2014/ 7 Tebis V3.5 R7 リリースノート 機能拡張 CAD Base 要素のコピー機能が拡張されました。 図形上でコンテキストメニューを表示し、 “Copy”-“Insert”でレイヤ間のコピーをす ることができるようになりました。またこの機能はコピー元の座標を選択することに よって、要素の座標間コピーをすることも可能です。 ファイル管理機能が拡張されました。 ファイルを閉じる際にデータの編集を適用して上書き保存するか、適用しないかを選 択できるようになりました。 Advanced Surface Design 溝(リブ)加工の準備機能が搭載されました。 溝(リブ)加工で使用する面をモデル中から分析/抽出できます。 Digitized Data Processing Steinbichler のダイレクトインターフェースが削除されました。 CAD Interfaces Catia V5 data のインポート CatiaV5-6R2013 (Release 23)バージョンに対応しました。 Catia V5 data のエクスポート CatiaV5R20 バージョンに対応しました。 NX data のインポート NX9 バージョンに対応しました。 スケッチ要素は変換されません。 ifc_nx.txt ファイルによって、アッセンブリ形式で出力された NX データのインポート 設定が可能になりました。 設定によってコピーするフィーチャータイプを選択することができます。 (All / NX Hole / NX Udf / None ) 新しく非表示要素オプションが追加され、NX 上で非表示状態であった要素をインポー トするかどうか選択できるようになりました。 NX data のエクスポート NX8 バージョンに対応しました。 Solidworks data のインポート SolidWorks 2013 SP4 と 2014 バージョンに対応しました。 穴要素のフィッティング情報の評価が拡張されました。 SolidWorks 上で階層が組まれていた場合、リストから構成要素を選択してインポート することができるようになりました。 Parasolid data のインポート Parasolid 26.0 バージョンに対応しました。 STEP data のインポート CNF 設定にて、座標系要素インポートの詳細設定ができるようになりました。 Autoform data のインポート Autoform 独自のメッシュデータ形式をインポートするためのインタフェースを追加し ました。 CAM Base NC documentationにて、NCJobのツールデータ中にT番号も出力されます。 ツールパスの最高/最小の座標値はマシニングおよびXMLファイルのNC programsに 出力されます。 ツールパス構成点配列機能が拡張されました。 この機能拡張により Tebis はより高品質なツールパスを出力できます。 ※ 最適な加工結果のためには加工機とコントローラーのセッティングに適した設定 に調整する必要があります。 このパラメータは、NC3AXモジュールのMSURF、RSURF、RCORN、RCURV、RFILL にて使用できます。 溝(リブ)に沿ったツールパスを作成する新しい MSLOT 機能が使用できます。 Jobmanager中のNC program名の自動名前付けルール機能を拡張しました。 環境設定に “%C” 変数が追加され、NC program名にComment欄のコメントが使用 できます。 3AXモジュールのMSURF, RSURFにて、ツールパス計算精度を“Optimize”パラメー タ(Standard / Medium / Exact)から選択できるようになりました。 これは目標とする加工面の仕上がりに影響を及ぼします。 BLANKコマンドの“Part envelope”、“Profile curve”、“Casting stock”パターン が機能拡張しました。 座標系基準、オフセット値などの指定で簡単に定義できます。 “Casting stock”パターンでは素材の底面を簡単に指定できる“Orientation Z”パラメ ータが追加されました。 Jobmanager内の既存のNC program、コンフィギュレーション、フォルダの間にコン テキストメニューの“New”,“Insert”にて要素(フォルダ / NCJob / コンフィギュレ ーション要素)を挿入できるようになりました。 TSIMU機能にて、MSURFとRSURFの“Optimize”パラメータ(Standard / Medium / Exact)の設定に応じて干渉チェックが行われます。加えて、干渉チェックの許容誤差 を評価する“Analysis”機能が追加されました。 ツールパスのツール交換のフィルタ基準が拡張しました。次のカッタータイプはお互 い交換することができます。 “Gun drill”と“spiral drill” “Torus cutter”と“flat cutter” “Face mill”と“tapered cutter”と“insert mill” さらに、次の条件を満たすツールのみ提供されます。 新しい“core depth”が古い“core depth”以上 新しい“core diameter”が古い“core diameter”以下 新しい“plunge angle”が古い“plunge angle”以上 ツールセットを交換している場合、Jobmanagerのツールセット中のツールは、それら がJobmanagerのNCJobに入力されたのと同じ順に整えられます。 TSETマネージャーの中の「Drag&Drop」と同期する場合、異なるツールセットタイプ (マガジン/テーブル)を同期しようとすると警告を出力します。 NCJobの“tool”チェックにて、Finished partがチェック対象になっているが定義され ていない場合、システムは警告メッセージを表示します。 マルチウインドウにより、ファイルをまたがってライブラリをコピーすることができ ます。 干渉の未チェックや限定されたチェック時に、NC出力を制限することが可能となりま した。 2.5D Drilling and Milling ゼロオフセットタイプの工具径補正使用時にコーナー部へ付加するRの最小値が 0.005mmまで指定できるよう拡張しました。 3+2-Axis Milling NCJob をバックグラウンドで演算をかけるオフスクリーンカリキュレーション機能が 追加されました。バックグラウンドで演算をかけることによりフォアグラウンドで CAD 操作を行えるようになります。 MSURF・RSURF・RPLANコマンドにおいて、工具長分割機能であるSTRATEGY / Collision avoidance / Reduce areaパラメータを使用した際の計算スピードが向上しま した。 3 軸加工での干渉箇所に対して、5 軸に変換する“3to5-axis”機能において、指定角度 値に抑える“Max.slope”パラメータが追加されました。 3+2-Axis Undercut Machining “TUBE”モジュールは“UNDERCUT”モジュールへ、またCNF内の設定項目は“3+2 Axes Tube Milling”から“3+2 Axes Undercut Milling”へ名称変更しました。 5-Axis Milling MCURV および MSIDE コマンドにおいて、シャンク・ホルダ干渉の際に自動で回避を 行う“Collision avoidance”機能が追加されました。 Simulater 機械やヘッドの選択メニューにおいて、最後に選択されたものが事前選択されるよう になりました。 Jobmanager - Program detail メニューのツリー表示部分が水平方向に拡張可能となり ました。 SIMUBAR(機械シミュレーション時のツールバー)表示位置がユーザー毎に保持され るようになりました。 NC interfaces NC出力において、現在の基準座標系から見たマシンファイル内の機械原点座標を出力 できるようになりました(ポスト修正が必要)。 機能修正 General Tebis 画面のアイコンやフォントが一部しか表示されない場合がありましたが、 Windows7 では DPI スケールをオフにすることにより改善できます。 Windows8.1 以降はこれが適用できなくなりましたが、改善のために device.txt ファイ ルを拡張しました。 CAD Base ANALYSE / INCLINE・COMPARE コマンドにおいて、フェイスカラーを引き継いでい るトポロジーに対してフェイス選択をし、“APPLY”後に“ESC”でコマンドから抜 けると、選択していたフェイスが環境設定で定義しているトポロジーのデフォルトカ ラーに戻っていた不具合を改善しました。 Surface Design SURF / OFFSET コマンドを実行した後にファイルを閉じて再開した場合、書き込み禁 止になる問題が改善されました。 TOP / REMOVE 機能を実行中にまれに起きていたシステムがクラッシュする問題が改 善されました。 Electrode Design シャンク部形状とリンクできない放電部形状が作成される問題が修正されました。 Digitized Data Processing より大容量なメッシュデータのハンドリングが加速されました。 BREP Design FACE / 3-TO-4 コマンドにて、三角面をより高品質な四辺面に構築することができるよ うになりました。 TOP / IMPORT コマンドによる BREP モデルへの変換処理の安定性が向上しました。 TOP / EXP コマンド実行後、SELECT の LAY および SET ボタンが他のコマンド実行 の際にもグレーアウトして使用できなくなっていた不具合を改善しました。 Feature Design SCANコマンドにおいてまれに発生していた、ライブラリウィンドウが表示されない問 題を改善しました。 SORTコマンドにおいて、基準軸方向に対して0.1°以下の角度を持ったFeatureが正確 にソーティングされない問題を改善しました。現バージョンより正確なレイヤにソー ティングされ、MFEATコマンドでも角度情報のチェックを行うことが可能です。 CAD Interfaces Catia V4 data のインポート ファイル名のプラスマイナス記号(±)をサポートできるようになりました。 Catia V5 data のインポート インポートしたある特定の要素によってシステムが停止してしまう現象を改善しまし た。 トポロジーの中の特定の面が不完全にインポートされてしまう現象を改善しました。 特定のデータにて有効な座標系が考慮されずにインポートされてしまう現象を改善し ました。 特定の CatiaV5 データのインポート中にシステムダウンする現象を改善しました。 特定の CatiaV5 データをインポートした際にフェイスエッジが生成されない現象を改 善しました。 Catia V5 data のエクスポート インターフェイスの安定性が向上しました。 Creo data のインポート メモリが十分である場合、過去に大きすぎてインポートできなかったデータも、ソフ トウェアの 64 ビット版を使用すればインポートができるようになりました。 NX data のインポート NX からの 3D テキスト要素が、PMI 要素としてではなく Tebis テキスト要素としてイ ンポートされるようになりました。従って Tebis 内での編集が可能になりました。 特定のファイルを選択画面で呼び出した際にインターフェイスがクラッシュする現象 を改善しました。 特定のスレッドフィーチャーのステップ情報がインポートできなかった現象を改善し ました。 まれにマニュアルで作成された基準座標がインポートできなかった現象を改善しまし た。 特定のデータにおいて、Tebis にインポートしたビューと NX 上でのビューが一致しな い現象が有りましたがこれを改善しました。 自己交差している面によってエラーが引き起こされる現象を改善しました。 場合によって PMI 情報がインポートででない現象を改善しました。 NX data のエクスポート 設定した NX バージョンと異なるフォーマットでエクスポートされてしまう現象を改 善し、CNF にて選択した NX バージョンのフォーマットでエクスポートされるように なりました。 Solidworks data のインポート 特定のデータにおいてインポート中にシステムクラッシュする現象を改善しました。 カラー再現のエラーを改善しました。 STEP data のインポート カラー再現のエラーを改善しました。 ソフトウェア 64 ビット版の使用によりサイズの大きな STEP ファイルも容易に読み込 むことができるようになりました。 特定のデータにおいてインポートした面が、NC 作成の際に干渉を引き起こす現象を改 善しました。 カーブ要素が不正要素とてインポートされてしまう現象を改善しました。曲線要素の インポートは現在は問題ありません。 特定のデータにおいてアセンブリ要素の一部が正しくない位置にインポートされてし まう現象を改善しました。 CAM Base まれにエラーメッセージ“No setup specified”が不適切に表示されていましたが、適 切なエラーメッセージ“No reference point specified”が表示されるように改善されま した。 NC2AXツールパスのNC出力前にCenter RC / Contourでの径補正のための機能が呼び 出されます。実行できない場合はNC出力を停止しエラーメッセージが表示されます。 MRECTコマンドにて、ポケットコーナー削り残し加工直線部で径補正が有効になりま す。 NC documentationにて、NC2AXとNC3AXのツールパスのA / B軸とC軸の最小値/最大 値が出力されます。 シミュレーションの機械マクロ部にてツールパス間が正しく接続されないことがある 現象が修正されました。 固定5軸および同時5軸の干渉チェックが早くなりました。 リーマ工具の取り込み方法が修正されました。 まれにシャンクまたはホルダがカッターより極端に小さな直径の場合に干渉が見落と されることがありましたがそのような干渉はR7では確実に検知されます。 スキャンされたツールの複雑なデータでも処理することができるように TOOLCONTROL機能が調節されました。 NCJob名にタブ文字が含まれている場合、削除されます。 2.5D Drilling and Milling MFEATコマンドやMSETコマンドにおいてまれに発生していた、ライブラリより指定 条件のツールセットが検出されない問題を改善しました。 MSETコマンドにおいて、CNFの“NC Base”-“Automation”-“Tool description”項 目にて“Check collisions”パラメータにチェックをつけツールセット干渉を加味した ツールセット指定を行った場合に、ライブラリ内に該当するツールセットが存在する にも関わらずツールセットが検出されない問題を改善しました。 MFEATコマンドにおいて、3軸ヘッドでは加工できない方向のFeatureの計算をかけた 際に誤ったエラーメッセージ(“Point selection invalid”)が出力されるケースがあり ましたが、正常なエラーメッセージ(“Tool direction incorrect”)が出力されるよう 修正しました。 工具径補正(Center RC / Contour)を用いたJOBにおいて、内部的な補正シミュレー ションの末にカッター補正に食い違いがあった場合にツールパス作成やNC出力をでき ないように改善しました。 MPLANコマンドにおいて、加工方向をダウンカットで且つ進入位置を指定した場合に 1層目のツールパスの加工方向がアップカットとなってしまう問題を改善しました。 MPLANコマンドにおいて、正常にランプ動作が付加されない問題を改善しました。 Special cutter使用時にマクロが付加されない問題を改善しました。 MCONTコマンドやMPLANコマンドにおいて、“Finish cut”ツールパスが作成される 前に全ての粗加工ツールパスが作成されない問題を改善しました。 MPLANコマンドの“Finishing side”パターンにおいて、前工具指定での素材定義をし た場合に正常に加工エリアが認識されない問題を改善しました。 MRECTコマンドにおいて、ポケットの“Round”にてセットされた微小なRのストッ クモデル演算にも対応しました。 MCONTコマンドにおいて、ストックモデル更新時の非常に微小な加工エリアも正しく 判別するよう改善しました。 3+2-Axis Milling まれに、RPLAN コマンドにおいてストックモデルが正しく更新されない現象を修正し ました。 ストックモデルを更新した際、作成されたメッシュに穴が開いてしまう現象を改善致 しました。 まれに、MSURF コマンドにおいて、“Equidistant”を使用した際時、干渉が生じてし まう現象を改善致しました。 RPLAN コマンドにおいて“contour-parallel”を使用時、最下層がダウンカット経路か らアップカット経路にて計算されてしまう現象を改善されました。 RPLAN コマンドにおいて“contour-parallel”を使用時、平面要素(Element / Planes パラメータ)を抜いたパスが生成されてしまう現象を改善致しました。 RPLAN コマンドにおいて“Path smooth.”によって、大きくスムージングした際、干 渉が起きてしまう現象を改善致しました。 RPLAN コマンドにおいて“contour-parallel”を使用時、ブランク更新が原因でシステ ムダウンが起きる現象を改善致しました。 まれに、MSURF コマンドにおいて、“curve-parallel”を使用時、干渉が生じてしまう 現象を改善致しました。 5-Axis Milling MSIDE において、残し量を正しく判断できずにエラーになるケースを修正しました。 Jobmanager の右側の画面で 5 軸のツールパスをクリックするとプログラムが終了する 問題を改善しました。 “Transform”機能にて、加工対象面やリファレンスポイントを変換した際に、工具軸 計算が正しく実施されない現象を改善しました。 MSURF にて“Vector”モードを使用した際に、工具軸が正しく定義されない現象を改 善しました。 MSIDE において、再びテーパー工具が使用可能になりました。 MCURV / Side driven を使用した際に、工具軸が正しく定義されない現象を改善しまし た。 “Point distribution/Max. Dist.”を使用した際に、特定のコーナー部で発生していた問 題を改善しました。 まれにマクロの大きさが 2 倍になってしまう問題を改善しました。 文字化けしていたエラーメッセージが、“Vector or axis clamping ambiguous(ベクト ルや軸固定の指示が曖昧です。)”と正しく表示されるようになりました。 Simulator “Setup”メニューにおいて、設定した“Vector”移動が編集可能となりました。 “Setup”の定義中、既にリミットチェックが行われていた場合には Simulator ライセ ンスはアクティブになります。V3.5R6 では、カタログ機械ファイルまたはカスタマー 機械ファイルに関わらず、Simulator ライセンスはアクティブになりましたが、これが 改善されました。 同時 5 軸モジュールで作成されたツールパスにおいて、機械シミュレーションチェッ ク計算が早くなりました。 レーザー測長動作を設定した場合、不正な回避動作によるシミュレーションのエラー が改善されました。 NC interfaces 非常にまれに発生していた、NC Programのヘッド変更時に使用マシンの不正な機械マ クロ情報がポストに渡されNC出力がエラー終了となる問題を改善しました。 まれに発生していた、次の工程で使用されるツールの傾斜方向がマクロの“Connection check”条件により不正となる問題を改善しました。
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