メンタルヘルスに関する相談業務仕様書 地方独立行政法人大阪市民病院機構 メンタルヘルスに関する相談業務仕様書 1 目 的 厚生労働省の「事業場における労働者の心の健康づくりのための指針」 、 「労働者の心の健康の保持増進のための指針」に基づき、地方独立行政法人 大阪市民病院機構(以下、 「当法人」という。 )におけるメンタルヘルス対策 の体制を整え、職員の精神的負担の軽減を図り、元気を回復することを目的 として実施する。 2 件 名 メンタルヘルスに関する相談業務 3 委託期間 平成 27 年 4 月 1 日~平成 28 年 3 月 31 日 ただし、業務履行に不備等なければ単年度毎に契約は自動更新されるもの とし、 今回の契約にかかる委託期間の最長は平成 30 年 3 月 31 日までとする。 4 対象者 職員約 2,300 人及びその家族 5 相談内容 メンタルヘルスに関する相談 ・ 電話によるカウンセリング ・ 面談によるカウンセリング及びその予約業務 ・ Web によるカウンセリング ・ 医療及び医療機関等に関する相談への情報提供 6 昨年度実績件数 ・ 電話によるカウンセリング ・ 面談によるカウンセリング及びその予約業務 ・ Web によるカウンセリング ・ 医療及び医療機関等に関する相談への情報提供 12 件 2件 1件 22 件 7 利用時間(最低限次の時間において利用ができること) ①電話による相談・カウンセリング 年中無休:午前 9 時から午後 9 時 ②面談によるカウンセリング予約 平日(祝祭日除く) :午前 9 時から午後 9 時 土日(どちらか 1 日) :午前 9 時から午後 4 時程度の間 ※ 祝祭日、年末年始(12/29~1/3)については、休みを可とする。 ③Web によるカウンセリング 年中無休:24 時間受付 8 相談対応者 厚生労働省の「労働者の心の健康の保持増進のための指針」において「心 の健康づくり専門スタッフ」として位置づけられている有識者が対応するこ と。 9 相談体制について (1) 相談に従事するものは、相談者の訴えを十分に聴取した上で、相談者が理 解できるよう具体的に指導すること。なお、相談スタッフに対して相談技 術や個人情報等に関する研修を行い、必ず研修を修了したものに相談業務 にあたらせ、また、定期的に研修を行い常に相談技術の向上に努めること。 (2) 複数で相談にあたる場合等においては、相談者の了解を得た上で相談記録 等を共有し、相談事業が円滑に実施されるよう努めること。 (3) クレームや苦情等に対応する担当者を置き、誠意をもって対応するととも に、賠償責任保険に加入すること。また、受託者の責により相談者に損害 が生じた場合は、その責任の範囲に応じて賠償すること。 (4) 相談者等が不利益を被ることのないように、相談者の個人情報や事業の受 託で入手した情報に関して、適切な管理及び取り扱いを行うこと。また、 一般財団法人日本情報経済社会推進協会が認定する、日本工業規格に適合 するプライバシーマークを取得していること。 10 電話料金等 フリーダイヤルにて通話料は無料とすること。ただし、携帯電話、フリー ダイヤルに対応していない IP 電話等を使用する場合はこの限りではない。 11 利用状況の報告 電話・面接・インターネット利用のそれぞれの件数について、各月ごとに報 告書を提出すること。加えて、定期報告書(月及び年度)も提出すること。 (Web での報告も可とするが、情報が委託者以外から見られないようにすること。) また、相談傾向等について分析し、考察を加えたものとすること。 ※ 様式・内容については別途指示する。 12 面接相談 大阪市内に直営の相談室(カウンセリングルーム)を1箇所以上設けると ともに、提携の相談機関を設け、希望者に対し精神科医師・臨床心理士等に よるカウンセリングを行うこと。 13 利用料金 面接相談については、一人あたり同一年度 5 回目まで利用者の負担無しと すること。 (6 回目以降は、面接相談料を利用者に請求してもかまわない。 ) 14 普及、啓発業務 受託者の実施するカウンセリング業務等を周知し、利用を促進するため、当 法人職員に電話番号等の利用方法がわかりやすく周知されるよう、チラシ・シ ール・ポスター等の作成を行うこと。 (チラシについては 3,000 部) 15 実施方法 専用の電話回線によること。 (開設にかかる工事費等、フリーダイヤルによ る相談通話費は受託者負担とする。 ) 16 守秘義務 受託者は、業務の遂行にあたり、業務上知り得た情報及び秘密は、これを 保持しなければならない。ただし、人命や社会的に重大な影響を及ぼす恐れ のあることについては、この限りでなく、カウンセラーの倫理に基づいて対 処するものとする。また、守秘義務については、契約終了後も存続する。 17 個人情報保護 受託者は、個人情報を取り扱う際には、個人情報保護法に基づき、適正に 処理しなければならない。 18 委託料の請求方法 委託料の請求は、委託期間終了後に速やかに別途指示する請求書に基づき 請求すること。 19 再委託等の禁止 (1) 受託者は次の各号に掲げるものを再委託することはできない。 (a)委託業務における総合的企画、業務遂行管理、業務の手法の決 定及び技術的判断等 (b)電話・面談・Web によるカウンセリング、及び利用状況の報告 (2) 受託者は、コピー、ワープロ、印刷、製本、トレース、資料整理など の簡易な業務の再委託にあたっては、委託者の承諾を必要としない。 (3) 受託者は、 (1)に規定する業務以外は再委託を認める。 20 その他 (1)応札に当たっては本仕様書を十分検討し、 疑義ある場合は質問期間内に 指定の方法によりよく質し、その内容を熟知の上応札するものとする。 質問受付期間経過後の疑義については受付しない。 契約後における仕様 書の疑義は、当法人の解釈によるものとする。 (2)この仕様書に記載されていない事項であっても、 当然必要と認められる 軽微な作業については、 委託者と協議のうえ適正に実施すること。 また、 記載外の事項で問題が生じた場合は、 直ちに委託者と協議の上実施する こと。 (3) 本業務の実施にあたっては、医師法、医療法等の関係法令を遵守して 円滑に執行しなければならない。 (4) 本委託業務にかかる消耗品・機器等の諸経費はすべて受託者が負担す ること。 (5) 業務実施にあたり事故等が発生した場合は、直ちに委託者に状況を報 告するとともに、適宜必要と考えられる措置を講じること。 (6) 受託者は「暴力団等の排除に関する特記仕様書(特記1) 」の各条項の 規定を遵守すること。 (7) 受託者は、 「職員等の公正な職務の執行の確保に関する条例に基づく特 記仕様書(特記2) 」の各条項の規定を遵守すること。 <事業担当> 〒534-0021 大阪市都島区都島本通 2-13-22 大阪市立総合医療センター4 階 地方独立行政法人大阪市民病院機構総務部職員課(給与・厚生) 電話 06-6929-3685 担当:濵邊・栗田 特記1 暴力団等の排除に関する特記仕様書 大阪市民病院機構(以下「発注者」という。 )が締結する契約等から暴力団を排除する措置について は、「大阪市暴力団排除条例」(以下「条例」という。)、「大阪市暴力団排除条例施行規則」及び「大 阪市契約関係暴力団排除措置要綱」(以下「要綱」という。)に準拠し、大阪市と同様の措置を講じる。 1 暴力団等の排除について (1)受注者(受注者が共同企業体であるときは、その構成員のいずれかの者。以下同じ。 )は、 大阪市暴力団排除条例(平成 23 年大阪市条例第 10 号。以下「条例」という。 )第 2 条第 2 号に 規定する暴力団員(以下「暴力団員」という。 )又は同条第 3 号に規定する暴力団密接関係者(以 下「暴力団密接関係者」という。 )に該当すると認められる者と下請契約、資材・原材料の購入 契約又はその他の契約をしてはならない。 (2)受注者は、条例第 7 条各号に規定する下請負人等(以下「下請負人等」という。 )に、暴力 団員又は暴力団密接関係者に該当すると認められる者と下請契約、資材・原材料の購入契約又は その他の契約をさせてはならない。 また、受注者は、下請負人等が暴力団員又は暴力団密接関係者に該当すると認められる者と下 請契約、資材・原材料の購入契約又はその他の契約をした場合は当該契約を解除させなければな らない。 (3)受注者は、この契約の履行にあたり暴力団員又は暴力団密接関係者に該当すると認められる 者から条例第 9 条に規定する不当介入(以下「不当介入」という。 )を受けたときは、速やかに、 この契約に係る本機構監督職員若しくは検査職員又は当該事務事業を所管する担当課長(以下 「監督職員等」という。 )へ報告するとともに、警察への届出を行わなければならない。 また受注者は、下請負人等が暴力団員又は暴力団密接関係者に該当すると認められる者から不 当介入を受けたときは、当該下請負人等に対し、速やかに監督職員等へ報告するとともに警察へ の届出を行うよう、指導しなければならない。 (4)受注者及び下請負人等が、正当な理由なく本機構に対し前号に規定する報告をしなかったと 認めるときは、条例第 12 条に基づく公表及び大阪市競争入札参加停止措置要綱による停止措置 を行うことがある。 (5)受注者は第 3 号に定める報告及び届出により、本機構が行う調査並びに警察が行う捜査に協 力しなければならない。 (6)発注者及び受注者は、暴力団員又は暴力団密接関係者に該当すると認められる者からの不当 介入により契約の適正な履行が阻害されるおそれがあるときは、双方協議の上、履行日程の調整、 履行期間の延長、履行内容の変更その他必要と認められる措置を講じることとする。 2 誓約書の提出について 受注者及び下請負人等は、暴力団員又は暴力団密接関係者でないことをそれぞれが表明した誓約 書を提出しなければならない。ただし、発注者が必要でないと判断した場合はこの限りでない。 特記2 職員等の公正な職務の執行の確保に関する条例に基づく特記仕様書 大阪市民病院機構(以下「発注者」という。 )は、職員等の公正な職務の執行の確保に関す る条例に準拠し、大阪市と同様の取扱いをするものとする。 (条例の遵守) 第1条 受注者及び受注者の役職員は、受注業務の履行に際しては、 「職員等の公正な職務 の執行の確保に関する条例」 (平成18年大阪市条例第16号) (以下「条例」という。 ) 第5条に規定する責務を果たさなければならない。 (公益通報等の報告) 第2条 受注者は、受注業務について、次の各号に定める場合、速やかに、その内容を発 注者(地方独立行政法人大阪市民病院機構 市立総合医療センター総務部総務課)へ報告 しなければならない。 (1) 条例第2条第1項に規定する公益通報を受けたとき (2) 発注者の職員から、違法または不適正な要求を受けたとき 2 受注者は、公益通報をした者又は公益通報に係る通報対象事実に係る調査に協力した 者から、条例第12条第1項に規定する申出を受けたときは、直ちに、当該申出の内容 を発注者(地方独立行政法人大阪市民病院機構 市立総合医療センター総務部総務課)へ 報告しなければならない。 (調査の協力) 第3条 受注者及び受注者の役職員は、発注者又は大阪市公正職務審査委員会が条例に基 づき行う調査に協力しなければならない。 (公益通報に係る情報の取扱い) 第4条 受注者の役職員又は受注者の役職員であった者は、正当な理由なく公益通報に係 る事務の処理に関して知り得た秘密を漏らしてはならない。 (発注者の解除権) 第5条 発注者は、受注者が、条例の規定に基づく調査に正当な理由なく協力しないとき 又は条例の規定に基づく勧告に正当な理由なく従わないときは、本契約を解除すること ができる。 ○ 地方独立行政法人大阪市民病院機構 市立総合医療センター総務部総務課の連絡先: 06-6929-3569
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