自分 が好 き・学校 が好 き・玖珠 が好 き 2015 No.85 春号 幼稚園卒園式 3月20日、玖珠町立森幼稚園、玖珠幼稚園、北山田幼稚園で卒園式が行われました。 3園で67名の園児が卒園。園児たちは、大勢の人の前でしっかりとした態度で卒園証書の授 与を受けました。また、式では園児から歌や手紙などで保護者へ一年間の出来事の報告や感謝 を伝えました。4月からは、各小学校に入学し、新たな一歩を踏み出します。 特集 P2~3 新中学校開校準備の状況 平成27年4月15日 大分県玖珠町教育委員会 新中学校開校準備の状況 今回は、平成26年度に実施した新中学校開校に向けた取り組みをお知らせします。 なかでも制服づくりについて、今後のすすめ方を含めてご紹介します。 なお、4月1日から、教育委員会 教育総務課を教育総務課兼新中学校開校推進室とし、中学校再編準備係 を新中学校開校推進係と改編しました。 今後はさらに開校準備を推進していきます。 平成 26 年度のうごき H 26. 4.17 大分県知事・大分県教育委員会教育長へ高校再編後の森高校跡地の譲渡要望 5. 5 臨時教育委員会で「玖珠町立中学校再編計画」策定 5.23 町 PTA 連合会中学校統合特別委員会より陳情(校舎の新築、進入路の整備等) 6.27 第1回新中学校開校推進協議会 ・協議会の立ち上げ 森中 8.13 ~ 森高校校舎現地調査の実施(劣化診断、耐力度調査) H 27. 11.10 第2回新中学校開校推進協議会 ・小中一貫教育について ・部会の進め方について 12.15 第3回新中学校開校推進協議会 ・ここのえ緑陽中学校視察 古後中 日出生中 八幡中 玖珠中 1.20 第4回新中学校開校推進協議会 ・ここのえ緑陽中学校視察のまとめ ・開校準備部会の開催について 1.27 第1回新中学校開校推進協議会開校準備部会 北山田中 ・開校準備部会について ・新中学校開校推進協議会の組織と主な作業内容について ・新中学校制服の選定までのスケジュールと当面の活動について ほか 2. 6 第1回総合行政審議会 町長より諮問 ・「玖珠町新中学校の校舎整備について、玖珠町総合行政審議会の意見を求めます。」 2.10 新中学校制服メーカー選考会説明会 2.18 第2回新中学校開校推進協議会開校準備部会 ・新中学校制服メーカー選考会について ・新中学校のコンセプトについて 2.24 第2回総合行政審議会 ・森高等学校校舎視察 ・整備方針協議 3. 2 第3回新中学校開校推進協議会開校準備部会 ・制服メーカー選考会 3. 3 総合行政審議会 答申 ・「現在の森高等学校校舎2棟を有効に活用した大規模改修によることが望ましい。」 3.19 第5回新中学校開校推進協議会 ・平成 26 年度総括及び今後の取り組みについて ・制服メーカー選考会報告及び制服メーカーの決定について 山浦中 平成27年度 (予定) 5月~6月 平成 27 年度第1回新中学校開校推進協議会 平成 27 年度第1回新中学校開校推進協議会 各専門部会 ※協議会委員選出団体の新年度の体制が整い次第進めていきます。 2015(平成 27 年)春号 教育広報 くす № 85 2 開校準備部会の活動状況 3月2日、制服メーカー選考会(公募型プロポーザルによる)を行いました。開校準備部会員と事務局職 員計 19 名の審査員で選考。 選考会は、制服メーカー選考のために事務局で作成した仮のイメージを基にプレゼンテーションを行って もらいました。 審査員は、制服メーカーが玖珠町をどれくらい研究し、玖珠町のイメージをどのようにアピールするかを 評価しなければならないため、事前に玖珠町のイメージやイメージカラーなどを思いつくままに出し合い、 意識を高める研修を行い選考会に臨みました。 開校準備部会員から出されたコンセプト案 ・未来に向かって、自ら創造し、絆を育む学校 ・子どもの夢を育み、地域と共にある学校 ・自然を愛し、人を愛し、ふるさとを愛する子 どもを育む学校 ・大自然に囲まれた玖珠の地、未来に向かって、仲間と共に挑 戦する生徒が育つ学校 イメージカラー案 ・シンフォニーブルーとスカーレット ・ブルーとホワイト ・るり色とレンゲツツジ(オレンジ) ・群青と白 仮のイメージ ・ 「青い空と澄んだ大気 自然豊かな玖珠町」 ・ 「7つの中学校が一つの中学校となる」 ※今後実際に制服のデザイン等を決めていくときのイメージ やテーマは、 これから広く意見を聞きながら決めていきます。 制服メーカー選考会で注目されたポイント 光るボタン ⇒ 車のライトに反射して、下校時等の安全を確保 消臭性 ⇒ アンモニア(汗の成分)を分解(教室内のにおいもなくなるそうです) 撥水性 ⇒ 雨をはじき、汚れも付きにくくする撥水加工(長期間効果が持続) イージーケア ⇒ 自宅で洗濯でき、アイロンがけが不要のイージーケア 制服メーカー選考会結果 3月 19 日、第5回新中学校開校推進協議会で制服メーカー選考会の結果を基に下記業者に決定しました。 (業者名) 明石被服興業株式会社(富士ヨット学生服) 今後の制服づくりの進め方 1)制服メーカーとの協議、原案づくり ・開校準備部会を中心に児童会や生徒会、保護者など広く意見を交換し、原案を作成 2)制服サンプル作成 ▪男子 夏・冬制服 ▪女子 夏・冬制服 ・児童・生徒・住民の意見を反映させます。 3)制服決定 ※その他、体操服、体育館シューズ、上履きシューズについても検討します。 3 2015(平成 27 年)春号 教育広報 くす № 85 平成 Ⅰ 学校教育 を通して食に関する指導の充実 を図ります。 年度玖珠町教育行政の重点方針 教育行政の基調 近年、少子高齢化や国際化、情報化など時代が急激に進 行する中で、規範意識や道徳心の低下、また、価値観の多 様化さらには家庭や地域の教育力の低下など町民を取巻く 社会環境は大きく変化しています。そうした中、学校教育 においては、 「知・徳・体バランスのとれた子どもの育成」 、 「家 庭・地域に信頼され、協働して子どもを育む学校教育の推進」 を重点として、最終年を迎える「第2次学力向上推進計画」 を軸にした様々な教育施策を講じ、より一層の学校教育の充 実を目指します。また、新中学校開校準備については、早 期に適正規模の学校を開校して生徒が充実した学校生活を 送れるように、新中学校開校推進協議会を中心に議論を重 ねて進めていきます。 次に、社会教育においては、町民一人ひとりが生きがいの ある暮らしができるよう生涯学習の機会の提供や教育環境 の整備を行い、心豊かな人材育成と、大切な歴史的資源や 文化財の保護・活用に努め、郷土の文化を大切にするまち を 確 立 す る と と も に、 互 見 授 業 や 校 内 研 修 の 充 実、 ま た 研 究 推 進校の指定や学校訪問等を通し て、 教 職 員 の 資 質・ 能 力 の 向 上 を図ります。 玖珠町でとれる安心で安全な 米や野菜を使ったおいしい給食 の提供や地域の食文化に触れる 機会を設け、食の重要性の指導、 啓 発 な ど を 通 し、 規 則 正 し い 食 習慣の定着を目指します。 18 づくりを進めます。さらに、互いの人権を尊重し差別のない 明るい地域社会の実現を目指します。 本町のまちづくりのテーマである「童話の里づくり」は人 づくりです。人が生涯にわたって生き生きと暮らすためには、 学校の教育目標達成に向けて 組織的に取り組む学校運営体制 7. 組織的な学校運営体制づくり と教職員の資質・能力の向上 8. 郷土の先哲に学ぶ学習の推進 玖 珠 町 第 5 次 総 合 計 画 の 基 本 4.特別支援教育の充実 理 念 に 則 り、 「生きる力と思い 玖珠町出身の先哲に学ぶ学習 やりの心を育くむ学校教育の充 障がいのある子どもの能力や を 推 進 す る こ と を 通 し て、 郷 土 実 」 を 目 標 に 掲 げ、 「 知・ 徳・ 可 能 性 を 最 大 限 に 伸 ば し、 社 会 に つ い て の 理 解 を 深 め る と と も 体 バ ラ ン ス の と れ た 子 ど も の 育 的 自 立 に 必 要 な 力 を 養 う た め、 に、 郷 土 を 愛 し、 よ り よ く し よ 成」と「家庭・地域に信頼され、 就 学 前 か ら 関 係 団 体 と の 連 携 を う と す る 態 度 の 育 成 を 目 指 し ま 協 働 し て 子 ど も を 育 む 学 校 教 育 図 る と と も に、 校 内 支 援 体 制 の す。 の 推 進 」 を 重 点 と し て 様 々 な 取 充 実、 障 が い の 状 態 や 特 性 に 応 組 を 行 い ま す。 ま た、 子 ど も た じ た「 個 別 の 指 導 計 画 」 の 作 成 9.新設中学校の開校準備 ち に と っ て よ り 良 い 教 育 環 境 を と 活 用、 特 別 支 援 教 育 支 援 員 の 整 え る た め に、 保 護 者 や 地 域 と 配 置 等 を 行 い、 一 人 ひ と り の 教 保 護 者、 地 域 住 民、 議 員、 教 十 分 に 話 し 合 い を 重 ね て、 中 学 育 的 ニ ー ズ に 応 じ た 指 導 の 充 実 職 員 で 構 成 す る 新 中 学 校 開 校 推 進 協 議 会 及 び 同 専 門 部 会 で、 具 に努めます。 校再編を進めます。 体的な事項について協議検討を 行 う と と も に、 中 学 生、 さ ら に 5.開かれた学校づくりの推進 1.確かな学力の定着・向上 小学生の意見を反映した学校づ 学校公開日の設定や学校便り 「 第 2 次 玖 珠 町 学 力 向 上 推 進 くりを目指します。 計 画 」 に 基 づ き、 教 育 行 政、 学 等 を 通 し た 積 極 的 な 情 報 発 信 に 校、 家 庭 が そ れ ぞ れ の 役 割 を 全 よ っ て、 開 か れ た 学 校 づ く り を .子ど も・ 子 育 て 支 援 新 制 度 う す る こ と で、 確 か な 学 力 の 定 推 進 し ま す。 ま た、 コ ミ ュ ニ への対応 着・ 向 上 を 図 り、 「 大 分 県 平 均 テ ィ・ ス ク ー ル を 活 性 化 し、 学 を 上 回 る 」 と い う 数 値 目 標 の 達 校、 家 庭、 地 域 が 一 体 と な っ て 子 ど も・ 子 育 て 支 援 新 制 度 の 信 頼 さ れ る 学 校 づ く り を 目 指 し 施 行 に あ た り、 地 域 の 幼 稚 園 や 成を目指します。 ます。 認定こども園と連携し就学前教 育の質の向上を図ります。 2.豊かな人間性の育成 6.安心・安全な学校づくり ま た、 町 立 幼 稚 園 の 在 り 方 に 危 機 管 理 マ ニ ュ ア ル の 作 成 等 つ い て、 平 成 年 度 策 定 の 幼 稚 に よ る 校 内 の 安 全 体 制 の 整 備、 園 再 編 計 画 を 基 本 と し な が ら、 防 災 教 育、 交 通 安 全 教 育 等 の 充 検討し方針を決めます。 実、 施 設・ 設 備 の 安 全 点 検 の 徹 底 等 を 通 し て、 安 心・ 安 全 な 学 .学校給食による食育の推進 校づくりに努めます。 3.心身の健康と体力の向上 あ い さ つ、 時 間、 言 葉 遣 い な ど基本的な生活習慣の徹底を図 る と と も に、 道 徳 教 育 や 人 権 教 育 を 充 実 さ せ る こ と に よ っ て、 自他を尊ぶ豊かな人間性の育成 を目指します。 がそれぞれの役割を果たしながら協働し、町民一人ひとりが 教育の果たす役割はきわめて重要です。学校、家庭、地域 夢を持ち、個々と地域の課題を掘り起こし、解決方法を探 ることこそ「童話の里づくり」であるとの認識に立ちます。 町内全小・中学校において「体 力向上一校一実践」の取組を継 続 的 に 行 い、 体 力 の 向 上 に 努 め る と と も に、 栄 養 教 諭 の 活 用 等 10 11 27 4 2015(平成 27 年)春号 教育広報 くす № 85 Ⅱ 社会教育 2.社会 全 体 の 協 働 に よ る 青 少 年健全育成 1.家庭教育の推進 家 庭 教 育 は、 全 て の 教 育 の 出 発 点 で あ り、 子 ど も を 健 や か に 育成する上で重要な役割を果た す も の で す。 そ の た め、 子 育 て 家庭を支援する環境づくりを関 係 機 関 と 連 携 し 推 進 し ま す。 ま た、 保 護 者 や、 子 ど も た ち を 見 守る地域の住民に対しても家庭 教育情報の提供ができるような 取組を実施します。 社 会 教 育 基 本 計 画( 平 成 年 度から平成 年度)により社会 教 育 の 施 策・ 事 業・ 施 設 の 整 備 や充実を進めていきます。 ①人づ く り 生 き が い を 育 む 社 会教育の推進 ②体づ く り 心 と 体 の 調 和 を 図 る社会体育の充実 ③心づ く り 郷 土 の 文 化・ 歴 史 の学習、芸術創造力の育成 以上3つの基本目標を設定し て本年度の社会教育の各施策を 行います。 27 学 校・ 家 庭・ 地 域 は、 子 ど も を健やかに育 成するという 共通 の 目 的 に 向 か って、 互 い に 連 携 し な が ら、 そ れ ぞ れ の 役 割 を 果 た し て い く 必 要 が あ り ま す。 そ う す る こ と で、 地 域 住 民 の 新 た な 学 習 活 動 や、 住 民 相 互 の 新 た なつながりが生み出されること から、 学校・家庭・地域を結ぶコー デ ィ ネ ー タ ー の 養 成 等、 学 校 支 援ボランティア活動の推進に努 め ま す。 ま た、 本 年 度 も 関 係 機 .芸術・文化の振興 関 や 団 体 との 連 携 や、 青 少 年 団 .青少 年 文 化・ ス ポ ー ツ 振 興 体 への 活 動 支 援 を 図 り、 思 い や 7.高齢 者 がいつま で も ス ポ ー 基金の活用 りと創造性豊かな青少年を育む ツ・レク リエー ションを 楽 し 青 少 年 が 文 化・ ス ポ ー ツ の そ 地域社会づくりを推進します。 むことができる環境づくり れぞれの分野において真摯に取 高 齢 者 が ス ポ ー ツ・ レ ク リ り 組 み、 全 国 大 会 等 に 出 場 し 3.「久留島武彦」精神の継承 エーションを楽しむ機会や関連 て多くの参加者と交流すること 事業の情報を提供し、健康維持・ は、 視 野 を 広 げ 更 な る 研 鑚 へ と まちづくりや童話祭の理念の 根 幹 に あ る 久 留 島 武 彦 先 生 の 功 体 力 向 上 に 取 り 組 む 環 境 づ く り つ な が り ま す。 新 設 さ れ た「 玖 を推進します。 績 を 明 ら か に す る と と も に、 童 珠 町 青 少 年 文 化・ ス ポ ー ツ 振 興 話 の 里 づ く り を 推 進 す る た め、 基 金 」 を 活 用 し、 全 国 大 会 等 へ 「 久 留 島 武 彦 研 究 所 」 に お い て、 8.スポ 出場する青少年を支援します。 ーツ環境の充実 本年度も引き続き事業をすすめ 総合運動公園をはじめとする ま す。 特 に、 先 生 の 活 動 資 料 の .児童文化を通じた人材育成 ス ポ ー ツ 施 設 の 管 理・ 運 営 を 充 収 集・ 整 理 か ら 関 連 す る 出 版 実 さ せ、 玖 珠 町 の ス ポ ー ツ 振 興 わらべサークル協議会を支援 物 を 発 行 し ま す。 ま た「( 仮 称 ) を推進します。 す る と と も に、 児 童 文 化 の 担 い 久留島武彦記念館」設置に向け 手となる新たな人材育成に取り て事業を進めま す 。 9.学びの場の提供 組みます。 住 民 一 人 ひ と り が、 生 涯 に お 4.「久留島武彦」の顕彰 .児童文化活動の充実 いて心豊かな生活ができるよう 学 習 機 会 を 提 供 す る と と も に、 わらべの館の事業の充実と新 知 識・ 情 報 の 習 得 を と お し て 仲 た な 児 童 文 化 活 動 の 創 造 に 取 り 間 づ く り が で き る よ う 地 域 や 社 組みます。 会 教 育 関 係 団 体 と 連 携 し ま す。 ま た、 学 ぶ こ と に よ り や り が い や達成感が感じられる場を提供 します。 事業として全国語りべ大会や 大 分 県 話 し 方 中 央 大 会、 全 国 児 童 生 徒 俳 句 大 会 を 開 催 し、 次 代 を担う子どもたちの夢と希望を 育む久留島武彦の心を広めると と も に、 児 童 文 化 の 高 揚 を 図 り ます。 5.指定文化財 の 保 護 と 継 承 国 指 定 史 跡 角 牟 礼 城 跡、 国 指 定 名 勝 旧 久 留 島 氏 庭 園 の 保 存・ 整備に取り組むとともに、有形・ 無 形 の 指 定 文 化 財 の 保 護・ 継 承 にも積極的に取 り 組 み ま す 。 6. 文化財を活かしたまちづくり 玖 珠 町 の 歴 史 を 後 世 に 伝 え、 本物にふれる機会を提供するこ と で、 町 の 歴 史 を 感 じ ら れ る よ う に 取 り 組 み ま す。 ま た、 文 化 財の歴史的価値を損なうことな く、 ま ち づ く り と 連 動 し て 活 用 できるよう進め ま す 。 広 く 多 く の 住 民 に 芸 術・ 文 化 に触れる体験学習の機会を提供 す る こ と で、 文 化 芸 術 へ の 理 解 を 深 め、 親 し め る き っ か け と し ます。 .人材育成・団体支援 町 内の社 会 教 育 関 係 団 体 を支 援 し、 郷 土 を 愛 し、 ま ち づ く り の担い手 となる人 材の育 成を進 め ま す。 ま た、 青 少 年 の 健 全 育 成 の た め、 や る 気・ 元 気・ 興 味 を喚起する取組を実施します。 .子ど もの読書活動の推進 乳幼児期からの読書習慣の形 成 や、 ブ ッ ク ス タ ー ト 事 業 と 連 携 し た「 赤 ち ゃ ん か ら の 読 み 聞 かせ」を推進します。また「ブッ ク リ ス ト 」 を 作 成 し、 利 用 者 に 情 報 を 提 供 す る と と も に、 児 童 のためにより良い読書環境を整 えます。 .町内 全 域 を 対 象 と し た 図 書 サービス 移 動 図 書 館 車 を 活 用 し、 町 内 全域に読書網を張り巡らせると と も に、 県 内 の 公 共 図 書 館 の 窓 口 と し て、 利 用 者 の ニ ー ズ に 応 えます。 .町立 図 書 館 の 整 備 に 係 る 調 査・検討 2.あら ゆ る 場 に お け る 人 権 教 育の推進 各 学 校 に お い て は、 人 権 教 育 に 係 る 年 間 指 導 計 画 を 作 成 し、 学校の教育活動全体を通して意 図 的・ 計 画 的 に 人 権 教 育 を 推 進 し ま す。 ま た、 人 権 教 育 推 進 校 の 指 定 に よ る 研 究 成 果 の 共 有、 人権に係る研修会への積極的な 参 加 等 に よ っ て、 教 職 員 の 資 質 の 向 上 を 図 り、 人 権 教 育 の 充 実 を目指します。 1.学校 教 育 に お け る 人 権 教 育 の充実 Ⅲ 人権教育 地域における読書環境を整 え、 生 涯 に わ た っ て の 読 書 活 動 を 支 援 す る た め、 生 涯 学 習 の 拠 点である図書館の整備に係る調 査・検討に着手します。 17 「玖珠町じんけん施策基本計 画 」 を 基 に、 わ が 国 固 有 の 人 権 問 題 で あ る 同 和 問 題 を は じ め、 女 性 や 子 ど も・ 高 齢 者・ 障 が い 者・ 外 国 人・ 医 療 な ど さ ま ざ ま な人権課題について正しく理解 し、 そ の 解 決 に 向 け た 意 欲 と 実 践力を持った住民を育成するた め、 あ ら ゆ る 場 に お い て、 学 習 機会の提供を人権同和啓発セン ターと連携して進めます。また、 児童生徒の人権作文の広報紙連 載や人権標語の募集を通じた啓 発、 子 育 て 世 代 の 保 護 者 を 主 な 対象とした人権学習講座の取組 を継続し人権意識の高揚を図り ます。 2015(平成 27 年)春号 教育広報 くす № 85 5 12 13 14 15 16 10 11 32 ~「平成27年度学力向上推進計画」の概要~ 玖珠町教育委員会は、現在、 「第2次玖珠町学力向上推進計画」 (平成25年度~平成27年度)に沿っ て、学力向上に向けて様々な施策に取り組んでいます。 平成26年4月の全国学力・学習状況調査では、小6・中3ともに全教科において全国及び県平均を 上回るという成果をあげましたが、大分県学力定着状況調査では、依然として活用力について課題を 残しました。 本年度は、第2次学力向上推進計画の最終年にあたります。数年来の課題である「活用力の向上」 に向けて、これまでの取組を修正・充実・徹底させ、児童生徒の更なる学力向上を目指します。 平成 27 年度の学力向上に係る数値目標 ★ 「全国学力・学習状況調査」及び「大分県学力定着状況調査」において、全ての学年・ 全ての教科で大分県平均を上回る。 (町の学力調査では、全ての学年・全ての教科で目標値を上回る。) 「全国学力・学習状況調査A問題」において、正答率50%未満の児童生徒の割合を全 ★ ての学年・全ての教科で10%未満にする。 具体的な行動 ~主なもののみ抜粋~ ① 学校の組織的な指導力の向上 重点的取組(施策) 具体的内容 1)学力向上プランの 策定・実施 ●各種学力調査等を踏まえた学力向上プランを各校で作成します。 ●定着度の数値目標を設定するとともに、プランの実施状況を公表します。 2)学校評価の充実 ●実現可能な焦点化された重点目標を設定します。 点目標に即した具体的取組を設定し、学校全体で組織的に取り組みます。 ●重 ●自己評価書及び学校関係者評価書を公表します。 3)小中連携の強化 間3回以上小中連携会議を実施し、互見授業・相互参加授業や情報交 ●年 換を通して小学校と中学校の連携を強化します。 ●学力向上に関する小中共通の指導項目を設定し、 協働して徹底を図ります。 ② 基礎・基本の定着と活用力の向上 重点的取組(施策) 具体的内容 1)図書館活用教育の推進 ●図書館を活用した授業を積極的に取り入れ、児童生徒の読解力・思考力・ 表現力の伸長を図ります。 ●図書館教育担当者や学校司書の研修会を開催し、講義や実践交流を通し て質の高い図書館活用教育を目指します。 2)個に応じたきめ細かな 指導の充実 ●個の学習状況を的確に把握し、それに基づいて個別の指導に取り組みま す。 (ノート・学習プリント・各種テストなどを活用します。 ) 2015(平成 27 年)春号 教育広報 くす № 85 6 3)補充学習の充実 ●補充学習を組み入れた教育課程を編成します。 ●各校の実態に応じて長期休業中等の補充学習の充実に取り組みます。 4)町独自の確認テスト・学 力調査の実施と活用 ●小 学校1年生から中学校3年生まで年間4回 ( 4月 ,6 月 ,10 月 ,2 月 ) 実 施し、算数・数学の学力の定着を図ります。 ●小 学校1年生から中学校2年生まで12月に町独自の学力調査を行います。 ●そ れぞれのテストの結果を踏まえ、各学校の課題を明確にし、その課題 を解決する取組を組織的に行います。 5)家庭学習の充実 ●授業とリンクした家庭学習用の課題を提示し、学習内容の定着を図ります。 *町作成の「家庭学習のてびき」 (保護者用)をご活用ください。 ③教職員の授業力の向上 重点的取組(施策) 具体的内容 1)町研究指定校の取組の 充実 ●「教育研究推進校」 、 「特色ある学校づくり推進校」を指定し、公開授業 を通して研究の成果を広めます。 2)学力向上支援教員の活用 ●学力向上支援教員を配置し、公開授業を通して多くの先生方に活用力を 育てる授業のあり方を提案します。 ●他校訪問を通して先生方の授業力向上の支援をします。 3)習熟度別指導推進教員の 活用 ●習熟度別指導推進教員を配置し、公開授業を通して効果的な習熟度別指 導のあり方を提案します。 4)校内研修の充実 ●授業力の向上を目指した提案授業・意見交換など校内での研修を充実し ます。 5)授業観察と互見授業の 実施 ●校長先生が日常的に授業観察を行い、先生方に具体的で的確な指導をし ます。 ●先生同士で積極的に授業を見合い、意見交換を通して授業力の向上を目 指します。 6)中学校教科部会の充実 ●指導教諭等の授業参観を踏まえて研修会を開催します。 ●互いの実践事例を共有する取組を行います。 ④地域住民との協働による教育力の向上 重点的取組(施策) 具体的内容 1)積極的な学校公開 ( 公開授業 ) の実施 ●各校、月1回以上の学校公開日を設定し、広く保護者・地域の方々に学校 に足を運んでいただけるよう働きかけます。 ●町一斉学校公開月間 (11 月 ) を実施し、内容の充実を図ります。 2)コミュニティ・スクール の活性化 ●コミュニティ・スクールを生かし、保護者・地域の方々の学校経営への参 画を図ります。 ●町コミュニティ・スクール推進会議を開催し、情報交換等を通してコミュ ニティ・スクールの活性化を図ります。 3)寺子屋学習の充実 ●寺子屋学習の内容の充実を図ります。 ●夏季休業中のステップアップ講座と連動した取組を行います。 4)目標協働達成校の活用 ●学校の教育目標達成のために、学校・家庭・地域が協働してそれぞれの 立場で具体的な取組を策定し、取り組んでいく目標協働達成モデル校の 取組を共有する場を設け、研修を深めます。 7 2015(平成 27 年)春号 教育広報 くす № 85 玖珠町社会教育基本計画 ~「人づくり 体づくり 心づくり」を目指して~ 玖珠町教育委員会では平成 27 年度から平成 32 年度までの社会教育施策の指針となる「玖珠町社会 教育基本計画」を策定しました。 社会教育基本計画とは 町では「玖珠町第5次総合計画」を策定して平成 23 年度より向こう 10 年間の町づくりの目標を掲げて各施策を 行っています。また、国においても第二期教育振興基本計画(平成 25 年6月閣議決定)で「学び、力を養い、成 果を生かしていく生涯学習社会を目指す。」と示されました。 確実な少子高齢化による人口減の進行や家族・生活様式の変化など、町民のニーズを考慮して社会教育の施策 を進める必要があります。 それらを踏まえ一人ひとりが学び、培った知識・能力・体験を生かし、町づくりや地域の活動を生かしながら、 町総合計画にうたわれている将来像への道筋をつけるため、玖珠町社会教育基本計画を策定しました。 策定作業 計画の期間 平成 24 年 11 月から社会教育委員会で協議を重ねてき 平成 27 年度より、「玖珠町第5次総合計画」 ました。 終了年次の平成 32 年度までの6年間とします。 この間に町民アンケートでの調査・分析やパブリック 中間地点の平成 29 年度に見直しを行い、計画 コメントの募集、社会教育関係の各係との協議を重ね、 の充実や社会情勢の変化に対応していきます。 平成 27 年3月の社会教育委員会で計画が決定しました。 3つの基本目標 計画体系表 基本目標 玖珠町社会教育基本計画では 3つの基本目標を立てました。 ①人づくり 生 き が い を 育 む 社 人づくり 1 会教育の推進 生きがいを育む社会 教育の推進 基本方向 1 2 施策の方向 地域の教育力の向上 子どもとおとな 家庭と地域での教育 ②体づくり 心 と 体 の 調 和 を 図 る社会体育の充実 ③心づくり 郷 土の文化・歴史の 1 学 習、 芸 術 創 造 力 の育成 体づくり 2 これらの目標にそれぞれの基 2 けを設定しました。 スポーツ環境の充実 玖珠町教育委員会では、玖珠 町 社 会 教 育 基 本 計 画 に 基 づ き、 1 行政・地域・町民が3つの基本 目標を中心に、互いに尊敬の念 を持ち「協働」 ・ 「連携」の取り 組みを推進して、社会教育の発 展と町民の主体的な生涯学習活 動の成長を目指して行きます。 心づくり 3 郷土の文化・歴史の 学習、芸術創造力の 育成 2 3 世代に応じた各種学習活動の支援 2 情報化社会に応じた学習の推進 3 地域の学習活動・拠点の支援 1 子育てや家庭教育に関する学習機会の提供 2 親と子がふれ合える学習・時間の提供 3 地域の青少年健全活動の支援 1 子どもたちの体力向上とスポーツ・レクリ エーションに親しむ習慣づくり 生涯に渡るスポーツ・ 2 レクリエーションの 推進 3 心と体の調和を図る 社会体育の充実 本方向を定めて、施策の方向づ 1 久留島武彦の 心を継承する 環境の充実 文化の創造と振興 文化財と維持保全と 活用 青年・壮年世代がスポーツ・レクリエーショ ンに親しむ環境づくり 高齢者がいつまでもスポーツ・レクリエー ションを楽しむことができる環境づくり 4 すべての世代がスポーツ・レクリエーショ ンに親しむことができる環境づくり 1 玖珠町総合運動公園の管理・運営 2 玖珠町 B&G 海洋センターの管理・運営 3 メルヘンの森スポーツ公園の管理・運営 4 その他スポーツ施設の管理・運営 1 久留島武彦を学ぶ環境の充実 2 久留島武彦を知るための支援 3 久留島武彦の心を継承する事業の推進 4 児童文化の向上と「童心」の空間づくり 1 自主的に行う地域芸術活動の支援 2 活動を行うための施設の活用 3 豊かな文化芸術に触れる機会の充実 1 ふるさとの歴史の学習 2 文化財の保護と保存 3 ふるさとの文化財の活用 2015(平成 27 年)春号 教育広報 くす № 85 8 学校ト ピ ックス 車いすを社会福祉団体へ寄贈 ~八幡小学校~ 2月 24 日、八幡小学校児童会4名が社会福祉協議 会を訪問して、車いす1台を寄贈しました。 同校では、平成元年より全校児童の活動として「ア ルミ缶収集活動」に取り組んでいます。この活動は、 児童に社会貢献の大切さや奉仕の心を育てることを 目的にしています。その収益によりこれまで、9回に 渡って、車いすなどを社会福祉協議会などへ寄贈して きました。 学校開放日 ~小田小学校~ 長縄大会 ~森中央小学校~ 3月 13 日、長縄大会が森中央小学校で行われ ました。森中央小学校の体力向上の取組「パワー アップタイム」の一貫として、全校児童がクラ スごとに挑戦。3分間で何回跳べるか競い、最 高に跳べたクラスの回数は 306 回でした。 3月3日、学校開放日に小田小学校で全校児 童による組曲「とべないホタル」の発表を行い ました。 約 40 分の長い曲ですが、地域の方や保護者 の皆さんの前で、児童たちは堂々と発表するこ とができました。 管理職のみ 年4月1日付 ( )内は前任校等 教職員の異動 平成 [ 小学校 ] ・森中央小学校 (八幡小) 校長 仲 賢治 ・日出生小学校 ・日出生中学校 校長 佐藤 明彦 ( 森中) ・塚脇小学校 岐部 教頭 竹内 浩一 ( 九重町ここのえ緑陽中) ・小田小学校 (古後中) 校長 古後 知彦 ・北山田小学校 校長 得丸 伸行 ( 大分市東稙田小) ・八幡小学校 校長 松岡 靖子 ( 春日小) ・古後小学校 (中津市緑ケ丘中) 校長 近藤 俊雄 久美子(日田市いつま小) 教頭 ( 八幡中) 教頭 今永 裕康 ・玖珠中学校 ( 玖珠中) [ 中学校 ] 教頭 若杉 正明 ・八幡中学校 ( 臼杵市豊洋中) 2015(平成 27 年)春号 教育広報 くす № 85 ・日出生中学校 教頭 渡邊 寛幸 ・古後中学校 ( 玖珠中) 立石 校長 後藤 久寿 [ 退職者 ] (北山田小) 校長 高石 元子 恵美子(古後小) 教頭 9 27 日出生大自然太鼓と瑞宝太鼓の交流 教育広報 くす 平成27年4月15日発行 №85 1月 27 日、日出生大自然太鼓の演奏会が日出生中学校体育館で開催。知的障がい者による プロの太鼓集団「瑞宝太鼓」との交流を目的として行われました。 日出生中学校の生徒たちは、昨年瑞宝太鼓のメンバーに基本的な動作の指導を受け、その後 も勢力的に練習を重ねました。演奏会では、日出生地区の四季をテーマにした曲などを保護者、 地域の方を前に一打一打心を込めて演奏。また、瑞宝太鼓のメンバーとも共演し、大迫力の演 奏を披露しました。 発行/玖珠町教育委員会 〒879-4492 大分県玖珠郡玖珠町大字帆足268の5 TEL(0973)72-1164 FAX(0973)72-5663 「ちょっとボランティア講座」 3月 21 日、パネルシアターとパネルシアター基礎 講座がわらべの館で開催されました。 講師に全国各地の保育園等の教育現場で公演され ているDANパネ団を招いて行われました。元気いっ ぱいのパネルシアターを見て、会場が笑顔になる公 演でした。 パネルシアター基礎講座では町内でボランティア 活動をされている方等 13 名が参加。実技を通して、 パネルシアターの基礎や楽しさを学びました。 印刷/㈱インタープリンツ 〒870-0945 大分県大分市津守563番地の7 TEL(097) 568-8123 FAX(097) 567-1025 編集後記 新しい年度に なり、初心に返り、 「わかり易く」を テーマに今後も 学 校 教 育、 社 会 教育に関する情 報をみなさんに お届けします。 (井野) ふれあいコンサート 3月 11 日、音楽教諭だった 元校長4名の合唱グループ「メ ルヘン・ファンタジー」が北山 田小学校でコンサートを開きま した。 小学校1年生、2年生を対象 に、11 曲を披露して、音楽の 楽しさを伝えました。 最後には、児童たちもいっ しょに合唱し、楽しいひと時を 過ごしました。 2015(平成 27 年)春号 教育広報 くす № 85 10
© Copyright 2024 ExpyDoc