工学基礎演習Ⅰ

1 学年 システム制御情報工学科
2 単位 通年
60 時間
学年・学科等名
単位数・開講期
総時間数
担当教員
学習到達目標
科目コード
S11002
工学基礎演習Ⅰ
科目名
1. 工学を学ぶために必要な基礎的な数学の問題が解ける。
必修科目
到達目標
3
システム制御情報工学科の教育目標
3. エンジン分解組み立て実習について,実習内容などの詳細についてレポートにまとめることができ,期日ま
でに提出できる。
橋本 直樹・阿部 晶・森川 一・戸村 豊明・堀川 紀孝・中村 基訓・以後 直樹・技術職員
本校の教育目標
2. 宿題として課される問題を期日までに解き,自己採点をして,自分の誤った箇所について訂正できる。
ルーブリック評価
2
到達目標項目 3
JABEE対象外
理想的な到達レベルの目安
標準的な到達レベルの目安
未到達レベルの目安
エンジン分解組み立て実習につい
エンジン分解組み立て実習につ
エンジン分解組み立て実習につい
て,実習内容などの詳細についてレ
いて,実習内容などについて最低
て,実習内容などの詳細についてレ
ポートにまとめることができ,期日ま
限レポートにまとめることができ,
ポートにまとめられず,期日までに
でに提出できる。
期日までに提出できる。
提出できない。
達成度評価(%)
教 科
書
名
補 助 教
参
考
材
書
体系問題集数学1代数編【発展】完成ノート (正の数と負の数/式の計算,方程
式,不等式),体系問題集数学2代数編【発展】完成ノート (式の計算/平方根,2
次方程式/関数 y=ax2),4プロセス数学Ⅰ完成ノート (数と式,2次関数,図形と
計量/データの分析),4プロセス数学Ⅱ完成ノート(式と証明/複素数と方程式,
図形と方程式,三角関数/指数・対数関数)
演習プリント,宿題プリント
評価方法
試験
小テスト
レポート
指標と評価割合
口頭
成果品
ポート
発表
実技
フォリオ
その他
合計
総合評価割合
70
30
100
基礎的能力
70
30
100
専門的能力
分野横断的能力
A.
教育目標
工学を学習するには数学の知識が必要不可欠である。これまで学んできた数学について復習し,これから専門科目を学ぶ
にあたり数学を手段として使えるように理解を深める。また,数学演習を通じ,自学自習の習慣を確立する。実習を通じてもの
づくりに必要な基本的な器具の使い方や機械の成り立ちについて体験的に学習する。学科横断グループ演習において,共同
作業能力を育成する。
B.
概要
前期では中学で学んだ数学について復習する。宿題などの自学自習が重要であることから,家庭学習の習慣づけを徹底す
る。また,エンジンの分解組み立てやノギスなどの基本的な器具の使い方を学び,作業の概要をレポートにまとめる。後期で
は専門科目であるコンピュータグラフィックス,電気工学等で使用する数学の基礎を学習する。また,学科横断グループ演習を
実施する。
C.
学習上の留意点
本教科は,システム制御情報工学科における専門科目教育の動機付けを行うものとして位置付けられていることから,専門
科目との関連を意識して学習に取り組むことが重要である。実習については安全に対する細心の注意を払い,指導に当たる
先生の指示や注意を守り,集中して取り組まなくてはならない。数学演習では毎週宿題が課され,実習においてもレポートを毎
週提出する。なお前期の後半は実習がメインとなるため,前期期末テストは実施しない。学科横断グループ演習では,レポート
内容を取組状況に含めて評価する。
D.
E.
授業計画
1.
ガイダンスとお迎え試験
授業内容
2. 正の数と負の数
(1)正の数と負の数
(2)四則の混じった計算
3. 式の計算
(1)文字式と多項式の計算
(2)因数分解
4. 平方根
(1)根号を含む計算
(2)有理数と無理数
5. 方程式
(1)1 次方程式の解き方とその利用
(2)連立方程式の解き方とその利用
時間
到達目標
2
2
 本講義における数学演習の取り組み方と宿題の
仕方,提出方法がわかる。
 正の数と負の数について四則の混じった計算が
できる。
4
 文字を使った式の計算,因数分解および文字を
利用した立式および計算ができる。
2
 根号を含む計算ができる。
2
 1 次方程式や連立方程式が解ける。また,それら
を用いて立式ができ,解答を導ける。
(前期中間試験)
2
6.
2
ガイダンス
学習到達目標
学習到達目標
7.
1. 工学を学ぶために必要な基礎的な数学の問題が解ける。
到達目標
2. 宿題として課される問題を期日までに解き,自己採点をして,自分の誤った箇所について訂正できる。
3. エンジン分解組み立て実習について,実習内容などの詳細についてレポートにまとめることができ,期日ま
エンジンの分解と組立
(1)基本的な工具の使い方
(2)エンジンの分解組み立て
14
でに提出できる。
ルーブリック評価
到達目標項目 1
到達目標項目 2
理想的な到達レベルの目安
標準的な到達レベルの目安
未到達レベルの目安
工学を学ぶために必要な数学につい
工学を学ぶために最低限必要な
工学を学ぶために最低限必要な基
て,応用問題を含めて解ける。
基礎的な数学の問題が解ける。
礎的な数学の問題が解けない。
宿題として課される問題を期日まで
宿題として課される問題を期日ま
宿題として課される問題を期日まで
に解き,自己採点をして,自分の誤っ
でに解き, 自己採 点までは す る
に解けず,自分の誤った箇所につ
た原因を理解し,修正できる。
が,自分の誤った箇所についての
いても訂正できない。
理解が不足している。
8.
不等式
(1)不等式の性質と解き方
(2)連立不等式
9. 2 次方程式
(1)2 次方程式の解き方
(2)2 次方程式の応用
10. 1 次関数と 2 次関数
(1)1 次関数とそのグラフ
(2)y=ax2 の関数とその応用
(3)いろいろな関数
2
 工作実習の意義,実習レポートの書き方を理解
でき,服装・実習態度について注意を守ることが
できる。
 エンジンの分解と組み立てを通して,工具等の
使い方を学ぶとともに,機械の成り立ちを体験的
に理解できる。実習レポートの基本的な書き方を
理解できる。
 1 次不等式や連立不等式を利用して立式がで
き,それらを用いて解答を導ける。
4
 2 次方程式が解ける。また,それらを用いて立
式ができ,解答を導ける。
2
 1 次関数について理解でき,そのグラフが描け
る。関数と方程式の関係が説明できる。y=ax2
の関数が理解でき,そのグラフが描ける。その
ほかいろいろな関数のグラフが描ける。
自己点検
時間
到達目標
11. 方程式と不等式
(1)不等式と 2 次方程式
(2)複素数と方程式
12. 2 次関数
(1)2 次関数とその応用
(2)2 次関数とグラフ
授業内容
2
 方程式,不等式の立式ができ,解を求められ
る。また,複素数についてその性質を理解し,
説明できる。
 2 次関数の基本的な性質を理解し,そのグラフ
が描け,最大値・最小値が求められる。
(後期中間試験)
2
13. 指数関数・対数関数
(1)指数の拡張と指数関数
(2)対数の性質と対数関数
14. 三角関数Ⅰ
(1)三角比と図形
(2)正弦定理と余弦定理
15. 三角関数Ⅱ
(1)一般角の三角関数
(2)加法定理とその応用
16. 学科横断グループ演習
2
4
3
4
5
 指数や対数の性質を理解し,指数関数や対数
関数のグラフが描け,方程式・不等式が解け
る。
 三角比について理解し,正弦定理および余弦
定理を適切に利用することができる。
 三角関数について理解し,そのグラフが描け
る。また,三角関数を用いた方程式・不等式が
解ける。
 学生がチューター役となり講義で学習した体験
実習の内容を他学科の学生に教えることがで
きる。
(学年末試験)
F.
関連科目
コンピュータ・グラフィックス,電気工学,工作実習,機械要素設計,CAD/CAM 演習
旭川高専 2015
自己点検