子育てチャンネル「和洋女子大、太田光洋さん」

子育てチャンネル
注意したり、子どもがしよ ですから直接手を出した
とか﹁やめなさい﹂などと
貸そうとしたり、﹁危ない﹂ する、自分で育つ力を持っ
危なっかしくて思わず手を
り、言葉で制止するのでは
いきます。自分で育とうと
幼い子どもを見ていると、 を通して、子どもは育って
ます。
は上手にできているといえ
よく過ごしていれば子育て
どもが毎日、だいたい機嫌
関係の安定も大切です。子
発揮される基盤になる親子
る仲間になるのだと思いま
しょに子どもを育てていけ
ち親も親らしくなり、いっ
気もします。こうして私た
成長を促されているような
気もしますし、親としての
んだか試されているような
子どもらしさでこそ 育つ豊 かな 知 性 と 感 情
うとすることを止めたりし
なく、子どもが﹁自分でし ちょっと難しいのは、他
ているのです。
てしまうことがよくありま
す。
てみたい、と思う
の子どもとおも
す。
手や体を精いっぱい使いな
ます。幼い子どもは自分の
を考え、試し、挑戦してい
どもは自分でいろんなこと
ような
できる
ること、
せてあげ
るだけさ
り、もし
見守った
我慢して
面でも、
そうな場
合ったりし
ださい。子どもたちの姿に、
どもらしさを大切にしてく
方々の力も借りながら、子
先生方をはじめいろいろな
大切です。幼児センターの
つくっていく環境がとても
るためには、周りの大人が
ち ゃ を 取 り 子どもらしさを大切にす
がら、周りの世界や物や人
環境を
何かあっ
きっと親としても幸せを感
こと﹂をでき
を知ろうとしています。
つくって
ても許し合
でもよく見てみると、子
この学ぼうとする力や学
あげるこ
じますし、豊かな感情と知
係をつくっていくことです。 育っていくことが予感でき
えるような他
んだことを身につける力に
は本当に感心させられます。 とが大切です。
①大きなけがをしない程度
いっしょに育てていくと、
性を持った子どもたちに
そして徐々にできるよう
に安全であること②子ども
気持ちが楽になるものです。
のお母さんとの関
にはなりますが、乳幼児期
が他の子どもや周りの大人
そのためには、
の﹁したい﹂という気持ち
との関わりを持てるように 考えてみれば、子育ての
驚くべき学習能力です。
は子ども自身ではなかなか
すること︱に加えて、我慢
るはずです。
抑えられないのもまた、こ
強く見守ることも大切です。 やよそのお母さんと関わる
力が求められることは、な
初期に親としての我慢強さ
の時期の特徴です。﹁した
いことをやってみる﹂こと もちろん、そうした力が
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Higashikawa 2015 April