潤滑油用添加剤 XL シリーズ 効果事例 ☆製鉄メーカーにおけるプロテク効果 ☆鋳物砂混練機用減速機による省エネ効果 ☆波形グラフ(別紙) ☆内外両面研磨機(内部スピンドルのミスト液)におけるプロテク効果 ☆転炉受鋼台車・転滓台車のプロテク・テスト報告 ☆プレス機による省エネ効果 ☆印射出成形機による省エネ効果 有限会社サンセイカンパニー 静岡県浜松市南区飯田町 270-4 TEL:053-466-2006 製鉄メーカーにおけるプロテク効果 ◆目的 クレーン減速機潤滑油にプロテク XL-17 を添加し機械設備の延命と振動低減を目的 としトライした。 ◆効果 異音・昇温の防止となり、設備の寿命延長・品質向上・環 ℃ 油温グラフ 60 境性向上につながる。 右の図は使用前・使用後の平均温度を簡単に比較したも 40 のである。 降温効果15℃ 下の図は 5 日間にわたる温度測定をグラフにしたもので 20 ある。 プロテク添加剤を使用してから確実に温度が低下し、安 0 定したものとなっている。 ボンノック SP150GL 使用前 使用後 メッキクレーン減速機温度測定(11/13〜11/17) (温度) 11/13 11/14 11/17 11/16 11/15 70 プロテク添加剤使用 15℃減 60 50 40 (時間) 30 16 18 20 23 2 4 8 12 16 19 23 2 5 11 15 19 22 6 11 15 21 4 17 1 ◆目的 圧延ロールのジャーナル部にプロテク XL-240(スプレー)を使用する事により、機 械設備延命と生産性の向上を目的としトライした。 ◆効果 ロールの定期位置替周期が 3 倍に延長した。結果、作業時間が 5 日/本から 1.7 日/ 本に短縮したことになる。 下の図は定期位置替周期の向上を表したグラフである。 (1)A ロール 使用 前 使用 後 (2)B ロール(A×2) 100 % 使用前 3倍延 使用後 300 % 100 % 3倍延 300 % 鋳物砂混練機用減速機による省エネ効果 ◆目的 砂混練機の減速機、潤滑油に XL-27(添加剤)を投入し、電力の省エネ効果を調査す る。 ◆計測日 1 回目計測 投入前 2000 年 8月 3日 2 回目計測 投入後(3 カ月) 2000 年 11 月 6日 3 回目計測 投入後(6 カ月) 2001 年 2 月 15 日 ◆機械名 機械機種:砂混練機用減速機 ◆機械仕様 主電源から 電流・電圧・電力 を計測 減速機モーター:420V/245A/1190rpm/6p 赤黒 黄 150kw 使用油量 :105L(VG150) 7.5L(XL-27) 油温 本体側面より ◆運転条件 通常運転 振動値 :混練時間(約 4〜5 分) ◆計測器 日置電機(株) クランプオン パワーハイテスター 使用レンジ : 3166 600V/500A/600kw (株)キーエンス GA-245 ダイヤルレンジ: 9.6 3p3w 振動スイッチ ◆計測項目 電流値・電圧値・電力値・振動値 ◆実測値 (A) 電流1回目 電流2回目 電流3回目 (V) 電圧1回目 電圧2回目 電圧3回目 上限値 190.6 175.9 171.6 上限値 460.1 462.4 457.5 下限値 67.2 70.3 64.7 下限値 447.0 446.3 439.5 (kw) 電力1回目 電力2回目 電力3回目 (V) 振動1回目 振動2回目 振動3回目 上限値 129.0 117.4 113.3 上限値 0.4 0.5 0.3 下限値 6.8 6.4 8.6 下限値 -0.5 -0.4 -0.3 波形グラフ(別紙) ◇波形グラフ 電流グラフ 電力グラフ (A) (kw) 220 200 200 180 180 160 160 140 140 120 120 100 100 80 80 60 60 40 電流1回 目 40 電力1回 目 20 電流2回 目 20 電力2回 目 0 0 0 100 200 300 0 (S) (V) 電圧グラフ 100 200 300 (S) 振動グラフ 振動1回 目 (V) 500 0.6 振動2回 目 480 0.4 460 440 0.2 420 400 0.0 380 -0.2 360 340 電圧1回 目 320 電圧2回 目 -0.4 300 -0.6 0 100 200 300 0 100 200 (S) ◇混練時間 5 分当たりの電力消費量を比較 kwh 1回目 2回目 3回目 電力量 8.43 7.78 7.48 減少率 100% 92.2% 88.7% ◇投資コスト回収 0.95kw(5 分)×12 =11.4kwh 11.4kwh ×8h×22 日 =2006.4kwh/月 2006.4 ×13 円/kwh =26083 円/月 112500 円÷26000 円 =4.3 月(投資) (減少) 300 (S) 内外両面研磨機(内部スピンドルのミスト液)におけるプロテク効果 ◆スピンドルの寿命延長効果 ・ス ピ ン ド ル:44000 回転 スピンドルの寿 17000 ・メーカー保証最長時間:4000 時間 ・修 理 費 / 1 回:18 万円 プロテ クXL- 15000 ・修 理 停 止 時 間 / 1 回:8〜10 時間 ・組替え後の慣らし時間:1〜2 時間 15000 10000 (月 (月 *上記の項目から節減数を算出 5000 10hr+2hr=12hr×4=48hr ロスタイム 180,000×4=720,000 円 保全費削減 0 H1.12.09 H2.10.05 H3.05.12 現在も尚、同スピンドルにて稼働中なの で、この数値は増加すると思われる。 右の図は上のグラフの数値から、効果を 20000 表したものである。 17000 時間 投入前の平均稼働時間と投入後の稼働時 15000 プロテク 間を比較すると、約 4.4 倍にもなり、その 後も稼働続行中なので、かなりの節約に 4.4倍効 10000 なると思われる。 上記の計算式でも解るように、設備修理 5000 費や、修理時に付随する機械停止時間・設 備終了済スピンドルの乗せ替え作業に必 投入前 0 S61.10.7 S62.5.11 平均値 H2.3.9 H2.7.19 要な人員数等を考えると、多大なる効果 を発揮していることになる。 潤滑油( ミ スト ) 配 電 盤 ワーク 油圧 転炉受鋼台車・転滓台車のプロテク テスト報告 ◆概要 転炉受鋼台車(430t)及び転滓台車(130t)の減速機ギヤー、走行ピニオンギヤーに 衝撃等無理な力が加わる為、異常磨耗、破損等大故障につながる問題が過去に多数 あった。潤滑剤及び潤滑方法を変更し、効果が出ましたので報告致します。 ◆現行の状態 台車ピニオンギヤー 減速機ギヤー ダフニースーパーギヤオイル ダフニースーパーギヤオイル #4600 #2200 交 換 周 期 3年 1年 改 善 目 標 3 年以上 2 年以上 摩耗によりギヤがかみそり状態 歯こぼれが 2 個所ある 分 解 写 真 使用オイル 状 態 になりさらに歯こぼれがある ◆プロテク使用 1 年後 分 解 写 真 使用オイル 状 態 ユニルーブ DI No.1 ダフニースーパーギヤーオイル +プロテク XL-17(7%) #2200 歯面に損傷なし良好 歯面に損傷無し良好 (光沢が出ている) ◆プロテク使用 3 年後 手動ファーバル 分解写真 M 詳細右写真 交換周期 状態 3 年延長決定 歯面に損傷なし良好につき再使用 機械使用個所 プレス機による省エネ効果 ◆目的 プレス機(機械式)の潤滑油にプロテクを添加し、電流値の変化から、省エネ効果を 見る 計測条件として、プレス機を無負荷(金型無)、運転速度 3 段階で運転し計測した。 ◆内容 機種 :機械プレス 運転条件 :無負荷運転(金型なし) 運転速度 :低速・中速・高速 使用箇所 :摺動潤滑油に対し XL-17 (7%) ◆計測結果及びグラフ 計測日 投入前 電流(A) 低速 電流(A) 中速 電流(A) 高速 2カ月後 5カ月後 効果 9カ月後 下限値 37.5 42.5 37.5 35.0 上限値 92.5 61.0 57.5 57.5 平均値 65.0 51.8 47.5 46.3 18.7A減少 下限値 75.0 68.7 60.0 56.2 上限値 98.7 80.0 72.5 67.5 平均値 86.9 74.4 66.3 61.9 25.0A減少 下限値 96.2 87.5 77.5 75.0 上限値 117.5 100.0 90.0 87.5 平均値 106.9 93.8 83.8 81.3 25.6A減少 (A)120 電流グラフ(平均値) 100 80 60 低速 中速 高速 40 20 0 投入前 2カ月後 5カ月後 9カ月後 ◆効果 ・工場年間稼働時間:8h×21 日×12 カ月=2016h/年 ・電 気 料 金:18 円/kwh ・運 転 速 度:中速 ・省 エ ネ 効 果:25A ・投 資 コ ス ト:840,000 円 440V (電圧) × 25A × √3 (電流) (三相) × 0.7 ÷ (効率) 1000 = 13.3kwh (電力削減量/1h当) 13.3kwh×18 円/kwh×2016h = 482,630 円/年 (年間電気料金) 840,000 円 ÷482,630 円 = 1.7 年 (コスト回収) 射出成形機による省エネ効果 ◆目的 射出成形機の油圧ポンプユニット作動油にプロテク XL ー 17 を添加し、設備の節電を 目的にテストを実施した。 ◆テスト機仕様 テスト機:樹脂成形機 ポンプ数:4 台(45kw×3 台・37kw×1 台) 稼働時間:1 日/16h 作 動 油:昭和シェル テラス 46 2400L 添 加 剤:プロテク XL-17 (7%) 165L ◆比較方法 樹脂成形機運転時間の電力(1h)を測定し、プロテク投入前後で比較する。 ◆比較データー・グラフ 電力グラフ ポンプ1 電力量(kwh) 投入前 2ヶ月後 4ヶ月後 7ヶ月後 12ヶ月後 総ポンプ ポンプ4 ポンプ3 ポンプ2 ポンプ1 12ヶ月後 投入前 総ポンプ 7ヶ月後 60 50 40 30 20 10 0 ポンプ4 2ヶ月後 ポンプ3 4ヶ月後 (kw) ポンプ2 減少 効果 ポンプ1 13.98 10.71 10.96 10.96 10.44 3.54 25.3%減少 ポンプ2 12.21 9.48 9.35 8.64 8.78 3.43 28.1%減少 ポンプ3 15.21 11.71 11.46 11.16 11.40 3.81 25.0%減少 ポンプ4 12.66 7.60 7.36 7.23 7.02 5.64 44.5%減少 総ポンプ 54.06 39.50 39.13 37.99 37.64 16.42 29.4%減少 ◆結果 (例)工 場 稼 働:16h/日×21 日 電 機 料 金:18 円/kwh 省エネ効果:16kwh 16kwh×16h×21 日×12 ヶ月 = 64,512kwh×18 円 = 2,475,000 円 ÷ (投資コスト) 64,512kwh(年間当の電力量の削減) 1,161,216 円(年間当の電力費の削減) 1,161,216 円 (電力費の削減) = 約2年 (投資回収年)
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