鉱山保安法第47条第1項の規定に基づく報告の提出及び 同法違反

平成 27 年 5 月 14 日
関東東北産業保安監督部
鉱山保安法第47条第1項の規定に基づく報告の提出及び
同法違反に対する行政指導(厳重注意)について
関東東北産業保安監督部は、平成27年4月3日付けで、白谷鉱山の鉱業権
者である釜無山採石事業協同組合に対し、鉱山保安法(昭和24年法律第70
号。以下「法」という。)第47条第1項に基づき、同鉱山における集積場の
集積状況について報告を求めておりましたが、同年4月28日付けで、同鉱業
権者から当部に報告があり、その内容を確認したところ、法第13条第1項に
違反し虚偽の届出をしていたことが認められました。
このことから、当部は、同鉱業権者に対して、法令を遵守し、改善対策の実
施及び再発防止に万全を期すよう行政指導(厳重注意)を行いました。
1.長野県内の白谷鉱山(鉱種:石灰石)において、当部が実施した法第47
条第1項に基づく立入検査(平成27年3月19~20日)及び同鉱山から
の報告により、同鉱山における集積場において、法第13条第1項に基づき
届け出された工事計画の内容と異なる集積物が集積されていることが確認
されました。
2.このため当部は、法第13条第1項の規定に係る適合状況を確認する必要
があると判断し、同鉱山に対して、法第47条第1項の規定に基づく、本件
に関する詳細の報告を求めていたところ、平成27年4月28日付けで、そ
の報告書が提出されました。
3.その報告書には、当該工事計画の内容に記載されていない脱水ケーキを、
鉱業とは関係のない同鉱山以外の事業者から受け入れ集積していた旨の報
告があり、この行為は、法第13条第1項に基づく届出において、違反し虚
偽の届出をしていたことが認められました。
4.このため、当部は、同鉱山の鉱業権者である釜無山採石事業協同組合に
対して、厳重注意を行うとともに、改善対策として、集積された脱水ケー
キの速やかな搬出とともに、再発防止対策の確実な実施により、今後、か
かることがないよう保安確保のため万全の措置を講ずるよう指導しました。
(本発表資料のお問い合わせ先)
関東東北産業保安監督部 鉱害防止課長 柏木広憲
担当者: 阪西、田中
電 話:048-600-0446~7(直通)