特集いよいよ6月1日施行 1 本原則が置かれている。そのうち、基本原則３において、「適切な情報開示と透明性の確保」として、 ① 財務情報のみならず、非財務情報について、②法令に基づく開示はもちろん、法令に基づく開示以外にも情報提供に取り組むべきこと、 ③ その際は、正確でわかりやすく、利用者にとって有用性が高いものにすべきである実施しない場合における「エクスプ性の確保とされている。レイン」は、コーポレート・ガバナ上場会社は、会社の財政状態・経営事業報告等の事例にみる樋口　達山内　宏光については筆者らの私見であることンス報告書（以下、「ＣＧ報告書」とい成績等の財務情報や、経営戦略・経営すべき事項として、ＣＧコードの趣券取引所から、企業行動規範の遵守日には、東京証Ｇコード」という）が確定・公表されトガバナンス・コード原案（以下、「Ｃ会社に対しては、ＣＧコードの「基証券取引所は、東証一部、二部上場アプローチが採用されている。東京ンプライ・オア・エクスプレイン」その理由を説明するか、いわゆる「コを実施するか、実施しない場合にはＣＧコードにおいては、その内容たとえば、すでに事業報告などで開より、代替することも可能である。における記載場所を明示することにこととなるが、他の開示・公表書類けられる予定の記載欄において行う示は、原則として、ＣＧ報告書に設項の開示が求められている。この開則においては、後述のさまざまな事また、ＣＧコードの原則や補充原すく、情報として有用性の高いものとな報）が、正確で利用者にとって分かりやえ、そうした情報（とりわけ非財務情話を行う上での基盤となることも踏まれる情報が株主との間で建設的な対その際、取締役会は、開示・提供さ取り組むべきである。づく開示以外の情報提供にも主体的に開示を適切に行うとともに、法令に基の非財務情報について、法令に基づく基本原則３　適切な情報開示と透明をお断りしておく。う）に新設される記載欄において行課題、リスクやガバナンスに係る情報等成和明哲法律事務所弁護士・公認会計士成和明哲法律事務所弁護士ガバナンス・コードの開示対応のポイントコーポレートガバナンス・コード原案の確定とその対応うこととなる ⑴。旨・精神を尊重する旨を規定する等本原則・原則・補充原則」のすべて示・説明を行っている場合には、「原るようにすべきである。ＣＧコードが求める情報開示の上場規則の整備を実施することがについて「コンプライ・オア・エク則 ● で求められる開示については、年３月５日に、コーポレー公表された。改正上場規則は、平成スプレイン」を求めるが、マザーズ平成●年●月期事業報告に記載して平成年６月１日から適用される予定でやＪＡＳＤＡＱ上場会社に対しております。」などといった記載が認め 27 24 以下では、ＣＧコードへの対応、年２月あり、上場企業にとって、ＣＧコーは、「基本原則」についてのみ「コンプられるということとなるだろう。 27 た。平成ドへの対応は急務となっている。ライ・オア・エクスプレイン」を求他の原則や補充原則において、「開示原則に加え、ＣＧコードでは、そのこのような情報開示に関する基本特に「開示」における対応について検ＣＧコードにおいては、５つの基めることとしている。ＣＧコードを 27 討したい。なお、意見にわたる部分経理情報●2015.5.10・20 （No.1413） 21 第3章ガバナンス・コードへの実務対応を考える