Tebis V3.5 R8 リリースノート

2014/ 12
Tebis V3.5 R8 リリースノート
機能拡張
Base
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既存のメッセージ内容に加え、警告度を示す、"Stop"、"Warning"、"Query"、"Information"
が追加表示されます。

DOCU/PRINT および DOCU/PLOT において、既存レイアウトに上書きを行う際の警告
メッセージを見直しました。

VIEWER/DIMENSION機能で形状を測定した際に、単位系を画面に表示するかどうかを
CNFにて設定できるようになりました(Settings/Dimension/Display/Dimension unit)。

WIND コマンドにおいて画面分割した際、ウィンドウの左上に"AUXVIEW"と表示され
るようになりました。
Surface Design

EDITOR/LIMIT/フィレット作成(カーブ)コマンドにて、“Radius=0”指定によりコ
ーナーカーブを作成できるようになりました。

TOP/REMOVEコマンドにおいて、“Copy”パラメーターを“Y”に指定することでト
ポロジー解除指定した面を別面として残せるようになりました。

TBARメニューに、ATTRコマンド等で各要素に付加した“要素名”・“コメント”・
“板厚”の表示/非表示を切り替えるアイコンが追加されました。
要素名・コメント表示切替
板厚表示切替
CAD Interfaces
Catia V4 data のインポート

CatiaV5-6R2014 (Release 24)から出力された V4 データに対応しました。
Catia V5 data のインポート

CATIA V5 データのインポート速度を改善しました。
CAM Base

工具登録にて特殊形状工具”Contour cutter”が登録できるようになりました。これによ
り最小限の素材を使用し、少ない時間で高品質な加工結果を得ることができます。特
殊形状工具”Contour cutter”は輪郭カーブによって定義されます。

MSURF, RSURF, MCURV機能にて、3次元径補正ツールパスを作成できるようになり
ました。

測定機能を最適にサポートするために、工具登録にてプローブ形状”Ball probe”が登録
できるようになりました。
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ジョブの自動名前付け機能にて、工具のIdentifierパラメーターを利用する ”%K” 変数
が追加されました。

ジョブマネージャーにて選択したNC program内すべてのツールパスがグラフィックウ
ィンドウに表示されるようになりました。この機能はCNF/NC Base/Job
manager/Display toolpaths/NC programsにて有効/無効の切り替えが可能です。

FORMULAで使用できる変数として工具のテーパー角を取得する"Tool_CutterAngle"が
追加されました(タップ、スレッドミル、バックスポットフェイス工具にてこのパラ
メーターは使用されています)。
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テーパーカッター”Tapered cutter”および特殊形状工具”Contour cutter”の輪郭が、内部
計算に使用される輪郭としてサポートされるようになりました。
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全てのライブラリーにて、検索機能が追加されました。検索テキストを含む全ての要
素とフォルダを検索できるようになりました。
2.5D Drilling and Milling

MHOLEコマンドのReverse drilling/Reverse mill drilling、MFITコマンドのReverse
boring、MSINKコマンドのReverse countersinking、MPLANコマンド、MMANUコマン
ドにてSpecial cutterを使用できるようになりました。Special cutterでは加工タイプに
応じた回避動作指定のパラメーターが拡張されています。

工具登録にて特殊形状工具”Contour cutter”が登録できるようになりました。これによ
り最小限の素材を使用し、少ない時間で高品質な加工結果を得ることができます。特
殊形状工具”Contour cutter”は輪郭カーブによって定義されます。
5-Axis Milling

MSIDE において、コンター工具で作成されたバレル工具に対応しました。システムは
計算の前にバレル工具の形状をチェックし、適切でなければエラーメッセージを表示
します。この工具を使用して壁にツールパスを作成する際には、接触点を可変する
Slope Ang./Dynamic オプションを使用することができます。
Simulater

NCBASE/MACHINE メニューで、マシンヘッドの表示関係のパラメータ(色・シェー
ディング・透過など)を編集することができるようなりました。
Measuring Point Generator
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主に、加工機上でのプローブ測定ツールパスを作成する MPOINT モジュールに、
QSURF コマンドが新設され、各 NC コマンドと同様に JOB Manager からパス作成や
編集も可能となりました。

同様に、
MACRO での開始終了高さ指定、
または PARAMETERS より HEAD 指定など、
通常の NC コマンドと同じ指定が可能です。

上記の QSURF コマンドにおいて、”Axis parallel”設定を使用すると、測定ポイントに
合わせて、アプローチや傾斜軸を基本方向(-Z・±X・±Y 方向)に自動設定するこ
とが可能です。
機能修正
Base

cadファイルがライブラリー使用の為に別のcadファイルを参照している場合、今まで
は同時に両方のファイルを開くことができませんでしたが、この問題は改善されまし
た。

大容量データを開く際に"Access to folder '%s' was denied."とエラー表示されてしまう
現象を改善致しました。フォルダへのアクセスが不正な時のみに表示されます。
Documentation

NC ドキュメンテーションにおいて、モデルの表示が、正式な ISO 形式での出力となり
ました。
CAD Interfaces
NX data のインポート

V3.5R8 バージョンから WorkView がサポートされるよう改善されました。エクスター
ナル設定は、
「ifc_nx.txt」ファイルを使用して下さい。

特定のトリム境界カーブに起因するインポートエラーを改善しました。

NX9.0 データにおいて、
PMI 要素に起因して発生していた様々な問題を改善しました。
STEP data のインポート

STEP ファイルをインポートした際に、レイヤーとフィルターの階層が重複して作成さ
れる現象を改善しました。

全ての STEP ファイルインポート中に作成されていたテンポラリファイルは、インポ
ート後に削除されるようになりました。

非常に大きな階層構造のファイルも、問題無くインポートできるようになりました。

IGES インポートインターフェイスの修正により、トリムサーフェイスのインポート結
果が改善されました。
CAM Base

シミュレーターにて稀に"MacGenVM: Wrong tilt direction from macro"エラーメッセー
ジが表示されていた現象を、傾斜角度定義精度の改善により解消しました。

ジョブマネージャーでの自動名前付けにて、複数の変換されたジョブが選択された時
に正しく順番付けされない現象を改善しました。

シミュレーターにて傾斜角度を変更した際、稀に正常に工具交換がされない現象を改
善しました。

ジョブマネージャーにて"Execute"でジョブの計算開始後に中断した際に、"ERROR:
wrong call of T_Progress::Term"エラーメッセージが表示される現象を改善しました。

MSIMUにて"at least one tool too small"エラーメッセージが表示され不正に中断する現
象を改善しました。

MSURFにて稀に"Tool direction incorrect"エラーメッセージが表示される現象を改善し
ました。

ジョブマネージャーでの自動名前付けにて、順番付けされているジョブが削除された
場合でも正常に順番付けできるように改善しました。

干渉チェックにて、干渉要素を指定したにも関わらず"No collision elements found"エラ
ーメッセージが表示される現象を改善しました。

システムの表示言語を変更した際にシミュレーターマシンヘッドの名前が変更されな
い現象を改善しました。

ジョブマネージャーの全ての形状要素をドキュメント出力できるようになりました。

reference pointを回転した時に、同時5軸ツールパス間のマクロが不正にシミュレーシ
ョンされる場合がある現象を改善しました。

MFEATをインポートして作成したMPATHのジョブにて、順番が不正になる現象を改善
しました。

CNF初期設定のae, ap値を使用しているインポートされたジョブおよび工具にて、最初
の計算の後にae, ap値がリセットされる現象を改善しました。

30°ヘッド使用時に時々不正に"Tool direction incorrect"エラーメッセージが表示される
現象を改善しました。

ごく稀にシミュレーターチェックにてヘッド交換動作時の干渉が検出されているにも
拘らず、緑のチェックが表示される現象を改善しました。

MSIMU/Qualityパラメーター内のチェックマークが表示されない現象を改善しました。
2.5D Drilling and Milling
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MSLOT/MCIRC/MRECTコマンドにおいて、アングルヘッド使用時、稀に発生していた
“Tool direction incorrect”というエラーが出力される問題を改善しました。
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MSET/MFEATコマンドの工具認識能力を改善しました。
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MCONT/MPLANコマンドにおいて、“Double path”機能や“Cycle”を“Any”とし
て使用している場合、部分的に円弧補間タイプ(G02/G03)が反転してしまう問題を
改善しました。

MFEATコマンドでNCSetを計算した際に、貫通穴などの穴底形状の情報が正しく取り
込まれない問題を改善しました。

MRECTコマンドにおいて、ポケットサイズに対して非常に大きなコーナーRが指定さ
れていた場合に“Incorrect corner size”というエラーメッセージを出力するよう改善
しました。
3+2-Axis Milling

微小なエリアで、不正なパスが作成されてしまう現象を改善しました。

パスをリンクさせた際、干渉が生じてしまう現象を改善しました。

稀に、RFILL コマンドにおいて開いた形状と閉じた形状が混在する際、エラーが生じる
現象を改善しました。

RFILL と RCORN コマンドにおいて stock allowance を定義した状態で AXIS 機能を用
いた際に、存在しない干渉が表示されてしまう現象を改善しました。

稀に、RCURV と RFILL コマンドにおいて、微小エリアで不正なパスが作成される現
象を改善しました。

MCURV、MFILL、MSLOT、RCURV、RFILL、RCORN、RPLAN、MCURV、MSET コ
マンドにおいて、干渉チェックに演算時間がかかっていた現象が V3.5R6SP3 と同等の
演算時間となりました。

稀に、RFILL コマンドにおいて、閉じた領域において一部、不正なパスが作成される現
象を改善しました。

MFILL コマンドにおいて、特定の状況下で、マクロ部の干渉が発生する現象を改善し
ました。

MSURF と RSURF コマンドにおいて、”Guide elem.”を使用し、”Optimize”で Exact も
しくは Medium を選択した際に、演算時間が増大する現象を改善しました。

MSURF と RSURF コマンドにおいて、微小要素に対して”Optimize”の Exact が正常に
機能しない現象を改善しました。
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RFILL コマンドにおいて、干渉面を指示して R のついたマクロを使用した際に干渉が
生じてしまう現象を改善しました。

稀に、MSURF コマンドにおいて、”Axis parallel”パス、もしくは”Variable”パスの、
MACRO/Normal が ON の際、面直にマクロが作成されない現象を改善しました。

稀に、MSURF、RSURF、RCURV、RCORN コマンドにおいて、”Point distribution”パ
ラメーターが Optimized に設定されていた際、干渉が生じていた現象を改善しました。
5-Axis Milling

全ての加工メニューにおいて、マクロ画面にてOptimizeを使用且つinc設定をしていな
い場合に起こっていたZ-valueまで上がらない現象を改善しました。
Simulator

稀に、傾斜加工のツールパスがシミュレーションできない現象が起こっていました。
傾斜加工に対するアルゴリズムを修正し、これを改善しました。
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初期角度として定義した動作中に、リファレンスポイントの回転が考慮されない現象
を改善しました。

特定のケースにおいて、シミュレーション中の角度変化が正しく行われない現象を改
善しました。

ワーク座標を予め定義した加工機において、REFAXIS画面にて修正した値を正しく表
示しない現象を改善しました。

稀に発生していた、初期角度として定義した角度が反映されず、"Starting angle
inconsistent"というエラーメッセージが表示されていた現象を改善しました。

回転角度を±360で表記している加工機で稀に発生していた、上り動作が指定値以上に
長くなる現象を改善しました。

回転軸にリミットが無い場合に、CAMポストを使用すると正しく出力できなかった現
象を改善しました。
5-Axis Laser Cutting

C 軸回転リミットが+/- 200°のコマツ NTC ヘッドを使用した場合に発生していた、
CIRC から CONT への切り替えができないエラーを改善しました。

ジョブマネージャーにて、NC ジョブを右側の枠に表示した状態でスタート(計算実行)
した際に Tebis がクラッシュする現象を改善しました。

特定の状況下で、ローカルマクロが正しく保存されない現象を改善しました。
5-Axis Trimming

Z-val の値が正しくポストにて認識できるようになりました。既存ジョブに適用するに
はリセットおよび再計算が必要です。

特定の状況下で、ローカルマクロが正しく保存されない現象を改善しました。
NC interfaces
Interface for exporting NC data

NCデータ出力において、バーチャルマシンのヘッド形状から正確なピボット長さを抽
出するよう改善しました。
NCJOB output

バーチャルマシン上からNCデータ出力行った際に稀に発生していた、
“PNC-INTERVAL: Starting angle inconsistent”というエラーメッセージが出力される
問題を改善しました。