こすもす 169 号 平成 27 年 6 月号 代表 佐々木 直隆

こすもす
169 号
平成 27 年 6 月号成 2
小倉ロールケーキ研究会
マスコットキャラクター
く る る
「6 月 6 日はロールケーキの日!」を合言葉に、毎年北九州市で開催している「ロールケーキフェスティバル」が、今年
もリバーウォーク北九州で開催されます。「ロールケーキカフェ」では、北九州市内菓子店のロールケーキが勢ぞろい。
好きなロールケーキを選んで、会場内のカフェで味わうことができますよ。みなさん是非北九州にお越しください!!
代表
佐々木
直隆
株 式 会 社 佐 々 木 総 研
西
日
本
税
理
士
法
人
西日本社会保険労務士法人
株式会社ヘルスケア経営研究所
株式会社エス・エス・ピー・ピー
株
式
会
〒805−0021
社
タ
ク
ト
北九州市八幡東区石坪町 10-13
T E L : 0 9 3 - 6 5 1 - 5 5 3 3
F A X : 0 9 3 - 6 5 2 - 2 5 5 0
URL:http://www.sasakigp.co.jp
国外転出をする場合の譲渡所得等の特例の創設
平成 27 年 7 月以降に、国外に移転や転出する日本人等は、転出時に持っている有価証券の含み益に対して税金が課せ
られます。これが平成 27 年度の税制改正で出来た法律で、いわゆる出国税(Exit Tax)です。
租税条約上、株式等のキャピタルゲインについては、株式等を売却した者が居住している国に課税権があるとされていま
す。これを利用し、含み益を有する株式を保有したまま、キャピタルゲイン非課税国(シンガポール、香港、ニュージーランド、
スイス等)に出国し、その後に売却することにより、日本でも外国でもキャピタルゲイン課税を免れることが可能となります。
このような節税スキームを防止する観点から、一定の高額資産家(出国時の株式等の評価額が一億円以上の者)を対象に
出国時に未実現のキャピタルゲインに対して特例的に課税するものとしています。つまり外国に転居する場合、実際に売っ
たか売ってないかにかかわらず、(計算上)利益が出れば税金を納めることになります。
また次の問題点もあります。
「資産をもつ資産家」が「課税逃れのために」「海外に移住」など新聞等の記事をよく目にしますが、実際は多くの事業家
が普通に海外進出しようとして、ビジネス上で引っ越した場合に課税するほうが多くなるのではないでしょうか?
担税力のないところに課税することになり、納税資金が不足する事態になることも十分に考えられます。
海外赴任の場合もその対象となりますので、出国後に株式などを売却せずにそのまま日本に帰国したりするケースも考え
られます。
上記のような場合を想定して、複雑ですが納税猶予などの措置が設けられています。
(税務会計 2 課 シニアコンサルタント 甲斐茂)
配偶者控除が見直しされる可能性も
以前から中長期的な課題として検討課題に挙がっていた「配偶者控除」の見直しが「骨太の方針 2015」に女性活躍の政
策の一つとして盛り込まれる可能性が出てきました。
配偶者控除は、妻の収入が 103 万円以下ならば夫の課税所得が所得税で 38 万円の控除が受けられる制度ですが、配偶
者控除を受けるために就業時間を抑えて収入を抑えるケースもあり、配偶者控除が女性の就労意欲をそいでいるとの指摘
もあります。(いわゆる 103 万円の壁)
そこで、政府税制調査会がまとめた見直しの案としては、①配偶者控除を廃止し、妻の年収に関係なく一定額を夫婦の所
得から控除する夫婦控除の創設、②配偶者の収入に関わらず夫婦 2 人の控除の合計額を同じにするため、配偶者控除を
見直し、配偶者が使い残した基礎控除額を納税者本人に移転させる移転的基礎控除の創設、といった案が示されていま
す。
ただし、配偶者控除の問題は税制以外にも課題があります。多くの企業で支給されている家族手当等の支給基準に「配
偶者の年収 103 万円以下」となっている場合が多く、配偶者控除を撤廃しても家族手当を優先することも考えられ、また配偶
者の年収が 130 万円を超えると年金や健康保険などの社会保険への加入が求められるため、社会保障との絡みも課題と
なってきます。
いずれにせよ配偶者控除の見直しは女性の働き方に大きな影響を与えるものとして、今後も関心を呼びそうです。
(人事労務課 社会保険労務士 石井洋)
ふるさと納税の「ワンストップ特例制度」には申請書の提出が必要です
ふるさと納税は、自治体に対して寄付をすると、ふるさと納税(寄付)額の 2,000 円を超える部分について、一定の上限ま
で、原則として、所得税・住民税から全額が控除されるものです。
このふるさと納税は、平成 27 年 4 月 1 日以後に行われるものについて、「ふるさと納税ワンストップ特例制度」が創設され
ました。ワンストップ特例制度は、ふるさと納税団体先に申請することにより確定申告不要で控除を受けられる制度です。こ
の制度は、寄付の時期と寄付の対象者、申請書の提出が決められておりますので、内容について確認していきましょう。
まず、寄付の時期についてですが、平成 27 年 4 月 1 日以後に
行われるふるさと納税に限定されています。そのため、平成 27 年
3 月 31 日以前に行われる寄付については適用ができません。
次に寄付の対象者ですが、確定申告が不要な給与所得者などに
限定されています。毎年確定申告を行っている方はこの特例を使
うことができません。
最後に申請書の提出ですが、これまではふるさと納税をした際
に発行される受領証を添付して確定申告を行っていましたが、ワ
ンストップ特例では、ふるさと納税と一緒にワンストップ特例申請
書を提出する必要があります。また、自治体数も5団体以内とな
っております。これまでのふるさと納税に比べると利用しやすい制
度となりましたので、利用を検討されている方は、担当者にご相
談ください。
(税務会計 3 課 奈須翔平)
「かかりつけ薬局」に向け、調剤報酬改定、具体的検討に
内閣府の規制改革会議は 5 月 21 日、健康・医療ワーキング・グループの会合を開催し、医薬分業推進の下での規制の
見直しについて議論しました。
この会合で、厚生労働省より、「患者本位の医薬分業の実現」に向けての方向性が提示されています。これは、多くの患
者が門前薬局で薬を受け取っている現状とは異なり、「患者はどの医療機関を受診しても、身近なところにあるかかりつけ
薬局に行く」という状態を、今後の薬局の在り方として目指すものです。具体的には、患者がかかりつけ薬局のメリットを実
感できるような調剤報酬となるよう、評価等の在り方を以下のように示しています。
・在宅での服薬管理・指導や24時間対応など、地域のチーム医療の一員として活躍する薬剤師への評価
・かかりつけ医と連携した服薬管理に対する評価
・処方薬の一元的・継続的管理に対する評価
・薬剤師の専門性を生かした後発医薬品の使用促進に対する評価
・いわゆる門前薬局に対する評価の見直し
今後、厚生労働省の中央社会保険医療協議会で詳細を検討し、次期改定以降で対応することを目指します。また、
PDCA サイクルによる評価や、薬局の構造規制の見直し等についても同様に、中医協にて検討が進められる予定です。
(広報委員会)
2015年6月
社内会議
2015年7月
社内会議
6月1日
月 ※電話が繋がりにくい場合があります。
7月1日
水 ※電話が繋がりにくい場合があります。
6月2日
火
7月2日
木
6月3日
水
7月3日
金
6月4日
木
7月4日
土
6月5日
金
7月5日
日
6月6日
土
7月6日
月
6月7日
日
7月7日
火 七夕
6月8日
月
7月8日
水
6月9日
火
7月9日
木
6月10日
水 ◎源泉所得税の納付
7月10日
金 ◎源泉所得税の納付
6月11日
木
7月11日
土
6月12日
金 社員旅行のため休業
7月12日
日
6月13日
土 社員旅行のため休業
7月13日
月
6月14日
日
7月14日
火
6月15日
月
7月15日
水
6月16日
火
7月16日
木
6月17日
水
7月17日
金
6月18日
木
7月18日
土
6月19日
金
7月19日
日
6月20日
土 ※電話が繋がりにくい場合があります。
7月20日
月 海の日
6月21日
日
7月21日
火
6月22日
月 夏至
7月22日
水
6月23日
火
7月23日
木
6月24日
水
7月24日
金 土用の丑
6月25日
木
7月25日
土
6月26日
金
7月26日
日
6月27日
土
7月27日
月
6月28日
日
7月28日
火
6月29日
月
7月29日
水
6月30日
火 ☆健保・厚生保険料の納付
7月30日
木
7月31日
金 ☆健保・厚生保険料の納付
社内研修日
マイナンバー制度セミナー(@佐々木総研ビル)
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