学番81 新潟県立 佐渡高等学 校 平成27年度シラバス(3学年文系古典) 教科(科目) 国語(古典B) 1 単位数 4単位 学年(コース) 3学年(文理コース 文、総合コース 使用教科書 桐原書店『古典B』(古文編)(漢文編) 副教材等 数研出版『体系古典文法』 第一学習社『新国語便覧』 桐原書店『漢文必携』、『漢文必携チェックノート 基本編』 『古文単語315』 いいずな『プログレス古典総演習標準編』 『センター試験対策国語問題集』 文) 学習目標 古典としての古文と漢文を読む能力を養うとともに、ものの見方、感じ方を広くし、古典に親しむことによって人生を豊かに する態度を育てる。 2 指導の重点 ・2年次までに修得した基礎的な語彙力、文法、語法の知識を動員して、古典の様々な文章を読み取り、現代 共通する点双方について認識を深め、伝統文化を尊重する態度を身に付けさせる。。 ・読み取った事柄を自らの言葉でしっかりと表現できるようにする。 3 と異なる点、 指導計画 【古文】 単 一 学 期 中 間 元 物語 日記 一 学 期 期 末 教 材 主要学習領域 『源氏物語』 「若紫との出会ひ」 読むこと 『枕草子』 「中納言参りたまひて」 知識・理解 ・作品全体を見渡し、文学史全般も俯瞰 できるようにする。 『蜻蛉日記』 「嘆きつつひとり寝る夜」 『和泉式部日記』 「夢よりもはかなき世の中」 『建礼門院右京大夫集』 「かかる夢見ぬ人やいひけ む」 読むこと ・登場人物の行動、心理を読み取る。 随筆 『枕草子』 「二月つもごりごろに」 「大納言参りたまひて」 読むこと 二 学 期 中 間 歴史 『大鏡』 「道長の豪胆」 読むこと 考 査 後 ・ 三 学 期 時間 評価方法 12 ・定期考査 ・授業の取 り組み 14 ・定期考査 ・授業の取 り組み 考 査 後 二 学 期 末 ・作者のものの見方感じ方を知り、日記 の世界を味わう。 ・漢文との結びつきについて探求する。 ・読み取ったことに対する自分の考えを 発表する。 『奥の細道』 『無名抄』 「俊成自賛歌のこと」 ・登場人物の行動、心理を読み取る。 話すこと 聞くこと 紀行文 評論 学習活動 8 ・作者のものの見方感じ方を知り、作品 の背景を理解する。 ・登場人物の行動、心理を読み取る。 ・筆者の論旨を読み取る。 ・定期考査 ・授業の取 り組み 12 ・定期考査 ・授業の取 り組み 関心・意欲 ・2年次に学んだことの深まりを実感す 態度 る。 物語 『堤中納言物語』 「虫めづる姫君」 読むこと ・登場人物の行動、心理を読み取る。 説話 『古今著聞集』 「刑部卿敦兼と北の方」 『沙石集』 「勘解由小路の地蔵」 読むこと ・説話の特徴をつかみ内容を読み取る。 10 ・定期考査 ・授業の取 り組み 問題演習 読むこと ・登場人物の行動、心理を読み取る。 ・作者のものの見方感じ方を知り、作品 の背景を理解する。 ・作品全体を見渡し、文学史全般も俯 瞰できるようにする。 18 ・ 授 業 の 取 り組み 知識・理解 6 ・定期考査 ・授業の取 り組み ・授業の取 り組み 学番81 新潟県立 佐渡高等学 校 【漢文】 単 元 教 材 主要学習領域 時間 一 学 期 中 間 逸話 『蒙求』「孔明臥竜」 読むこと 詩 漢詩「雑詩」「登高」 「七歩詩」 「月下独酌」 関心・意欲 ・漢文や漢詩の世界のおもしろさや楽し 態度 さと深さを改めて味わう。 一 学 期 期 末 文章 『古文真宝』 「春夜宴桃李園序」 思想 考 査 後 逸話 二 学 期 中 間 史伝 二 学 期 期 末 史伝 読むこと ・短くも完結性を持つストーリーのテー マを理解する。 ・発想や表現の特色を理解し、文章のお もしろさを味わう。 ・中国の思想を通して、人間の生き方や、 あり方について思索を深める。 評価方法 12 ・定期考査 ・授業の取 り組み 8 ・定期考査 ・授業の取 り組み 韓非子「侵官之害」 『説苑』「江南橘為江北枳」 知識・理解 ・中国古代の思想を体系的にまとめる。 読むこと ・短くも完結性を持つストーリーのテー マを理解する。 3 ・定期考査 ・授業の取 り組み 『史記』「廉頗と藺相如」 読むこと 『史記』「子路」「四面楚歌」 問題演習 その他 ・登場人物の生き方、考え方を理解し、 人間の生き方あり方について考えを深め る。 知識・理解 ・まとまった分量の漢文を正確に訓読 し、句形や語句を踏まえた現代語訳をす る。 読むこと ・登場人物の生き方、考え方を理解し、 人間の生き方あり方について考えを深め る。 12 ・定期考査 ・授業の取 り組み 8 ・定期考査 ・授業の取 り組み 知識・理解 ・歴史叙述の基本形である紀伝体のスタ イルを再確認する。 読むこと 三 学 期 4 学習活動 知識・理解 定期考査及びその解説(4回)…8H ・登場人物の行動、心理を読み取る。 ・作者のものの見方感じ方を知り、作品 の背景を理解する。 ・作品全体を見渡し、文学史全般も俯 瞰できるようにする。 10 ・授業の取 り組み ・授業の取 り組み 課題テスト(1回)…1H 課題・提出物等 毎日の予習、復習を中心に、必要に応じて「月課題」等を課す。 5 評価規準と評価方法 次の観点に立ち、「定期テスト」「授業時の学習活動」「課題」等をもとに総合的に評価をする。 (1)関心・意欲・態度 言語文化や伝統に対する 関心を尊重して、進んで 理解・表現し進んで古典 に親しもうとする。 6 (2)話す・聞く能力 (3)書く能力 (4) 読む能力 (5)知識・理解 古典に表れた思想や感 古典の理解に役立てるた 情を的確に読み取り、も めの音声、文法、表記、語 のの見方、感じ方、考え 句、語彙、漢字等を理解し、 方を豊かにする。 知識を身に付けている。 その他 基本的な古典文法についてはある程度定着している。3年次では基本的な古典文法を再度確認すると共に、その文法力を 駆使して、様々な作品の読解に取り組みたい。多くの作品にふれることを通して、「読解力」や「語彙力」の確立を図り、か つ入試に対応できる応用力を養成していきたいと考えている。ただ、それだけにとどまらず、古典の面白さ・平安時代を中 心とした貴族社会の背景・ものの捉え方・感じ方の差異、そういった部分に対する興味・関心を喚起する授業を展開したい。 人生を通して古典に親しんでいく態度を培っていきたい。 科目担当(相田・稲垣)
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