7 開票 開票の作業 投票が終わると、すべての投票箱が各投票所から開票所に運ばれます。 開票は、すべての投票箱が開票所に届いた日又はその翌日に行うことになっています。 開票を行う市区町村の選挙管理委員会は、開票作業に確保できる人員の数や開票所要時間 の見込みなどを考慮して、開票をその日に行う「即日開票」か、翌日に行う「翌日開票」 かを決定します。 開票開始時間になると、開票所では、すべての投票箱を一斉に開き、すべての投票を混 同した上で分類作業が行われます。 開票所の責任者である「開票管理者」は、 分類された投票を点検し、候補者の届出等に より選ばれた「開票立会人」の意見を聴いて、 投票の有効・無効を決定します。 開票所は、通常、各市区町村に1ヵ所設け られます。 選挙人は、自分が所属する市区町村(開票 区)の開票について参観することができます。 8 当選人の決定 当選人の決定 開票が終わると、当選人を決定するための「選挙会」が開かれます。 当選人の決定を行う「選挙長」は、候補者の届出等により選ばれた「選挙立会人」とと もに、各開票所からの報告を点検して、各候補者や政党の得票数を計算し、当選人を決定 します。 当選人が決定すると、選挙長は、その結果をその選挙を管理する選挙管理委員会に報告 します。選挙長からの報告を受けた選挙管理委員会は、当選人を告示し、当選証書を当選 人に付与します。 ①比例代表選挙以外の当選人の決定方法 得票数の多い順に当選人になります。ただし、法律に定められた一定以上の得票数 (法定得票数)がなければなりません。得票数が同数の場合は、選挙会において選挙 長がくじで順番を決めます。 ②比例代表選挙の当選人の決定方法 各政党の得票数に比例して、政党ごとの当選人の数が決まります。衆議院比例代表 選挙と参議院比例代表選挙では当選人の決まり方が多少異なります。
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