第 42 回理事会 平成 27 年 3 月 2 日 議決 第 9 回評議員会 平成 27 年 3 月 16 日 議決 平成27年度 事業計画書 平成 27 年 4 月 1 日から 平成 28 年 3 月 31 日まで 公益財団法人 天理よろづ相談所 奈良県天理市三島町 200 番地 平成27年度 事業計画書 公益財団法人天理よろづ相談所は、創設の理念である「よろづたすけ」の一端を担い、三部門が緊密 なる連携のもとに、悩める人々に、身体と心と生活の面からの救済を目指し、人間の幸福と広く公共の 利益の増進を目的に事業を推進する。 「身上部(みじょうぶ) 」は医学研究及び現代医学の粋を集めた医療設備をもって患者の診療にあたる。 「事情部(じじょうぶ) 」は心の苦悩の解決・指導にあたる。 「世話部(せわぶ) 」は生活上の諸問題及び医療従事者の養成に関する相談世話どりを行う。 各部門の事業計画は下記の通りである。 〔Ⅰ〕身上部 1 医学研究所 (1) 研究所の充実を図り、研究の増進と共に学術誌「天理医学紀要」(Tenri Medical Bulletin)を継続 刊行し、その国際的認知度を高める。 (天理医学紀要は 2007 年より国立大英図書館の定期購読誌 に選ばれた) (2) 従来から行ってきた分子生物学的研究、染色体解析、電子顕微鏡検査などを更に継続発展させ、 病院の高度先進医療提供の使命に寄与する。 (3) 研究所の設備、要員を提供し、臨床研究の支援及び教育を行い、臨床教育機関としてレベルアッ プを図る。 (4) 本院で治療した患者の長期追跡データを解析して、治療法や治療評価法の改善に努める。 2 病 院 (1) 設立の理念は患者に出来る限りの親切と高度な医療を提供することにある。 (2) 診療部門の強化充実と職員教育、特にひのきしん(奉仕活動)の精神の徹底を図り、病人中心の チーム医療の実践に努める。 (3) 積極的な高度先進医療技術と設備の導入を図る。東西病棟完成後、ICU(集中治療室)の拡充と SCU(脳卒中治療室)の新設、救急外来病棟を充実させた先進医療を推進するにふさわしい 512 床 の急性期新入院棟の開設を行ったが、これを活用し更なる施設内容の充実を図る。 (4) 救急及び地域医療(奈良県及び三重県西部)への更なる貢献に努める。 (5) 新しい東西病棟開設の後、老朽化した本館入院棟であるおやさとやかた西右第 2・3・4 棟を全面 改修し、一部は緩和ケア病棟とする予定である。 (6) がん診療連携拠点病院としての事業、地域連携医療の推進を図る。 (7) 世話部との緊密な連携のもとに在宅ケアの充実を図る。 (8) 医療の質の管理とともに、独自の医療安全管理マニュアルに基づき、医療の安全の推進と医療事 故の防止にあたる。 1 (9) 個人情報保護法に基づき、患者の個人情報保護に関する規程を遵守し、遺漏なきよう万全の対策 を図る。 (10) 平成 16 年度より実施された卒後臨床研修必修化を受けて、レジデント制度の更なる充実と発展 を図る。シニアレジデント・後期研修制度を専門医制度に適合するものとする。 (11) 医師などに国内外への留学研修を行わせて医療の向上に資する。 (12) 天理看護学院及び天理医学技術学校が学校法人天理よろづ相談所学園 天理医療大学に昇格し定 員 100 名(看護学科 70 名、臨床検査学科 30 名)で平成 24 年 4 月 1 日に開学した。多くの優れ た人材を集める目的で多額の奨学金制度等をもうけ、看護師・臨床検査技師の充足と資質向上を 図る。本年開学四年目で完成年度を迎えるが、入学志望者が多く又、偏差値も上昇傾向にあり、 運営は順調である。 (13) 中断している海外医療の再開については内閣府の要望にこたえるべく検討中である。 〔Ⅱ〕事情部 (1) 入院患者に対して、心の悩みを解消し精神的安定を得ることを目的に、患者の話を聞き天理教教 理に基づいたおたすけを行う。また適宜、おさづけ(お祈り)の取り次ぎを行う。 (2) さまざまな病気や事情の悩みから当相談所を訪れる人々に対して、本館事情部相談室において、 教えに基づいた相談「外来相談」を行う。また、電話での相談、手紙・ファックスでの相談にも 応じる。 外来診療棟でも南館 1 階の事情部相談室において「外来相談」を行う。 (3) 病気をテーマに、専門医師による病理、治癒者の体験談、事情部講師による教話を行う公開講座 「憩の家講座」を毎月 26 日 (1 月と 12 月は休講) に開催する。 (4) 患者の心のやすらぎを願い院内のラジオ回線を通した教話等の放送とテレビ回線を通しての天理 教内ビデオの制作と放映を行う。また、入院患者及び付添人に対して教内出版物の貸し出しを行 う。 (5) 医師、看護師、勤務者との相互理解と信仰の向上を目的として、懇談会や勉強会、研修会を開催 する。 (6) 患者の精神的苦悩を理解すべき、医師・レジデント・天理医療大学教員を対象に、本部神殿及び 教内文化施設を案内する「おやさと案内」を実施する。 (7) 事情部講師の資質の向上を目的に、教理勉強会、おたすけ研修会を開催する。 (8) 入院患者とともに本館講堂において朝夕のおつとめを勤めるとともに、この度新設された東病棟 にておつとめを勤める。また職員と共に毎月「憩の家月次遥拝式」を勤め、入院患者及び外来者 の平癒と悩みの解決、世界の治まりとたすかりを祈念する。 (9) 白川分院において、リハビリ・長期療養者へのおたすけ活動を積極的に進めるとともに、礼拝所 にて朝夕のおつとめ並びに月次祭を勤める。 (10)入院患者及び外来者の個人情報保護に遺漏なきよう万全の対策を図る。 2 〔Ⅲ〕世話部 (1) 医療よふぼく(医療従事者)の養成を継続し、その質的向上を図る。 (2) 低額診療事業の推進・医療費減免制度の適正なる運用を期する。 (3) 天理医療大学生の健康維持のため、医療費の減免制度を実施している。 (4) 身上部の協力を得て訪問診療、 訪問看護をはじめとする在宅療養者への支援活動を更に推進する。 (5) 生活上の諸問題の相談・結婚相談については、その内容の一層の充実を図る。 (6) 所内ひのきしん(奉仕活動)の拡大充実を側面的に推進する。 (7) 刊行物等により、当所の創設の理念並びに事業内容の広報に当たる。 (8) 地域住民の健康増進の意識向上を推進するため、大阪、愛知事務所において専門医師等による「健 康保健教育講座」を開催する。 (9) 入院者及び外来者の個人情報保護に遺漏なきよう万全の対策を図る。 3 平成27年度 収支予算書 平成27 年 4 月 1 日から平成28 年 3 月 31 日まで 収 入 計:300億5255万 0 千円 支 出 計:323億8595万 0 千円 収支差額:△23億3340万 0 千円 公益財団法人 天理よろづ相談所 収支予算書 (公財)天理よろづ相談所 平成27年4月1日から平成28年3月31日まで №1 △印は減額を表す(単位:千円) 科 目 27年度予算額 26年度当初予算額 備 増減 考 Ⅰ 事業活動収支の部 一、事業活動収入 1.基本財産運用収入 ①基本財産利息収入 50 50 50 50 0 0 2.事業収入 ①医業収入 (イ)入院収入 (ロ)外来収入 (ハ)保健予防活動収入 29,105,000 28,872,000 16,284,000 12,513,000 75,000 28,585,000 28,346,000 16,266,000 11,975,000 105,000 520,000 526,000 18,000 538,000 △ 30,000 ②その他の事業収入 (イ)職員給食収入 (ロ)職員家賃収入 (ハ)看護学生寮費収入 (ニ)その他雑収入 (ホ)研究受託収入 233,000 25,000 55,000 12,000 91,000 50,000 239,000 25,500 60,500 12,000 91,000 50,000 △ 6,000 △ 500 △ 5,500 0 0 0 3.寄附金収入 ①天理教教庁よりの回付金 ②寄附金収入 912,000 900,000 12,000 1,012,000 1,000,000 12,000 △ 100,000 △ 100,000 0 35,500 15,000 3,000 2,500 300 12,000 1,500 1,200 0 45,000 19,000 3,500 1,200 300 14,000 1,000 1,200 4,800 △ 9,500 △ 4,000 △ 500 1,300 0 △ 2,000 500 0 △ 4,800 30,052,550 29,642,050 410,500 4.補助金収入 ①臨床研修費等補助金 ②小児科病院輪番体制参加病院運営補助金 ③両立支援助成金 ④特定求職者雇用開発助成金 ⑤がん診療連携拠点病院機能強化事業補助金 ⑥看護師キャリアアップ等支援事業補助金 ⑦新人看護職員研修事業補助金 ⑧救急勤務医支援事業補助金 事 業 活 動 収 入 計 厚生労働省 奈良県 奈良労働局 奈良労働局 奈良県 奈良県 奈良県 奈良県 収支予算書 (公財)天理よろづ相談所 平成27年4月1日から平成28年3月31日まで №2 △印は減額を表す(単位:千円) 科 目 27年度予算額 26年度当初予算額 備 増減 Ⅰ 事業活動収支の部 二、事業活動支出 1.事業費 ①人件費 (イ)給料 (ロ)諸手当 (ハ)賞与 (ニ)退職手当 (ホ)退職給付費用 (ヘ)法定福利費 32,184,250 13,577,300 8,523,000 460,300 2,100,000 560,000 587,000 1,347,000 31,699,300 13,453,500 8,460,000 355,000 2,100,000 621,000 575,000 1,342,500 484,950 123,800 63,000 105,300 0 △ 61,000 12,000 4,500 ②要員養成費 (イ)看護師等養成費 (ロ)管外要員養成費 412,700 393,000 19,700 319,500 302,000 17,500 93,200 91,000 2,200 ③相談援護費 (イ)事情相談費 (ロ)世話相談費 106,500 89,500 17,000 108,000 90,500 17,500 △ 1,500 △ 1,000 △ 500 5,000 5,000 0 158,500 123,000 35,500 149,500 114,000 35,500 9,000 9,000 0 ④海外医療対策費 ⑤医学研究所費 (イ)研究費 (ロ)研修費 考 収支予算書 (公財)天理よろづ相談所 平成27年4月1日から平成28年3月31日まで №3 △印は減額を表す(単位:千円) 科 目 27年度予算額 26年度当初予算額 備 増減 Ⅰ 事業活動収支の部 二、事業活動支出 ⑥医業費用 (1)材料費 (イ)医療薬品費 (ロ)医療材料費 (ハ)給食材料費 (ニ)医療消耗備品費 (2)経費 (イ)厚生費 (ロ)旅費交通費 (ハ)車輌維持費 (ニ)職員被服費 (ホ)患者被服費 (ヘ)通信運搬費 (ト)消耗品費 (チ)一般消耗備品費 (リ)会議費 (ヌ)光熱水費 (ル)燃料費 (ヲ)修繕費 (ワ)営繕費 (カ)賃借料 (ヨ)委託費 (タ)交際費 (レ)諸会費 (ソ)租税公課 (ツ)調査研究費 (ネ)図書費 (ラ)広報費 (マ)保険料 (ム)雑費 (ウ)資産取得消費税 ⑦社会福祉費 (イ)診療費割引 (ロ)救護費 15,359,050 12,247,000 8,920,000 3,230,000 87,000 10,000 3,112,050 50,000 23,000 10,000 33,500 900 16,000 135,000 10,000 400 735,000 1,000 350,000 43,000 0 1,520,000 3,000 7,000 40,000 1,000 2,000 400 75,000 33,600 22,250 15,050,200 11,840,000 8,570,000 3,180,000 80,000 10,000 3,210,200 45,000 20,000 10,000 35,000 1,000 16,000 130,000 10,000 400 785,000 1,000 350,000 43,000 0 1,566,900 3,000 7,000 38,000 1,500 1,500 200 71,500 47,800 26,400 308,850 407,000 350,000 50,000 7,000 0 △ 98,150 5,000 3,000 0 △ 1,500 △ 100 0 5,000 0 0 △ 50,000 0 0 0 0 △ 46,900 0 0 2,000 △ 500 500 200 3,500 △ 14,200 △ 4,150 284,600 284,000 600 284,600 284,000 600 0 0 0 考 収支予算書 (公財)天理よろづ相談所 平成27年4月1日から平成28年3月31日まで №4 △印は減額を表す(単位:千円) 科 目 27年度予算額 26年度当初予算額 備 増減 Ⅰ 事業活動収支の部 二、事業活動支出 ⑧その他の事業費 (1)寄付金支出 (2)支払手数料 (3)職員給食材料費 (4)職員宿舎費 (イ)管理費 (ロ)賃借料 (5)研究受託費 (6)支払利息 (イ)東西病棟建設借入金利息 (ロ)南病棟改修費借入金利息 351,600 100 5,500 30,000 117,000 19,000 98,000 30,000 169,000 157,000 12,000 344,100 100 3,000 30,000 113,000 15,000 98,000 30,000 168,000 168,000 0 7,500 0 2,500 0 4,000 4,000 0 0 1,000 △ 11,000 12,000 1,929,000 1,984,900 △ 55,900 201,700 76,700 40,000 8,000 1,000 3,000 2,000 22,700 209,800 78,500 43,000 7,000 1,000 3,000 4,500 20,000 △ 8,100 △ 1,800 △ 3,000 1,000 0 0 △ 2,500 2,700 ②財団事務費 (イ)厚生費 (ロ)旅費交通費 (ハ)会議費 (ニ)賃借料 (ホ)交際費 (ヘ)広報費 (ト)その他の諸費 36,000 15,000 2,500 1,000 8,000 5,000 3,000 1,500 36,000 15,000 2,500 1,000 8,000 5,000 3,000 1,500 0 0 0 0 0 0 0 0 ③減価償却費 89,000 95,300 △ 6,300 事 業 活 動 支 出 計 32,385,950 31,909,100 476,850 事 業 活 動 収 支 差 額 △ 2,333,400 △ 2,267,050 △ 66,350 ⑨減価償却費 2.法人会計 ①人件費 (イ)給料 (ロ)諸手当 (ハ)賞与 (ニ)退職手当 (ホ)法定福利費 (ヘ)役員報酬 考
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