institute エnstitute of of Japan Japan ケール 2. 4 風 速変 化 に 伴 う時 間 ス 風外 乱の ミ ュ ーシ レ シ ョ ン で の 換算 ,時 刻 は 20e と と もに 平均 風 速 が 変 化 す § ,一定 風 速 で 測 定 さ れ た 風 洞 実 験 の デ ータ を そ の ま ま 適 用 す ーシ ン デ ータ の 風 速 変 化 は 式 (1)に 基 るこ とは で きな い 。 シ ミ づ い て 時 間 ス ケ ール を変 化 させ 評 価 す る 。す な わ ち ,平 均 風 速 7 が 変化 し ,風 速 ス ケ ール ( V’ IV) が 変 化す る と,時 間 ス ケール (T/T ’ ) 一 も変化 す る 。実 験 で は 計 測 す る サ ン プ リ ン グ周 波 数 は 400Hz と 定 で あ る が 、実 時 間 で 時 間刻 み を変 化 させ る こ と で 時 間 ケ ール を 一 調 整 し て .風 速 変 化 に 対 応 し て い る 。そ の た め ,実 験 で は す て 定 の 時 間 刻 み で あ る が ,実 ケ ール に 変 換 す る と 風 速 変 化 に 応 じ て 輒 るの で レ ュ 400 『 ョ の 1: i ス べ ス ゜ き. 5zo .O 眺 C4),式 ( 5)を 用 い ケ ール 変化 に の よ F t)・ A ・ ( 去 ・ ge F20 時闖 1「o IL leD _ 6 台 風 9612号 モ _ 210 !lo . _ Zle 《 デル 波 形 o 砠 蕘 ーメ . 20D −400 400 200R ・ ・嬬 ω c 凶 () t モ !°ofiD 。 ト波 形 を 示 し て い る ・・ … (29 質 点 目 ) Y 軸 方 向 の 風 力 波 形 ,捩 れ 方 向 の 位 置 に お け る ,X 軸 方 向 , 60 図 ,時 刻 歴 風 力 波 形 の 時 間 刻 み は 一定 と な ら な い が ,波 形 作 成 後 に 線形 補間 に よ り一定 に な る よ うに 調 節 し て い る 。作 成 し た 時 刻歴 風 6,7,8 に 示 す 。図 は 地 表 面 高 さ 約 100■ 30 囀 召鹹 て 時刻歴風 り ン 旧囗 , 波形 を 作 成す る 。平均 風 速 の 変化 に 伴 う時 間 ス 力 波 形 を図 力波 形 の 作成 得 ら れ た 風 力 係 数 と平 均 風 速 か ら 式 力 30 60 90 ト20 150 1eo 210 140 Z10 50u 実 時 間 刻 み は 変 化 す る。 3. 時刻 歴 風 『 : : : § { 4) D .⊥ρ嬬 ω . F 。 ( t) c角 2 . 200 ’o 匪 A. B ω. 〔 5) 釦 き 20DD eo 120 30 ge / 150 1eo 210 i4n 2智D 冖m00 FAIn : X 軸 方 向風 力 呼 軸 〕 [ N] VH ; 平均 ・ m 】 t : 時刻 FM : 捩 りモ ーメ ン ト[ N 風速 [ m /s】 菖 o sec] [ B ; 代表 幅 回 CJ ρ ; 空気 密度 [ kglm3】 : 層風力係数 一 lOOO −1eeD 隅 m1 】 A ; 層 の 負 担 面 積 [ 各 図 に 示 す 波 形 は .図 3 に 示 す 平 均 風 速 の 変化 に 伴 っ て 画も 風 力が 増 ,風 向 変 化 す る こ と に よ り風 力 が 正 負 に 大 き く変 化 し て い る の が 確 認 で き る 。ま た ,図 7 に 示 す 台 風 9918号 の よ うに , 観測 所を台 風 の 目 が 通 過 す る よ うな モ デ ル で は ,風 速 が 台 風 の 接 近 に よ り 上 昇 し ,最 接 近 時 に は 下 降 し て 通 過 後 に ま た 上 昇 す る とい た現 象 が 風 力波 形 に も表 れ て い る。さ らに ,最 大 風 速 時 に 風 向変 化 が起 こ る 場 ° 90°な 合 に は ,風 向変 化 中 に 建 築 物 が 風 向 に 対 し て 正 対 ( 風向0 , ど) す る 前 後 に お い て .風 力 が 正 負 に 振 れ る 現 象 が 見 られ る 。こ の 現象 は 特 に ,台 風 0418号 の X 軸 方 向 風 力 波 形 に お け る 8了分 付 近 の ° 風 向 が 180 に な る 前 後 に 顕 著 に 表 れ て い る 。ま た 風 向変化 が 起 こ 減 し 800 佃 。こ の よ うに 、本 手 化 を 考慮 し た 風 力 波 形 の 作 成 が 可 能 で あ る こ とを 示 800 . 風 応 答 シ ミュ レ 上 述 の 方 法 で 作 成 っ ーシ 9918号 モ デ ル 波 形 図 8 台 風 0418号 400R o . 400 ・ 800 舶 霞 o 文 20e ,風 向 ・風 速 変 し た。 狩 詈盞匿 遷 w ° 4 図 7 台 風 9. o , ・ 800 法 で は 選定 した台風 毎に設定 し た 風 速変 化 や 風 向変 化が 作成 した波 形に表 れ て い る た め 二 潔 R 匱 40 て い る 時 間 帯 に 捩 れ 方 向 の 波 形 が 大 き く正 負 に 変化 し て い る の が 確認 でき る 噛命 0 … … っ っ −pm 叩 ョ ン し た 時 刻 歴 風 力波 形 を用 い て 畔 ,風 応 答 解 析 を 行 。 た 結果に つ い て 示 す モ デル 波形 一 430 一 一 NNII-Electronic 工工 Eleotronio Library Service Library Architectural Arohiteotural 4. 1 Institute エnstitute of of Japan Japan 対 象 建築 物 の 概 要 本 解析 で対 象 とす る建 築 物 は , 図 42 階 建 物 ク ト比 ペ 造 純 ラ ーメ 諸元 を表 2 した ア ス 晩 震層 JMAKOBE NS NS .TAFT ,HACHINEHE して , 柱 ・ 梁の EW 5波 ) に 対 の 度 内 に 収 ま る よ うに 建 物 モ デ ル を構 築 し た 。免 震 層 は ,図 10 ( 以 下 ,NRB ),弾 性 す べ り支 承 を修 正 バ イ リニ マ ル 等 価 固有 周 期 〔 積層 柱断面 × = ) 、 ー = 〜 =〜 コ 9 対 象 建 築 物 の 概 略 図 図 IlOD× lloe mm 750〜 7DOx2500 mm ン ク リ ト強 度 柱 :Fc 36 70 Nlmm2 梁 :Fc 36 42 Nlrnml モ 5. 45s : DxxDy =750 750〜 梁 断 面 : bxD 650× リニ ア , NRB を線 形 バ ネ と し て 扱 い ,水 平 〕 5. 42s ムの せ ん断歪 降伏 後 固 有周 期 〔 免 震層 の 完 全 降 伏 時) イ 2 方 向 の 外乱 入 力 の 影 響 を考 慮 す る た め に MSS デ ル と し た 。そ し て ,対象 建築物 の 免 震層 は, 降 伏 せ ん 断 力 係 数 が D. 02 と な る よ うに 免 震 部 材 を 配 置 し た 。 尚, 上部 構 造 の 粘 性 減 衰 モ デ ル 6 に い て は , 風 外 力 を 対象 と し て い る ードに 対 して 1% とす る 初 期 剛 性 比 例 型 た め免震層 固 定時の 1 次 ゴ 20Q% 時 ) 示す バ 3. 13s (墓 礎 固 定 時 ) 15e S・ RB ) を配 置 し た 。各 部 ( 以 下, ア ,S−RB を ノー [100m 朗 1次固有周期 弾性 主 要 構 造 部材 が 許 容 応 力 に 30m 膜 型] LRB ),天 然 ゴ ム 系積 層 ゴ ム ( 以 下, よ うに 鉛 プ ラ グ 挿 入 型 積 層 ゴ ム 材 の 復 元 力 特 性 は ,LRB HACHINOHE EW , NS , 150m [ 500m 司 ・ 奥 行 幅 : 直 上部 分1568506kN 築物 高 さ [ 模型] に 示 す。解 析 デ ル は 立 体フ デル と し て ,柱 は ー要 素 ,梁 は ビ ーム 要 素 ,梁 部 材 の 復 元 力 特性 は 剛性 逓 減 = 4) と した 。また ,地 震 外 Tri・ Linear モ デ ル ( 武 田 モ デル T 0. EL CENIRO 力 ( の 建 レ ーム モ モ 対 象 建築物の 構 造 諸元 建築 物 総 重 量 架構 の 超 高層免震 建 築物 と し ,構造 ン 2 表 150m, イバ フ ァ 型 よ うな 建 築 物 高 さ 1−2 階 を 5. Om ,3−42 階 を 3. 5m ) を 想 定 ( 階高 は 5 の RC 9に 示 す つ モ ,免 震 層 の とし 盖 減 衰 定数 は 地 震応 答 解 析 時 に 用 い ら れ る 粘 性 減 衰 モ 0% と し た 。また ,風 外 力 は 各層 の 中心 (剛 心 )位 置 に うに X 方 向 ,Y 方 向 の 並 進 2 方 向 と 捩れ モ ーメ ン トの 3 デル と同様に 作用 す る よ 方 向入 力 と して 風 応 答 シ ミ ュ レ ーシ は ,台風 通 過 時 の な方 法 に よ っ て 特性 につ 検 証す る い て 。しか ン を行 う ョ 風 向変化 と 風速変化 を ,本研 究で し “ く 考慮 した 風 力 波 形 と 一般 的 く ω 作 成 され た 風 力波形 に よ る超 高層 免 震建 物 の 風 応答 こ と を 主 目的 と し て い る た め ,免 震 部 材 の 材 ク リ ープ 現 象 の 影 響 な ど) を 考 慮 し た 風 応 答 特 性 に つ ( 料特性 く ,今 後 の 課 題 と し て 順 次 検討 を 進 め て い く 予 定 で あ る 。 4. 2 風 応 答 特 性 本 節 で は ,観 測 地 点 の 左 側 ,中央 ,右 側 を 通 過 し た 台 風 の い て 誘 は 風 速変化 を 参 考に 作成 し た 3 示 す と と もに 継続時間の の .比 較 対 象 と す る 風 に 相 当す る 再 現期 間 ベ ル 2 相 当波 形 果 を用 い を行 っ て て い して 風 力波形 は 1 図 の ,一般 的 な方 法 に よ 向 とな っ て い っ 応答解析 の 結果 も併せ て ,静止 風 圧 示 実験 結 果 を極 め て 稀 に 発 生 11) とす る 。尚 ,こ の 3つ の 位, 最 大応答加 速度 を図 答 変位 を 図 値 とな っ て 波形は 静止 風 圧 実験 の 結 ,常 に 風 向 oe 20分 の 波 形 を作 成 し, 台 風 モ デル ・ ・ 14eo ・ ・ S RB 14 ・ ・ 1300 ・ 【記 号 】 … 天 然ゴ 系積 層ゴ … 弾性す り支承 LRB …鉛 プラ グ入 り積層 ゴム ) 数 値は装 置 の サ イズを示 す。 ( NRB NRB S. RB ・・ LRB 図 ム 厶 べ 10 免 震 層 の 部 材 配 置 図 [ 単位 : mnl 40e 12,13に ,レ ベ 14 に 示 す 。尚 ,こ れ らの § 編 − : : : ・ 風 力 波形 ) に よ る 最 大 応 答 変 ( ル 2 相 当波 形 に 図 は ,各 層 の 重 心 位 置 で の 最大 最 大 応 答 変位 と そ の 発 生 時 譜 只 鍾 20no 02 58101214L61eEa ‘ ofi . . 200e IDoc 答 変位 と 最 大 応 答 加 速 度 の 0418号 波 形 を用 い た 場 合 の 応 答 が 最 大 とな る 。こ の 現 象は ,最 大風 速 時 の 風 向 が 関 係 し て お り 台風 0418 囗 一IDOOr 芭 どち らに お い て も 台風 2 4 6 駐 iO l2 1 A I8 1e zo ヨ よ る最大 応 つ て い 3noX3 ×4 ×5 ×6 !°° 波 形 は継 続 時 間 。ま た ,表 3 に は ,免 震 層 の 刻 に い て 示 して い る。 図 12,13で は 最 大 応 こ れ らの 図 よ り, っ 6000 6000 60DD X2 と して 実験 Y 軸方 向 は 風 方 軸 方 向 は 風 直交 方 向 、 お り,左 側 に X 軸 方 向 ,右側 に Y 軸 方 向 の 最 大応 答 値 を 示 して い る ◎ ( 以 下 ,レ le分 間 を 余 弦 (正 弦 )波 に 基 づ く重 み 関 数 に よ り G か ら始 ま る よ うに 加 工 し ,最 大 応 答 値 の 評 価 は 後 ろ の 10分 間 を 対 象と して い る。 した ○ 口 す。こ そ の う ちの 初 め の 前章で 作成 X1EOOO て 作成 され た 5DD 年 相 当 に 基 準 化 し た 波 形 。そ の た め .X る。ま た ,こ の 60 風 力 波 形 に よ る 風 応 答 解 析 結果 を お り風向は 変化 させ て お らず る ・ 風向 つ 短 い 風 力 波形 に よ る 風 継続時 間 の 短 い 一 く O2468101214161820 図 11 レ ベ ル 2 相 当 波形 例 一 431 一 一 NNII-Electronic 工工 Eleotronio Library Service Library Architectural Arohiteotural Institute エnstitute of of Japan Japan 号 の 14に 示 す 2 相 当波 形 の Y レベ ル Y 軸 方 向 最大 変 位が 同 程 度 と な ,台風 + 台 風200− 8号 0418号 に っ 96 】2 号 3) に 台風 9919 号 19. 864 最 大 風 速 と な る時 刻 に 風 向 台風 D419号 20. 760 , は い て 一zalS9612 鴨一 200 噌一 19991S 一 ● 昔風 号 台 45 号 古風 − S号 噌一 一 一 ● 台 風 199S18 号 rド 台風 199612 号 重 心 45 Y 軸方向 一 ← 隅 角部 風 向 噌r 1 40 40 35 35 30 3D ? 5 曖 25 20 時間 ( 分) 7. 664 24. 788 心 } 眠 角部 風 向 . 5315 ° . 067 . 59 . 918 了. 5° 10. 3ll4 〒重 隅角 部2 1 噸一 隅 角部 2 4433221150 5D505050 45 最大変位 (cm ) 】 . 8315 ° .267 . 5° . 892 , 7° 12. 511 台風 うに ,最 大 応 答 変 位 が ほ ぼ 各 波形 の 最 大 風 速 とな る時 刻 ( 図 発 生 して お り 時間 ( 分) ,表 3 に 示 す よ て い る こ とは っ 最大変位 ( cm ) 0418 軸 方 向最 大 変 位 と台 風 免震層の 最大 変位 と発生 時刻 X軸方 向 向) を 通過 す る こ と で .大 き な 風 力 が 作 用 し た た め と 考 え ら れ る 。 また , 図 3 表 180e (建 築 物 に 対 し て 正 対 す る 風 号 の よ うに ,最 大 風 速 時 に 風 向 40 35 釦 踊 瞳 哽 20 20 15 15 10 10 5 5 0 哽 15 105 』 凾 0 0 ↑020 0 4D 50 30 01020 変 位 [om 】 図 一 t 台 風 20041S 号 45 12 ・匿 台 ● 風 139918号 3D 0 10 鉤 3D 40 50 D 10 四 30 40 50 40 50 嗣 変 位 [c 】 台風 3 経 路の 最大 応 答変位 +台 風 199612 号 号 号 r 一 噌一 部1 隅角 隅 角部 〒重 2 454035 40 40 35 謁 30 302520151050 嗅 〒重 心 号 45 隅 角 部1 rr 隅角 部 2 3D 瓊 25 20 15 15 15 10 10 10 5 5 5 0 0 0 〒 心 454035 哽 25 哽 変 位 [ ] 15 台 風 9612号 波 形 の 最 大 応 答 変 位 図 一 一 +台St200dl8 一 ● ■ 台風19991S 一 台風19e612 変 位 [ 】 0 20 40 60 80 0 c 剄 加逢度 [ 図 13 一 舮重心 20 40 6D 30 加 速度 台風 0 「 一 剛一 隅 角 部 1 噌隅 角部2 20 3D 40 50 変位 [c剛亅 [c ■ゾs ] 3 経路の 最大応答加速 度 図 一一 一 ● 重心 一 隅 角 部1 †隅 角 部2 9 45 10 重心 + 4540 16 台風 }隅 角部 1 r 9918号 波 形 の 最 大 応 答 変 位 一 隅 角 部2 一一 +隅 角部 1 噌一 重心 隅 角部 2 t 45 45 40 40 40 35 35 35 35 30 30 30 30 腫 25 { 25 喚 25 哽 25 2D 20 2D 20 15 15 15 15 10 10 10 10 5 5 5 0 0 0 0 10 20 30 40 50 変 位 [cn ] 図 14 レ ベ 5 0 0 10 20 創〕 ル 40 5D 変位 [ ユ O IO pm 30 4D 聞 10 @30 40 5 変 位[ 】 変 位 [c 17 2 相 当波 形 の 最 大 応 答 変位 図 位 一 0 10 20 30 40 50 Cfi 団 変位 [ 台風0418 号 波 形 の最 大応 答 4 N工 工 Eleotronio NII-Electronic Library Library Service 一 一 Architectural Arohiteotural Institute エnstitute of of Japan Japan 180°を通 過 す る こ と で ,一時 的 に レ 向 ・ 風 速 に な る た め と考 え られ る。 ベ 2 相 当波 形 と同 じ 条 件 の 風 ル 本論文 次 に ,台 風 通 過 時 に お け る 風 向 変 化 と 風 速 変 化 を 考 慮 し た 風 力 波 形 に よ る 超 高層 免 震 建築 物 の 免 震 建 築物 の 風 応 答 特性 に つ X1 −Y1 加 え 変位 に 示 す もの と し 各 台 風 波 形 に よ る最 大応 答 実 験 に よ り風 力 波 形 を 作 成 し ,そ の 波 形 を用 い た 超 高 層 免 震 建 築物 の 風 応 答 シ ミ レ ュ ーシ ン ョ を行 っ た 。 そ 。超 高 層 以 下 の よ うな知 見 が得 られ た 答 変位 に ・本 手 法 を 用 い つ つ ,滑 らか 最大応答 す る 台 風 通 過 時 の 風 力波 形 を 作 成 で き る こ とを示 した は い 2 隅角部 応 答 値 が ほ ぼ 同程 度 で あ れ の ば, 並 進 応 答に 対 す る 捩れ 応 答 の 影 響は 小 さい もの と考 え られ る ( 捩 15に 示 す 台風 9612号 波 形 の れ応 答 が 小 さい と い う訳 で は ない )。 図 場 合で は ,風 洞 て 検 証す る い て い につ ,図 15,図 16,図 17 に 前 章 で 作 成 し た 変 位 を 示 す 。ま た ,こ れ ら の 各 図 に お ,重 心 位 置 と隅 角 部 L は て では ,重 心 位置 で の 最 大 応 − X6 Y6 通 り ( 隅 角 部 2) の 風応答特性 1) と 通り ( 隅角部 い て っ 5. ま とめ ,重 心 位 置 と各 隅 角 部 で の 最 大 応 答 が ほ ぼ 同 程 度 に な っ て ・台 風 れば 。 ,風 向変 化 を 考 慮 し 実観 測 記 録 に 基 づ の い ・風 速 変 化 て風 向 成 す る こ と で ,台 風 経 路 な ど に よ っ 一 例 を示 した。 。 モ デ を作 ル 風 力 波形 上 に特 徴が 表れ る 作 成 例 に 限 られ る が ,風 力 波 形 に 表 れ た 特 今回の 徴 と は 次 の て な連続性 を有 時刻歴 の 結果 , の よ うな こ と で あ る 。台風 の 目が 真上 を通 過 す る よ うな モ デ ル で は ,風 速 が 台 風 の 接 近 に よ り 上 昇 し ,最 接 近 時 に は 下 降 して 通 過 後に ま た 上 昇す る と い 。ま た現 象が 風 力 波形 に 表れ た っ ,並 進 応 答 に 対 す る 捩 れ 応 答 の 影 響 は あ ま り見 られ な い 。し か し な が ら,図 16 ,図 17に 示 す 台風 99!8 号 波 形 ,台 風 0418 号 波形 の 場合 に は , 重 心位置 と 隅 角 部 の 応 答 に 差 異が 見 ら れ ,図 16の 台風 9919号 波形 の X 軸方 向 に つ い て は ,と く に 顕 著 な傾 向 と な て お り , た ,観 測 所 の 左 側 を 通 過 す る モ デ ル 並 進 応 答 に 対 す る 捩 れ 応 答 の 影響 が 大 き くな っ て い る こ とが 確 認 で 時 間 の 風 力 波形 で は ,風 向 と風 速 の 条 件 が 同 じで あ れ ば ,水 平 方 お り っ きる 。こ れ らの 挙動は に大 き く変 化 して ,図 6〜8 の る台 風 モ い デル 図 レ ベ 影響 免 震 層 にお け る 荷 重一 変形 関係 図 よ り ,台 風 の ,風 は 。 力 時の X 軸 方向, Y 軸 方 向1を 示す 。こ れ ら ( 0418号波 形 で は .Y 軸 方 向 の み な らず , 作用す る風 向 に 応 じ て X 軸 方 向 に も風 の 平 均成 分 の 影 響 が 見 ら れ る が ,レ ベ 2 相 当波 形 に ,暴 風 時 の 特徴 で あ とが で きな い こ とが わ か る 。 よ る 解析 で は を十 分 に 反 映 させ る こ る こ ル れ らの 動 的 挙動 く 。 ・風 速変化 を 考慮 し た 長 に表 れ た と風 向 た場 合 に ,捩 れ 応 答 を用 2 相 当 波形 , 図 互9 に は 台 風 e418 号波形 入 ル 短い 一般 的 な 風 力 波形 台風モ を 有 す る風 力 波 形 を 用 い る こ と が 望 ま し い 18 に は ・継 続時 間 の となる こ と が確認 で き る 剛 性 に 極 端 な 強 弱 が あ る 建 築物 や 立 体 的 に 不 整 形 な建 築 物 な ど風 向 し ,通 過 後 減 少 す る 現 象 が 風 力 波 形 ・捩 れ 応 答 は ,各 風 向 変化 の の し 変 化 す し .右側 を 通 過 した 時 に は ,台風 の 接 近 と共 に 風 力 が 増 大 向 の 最 大 応 答 変 位 は 同 程 度 い 力 の 捩 れ 成 分 の 影 響 を大 き く受 け る よ うな 建 築 物 の 場 合 に ・風 速 変 化 ,通 過 時 に 風 力 が 著 中で ,捩 れ 成 分 の 風 力 波 形 が 正 負 が と く に 大 き くな る 傾 向 を示 し ,高層免 震 建 築物 の よ うな高 さ 方 向 の で は デル 。 。そ ,風 向 変化 を 考慮 し に よ り差 異 が み られ た の た め ,捩 れ 応 答 の 影 響が 大 き い 建 築物 は で た風 力波形 の 作成が 重要で ある。 ・風 向 変 化 と風 速 変 化 を 考 慮 し た 風 力 波 形 は ,平 均 成 分 の 影 響 や 2 方 向 入 力 下 に お け る 2 軸 連 成 の 影 響 を 検 討 可 能 で あ り ,超 高層 免 震 建 築 物 や 免 震 部 材 安 全 性 を 検 証 す る 有 効 な 風 力 波 形 と な る。 今 後 の 展 望 と して ,九 州 ,四 国 ,紀伊 半 島 な どの 台 風 銀 座 と呼 ば れ る 地 域 だ け で な く,関 東 地 方 や 日 本海 沿 岸 ,さ ら に は 東 北 ,北海 道 な ど に あ る 観 測 所 の 記 録 を 用 い て 風 力 波 形 を作 成 し 、そ の 特徴 を い て 調 て 調 る と と も に .高 層 免 震 建 築 物 の 風応 答 の 影 響 に い く も りで あ る 。 の ぺ へ べ つ つ 参考文 献 , 、 , 吾 5, 000 0 一 ・ 鏨一 10 , 000 哽 一 15 . DO −2D 「 Doe −25 , DOD 一 30 ・ 20 ・ 10 25 DOO 20 000 15 0じD σ 0 10 ?0 30 夏位 18 レ ベ , , , 一 , 00D 話 5 、 o 一・ 導一 10. aDO 一 15 CDO −20, D −25 , , 00D ル 2 相当 波形 10 0 10 20 30 25 000 25 DgD 2D DOD T5 0CD ・… 0 10 20 3D cm ] 変位 [ 風 応答 時 刻歴 解 析 に よる検 討 ( そ の 3 風 向 変化 を 伴 う 3 方 ,日本 建 築 学 会 大 会 学 術 講 演 梗 概 集 {関剣 , . 613−6 且4, 8 2011. 5} 辻 田 修 ,丹 羽 秀 聡 ,大 熊 武 司 ,和 田 章 弾 塑 性 構 造 物 風 応 答 性 状 な ら び に そ 予 測 に 関 す る研 究 一 そ 3 提案予測 手法 風速変化 に対 す る適 用 性 ,日 本 建 築 学会 構 造 系 論 文 集 第 493 号 ,17−22,1997 、 3 6 } 日 本 建 築学 会 建 築 物 減 衰 第 1 版 ,2000 7 ) 本 建 築学 会 建 築 物 荷 重 指針 ・ 同解 説 第 4 版 ,2004 8 ) 柴 田 明徳 最 新 耐 震 構 造 解 析 第 1 版 ,森 北 出 版株 式 会 社 ,198] 9) 日 本 建 築学 会 免 震 構 造 設 計 指針 第 】版 ,1989 10) 日 本 建 築 セ ン タ ー 評 定 ・ 評 価 を踏 ま え た 高 層 建 築 物 の 構 造 設 計 実 務 . の の 欄 如 沌 302010 慧 。 回 の の : 日 x 軸方 向} 加 } 〔 19 台 風 0418号 波 形 に よ る免 震 層 の荷 重一変 形 関 係 図 : の : 一 30 −20 −10 い : の ・細 叩 の : 向風力 時刻歴 波形の 作 成) : pp 十ミ 型 喚 ,山 田和 彦 鉛 プ ラ グ 型 積 層 ,日本 建 築 学 会 構 造 4} 和秀 第 561号,pp 、 89−94,2002. 11 ,大 熊 武 司,丸 川 比 佐 夫 ク リープ 変 形 を伴 う免 震 建 築 物 風 応 答 性 状 に 関 す る 研 究 ,日 本 建 築 学 会 構 造 系 論 文 集 第 619 号 , . PP . 41−48. 2eo7 9 松 井 正 宏 , 大 熊 武 司 ,田 村 幸 雄 経 験 的風 況 特 性 を用 た仮 想 台 風 に よ る 風 速 時刻 歴 生 成 方 法 ,日 本 建 築 学 会 大 会 学 術 講 演 梗 概 集 〔 東 北 ), . pp . ll5一 且16, 20G9 8 鈴 木 雅 靖 ,竹 中康 雄 ,近 藤 明 洋 ,飯 場 正 紀 ,大 熊 武 司 ,松 井 正 宏 高層 安 井八 紀 免 震 建 築物 , , , 冖 10 , 00D 善 5 . ooo 0 一 顰一 10 , 00D 睫 ・ 15. 000 ・ 20 , 000 ・ 25, 000 ,飯 塚 真 巨 ,鈴 木 雅 靖 ,吉川 を考 慮 し た 高 層 免 震 建 築 物 の 風 応 答 簡 易 評 価 法 の 変 位 [cm ] 〔 Y 軸方向} に よ る免震層 の荷 重一 変形 関係 20 000 15 0DD 10 000 十ミ [cm ] 〔 X軸方向) 図 3) 2} ・ … 卸 ム 系論文集 。 ・… 竹 中康雄 ゴ 旧 十ミ 匸) ロじ ロロロ , , 15 , DOO 冖 . ooo D oR 言 5 . o 一 ・ 奪』 10. 00D 糎 ・ 15 . 000 ・ 20, 000 ・ 25 , 000 . 30 −2D − 25 000 20 DOD : : : : 2DO2 一433 一 一 NNII-Electronic 工工 Eleotronio Library Service Library
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