画像処理工学

画像処理工学
科目名
JABEE科目
E.
科目コード
P11016
授業計画
授業内容
学年・学科等名
単位数・開講期
総時間数
担当教員
2 学年 生産システム工学専攻
2 単位 前期
90 時間 講義 30 + 自学自習 60
戸村 豊明
JABEE関連
教育プログラム科目区分
301専門工学科目①専門応用系
教育プログラムの学習・教育目標 D-1(60%) D-2(40%)
JABEE基準
d
教 科 書
補 助 教
参
考
名
材
書
専門的・選択
プリント(資料,演習問題)
C 言語による画像処理プログラミング入門(長尾智晴 著,昭晃堂)
OpenCV2 プログラミングブック(マイナビ出版)
A.
教育目標
画像処理とは,画像情報の抽出,認識,理解などの処理をコンピュータに行わせる技術であり,コンピュータの普及や計算
能力の向上に伴い,さまざまな分野で応用されている。本科目では,カラー画像,グレースケール画像,2 値画像を対象とした
画像処理の基礎を習得する。
B.
概要
カラー画像,グレースケール画像,2 値画像を対象とするさまざまな画像処理手法を学ぶとともに,各種分野において利用
されている画像処理ライブラリである OpenCV を用いた画像処理のプログラミングと実験を行う。
C.
学習上の留意点
一般的な数学の知識を必要とするので,充分に予め復習しておく。OpenCV を用いたプログラミングでは, C 言語のみなら
ず,C++言語に関する初歩的な知識を必要とするので,C++言語の入門書を読んで自学自習しておくのが望ましい。
D.
学習到達目標
時間
到達目標
1. 画像の読込・保存と表色系
2
2. キーボード・マウス入力
2
3. アフィン変換
2
4. 濃度変換
2
5. 平滑化
2
6. 鮮鋭化
2
7. エッジ検出
2
8. 二値化
2
9. 細線化
2
10. 特徴点抽出
2
11. 膨張・収縮と輪郭線追跡
2
12. 局所特徴量
4
13. クラスタリング
2
14. カメラとデプスセンサの利用
2
OpenCV を用いて,画像を読込・保存したり,
表色系を変える方法を説明できる。
OpenCV を用いて,キーボードやマウスからの
入力に対して応答する方法を説明できる。
カラー画像を反転・並進・回転・拡大縮小・せ
ん断する方法を説明できる。
グレースケール画像における濃度を全体的に
操作する方法を学ぶ。
グレースケール画像における濃度変化を滑ら
かにする方法を説明できる。
グレースケール画像における濃度変化を協調
する方法を説明できる。
グレースケール画像における物体の稜線を検
出する方法を説明できる。
グレースケール画像を図形画素と背景画素
(白と黒)からなる 2 値画像へ変換する方法を
説明できる。
2 値画像の各領域を太さ 1 の線へ変換する方
法を説明できる。
細線化された画像から,各種の特徴点を抽出
する方法を説明できる。
2 値画像における図形画素を膨張・収縮させ
る方法と,各領域の輪郭線を見つける方法を
説明できる。
画像内の局所特徴量を抽出するアルゴリズ
ムを説明できる。
画像内の各画素を,色や座標に基づいてグ
ループ化する方法を説明できる。
Web カメラやデプスセンサから画像を取得して
利用する方法を説明できる。
学習到達目標
1. グレースケール画像に対する基本的な画像処理の方法を説明できる。
到達目標
2. 2 値画像に対する基本的な画像処理の方法を説明できる。
3. カラー画像に対する基本的な画像処理の方法を説明できる。
ルーブリック評価
到達目標項目 1
理想的な到達レベルの目安
標準的な到達レベルの目安
未到達レベルの目安
グレースケール画像に対する基本的
グレースケール画像に対する基
グレースケール画像に対する基本
な画像処理の方法を,図や文章で詳
本的な画像処理の方法を,図や
的な画像処理の方法を説明できな
しく説明できるとともに,OpenCV を用
文章で説明できる。
い。
2 値画像に対する基本的な画像処理
2 値画像に対する基本的な画像
2 値画像に対する基本的な画像処
の方法を,図や文章で詳しく説明で
処理の方法を,図や文章で説明
理の方法を説明できない。
きるとともに,OpenCV を用いたソー
できる。
いたソースプログラムに記述できる。
到達目標項目 2
スプログラムに記述できる。
到達目標項目 3
カラー画像に対する基本的な画像処
カラー画像に対する基本的な画
カラー画像に対する基本的な画像
理の方法を,図や文章で詳しく説明
像処理の方法を,図や文章で説
処理の方法を説明できない。
できるとともに,OpenCV を用いたソ
明できる。
◆ 自学自習
・予習復習
・レポート作成
・定期試験準備
F.
60
自学自習時間として,日常の授業のための予
習復習時間,理解を深めるための演習課題
の考察・解法の時間および定期試験準備の
ための勉強時間を統合したものとする。
関連科目
数学,情報処理,コンピュータグラフィックス
ースプログラムに記述できる。
達成度評価(%)
評価方法
試験
小テスト
レポート
指標と評価割合
口頭
成果品
ポート
発表
実技
フォリオ
その他
合計
総合評価割合
100
100
基礎的能力
70
70
専門的能力
30
30
分野横断的能力
旭川高専 2015
教育プロ
グラム
D-1
D-2
D-1
D-2
D-1
D-2
自己点検