消化器外科,移植外科,小児外科臨床研修プログラム 目標 研修方略

平成 27 年 4 月 1 日
消化器外科,移植外科,小児外科臨床研修プログラム
目標
一般目標 GIO
消化器外科患者に対して適切な治療方針を考案し,治療を行うことができるようになるた
めに,消化器疾患に関する基本的な検査,症例提示,手術,術前術後管理方法を理解し修
得する。
行動目標 SBO
1 病歴を聴取し,理学所見を正確に把握し診療録に記載できる.
2 病歴ならびに理学所見に基づき,必須の検査を指示できる.
3 血液検査,動脈血ガス分析に関し,適応の判断,手技の実施,結果の解釈ができる.
4 胸部,腹部 X 線の系統的な読影ができ,異常陰影を指摘し,解釈を述べることができる.
5 腹部 CT の系統的な読影ができ,異常陰影を指摘し,解釈を述べることができる.
6 腹部超音波検査が施行でき,異常陰影を指摘し,解釈を述べることができる.
7 胸腔穿刺,腹腔穿刺を上級医・指導医の指導のもとで施行できる.
8 中心静脈カテーテル挿入を上級医・指導医の指導のもとで施行できる.
9 消化器癌に関して,診断と病期の判断ができ,治療方針の立案ができる.
10 各消化器疾患における手術手技について理解し,手順を述べることができる.
11 緩和ケアに関して理解し,基本的な症状コントロールが実施できる.
12 患者の尊厳に配慮し,死亡確認および遺族への対応が行える.
研修方略
(6 週の研修期間)
1 病棟で 5~10 人程度の入院患者の診療を担当し,上級医・指導医の指導のもと,受持ち
医として主体的に診察する.
2 カンファレンス:担当患者の検査結果ならびに予定術式に関してプレゼンテーションを
行う.また,術後の症例に関しては,手術内容に関してプレゼンテーションを行う.
3 教授回診:週 2 回(月・木),受持ち患者に関して経過の報告と治療方針に関してプレ
ゼンテーションする.
4 抄読会:週 2 回(月・木)参加する.ローテーション中に最低 1 回発表する.
(3 ヶ月の研修の場合追加される項目)
1 研究会,学会(地方会を含む)のいずれかに参加し,症例報告を行う.
2 虫垂切除術などの手術の術者もしくは第一助手を経験する.
週間予定
月
カンファ
レンス
火
水
手術
手術
木
カンファ
レンス
金
任意
手術
午前
教授回診
教授回診
午後
カンファ
カンファ
カンファ
カンファ
カンファ
レンス
レンス
レンス
レンス
レンス
(移植班) (移植班) (移植班) (移植班) (移植班)
病棟回診
検査
抄読会
手術
手術
病棟回診
病棟回診
夕方
手術
病棟回診
検査
抄読会
病棟回診
カンファ
レンス
(肝胆膵
班)
カンファ
レンス
(消化管
班)
評価
研修中の評価(形成的評価)
研修医の経験内容等に関する自己評価及び指導体制に関する評価は,3 週間ごとに全上級医,
指導医,指導責任者,ならびに看護師など診療スタッフで共有することとし,次 3 週間に
おける研修内容を考慮するにあたっての参考とする.
研修後の評価
(形成的評価)
研修終了後に EPOC に研修医が入力した自己評価を元に指導医が評価を入力する.提出さ
れたレポートは研修責任者が確認し,内容によっては不備な点を指導し再提出を求める.
(総括的評価)
提出された自己評価ならびに指導医による評価に基づき,一般目標ならびに行動目標にお
いて,これらの目標が著しく達成されていない場合は,研修責任者ならびに直接指導医の
判断により,再履修を研修管理委員会に諮るものとする.
研修責任者
宮川眞一*
指導医(* 指導医講習修了者)
小林 聡*
池上俊彦*
浦田浩一
横山隆秀*
三田篤義*
石曽根聡*
宮川雄輔
大野康成
清水 明
鈴木 彰
本山博章
酒井宏司
古澤徳彦
増田雄一*
北澤将人
荒居琢磨
北川敬之
竹内大輔
代田智樹
荒井義和
上級医
杉山聡
小山誠
今井紳一郎
江原毅人
関口隆裕
寺田立人
宮崎暁