交流・情報発信拠点施設基本計画策定支援業務委託 公募型プロポーザル実施要綱 平成27年4月21日 1.事業目的 本町では、平成23年3月11日に発生した東日本大震災による津波と、そ の後に発生した東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う放射性物質による汚 染被害により、全町に避難指示が出され、依然として約2万人の全町民が避難 生活を余儀なくされている。 併せて、農林水産業や工業など、町の産業活動全体が停滞し、同時に生活の 糧となる雇用が失われている現状にある。 そのため、町では、平成24年10月に「浪江町復興計画(第一次)」を策定 し、町としての復旧・復興に向けた道筋を示すとともに、平成26年3月には、 当該復興計画に掲げる「ふるさと再生」を具現化するため、 「復興まちづくり計 画」を策定した。 加えて、平成26年10月には、政府の福島・国際研究産業都市(イノベー ション・コースト)構想に呼応すべく、 「復興まちづくり計画」の中で「浜通り の再生に向けた浪江町のあり方~双葉郡北部の復興拠点~」を打ち出し、復興 の加速化を目指している。 また、沿岸部にあった『マリンパークなみえ』は、町の豊かな自然の 1 つで ある海をコンセプトに、噴水公園やバーベキュー施設等があり、幅広い年齢層 から親しまれてきた町民の憩いの場であり、関東方面を始めとした町外からの 利用もあるなど、観光・交流の拠点としての役割も担っていたが、東日本大震 災の津波被害により流失しており、失われた機能回復が求められている。 このような状況の中で、本町は、平成29年3月に想定されている町民の帰 還に向けて、復興拠点の整備を早急かつ着実に進め、未来に向けた希望あるま ちづくりを構築する必要がある。 ついては、交通の要所である国道6号線沿線に浪江町の復興の象徴であり、 足掛かりとなる「交流・情報発信拠点施設整備事業」を推進するものである。 2.業務概要 (1)業 務 名 交流・情報発信拠点施設基本計画策定支援業務委託 1 (2)業務内容 本業務は、浪江町が地域活性対策として整備を進める「交流・情報発信 拠点施設」に関する基本計画策定を支援するものである。 (3)業務期限 契約日又は契約日の翌日から平成28年3月18日まで (4)業務場所 福島県双葉郡浪江町大字幾世橋字知命寺 他 地内 (5)業務の規模 本業務の規模(予算額)は 20,000 千円以内である。(この金額は、見積合わ せ時の予定価格となるものではない。また、消費税相当額を含む。) (6)その他 本プロポーザルの業務に関する事は、別記「交流・情報発信拠点施設基本計 画策定支援業務委託仕様書」に示す。 3.参加資格要件 当該プロポーザルに参加しようとするものは、次に掲げる要件のすべてを満 たすものとする。 (1)地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第167条の4の規定に 該当していないこと。 (2)浪江町指名競争入札参加資格者名簿に登録されているコンサルタント 等であること。 (3)浪江町及び福島県において指名停止等がなされていないこと。 (4)建設コンサルタント業務について、建設コンサルタント登録規程(昭 和52年建設省告示第717号)に基づく「都市計画及び地方計画部門」 または「道路部門」登録があること。 (5)会社更生法による更正手続き又は民事再生法による再生手続きの開始 の申立をしたものでないこと。 (6)平成17年4月1日以降に完了した本業務と同種あるいは類似する業務 の実績があること。 同種あるいは類似する業務の定義は以下のとおりと する。 【本業務と同種の業務】 「沿道型交流・情報施設整備」、 「道路休憩施設と一体的な地域振興施設 整備」に関する基本計画の策定業務 【本業務と類似する業務】 「沿道型交流・情報施設整備」、 「道路休憩施設と一体的な地域振興施設 整備」に関する基本構想の策定及び 設計業務(部分設計は除く) 2 「沿道型交流・情報施設」等に類似する農産物直売所、観光・地域振興 施設等に関する基本計画、基本構想の策定業務及び設計業務(部分設計は 除く) 4.業務の実施に関する条件 (1)技術者資格 管理技術者は、 「都市計画及び地方計画部門」または「道路部門」の技術士 の 資格を有していること。 (2)配置予定技術者の同種あるいは類似する業務の実績 管理技術者及び技術担当者(担当技術者を複数配置する場合においては、 主たる部分を担当するものに限る。)は、本業務と同種あるいは類似する業務 で、平成17年4月1日以降に完了した業務実績1件以上を有していなければ ならない。 (3)手持ち業務量 管理技術者及び担当技術者(担当技術者を複数配置する場合においては、主 たる部分を担当する者に限る。)については、平成27年4月1日現在におい て、契約金額500万円以上の手持ち業務が5件以下でなければならない。 5.提案の審査及び契約の方法 (1)本事業に対する提案を受け、交流・情報発信拠点施設基本計画策定支援 業務の公募型プロポーザルによる事業者選定に係る選定委員会(以下「選 定委員会」という。)において、提出された提案書等の審査を行い、総合的 に最も優れた内容の提案を行った者を優先交渉権者とする。 (2)契約に際しては、提案の内容と本町の意向について協議調整を行った上、 合意が得られた時点で随意契約による契約を行う。 (3)各契約書に記載する項目の詳細については優先交渉権者と協議の上、決 定するものとする。 (4)優先交渉権者と協議・調整が整わないとき若しくは優先交渉権者が契約 を辞退したとき、又は参加資格要件を満たさなくなったときは、改めて次 点者を優先交渉者として上記の手続きを進めるものとする。 6.実施スケジュール 内 容 参加表明書の受付期間 期 間 平成 27 年 4 月 20 日(月)~平成 27 年 5 月 7 日(木) 受付時間(持参の場合) :午前 9 時 00 分~午後 5 時 3 まで 質問受付期間 平成 27 年 5 月 13 日(水)正午まで 質問回答 回答日(第1回目):平成 27 年 4 月 28 日(火)正午 以降 回答日(第 2 回目) :平成 27 年 5 月 8 日(金)正午以 降 資料の閲覧期間 平成 27 年 4 月 20 日(月)~平成 27 年 5 月 7 日(木) 閲覧希望者は事前に電話連絡すること 技術提案書の受付期間 平成 27 年 5 月 8 日(金)~平成 27 年 5 月 15 日(金) 受付け時間(持参の場合)午前 9 時 00 分~午後 5 時 まで ヒアリング 平成 27 年 5 月 18 日(月)~平成 27 年 5 月 19 日(火) 予定 審査結果の通知 平成 27 年 5 月 25 日 契約締結 平成 27 年 5 月下旬頃 7.選定方式及び提出書類 (1)選定方式 公募型プロポーザル方式により事業者を特定することとし、技術提案書を特 定する。 評価項目と 評価点は次のとおりとする。 評価対象 評価点 会社実績 15 配置予定技術者の経験及び能力 10 技術提案書 75 ヒアリング 40 金額 20 合計 160 (2)提案内容 候補地の選定については、業者決定後の検討内容とし、技術提案書作成にあ たっては、特定の候補地を想定した提案ではなく、情報・交流発信拠点の機能 面及び整備内容についての提案とすること。 (3)提出書類 提出書類、各種様式等については、浪江町ホームページからダウンロードす 4 ること。 (窓口等での配布はしない。) 提出書類、技術提案書の作成は、別記「参加表明書及び技術提案書作成要領」 による。 ① 参加表明時の提出書類 参加表明書(様式第 1 号) 会社実績(様式第2号) 予定技術者の経歴等(様式第3号) 予定技術者の業務実績(様式第4号) ② ③ ④ ⑤ 業務実績を証する資料 技術者資格を証する資料 参加表明書の提出部数 提出部数:1 部 技術提案書の提出書類 技術提案書(様式第5号) 業務実施体制(様式第6号) 業務の実施方針(様式第7号) 業務に関する具体的提案(様式第8号) 技術提案書の提出部数 提出部数:10 部 参加表明書及び技術提案書の提出方法 持参または郵送(提出書類受付期間の最終日必着)による ※持参の場合の受付け時間:午前 9 時から午後 5 時まで (4)質問書の受付及び回答 本プロポーザルに関する質問は、質問書様式により、ファクシミリ、電子メ ールにて行うことができる(ファクシミリ送信後に確認の電話を入れること)。 ただし、申請手続き及び様式等に関する質問は電話で受け付ける。 質疑に 対する回答は、スケジュール記載日時以降、浪江町ホームページに掲載する。 (5)資料の閲覧 ① 閲覧資料 「浪江町復興計画【第一次】、浪江町復興まちづくり計画 ② 候補地資料 等」 閲覧方法 浪江町ホームページにて公表する。 (6)ヒアリング ① 実施期間 平成27年5月中旬を予定 ② 実施場所 浪江町役場二本松事務所 大会議室 (住所:二本松市北ト ロミ 573 番地) ③ 実施内容 技術提案書の内容について、15分以内で説明すること。提 案終了後に10分程度質疑応答 を行う。 説明において、プロジェクター等の機器は使用できるが、その他の機器 5 等は説明者が準備すること。 また、ヒアリングにあたって、企業名、社章等企業が特定できるものを 使用しない。 ④ 説明者 説明者は、配置予定技術者(管理技術者、担当技術者)とし、 入室は見積担当者を含め4名以内とする。 その他、ヒアリングの詳細(日時、場所等)は、別途連絡する。 8.技術提案書の特定 (1)予定日 平成27年5月下旬 (2)結果の通知 優先交渉権者及び次点者には特定通知書を送付するとともに、特定しな かった者には非特定通知書を送付する。 (3)結果の公表 浪江町ホームページにて公表 9.非特定理由の説明に関する事項 (1)非特定理由の説明請求 優先交渉権者以外の者は、通知をした日の翌日から起算して7日以内に、書 面により町長に対して、非特定理由について説明を求めることができる。 (2)非特定理由の説明請求に対する回答は、説明を求めることができる最終 日の翌日から起算して7日以内に書面により行う。 (3)非特定理由の説明請求の提出方法 ① 提出方法 郵送又は持参 ② 受付期間 説明を求めることができる期間内(休日は除く。)の午前9時から午後5 時まで。 10.業務委託契約に関する事項 (1)見積徴取優先交渉権者と業務委託契約に係る詳細内容の協議を行う。 ただし、特定した者が下記のいずれかに該当し、業務委託契約が締結できな い場合は次点者 を相手先として再特定する。 ① 特定後に参加資格要件及び業務の実績に関する条件を満たさないこと が明らかになったとき。 ② 見積徴取の結果、契約締結ができなかったとき。 6 ③ 本業務委託契約の締結を辞退したとき。 ④ その他の理由により業務委託契約の締結が不可能となったとき。 (2)業務委託の仕様及び実施条件 ① 本業務委託の仕様については、技術提案書等に記載された内容を尊重 し、発注者において定める。 ② 本業務委託の仕様決定にあたり、業務の具体的な実施手法の提案等依頼 することがある。 ③ 業務の一部再委託は、技術提案書にその旨の記載がある場合を除き、原 則としてできないものとする。 ④ 技術提案書に記載した配置予定者は、特別の理由により発注者がやむを 得ないと認める場合を除き、原則として変更できないものとする。 11.参加表明書、技術提案書等の提出・問合せ先 〒964-0984 福島県二本松市北トロミ573番地 浪江町役場復興推進課まちづくり整備係 電話番号(直通) 0243-62-4731(内線251) ファクシミリ番号 0243-22-4218 メールアドレス [email protected] 12.留意事項 (1) このプロポーザルに参加する経費は、すべて参加者の負担とする。 (2) 提出されたすべての書類は、当該プロポーザル以外の目的には使用しな い。 (3) 提出されたすべての書類は返還しない。 (4) 技術提案書に虚偽の記載をした場合は、当該技術提案書を無効とすると ともに、本町の指名停止措置を行うことがある。 (5) 提出書類を郵送する場合は、配達確認ができる方法に限ることとし、提 出期限内必着とする。 (6) 参加表明書及び技術提案書作成要領、参加表明書等の様式、参考仕様書 等は、浪江町ホームページから入手すること。 7 評価項目 ① 業 務 実 績 会 社 実 績 ② 配 置 予 定 技 術 者 の ③ 技 術 提 案 書 ( ) 経 験 及 び 能 力 担 当 技 術 者 主 管 理 技 術 者 又 は 提 案 書 の 内 容 評価の着眼点 判断基準 配点 評価 評価点 同種業務の実績数 同種・類似業務 評価は実績 1 件ごとに次の基準で行う。 の実績 A.同種の実績【0.2】 類似の実績【0.1】 B. 実績の規模 15 20,000 ㎡以上【1.0】 10,000 ㎡以上~20,000 未満【0.8】 10,000 ㎡未満【0.5】 ※同種・類似業務が 0 件の場合は特定しない。 【評価】上記基準に基づき(A×B)を実績 1 件ごとの評価し、記載のあった実績 5 件の合計 同種業務の実績数 同種・類似業務 (管理技術者、担当技術者(主)のいずれか) の実績 有 : 1 件以上 10 無 : 0件 ※同種・類似業務が 0 件の場合は、特定しない。 【評価】 有:配点×1.0 無:配点×0.2 理解しやすく、簡潔、明瞭な表現 提案書の作り方 矛盾や飛躍がなく説得力のある論理構成 15 (資料作成能力) 情報やデータの用い方、分析・処理の仕方 提案の内容 (提案力) 浪江町の特性把握や課題の認識 町の特徴を生かした明確なコンセプト 事業主体、魅力ある運営方法 事業効果(具体的な数値目標設定) 施設内容、規模、事業費及び財源確保策 出荷、出店のあり方 将来にわたる維持管理コストと捻出方法 施設開設までのスケジュール その他、本事業が浪江町の復興及び地域振興 に帰与すると思われる提案 75 60 【評価】 総合評価 ④ ヒ ア リ ン グ ⑤ 参 考 見 積 ヒ ア リ ン グ の 内 容 プレゼンテーショ ンの総合評価 【評価】 総合評価 参 業務コストの妥 考 当性 見 積 の 内 容 理解しやすい表現 矛盾や飛躍がなく説得力のある表現 採用したいと思わせるプレゼンテーションの内容 40 業務に対する意欲 質問に対する応答 提示した業務規模と大きくかけ離れているか、または提案内容に対して 見積もりが不適切な場合には無効とする。 【評価】総合評価 20 点価評計合 ③、④(提案の充実度)の評価点は、評価者の平均点を採用する。 8 160 参 考 見積金額評価算出基準 上限金額 20,000,000 円 見積金額 評価点 備考 19,400,000~20,000,000 円 4 上限金額の 97%以上 18,800,000~13,999,999 円 8 上限金額の 94%以上 18,200,000~17,599,999 円 12 上限金額の 91%以上 17,600,000~18,199,999 円 16 上限金額の 88%以上 20 上限金額の 88%未満 ~17,599,999 円 ※上限金額以上は選定対象外とする。 9
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