伊勢崎公共職業安定所における文書の誤送付について

厚生労働省
Press Release
群馬労働局
厚生労働省群馬労働局発表
【照会先】
平成27年
群馬労働局職業安定部職業安定課
6月19日
課
長
根
岸
誠
課 長 補 佐
吉
田
修一郎
(電話)
報道関係者
027-210-5007
各位
伊勢崎公共職業安定所における文書の誤送付について
群馬労働局(局長
内田
昭宏)は、伊勢崎公共職業安定所(所長
清水
篤)において発生した個
人情報を含む文書の誤送付について、下記のとおりその事実を確認の上、必要な措置を講じましたので、
概要をお知らせします。
記
1
概要
伊勢崎公共職業安定所(以下「伊勢崎所」という。)において、高年齢雇用継続給付制度に係る
事務処理の過程において、A 社に送付すべきD氏の「運転免許証(写し)」、
「通帳(写し)」、
「賃
金台帳(写し)」、
「出勤簿(写し)」(以下、「確認書類等」という。)を誤って B
社へ送付する
という事案が発生した。
※
高年齢雇用継続給付制度は、60 歳以降の賃金が 60 歳到達時等の時点に比べて賃金が 75 %未
満に低下した状態で働き続ける 60 歳以上 65 歳未満の一般被保険者の方に所定給付を行い、高年
齢者の就業意欲を維持、喚起し、65 歳までの雇用の継続を援助、促進することを目的とした制
度である。
※
2
確認書類等には、氏名、生年月日、住所、顔写真等の情報が記載されている。
事実経過
(1)平成 27 年 5 月 7 日、職員 C は、A 社あてに送付すべき D 氏の「高年齢雇用継続給付受給資格確
認票」の確認書類等を誤って B 社あての封筒に入れた。
職員Eは、職員Cが封筒に封入したA社及びB社あての書類について、再度宛先の確認を行い、
封印して同所管理課へ回付した。
(2)同月 8 日、A 社及び B 社あての封筒を管理課職員 F が郵送した。
(3)同月 11 日、B 社の G 氏から、郵送された封筒の中に A 社の D 氏の確認書類等が同封されてい
たと連絡があり、この時点で個人情報の漏えいが判明した。
(4)同日、管理課長及び職員Eが B 社を訪問し、経過等説明及び謝罪を行い、了承を得るとと
もに、誤送付した書類を回収した。
(5)同月 12 日、管理課長及び職員Eが A 社を訪問し、D 氏に対して経過等説明及び謝罪を行い、
了解を得た。
3
発生原因
本件の原因は、文書の誤送付防止のための確認動作であるダブルチェックが不十分であったことに
ある。
4
再発防止対策
(1)5 月 13 日、伊勢崎所長から所内全職員に対して本事案の概要について説明し、公共職業安
定所利用者から提出された書類の保管・管理及び個人情報の管理について、再度徹底するよ
う指示した。
(2)群馬労働局では、5 月 12 日に開催した公共職業安定所長会議、また、同日開催した労働基
準監督署長及び公共職業安定所長会議(合同会議)において、保有個人情報の管理と漏えい
防止について、改めて非常勤職員を含む全職員に対して徹底するよう指示した。
特に、誤送付防止のため、社会保険労務士・労働保険事務組合からの届出については、受理時に
「郵便処理簿」に委託事業所名の記入及び「受付書類確認票」の作成を行い、書類の発送時には、封
入者は「受付書類確認票」、
「送付用封筒」、
「送付書類」の照合確認を行い、封緘者は「郵便処理簿」、
「受付書類確認票」、「送付用封筒」、「送付書類」の照合確認を行うことの徹底を指示した。