ご使用にあたって

ご使用にあたって
使用前の確認事項
本剤の使用にあたっては、添付文書にて詳細をご確認ください。
また、警告、禁忌を含む使用上の注意の改訂に十分ご留意ください。
●悪性胸水患者が対象(腹水患者には使用不可)
●禁忌*・慎重投与患者**を確認
患者の選択
*本剤又はタルクに対し過敏症の既往歴のある患者
**肺機能障害のある患者又は心機能障害のある患者
●呼吸困難の程度、疼痛(胸痛)の程度、バイタルサイン、SpO2、
酸素供給量、胸部X線写真、血液・尿検査、心電図検査等
胸水排液前検査
●薬液注入用の側管付き胸部排液用カテーテルを使用
●1日1,000mL以下の速度で排液する。
●排液量が1,000mLを超える場合は2日以上かけて排液する。
●可能な限り排液を行う。
胸水ドレナージ
胸水排液直後検査
ユニタルク®の調製
ユニタルク®の注入
●肺の再膨張(胸部X線写真)
と呼吸症状の緩和を確認
●呼吸困難の程度、疼痛(胸痛)の程度、バイタルサイン、SpO2、
酸素供給量、胸部X線写真
裏面
裏面
カテーテルをクランプし、2時間持続
15分毎に体位変換
経過観察
必要に応じて検査を実施
(呼吸困難の程度、疼痛
(胸痛)
の程度、バイタルサイン、
SpO2、酸素供給量、胸部X線写真、血液・尿検査、心電図検査等)
クランプを開放し、排液開始
重大な副作用
急性呼吸窮迫症候群(ARDS)
抜管
その他の副作用
胸痛、発熱等
【警告】
本剤の投与により急性呼吸窮迫症候群があらわれ、死亡に至った例も報告されている。急速に進行す
る呼吸困難等の臨床症状に注意するとともに、胸部X線検査の実施等、観察を十分に行い、異常が認め
られた場合には適切な処置を行うこと。
〔「慎重投与」、
「重要な基本的注意」、
「重大な副作用」の項参照〕
【禁忌(次の患者には投与しないこと)】
本剤又はタルクに対し過敏症の既往歴のある患者
●効能・効果、用法・用量、警告・禁忌を含む使用上の注意等は添付文書をご参照ください。
[文献請求先・製品情報お問い合わせ先]
ノーベルファーマ株式会社 カスタマーセンター
TEL:03-5651-1329
製造販売元
ノーベルファーマ株式会社
〒103-0024 東京都中央区日本橋小舟町12番地10
2014年2月作成
TLC-013-IF
の調製から注入まで
1
本剤に日局生理食塩液50mLを注入します。
2
6 及び 7 )には、注射針を使用しな
注意:●以後の操作( いこと。
3
採液針を本剤の懸濁液が入ったバイアルのゴム栓
の中央に、上からまっすぐに押し込み装着します。
均一な懸濁液にするため、
15秒ほど強く振りまぜます。
注意:●懸濁液は、直ちに使用すること。
4
採 液 針にシリンジ(50mL、青色の押子)を装着
(ロック接合)
します。
注意:●シリンジの押子を引いた状態で、採液針とロック
接合すること。
●ロック接合部に緩みがないことを確認してから次の
操作を行うこと。
注意:●採液針のシリンジ接続口及びバイアル接続部分
(特に、針)に指などが触れないように取り扱うこと。
5
バイアルをよく振とうして、本剤の粒子を分散
させます 。
6
バイア ルを上下逆にして振とうさせ、ポンピング
しながら、懸濁液をシリンジに吸引します。
7
シリンジを、採液針から外し、薬液注入用の側管付き
胸部排液用カテーテルの側管に装着(ロック接合)
後、懸濁液を、胸膜腔内に緩徐に注入します。
8
その後、同じ側管より、懸濁液注入と同じ注入速度
で、日局生理食塩液50mLを用いてフラッシュし、
カテーテルをクランプします。
注意:●本剤の粒子が沈降している場合、シリンジを振とう
して粒子を分散させながら注入すること。
●シリンジを保持しながら、シリンジの押子を下に
押すように、本剤の懸濁液を緩徐に注入すること。