20150430週次レポート

Precious Metals Weekly Update
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30 April 2015
WEEK IN REVIEW: ギリシャ債務危機よりも、FOMC を控えたポジション調整が焦点に
Macro indicators:
Yen
0.1%
Euro
0.6%
S&P
(0.9%)
FTSE
1.6%
Oi l
(1.4%)
Copper
(0.6%)
20th Apri l - 24th Apri l
Platinum prices
$/oz
last week:
先週貴金属全般はレンジ内で推移したが、金曜日にゴールドが 4 月の支持線である$1,184/oz を割り込んだ
ことで売り圧力に晒さらされた。先週、ギリシャ 2 年債利回りが過去最高の 29%に達したことからも見受けら
れるように、大衆はギリシャ債務危機解決までの道程はまだ遠いと考えているようだ。しかし、これによるゴー
ルドの安全資産としての買いは限定的であり、ユーロ建ゴールド価格は 2014 年 11 月前半からサポートされ
てきた上昇トレンドラインを割り込んだ。今週は多数重要な経済指標の発表が予定されており、中でも製造業
指数等の主要国経済指標、及び米連邦公開市場委員会(FOMC)が注目される。
プラチナ


20-Apr
24-Apr
Change: -4.2%

Support: $1,089
Resistance: $1,190
Outlook:
Palladium prices
$/oz
マクロ: 今週の FOMC を巡り、様々な値動きが想定される。FOMC 開始前には早期利上げに備えてドル買
い、貴金属売りが進む可能性もあり、また FOMC 後の声明にて 6 月に利上げを行うことを示唆するコメント
があれば、貴金属全般は一気に売り込まれるだろう。一方、FOMC 後の声明がハト派的な内容となれば、
貴金属が現在の低迷している水準から上昇するきっかけとなりうる。
テクニカル: 先週、プラチナは 4 月月初来の上げ幅を失い、$1,135/oz の支持線を割り込んだ(高値
$1,289/oz と安値$1,089/oz を結んだ 23.6%フィボナッチリトレースメント)。これにより価格レンジは心理的
節目の$1,100/oz レベル、そして年初来安値である$1,089/oz の水準まで拡がった。
ファンダメンタル: Anglo American Platinum 社は 2015 年 1-3 月期の生産量が 2007 年振りのプラチナ生
産量を記録する堅調な結果となったことを発表した。ストライキ最中だった 2014 年 1-3 月期と比べると結果
はもちろん良くなっているが(鉱山生産量は 50%増加し、地金生産量は 25%増加)、それ以上に特記するべ
きは、1-3 月期は営業日が少なく、また前半には溶鉱炉のメンテナンスが行われたにも関わらず 2014 年
10-12 月期の好調な生産を維持していることだ。この堅調な生産結果はプラチナの短期的な供給過多に加
担することから、プラチナ価格にとっては重石となると考えられる。需要サイドでは、中国の 3 月プラチナグ
ロス輸入量は前年比 26%増となったが、前年 1-3 月比では 14%減少した。
last week:
パラジウム

20-Apr
24-Apr

Change: -1.9%
Support: $730
Resistance: $780
Outlook:
Gold prices
$/oz
last week:

ゴールド


20-Apr
Apr
24-
Change: -2.3%
Support: $1,143
Resistance: $1,212

Outlook:
Silver prices
$/oz
last week:

24-Apr
Change: -3.8%
Support: $15.30
Resistance: $16.35
Outlook:
マクロ: 今週水曜日の FOMC 後の声明 は、米国の利上げのタイミングを見極める為、市場参加者の注目
が集まるだろう。早期利上げにはメリット・デメリット両方あるが、最終的にはハト派側の意見が通り、7-9 月
もしくは 10-12 月中に利上げを行う姿勢を維持すると考えられる。しかし、少しでもタカ派なコメントがあれ
ば、ゴールドにとっては弱材料となりうるだろう。
テクニカル: 4 月中旬の安値と 3 月末の終値であった$1,184/oz の水準を下回ったことで、現在の価格レン
ジは 2015 年の安値である$1,143/oz まで拡がっている。横ばいに推移している 100 日移動平均線と、下落
している 50 日移動平均線によって、弱気な三角持ち合いが形成されていることから、今後更に価格が下
落する可能性がある。
ファンダメンタル:インドの Akshaya Tritiya の祝祭に向けての現物需要は堅調であったと報じられており、
また足元中国のゴールド現物需要も極めて高水準を保っている。今後アジア圏の現物需要が後退すれ
ば、ゴールドのサポート要因が失われることになる。中国人民銀行のゴールド保有高は 6 年間更新されて
おらず、果たして同行が 2009 年以来どれ程保有高を積み上げたのかについて様々な憶測が飛び交って
いる(詳細は 2 ページの Focus ご参照)。
シルバー

20-Apr
マクロ: 先週パラジウム価格は下落したものの、その下落幅はプラチナ程ではなく、パラジウムは対プラチ
ナ比で 13 年振りの高値まで上昇した。
テクニカル: パラジウムは 2010 年以来続く上昇トレンドラインを 3 週連続で試したが、先週はなんとか同ト
レンドライン上で引けた。直近の抵抗線は、年初来高値と安値を結んだ 50%フィボナッチリトレースメント
で、50 日移動平均でもある$780/oz と考えられる。
ファンダメンタル: 最新の輸出入統計によると、3 月の中国パラジウムグロス輸入量は 2.2t となり、前月比
で 2 倍以上の伸びとなったものの、前年比では 7%減少した。1-3 月のパラジウム輸入量は、前年同期比
で 20%減少となり、中国経済の減速が示唆された。

マクロ: 先週シルバーは再びゴールド以上に大幅に売り込まれ、対ゴールドで値幅は拡がり、2015 年 1 月
前半以来の水準となった(ゴールド・シルバーレシオは 75)。
テクニカル: シルバーは 4 月につけた$17/oz の高値から下落し続けており、現在は$16/oz を上下する水準
にて推移しているものの、現在の下落トレンドを維持すれば、4 月末までに 2015 年安値$15.30/oz まで値
を下げる可能性もある。
ファンダメンタル: 最新の輸出入統計によると、3 月の中国シルバー輸入量は 3%減少し、グロス輸出量は
46%上昇したことから、ネット輸入量は前年比で 53%も減少した。中国国内の工業需要が減少し、輸出量
が増加したことで、年初来ネット輸入量は 64%も減少した。
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Precious Metals Weekly Update
30 April 2015
FOCUS: 中国の中央銀行はゴールド保有高をどれだけ積み増しているのだろうか
中国の中央銀行である中国人民銀行(PBC)は先週、 2015
年1-3月期の同国金保有高は変化なく、6年間一度も積み
増しされていないことを発表した。
中国としては外貨準備高を米ドルに頼らず多様化させ、ゆ
くゆくは人民元を世界の基準通貨として米ドルに取って代
わるものとしたい思惑があることを踏まえると、多くの市場
参加者はこの発表に対して懐疑的である。
国際通貨基金(IMF)が5月に予定している5年毎の特別引
き出し権(SDR)の通貨構成の見直しに合わせ、中国が正
確な金保有高を発表するとの観測が強まっていた。しかし、
金保有高についてのUpdateが公表されなかったことから、
PBCはIMFが10月に2度目の見直しを行う時まで (最終決
定は2016年1月)公表することを控えている可能性もある。
若しくは、中国が主導しているアジアインフラ投資銀行
(AIIB)を通じて人民元を含むSDRのような通貨バスケット
を創設している可能性もある。
IMFが発表した中国の金保有高の公式データは2009年以
来変わらず1,054tとなっているが、これは事実と異なってい
る可能性がある。国内鉱山の生産量、輸入量、リサイクル
数量を考慮すると、現時点において3,510tのゴールドを中
国が保有している可能性があるとBloombergは推測して
いる。
簡単な需給分析によると、中国のゴールド保有高は2009
年以来2~3倍に増えている可能性がある。GFMSの推定量
によると、2009 年来の中国のリサイクル供給量は累計
1,000t以下に留まる一方、鉱山生産量は累計2,300tを超え
ている。また中国への最大の輸入ルートである香港からの
ゴールド輸入量は、過去5年間で合計4,000tを超えている
ことから、単純計算で中国の2009年~の想定総供給量は
7,300tとなる。一方、中国黄金協会の見積もりでは2009年
以来の総需要は~4,700tとされていることから、同国の余剰
分は2,619tにも上ると考えられ、この一部をPBCが購入し
ている可能性は大いにある。
2009-2014年における中国のゴールド需給推定量 (t)
China mine supply (GFMS)
Supply of gold from scrap (GFMS)
Implied imports from HK (HK Customs and Excise)
Total supply
China gold demand (China Gold Association)
Total demand
Supply-demand balance
ETF liquidation since 2012 (Mitsubishi calculations)
Implied maximum PBC buying
2,359
933
4,014
7,305
4,686
4,686
2,619
969
3,588
以上を踏まえ、様々な不確実性はあるにしても、PBCのゴ
ールド保有高は、過去6年間で約2,000-3,000t増加している
可能性がある(この値は世界全体の年間鉱山生産量に匹
敵する)。もしこれが事実であれば、理論上、PBCは最大で
約4,000tのゴールドを保有する計算になり、米国の8,134t、
ドイツの3,384tに次いで、世界第2もしくは第3のゴールド保
有国となる。しかし、中国のゴールド保有高が実際にこの
水準まで増加していたとしても、同国の外貨準備高にゴー
ルドが占める割合は約3-4%程度にしか達しておらず、米
国の74%、ドイツの68%には程遠い。もし中国が他の先進
国 と 同 水 準 の ~70% 程 度 を 目 標 と す れ ば ( イ タ リ ア は
67%(2,452t)、フランスは66%(2,435t))、70,000t超のゴール
ドを購入することになる(今までのゴールド採掘数量の約
40%)。現実的に考えると、目標とする割合は一桁%台後
半程ではないかと思われるが、それでも相当規模の追加
のゴールド需要が見込まれる。
しかし、中国の外貨準備高に占めるゴールドの割合は既
に上限に達している可能性もある。Bloombergによると、
PBCのYi Gang副総裁は2013年3月のコメントにおいて、ゴ
ールド市場の小ささを考慮すると、最大で外貨準備高の
2%までしかゴールドに投資するべきではないと述べている。
したがって、2009年以来保有高が現時点において既に倍
以上に達していた場合、PBCはもうゴールドを買わない可
能性があり、ゴールドをサポートする重要な材料が今やな
くなってしまったかもしれない。
重要な点は、PBCがゴールドの保有高をまだ増やしたいと
考えているかどうかである。人民元はまだ完全に自由化さ
れておらず、人民元が世界の準備通貨、及びSDR通貨バ
スケットとなる前には自由化される必要があるという別問
題が存在する。中国当局は非常に長期的な視野で判断す
ること、また米ドル以外の通貨準備を多様化させたいと考
えていることを踏まえると、中国は今後もゴールドを買う可
能性がある。
要旨:

また、ETFは2012年の過去最高時から40%減少しており、
969tが売り手仕舞われている。この内多くの地金は、スイ
スの精錬所にてETF用のラージバーからスモールバーに
改鋳され、中国へ輸入されたと思われる。しかし、このスモ
ールバーは主に一般投資家の需要に充てられていたと考
えられ、PBCが購入していた訳ではないだろう。いずれにし
てもこのようなルートでも、中国はゴールドの地金を集めて
いたことは事実である。
30th April, 2015
三菱商事 RtM ジャパン(株)貴金属事業部
ゴールドは今後中国によって更に買われる可能
性があり、これによりゴールド現物需要はサポー
トされ、下値を支えるだろう。

中国がいつの日かゴールド保有高を発表した際
は、価格が瞬間的に上昇する可能性がある。し
かし、同国が保有高を発表するのは、既に必要
数量購入した後であると考えられる為、その後の
更なる上振れは限定的だろう。

中国を公式データに含めなかったとしても、中央
銀行による購入は今年堅調になるだろう。例え
ば、ロシア中銀は3月単月で30t購入している。
転用・転送 堅くお断りいたします
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Precious Metals Weekly Update
30 April 2015
MACRO OUTLOOK: Economic calendar from Bloomberg
Apr-27
US:
マークイット
コンポジット
PMI
前 59.2
4 月ダラス連
銀製造業活
動指数
前-17.4
予-12.0
Apr-28
UK:
1-3 月 GDP
(前期比)
前 0.6%
予 0.4%
(前年比)
前 3.0%
予 2.6%
US:
FOMC 会合 4
月消費者信頼
感指数
前 101.3
予 102.5
4 月リッチモンド
連銀製造業指
数
前-8 予-2
Apr-29
EU:
3 月マネーサプライ M3
前 4.0% 予 4.3%
4 月消費者信頼感指数
前-4.6 予-4.6
Germany:
4 月 CPI
(前月比)前 0.5% 予-0.1%
(前年比)前 0.3% 予 0.4%
US:
MBA 住宅ローン申請指数
前 2.3%
1-3 月 GDP(前期比年率)
前 2.2% 予 1.0%
1-3 月個人消費
前 4.4% 予 1.8%
3 月中古住宅販売成約(前月比)
前 3.1% 予 1.0%
FOMC 政策金利決定・会見
前 0.25% 予 0.25%
Apr-30
Japan:
日銀金融政策決定会合
3 月鉱工業生産指数
前 3.1% 予-2.3%
EU:
3 月失業率
前 11.3% 予 11.2%
4 月 CPI
前-0.1% 予 0.0%
Germany:
4 月失業率
前 6.4% 予 6.4%
US:
3 月個人所得
前 0.4% 予 0.2%
3 月個人支出
前 0.1% 予 0.5%
新規失業保険申請件数
前 29.5 万件
4 月シカゴ購買部協会景気指数
前 46.3 予 50.0
May-1
Japan:
マークイット製造業指数 前 49.7
3 月全国 CPI(前年比)
前 2.0% 予 2.1%
3 月失業率
前 3.5% 予 3.5%
China:
4 月製造業 PMI
前 50.1 予 50.0
US:
マークイット製造業 PMI
前 54.2
3 月建設支出
前-0.1% 予 0.5%
4 月 ISM 製造業景況指数
前 51.5 予 52.0
4 月ミシガン大消費者信頼感指数
前 95.9 予 96.0
新車販売台数
前 1,705 万台 予 1,690 万台
FUTURES MARKET: Source – Commitments of Traders, Commodity Futures Trading Commission
NYMEX プラチナ ネット・ロングポジション
4 月 21 日時点: 45.4t
先週プラチナは軟調に推移した為、グロス・ショートは 5 週間振りに 3.8t(10%)増加した。この結果、グロス・ロングの 871kg(1%)の増
加分を打ち消し、ネット・ロングは 3 週振りの低水準である 45.4t となった。
NYMEX パラジウム ネット・ロングポジション
4 月 21 日時点: 54.4t
3 週連続で大幅にショートカバーが入り、グロス・ショートは過去最高水準の 57%である 20.5t まで減少した。グロス・ロングも 3%減少
し、2013 年 1 月以来水準である 75t まで減少したが、結果、ネット・ロングは 2%増加し 54.4t となった。この水準から再びロングポジ
ションが構築される可能性がある。
COMEX ゴールド ネット・ロングポジション
4 月 21 日時点: 326.6t
グロス・ロングが 3.1t(0.5%)増加し、7 週振りの高水準である 684.3t まで増加した。一方でグロス・ショートが控えめに減少(1.6t、全体
の 0.2%)したことで、ネット・ロングは 326.6t となった。FOMC を控え様子見な展開となっており、現在グロス・ロング、グロス・ショート
共に減少している(夫々過去最高時の 59%・64%)。
COMEX シルバー ネット・ロングポジション
4 月 21 日時点: 5,267t
先週グロス・ショートは大幅に増加し(1,767t、全体の 29%)、ショートポジションの増加幅は 2003 年振りに週間で歴代 3 番目の伸びと
なった。グロス・ロングは微増したが、ネット・ロングは 5 週振りの低水準である 5,267t まで減少した。
30th April, 2015
三菱商事 RtM ジャパン(株)貴金属事業部
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Precious Metals Weekly Update
30 April 2015
SHANGHAI GOLD EXCHANGE: Source – Shanghai Gold Exchange
SGEプラチナ売買高 4 月 24 日時点
th
Implied premium 6.9% (6.5% to 17 Apr)
SGEゴールド売買高 4 月 24 日時点
th
Implied premium: 0.6% (0.4% to 17 Apr)
Thousands
Platinum sales (koz)
200
Price (RMB/g)
400
350
150
300
250
100
200
150
50
100
50
0
0
Jan Feb Mar Apr May Jun Jul Aug Sep Oct Nov Dec
2013
2014
2015
2013 monthly average price
2014 monthly average price
2015 monthly average price
EXCHANGED TRADED FUNDS: Source – various ETF providers
プラチナ ETF 残高
4 月 23 日時点: 85t
先 週 プ ラ チ ナ ETF は 控 え め に 買 わ れ 、
Standard Bank、Deutsche、そして UBS の
ETF 残高が増加したことで、プラチナ ETF 残
高は約 809kg(1%)増加した。
パラジウム ETF 残高
4 月 23 日時点: 89t
パ ラ ジ ウ ム ETF 残 高 は 、 南 ア ラ ン ド 建 の
Standard Bank ETF が買われたことで 218kg
増加した。パラジウム ETF 残高は過去最高時
の 95%を保っている。
ゴールド ETF 残高
4 月 23 日時点: 1,434t
先週ゴールド ETF 残高は、取引量最大の
SPDR が買われたことで、更に 3.1t(0.2%)増加
した。年初来で総残高は 30.8t 増加している。
同水準の増加幅が今後も維持されれば、今年
は 2012 年以来初めて ETF 残高の最高記録
を更新することとなる。
シルバーETF 残高
4 月 23 日時点: 13,530t
先 週 シ ル バ ーETF 残 高は 、取 引 量 最大 の
iShares ETF が 大 幅 に 買 わ れ た こ と で
62.2t(0.5%)増加した。シルバーに対する投資
家の気運は引き続きポジティブで、総残高は
過去最高時の 96%となっている。
30th April, 2015
三菱商事 RtM ジャパン(株)貴金属事業部
転用・転送 堅くお断りいたします
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Spot
Gold
Forwards
Silver
Platinum
Leases
Palladium
30 April 2015
Futures
Rhodium
Options
Ruthenium
Swaps
Iridium
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