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厚生労働省
Press Release
群馬労働局
厚生労働省群馬労働局発表
【照会先】
平成28年
群馬労働局職業安定部職業対策課
4月21日
課
長
高齢者対策担当官
(電話)
報道関係者
鈴
木
今 井
勉
浩 良
027-210-5008
各位
伊勢崎公共職業安定所における行政文書ファイルの誤廃棄について
群馬労働局(局長
半田
和彦)は、伊勢崎公共職業安定所(所長
清水
篤)における個人情報
を含む文書の誤廃棄について下記のとおり、当該事案を確認の上、必要な措置を講じましたので、概
要をお知らせします。
記
1
概要
伊勢崎公共職業安定所(以下「伊勢崎所」という。)において、管内事業主357社から平成27年6月
1日現在の状況について報告を受けた様式第2号「高年齢者雇用状況報告書(副)」(以下「報告書」
という。)(※1)を誤廃棄するという事案が発生した。
2
事実経過
(1)伊勢崎所においては、平成28年3月の3連休(3/19~21)に事務室内の書棚の入替えを行うこ
ととしていた。
(2)平成28年3月18日、職員Aは、事務室内の書棚の入替えに備え、ひも付き封筒で保管していた報
告書を含む業務関係書類全てを所内の一時保管場所である会議室へ移動させた。
(3)同月21日、職員Aは、新しい書棚が設置されたため、所内の会議室に一時保管していた業務関
係書類をコンテナボックスに入れて運び、新しい書棚へ収納した。その際、報告書が不要な書類
に紛れ込んでしまい、誤って廃棄処分の保管場所へ移動させてしまった。
(4)同月22日、所長及び職員Bが、不要な書類(報告書を含む。)を直接、ゴミ処理施設に持ち込み、
焼却した。
(5)4月1日付けで職員Aは人事異動し、後任者である職員Cが、同月14日に報告書を確認しようと
した際に、誤廃棄が判明した。
(6)報告書に記載されている個人情報は、代表者、高年齢者雇用推進者、記入担当者それぞれの氏
名である。なお、報告書は焼却処分していることから、外部への漏えいは発生していない。
(7)同月22日までに、報告書を提出した全ての事業所に対して、電話で事実経緯を説明の上、謝罪し、
理解を得ることとしている。
3
発生原因
職員Aが、報告書をひも付き封筒に入れて安易に保管していたことから、不要な書類に紛れ込
み、誤廃棄(焼却処分)してしまったもの。
4
再発防止対策
(1)4月15日、伊勢崎所長から所内全職員に対して本事案の概要について説明し、事業主から提出さ
れた書類の保管・管理及び個人情報の管理について、再度徹底するよう指示した。
(2)4月15日、群馬労働局から職業安定部長及び職業安定監察官が伊勢崎所へ出向いて、複数人の職
員に対してヒアリングを行い、文書管理の方法等を把握した上で、文書管理の徹底を直接指示し
た。
(3)今回の事案の重大性を踏まえ、群馬労働局内の全公共職業安定所へ職業安定部長が直接赴き、
書類の管理状況を確認するとともに、作成・取得した行政文書は速やかにファイリングを行い行
政文書ファイルに保存する等、所長及び所職員に対して、文書管理の徹底を改めて指示すること
としている。
(4)群馬労働局では、局内各部署、各公共職業安定所長及び各労働基準監督署長に対して、本事案
の概要と発生原因等を周知するなど、再発防止の徹底を指示するほか、5月12日開催の署所長会議
でも改めて、文書管理の徹底について指示することとした。
※1
高年齢者雇用状況報告とは、事業主は、高年齢者等の雇用の安定等に関する法律(昭和46年法律第68号)第52
条第1項に基づき、定年及び継続雇用制度の状況その他の高年齢者の雇用に関する状況について、毎年厚生労働
大臣に報告しなければならないこととなっている。
焼却した当該報告書(副)は、管轄の公共職業安定所で保管しているものである。なお、当該報告書(正)は、
労働局で保管している。(いずれも保存期限は3年)
※2
高年齢者雇用状況報告書(副)に含まれる個人情報は、事業主欄のうち「氏名(個人事業の場合)」欄、「代表
者氏名(法人の場合)」欄、高年齢者雇用推進者欄のうち「氏名」欄、記入担当者欄のうち「氏名」欄に記載さ
れていた氏名である。
※3
上記※2のうち「高年齢者雇用推進者」とは、高年齢者等の雇用の安定等に関する法律(昭和46年法律第68号)
第11条により、企業における高年齢者の安定した雇用の確保を推進するための取組の中心的役割を担う者として、
事業主が選任するよう努めなければならないこととされている。