備え有れば憂い無し 損害を補償する物 ビニール等が被覆された本体(骨格部分)と、 その被覆材です。(おうとうの防鳥ネットは除きます。) 施設本体に加入すれば暖房施設やカーテン装置などの 附帯施設や施設内で栽培している作物も加入できると共に、 復旧費用・撤去費用の補償も付加できます。 対象となる災害 風水害・その他気象上の原因(地震及び噴火を含む)・火災・車両の飛び込み等です。 責任期間(補償期間) 掛金納入日の翌日から2ヶ月間から12ヶ月間まで1ヶ月単位で 選択できます。 《最近の災害発生状況》 共済金額(補償金額) 補償価額の80%を限度に補償します。 (補償価額に対する補償額の割合を50%~80%の範囲で 選べます。) 損 害 通 知 「災害は必ず発生する」と言わんばかりに、 ここ数年来異常気象による突風(竜巻)被害 が全国的に発生しています。 当組合管内でも、ハウスの突風被害や雪 害によるハウス事故が多数報告されており、 その被害に対する共済金の支払事例も後を 絶たない現状です。 災害が発生したときは、至急組合または、園芸部 に連絡してください。損害評価(写真撮影)に園地へ急行します。 ①被害の種類(風害、雪害など) ②被害の発生月日 ③被害を受けたハウスの所在地 ④被害の状況 をご連絡ください。 共済金の支払い 1棟ごとの損害額が3万円または補償価額の1割を超えたとき支払います。 こんな場合、共済金は支払われません。 ★故意や重大な過失等により生じた損害。 ★自然消耗等によって生じた損害。 ★ビニールが未被覆の場合。 ★1棟ごと1回の事故で損害額が3万円以下で、且つ補償価額の1割以下の場合。★損害状況を確認できない場合。 無 事 戻 し 3年間無事故、または被害の少なかった農家に対し、 所得税の控除は・・・・? 掛金の1/3を限度に無事戻し金としてお支払いします。 共済掛金は必要経費として認められ、所得 から控除できます。 再建を支える仕組みへ 1.時価ベースの補償の拡充 (1) 耐用年数を見直し ○施設本体と附帯施設の耐用年数を下表のとおり見直しました。 ○一般ハウス(Ⅱ類)及びおうとう雨よけハウス(Ⅵ類)は、耐用年数が2倍(5年から10年へ 拡充)になりました。 見直し前 見直し後 差 プラスチックハウスⅡ類・Ⅵ類(パイプ) 5年 10年 (+5年) 附帯施設 5年 7年 (+2年) (2) 補償価額の引上げ ○ 施設本体と附帯施設の耐用年数経過後の補償価額(別紙の補償増加図参照)を再建築価 額の20%から50%に引き上げられ補償金額(共済金額)が高くなりました。 2.復旧費用の追加 (農家選択) ○時価ベースの補償の拡充に加えて、農家の選択により、更に大きな補償が受けられます。 ① 耐用年数内の施設補償価額は、再建築価額の100%。(別紙:補償増加図参照) ② 耐用年数経過後の施設補償価額は、再建築価額の75%。(別紙:補償増加図参照) ※補償の追加部分(別紙補償増加図参照)の共済金は、施設本体及び附帯施設を復旧し た場合に支払います。なお、請求に当たっては復旧計画書及び復旧に要した費用の領収 書が必要となります。 3.撤去費用の対象の拡充 (農家選択) ○これまで撤去費用の対象となっていなかった一般ハウスやおうとう雨よけハウスも撤去費用 の補償が農家の選択により、付加できるようになりました。 (パイプハウスの標準的な撤去費用は、1㎡当たり290円)×設置面積×付保割合 ○施設の撤去に要した金額が100万円を超えたとき又は本体の損害割合が50%(ガラス室は 35%)を超えたときのいずれかに該当する場合に対象になります。なお、請求に当たっては撤 去計画書及び撤去に要した費用の領収書が必要となります。 【用語説明】 補償価額とは・・・・・加入者が被ることのある損害の最高限度額。 共済金額とは・・・・・損害が生じたときに支払う共済金の最高限度額。 (補償価額×付保割合80%~50%) 再建築価額とは・・・同様の施設を新たに建築した場合の価額。 【園芸施設共済の補償増加図】 施設本体(骨格部分)の補償の拡充 (パイプハウスの場合) 注:共済金は補償価額の8割が上限 時価ベースの補償の拡充(耐用年数の見直しと補償価額の引き上げ) 耐用年数10年間 100 90 ( 80 補 70 償 60 価 50 額 40 ) 30 20 10 0 95% 90% 85% 84% 80% 75% 68% 70% 耐用年数後 の補償価額 50% 65% 60% 55% 52% 36% 以降50% 時価ベースの補償の拡充部分 以降20% 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 (経過年数) 農家選択による補償の追加(復旧費用) 耐用年数内の補償価額は100% 100 90 80 70 ( 60 補 50 償 40 価 30 額 20 ) 10 0 農家選択による補償の追加部分(復旧費用) 95% 84% 耐用年数後 の補償価額 75% 90% 85% 80% 68% 75% 70% 65% 60% 52% 55% 以降50% 36% 以降20% 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 (経過年数) ※注:ビニール等の被覆材については、従前通りの補償になります。 ビニールの被覆経過割合 1年未満 1年以上 2年未満 2年以上 3年未満 3年以上 4年未満 一般軟質 100% 50% 耐久性軟質 100% 71% 50% 35% 耐久性硬質 100% 79% 63% 50% 4年以上 5年未満 5年以上 6年未満 6年以上 25% 25% 40% 31% 25%
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