1 事 業 計 画 昨年度は、円安、東南アジアのビザの緩和、免税範囲の拡大等の影響により、平成26 年(2014年)の訪日外国人客数は、過去最高の1,341万人となりました。 このような状況の中、平成27年度は、当財団としましては、平成32年(2020年) の東京オリンピック・パラリンピックの開催、平成39年(2027年)のリニア中央新 幹線の開業を見据えて、当財団の経営戦略計画に基づき、目的とターゲットを明確にし、 有効な事業に資金と人材を投入する「選択と集中」の観点から、 「グローバル MICE の推進」 「 “名古屋発”情報発信力の強化」 「ネットワークを活かした効果的な国内誘客」 「アジア等 からの誘客と受入れの充実」 「国内外からの来訪者へのおもてなし」の5つを重点取組方針 とし、名古屋ならではの魅力の創出と効果的な情報発信を行い、名古屋の知名度の向上を 図ります。 ▼ 重点取組方針 1 グローバル MICE の推進 ① 大型コンベンションの誘致 ② ステークホルダーとの連携による事業展開 ③ 海外マーケティングの展開 2 “名古屋発”情報発信力の強化 ① ウェブコンテンツの充実と SNS による国内外への効果的な情報発信 ② ロケ地を活用した情報発信と海外向けコンテンツ提供事業への取組 3 ネットワークを活かした効果的な国内誘客 ① 名古屋城本丸御殿第二期公開に向けた観光プロモーション ② 都市魅力を活かしたイベントの実施 4 アジア等からの誘客と受入れの充実 ① セントレアや周辺地域等との連携によるセールスプロモーション ② 商品開発に結びつく各種受入れの積極的な対応 ③ 海外プロモーションの拡大 5 国内外からの来訪者へのおもてなし ① 名古屋駅観光案内所の機能充実 ② 観光案内機能の多様化 ③ 電話通訳サービスの拡充など受入環境整備の推進 公益目的事業の実施 ( 125,148千円 ) Ⅰ コンベンション事業 ( 24,227千円 ) 【 経営戦略計画における成果指標及び目標 】 成 果 指 標 27年 目標値 国際会議開催件数 144 件 1 情報収集 (1)大学、学会、関係団体からの情報収集 ①コンベンション主催関係者からの情報収集 地元大学・研究機関関係者等に個別訪問を行い、コンベンション誘致・開催情報の収集 に努めます。 ②首都圏のコンベンション主催関係者とのネットワークの維持強化 首都圏、大学・学会事務局や国際団体日本支部への個別訪問を行い、コンベンション情 報の収集とともに、関係者とのネットワークの維持強化に努めます。 ③国内及び国際コンベンション関係団体からの情報収集 (a)日本政府観光局(JNTO)及び日本コングレス・コンベンションビューロー(JCCB) からコンベンション関係情報を収集します。 (b)国際会議に関するデータを所有する国際会議協会(ICCA)に引き続き加盟し、コンベ ンション誘致情報の収集・分析を行います。 (c)中部圏におけるコンベンション関係団体との情報交換を行う中部コンベンション連絡 協議会に参画します。 2 誘 致 (1)大型コンベンションの誘致 ①ロボカップ2017世界大会の誘致活動 自律型ロボットによるサッカー世界大会を2017年に名古屋へ誘致するため、ロボカッ プ国際委員会、ロボカップ日本委員会等のキーパーソンと行動を共にして、誘致活動を行い ます。 (ア)ロボカップ2015中国大会での誘致活動 (イ)誘致プレゼンテーション資料の作成 ②主要国首脳会議(サミット)及び関係閣僚会合 愛知県、名古屋市で立候補中のサミット、関係閣僚会合について、資料作成、関係者の視 察・調査に協力するなど、誘致活動に努めます。 (2)ステークホルダーとの連携による事業展開 ①MICE 業界との連携による支援体制の確立 平成25年度にステークホルダーである会員企業との連携強化のために設立した 「MICE 部会」を活用して、幅広い MICE 領域の支援体制を確立します。 ②大学とのネットワーク強化によるコンベンション誘致の推進 コンベンション誘致に関する連携協定を締結した名古屋大学等からキーパーソン情報を 密に入手するとともに、コンベンション開催支援セミナーを共同開催します。 また、国際会議の準備運営に係わった研究者及びコンベンションビューローの誘致・開 催支援活動を紹介するとともに、個別相談に応じます。 ③航空宇宙産業販路開拓支援事業実行委員会への参画による国際会議の誘致 愛知県・名古屋市・名古屋商工会議所等により構成される委員会に参画し、航空宇宙分 野のコンベンションや展示会に関する情報収集と人脈づくりを行い、国際航空宇宙展及び 関連国際会議の誘致の機運醸成を図ります。 ④「愛知・名古屋 MICE 推進協議会(仮称)」の設立 平成25年6月に観光庁から「グローバル MICE 強化都市」に選定されたことを踏まえ、 愛知県、名古屋市と共同で、 「愛知・名古屋 MICE 推進協議会」を立ち上げ、コンベンシ ョン誘致等を行います。 (3)海外 MICE 見本市・IMEX への参加によるコンベンション誘致の促進 国際会議誘致を推進するため、海外の MICE キーパーソンとのコンタクトが得られる IMEX に参加し、開催地名古屋をPRし、国際会議の誘致を図ります。 期 日 5月19日~21日(予定) 会 場 ドイツ・フランクフルト国際見本市会場 (4)コンベンション主催者等への誘致活動 ①コンベンション主催者等の視察受入 誘致対象コンベンション主催者の視察を受け入れ、会場施設やホテル、観光施設等を 案内し、開催地としての名古屋の魅力を紹介し、誘致を働きかけます。 ②国内トレードショーへの出展 日本コングレスコンベンションビューロー主催の「第25回国際ミーティング・エキス ポ」へ出展参加し、国内外のコンベンション主催者等に情報収集を行い、コンベンション 誘致を図ります。 期 日 12月11日~12日(予定) 会 場 東京国際フォーラム 展示ホール1 ③国際会議場を活用したコンベンション誘致の実施 平成26年4月から指定管理者として、名古屋国際会議場の運営に参画しており、当会 議場を会場とするコンベンションの誘致にあたり、開催提案作成の支援を行います。 3 開催支援 開催準備のコンサルティングを始め、独自の支援メニューにより名古屋でのコンベンショ ンの成功に向け、国際会議・大会会議への支援を行います。 (1)国際会議開催助成金の交付 名古屋市内で開催の一定規模以上の国際会議に対して開催助成金を交付します。 (2)コンベンション開催準備資金の貸付 名古屋で開催される一定規模以上のコンベンションに対して、3年前から開催準備資金を 無利子でお貸しします。 (3)会議開催時における支援 項 目 内 容 コンベンションボランティア 名古屋市内で開催のコンベンションの運営を支援する なごやの派遣 ため、ボランティアを派遣します。 インフォメーションデスクの 設置 観光通訳ガイドの派遣 名 名古屋市内で開催の一定規模以上のコンベンション に 対して、参加者への観光・交通案内等を行うインフォ ォ メーションデスクを設置します。 国際会議のエクスカーションのバスツアーに観光通訳 ガイドを派遣し、海外参加者に観光案内を行います。 観光案内パンフレットや観光文化施設優待割引券を作 観光案内パンフレットの提供 成し、コンベンション参加者に提供します。 (4)名古屋国際会議場利用者に向けたコンベンションの誘致開催支援等 当財団が指定管理者のコンソーシアムに参画している名古屋国際会議場において、当会議 場を会場として協会・学術団体等が誘致、または開催する一定規模以上のコンベンションに 支援します。また、周辺施設である白鳥庭園において、茶道等日本文化の体験メニューを用 意する等、コンベンション主催者が希望に応じて選択ができるカフェテリアプランを設定し、 実施に係る経費の一部の助成を行います。 Ⅱ 観光事業 ( 64,975千円 ) 【 経営戦略計画における成果指標及び目標 】 成 果 指 標 ビューローホームページ・総ページビュー数 27年度 目標値 1,520 万件 1 観光資源の宣伝 ( 5,957千円 ) 名古屋の観光及びコンベンションに関する最新の情報や財団の活動状況等を国内外に 積極的に発信し、戦略的な情報発信に努めます。 (1)ホームページの更新頻度の向上、SNS等の活用による情報発信の強化 ホームページ(日・英・韓・繁・簡・タイ)やスマートフォン用サイトに旬の名古屋を伝 える特集記事や動画を活用した新規コンテンツを掲載、CMS(コンテンツ管理システム)を 活用し、名古屋の魅力発信に努めます。 また、Facebook や Twitter といった SNS を活用した観光情報の即時発信にも取り組み、 名古屋の観光、イベント、コンベンション情報を提供します。 (2)メールレターのターゲット別配信 観光やコンベンションに関係する企業、学会、 マスコミなどにメールレターを配信します。 ※年2回配信、約800件/回 (3)なごやめしの普及促進 「なごやめし普及促進協議会(仮称) 」の事業として、ガイドブックなどのPRツールの作 成、SNS の活用などにより、広く国内外に向けて、なごやめしのイメージ向上を図ります。 (4)観光客誘致用パンフレット等の作成 いりゃーせ名古屋(国内誘致用) 16,000部 誘致パンフレット(英語版) 10,000部 (5)新聞・雑誌等への効果的な広告掲載 旅行新聞等に財団の広告を掲載するとともに、名古屋城本丸御殿の公開や武将隊などの掲 載記事への情報提供を行います。 (6)県人会組織を活用したPR ①全国県人会東海地区連絡協議会総会及び同協議会に加盟する38県人会の協力で、各県人 会機関誌における名古屋の観光PR、各県人会の総会時における観光宣伝など行います。 ②ふるさと全国県人会まつり実行委員会に参画し、東海地区にある道県人会等を中心に、郷 土芸能の実演、特産品の販売、観光PRなどを通し、ふるさとの魅力を紹介する「ふるさと 全国県人会まつり」に協力します。 期 日 9月5日~6日(予定) 会 場 久屋大通公園 久屋広場 (7)キラッ都なごやメイツの派遣によるPR 全国の観光キャンペーンや各種イベント、コンベンション開催時において、キラッ都なご やメイツをPR活動等に派遣します。 (8)東海北陸ブロック物産観光連絡協議会 年6回、東京で日本旅行記者クラブ会員等に名古屋の物産・観光に関する情報提供を行い ます。 2 観光客の誘致 ( 31,606千円 ) 【 国 内 観 光 】 ( 19,753千円 ) 【 経営戦略計画における成果指標及び目標 】 成 果 指 標 入込観光客数 27年度 目標値 3,550 万人 (1)名古屋城本丸御殿第二期公開に向けた観光プロモーション ①秋の観光キャンペーン ポスター、パンフレットを作成し、首都圏始め全国のイベントでPRを行う他、全国各地 の旅行会社や空港に配布することにより、名古屋のイメージアップを図ります。 ②中部国際空港と連携した観光PR事業 航空路線利用促進イベント等に参加する他、セントレアと連携したプロモーション活動に より、航空機を活用した名古屋への誘客を促進します。 ③名古屋城本丸御殿PRプロモーション事業 グルメイベントや物産展等を活用した観光PRを行うほか、愛知県と連携して、東海合戦 ワールドPRイベント等に合わせて、名古屋城本丸御殿のPRを行います。 ④メディアを活用した観光PR事業 出版社と連携し、名古屋城の魅力を伝える広報誌を作成するほか、著名な旅行雑誌、女性 誌等のメディアを招聘し、取材を受入れ、名古屋の観光PRを行います。 (2)名古屋圏観光宣伝協議会との連携による観光客の誘致推進 (構成団体:名古屋市、犬山市、瀬戸市、豊田市、長久手市、名古屋観光コンベンション ビューロー) 連携都市の観光魅力を発信する取組みを実施し、誘客に努めます。 (3)ニューツーリズムの推進 ①クルーズツーリズムの推進 大型豪華客船の名古屋港への寄港を捉え、名古屋市内への観光客誘致を働きかけます。 ・外国客船の受入時のおもてなしとして、インフォメーションデスクの設置 ・客船運営会社への観光情報提供、誘致セールス活動の実施 ・ 「名古屋港外航クルーズ船誘致促進会議」(平成26年2月6日設立)への参画 日程(予定) 4 月 寄港予定の外国客船 ボイジャー・オブ・ザ・シーズ 8 月 ダイヤモンド・プリンセス ②スポーツツーリズムの推進 スポーツ観戦を活用した旅行商品造成のため、プロスポーツチームと連携してツアー造成 を行い、試合観戦者を観光客として誘致します。 ・旅行社へ名古屋の観光をプラスした試合観戦コースの提案 ・相手チームスタジアムでの観光PR事業の実施 日程(予定) 場 所 試 合 4 月 神戸市 ヴィッセル神戸×名古屋グランパス戦 6 月 新潟市 アルビレックス新潟×名古屋グランパス戦 ・平成27年度に設立予定の「あいちスポーツコミッション(仮称) 」に参画し、愛知県が行 う全国・世界に打ち出せるスポーツ大会の育成・誘致による地域活性化への取組みを、協 働して推進していきます。 (4)やっとかめ文化祭「歴史まちあるき」の実施 ①やっとかめ文化祭での歴史まちあるき事業 名古屋市内に残る歴史的建造物や文化資産を活用して、名古屋独自の歴史や文化を再発見 する「やっとかめ文化祭」の中の「歴史まちあるき事業」を実施します。 知られざる都市の魅力の再発見や情報発信を図るため、地域の歴史や文化を訪ねる「まち 歩き」を11月に40コース・48回実施する予定です。 ②広報宣伝活動 やっとかめ文化祭を広くPRするため、首都圏や関西圏の旅行会社や雑誌メディアを訪問 し、秋の旅行パンフレットや誌面への掲載を働きかけます。また、寺子屋事業( 「お座敷ライ ブ(仮称)」 )の旅行商品化も併せて実施します。 (5)教育旅行等の誘致の推進 ①修学旅行優待パスポートの配布等 修学旅行生を対象として、観光施設の入場料等を割引する「修学旅行・体験学習優待割引 券」を名古屋に宿泊した修学旅行生に配布するとともに、遠足や校外学習用として、旅行会 社・学校にも配布します。 ※作成部数:6,000部 ②修学旅行誘致促進事業によるセールス 名古屋地域への修学旅行団体の誘致を図るため、京都・奈良地区の小中学校や旅行会社の 教育旅行担当者を訪問し、誘致セールス活動を行います。 ③産業観光バス等による産業観光の推進 旅行会社2社による「産業観光バス」の企画協力を行うとともに、ツアーを広報宣伝する ことにより、利用促進に努めます。 (6)観光施設部会の活動 ①観光施設部会の開催 観光施設やビューロー事業について情報共有化を図るため、全体部会を開催します。 ②ホテル関係者を対象にした観光施設の見学研修会実施 観光施設の魅力をホテル関係者に知って頂くため、特別展等の視察会を実施します。 ③旅行商品造成セールス 観光施設と連携したセールス活動の実施により、当地域への誘客を図ります。 【 国 際 観 光 】 ( 11,853千円 ) 【 経営戦略計画における成果指標及び目標 】 成 果 指 標 27年度 目標値 外国人市内宿泊者数 69 万人 (1)海外プロモーション事業 タイを始め台湾・韓国・ベトナムにおける国際博出展や商談会参加等を通して名古屋地域 への誘客を促進します。 事 項 期日 日本の観光・物産博 6 月 2015 in 台湾 台湾教育旅行誘致事業 6 月 協議会によるセールス 諏訪地域との連携による 台湾からの誘致セールス 10月 内 容 おもてなし武将隊を派遣し名古屋地 域をPR 連携先等 名古屋市 教育旅行説明会(JNTO 主催)にて 愛知県 台湾教育関係者にPR(約30校) 観光協会等 「諏訪の自然と名古屋の産業・文化を 諏訪地方 家族で体験」をテーマにPR 観光連盟等 ソウル及び釜山商談会 6 月 ソウル及び釜山で開催される国際観 とセールス 9 月 光展に絡めた商談会に参加 タイ国際旅行博 8 月 旅行商品即売型の旅行博に参加して 岐阜県・ TITF2015 2 月 の地域PRと商品販売支援 ジャパンフェスティバル in ベトナム2015 11月 ― 長野県等 ブース出展でPRするとともに商談 東海外客 会に参加 事業 (2)シドニーへのセールスコール 姉妹友好都市35周年を迎えるオーストラリアのシドニーにおいて、名古屋市が行う記 念行事の機会を活用し、名古屋の観光PRを行うとともに、航空会社や旅行関係者等への セールス活動を実施します。 (3)広域団体・周辺地域等との連携による招請・受入 中部広域観光推進協議会や中部国際空港利用促進協議会・東海地区外国人観光客誘致促 進協議会・昇龍道プロジェクト推進協議会等の広域団体や愛知・岐阜・三重・長野等の周 辺地域と連携して、アジアを中心とする各国のメディアや旅行社・ブロガー・教育関係者 等を受入れ、名古屋地域の魅力を広く情報発信します。 ※具体的な取組み 取 組 内 容 実 施 団 体 台湾ブロガー等の招請・受入 中部国際空港利用促進協議会 インドネシアコスプレ事業での招請・受入 中部国際空港利用促進協議会 昇龍道高速バスきっぷPR事業での招請・受入 名鉄㈱・岐阜県・石川県等 上海の旅行社等の招請・受入 名古屋市・高山市・金沢市等 就航エアライン連携での招請・受入 中部国際空港㈱・航空会社・中部運輸局等 (4)財団独自の各種マッチング・アテンドの充実 名古屋の都市機能に関わる各国の研修視察団(医療・介護・防災・科学技術・学校経営 等)を積極的に受入れ、丁寧なマッチングやアテンドによる名古屋地域の様々な魅力の体 感を通して、観光を伴う更なる誘客に繋げていきます。 (5)電話通訳サービス等による受入環境の充実 5言語(英語・中国語・韓国語・スペイン語・ポルトガル語)に24時間365日対応 できる電話通訳サービスについて、賛助会員を対象に拡充するとともに、Wi-fi 整備の進 展のため市に協力して具体的な事業を計画的に実行します。 (6)外国人や海外旅行社等への情報提供 ①外国語版ホームページ等の改善・充実 5言語(英語・繁体字・簡体字・韓国語・タイ語)による情報内容を充実します。とり わけ26年度に実施した英語の改善内容を他の言語にも適用し情報発信力を高めます。 また、外国人協力員による中国語(簡体字・繁体字)及び韓国語の印刷物やホームペー ジの情報更新を進めるとともに、現地などで活用する観光関連資料を作成します。 ②ショッピング&グルメガイドマップの作成 名古屋におけるショッピングとグルメに特化したガイドマップを中部国際空港と連携し て作成し、観光案内所や国際観光展等で配布します。 ※発行部数 英 語:40,000 部、繁体字:15,000 部、簡体字:15,000 部、韓国語:10,000 部 (7)教育旅行の誘致・受入 台湾は、現地説明会やセールスに加え、教育関係者を名古屋地域に招請し視察と意見交 換を実施します。台湾以外で韓国などのように訪名教育旅行が多い国に対しては、海外プ ロモーションの機会を利用して働きかけていきます。 また、教育旅行に伴い市内等の学校と学校交流を行う機会を確保するため、学校選定・ マッチング・アテンドの支援を行うとともに、教育旅行等を実行するための教員等による 視察研修を積極的に受入れ、教育旅行や学校交流の促進に繋げていきます。 (8)歴史観光旅行商品造成助成制度の活用 中国・韓国を出発地として名古屋で観光する旅行商品の催行事業者に対して助成するこ とによって、名古屋で滞在する旅行者を一定数確保するとともに、名古屋の持つ歴史的な 魅力や都市魅力が旅行対象として着実に拡大するよう目指します。 ※交付金額:催行事業者1社当り上限500千円 (9)インバウンド部会の運営 インバウンドの取組みを様々な業種の賛助会員に情報提供するとともに、名古屋地域で 開催される商談会や海外プロモーションの案内、時宜に適した講演会の実施などを通して、 異業種間のネットワークの充実を図っていきます。 (10)トラベルマートへの参加 海外バイヤーが集結するマッチング方式の商談会に参加し、名古屋地域の持つ魅力 を伝え旅行商品の造成を働きかけます。 3 観光客のおもてなし ( 25,796千円 ) (1) 観光ボランティア活動の推進 ①なごや観光ルートバスガイドボランティアの育成 ボランティアの方に「なごや観光ルートバス・メーグル」に乗車していただき、名古屋の 観光名所や町並みなどの案内を行います。 また、名古屋観光案内ボランティアとの合同研修として、体験ツアーを行います。 登録者数 60 名(平成27年3月31日現在) 活動場所 メ―グル車内 活 動 日 土曜日11便、日休日7便 ②観光ボランティア団体との連携・支援 観光案内所を観光ボランティア団体等の情報発信の拠点として活用することにより、地域 の隠れた観光魅力を発信します。 (ア)ホームページによる各団体の紹介 名古屋城観光ガイドボランティアを始め28団体のボランティア団体の紹介を行います。 (イ)情報交換会の開催 観光講座と意見交換会を行います。(平成28年2月開催予定) (2) 観光客の受入用パンフレット等の提供 観光客の案内に資する地図・パンフレット等を作成し、観光客や観光施設等に配布します。 名 称 キラッ都ナゴヤ ライブマップ 名古屋 NAGOYA NAVI 発行部数 30,000 部/月 日本語:400,000 部 英 語:100,000 部 内 容 観光施設・文化施設案内、毎月の祭り、 イベントを掲載 名古屋の観光マップ 観光名所、宿泊施設、土産等を掲載 名古屋の観光マップ(外国語) 観光名所、宿泊施設等を掲載 (3)なごや観光ルートバス「メーグル」の利用促進 市内の観光施設を巡る、なごや観光ルートバス「メーグル」の利用促進を図るため、パン フレットを作成し旅行会社、観光関係機関やホテル等に配布するとともに、ホームページを 運営し、広報宣伝を行います。 4 フィルム・コミッション事業の推進 ( 1,616千円 ) (1)ロケーションの支援 名古屋における映画・テレビドラマなどのロケーションの窓口として、情報提供・各種支 援を実施します。 (2)映画製作関係者へのプロモーションの実施 ・首都圏の映画製作関係者に対するロケーション撮影の誘致 ・あいち国際女性映画祭オープニングレセプションでのセールス活動の実施 (3)デジタルサイネージ等を活用した一般市民へのPR 名古屋市役所本庁舎地下1階とオアシス21i センター内、ナディアパーク7階文化情報 広場内にポスターやデジタルサイネージ等を用いた市民向けPRコーナーを設置します。 (4)ロケ地マップの作成 名古屋市内で撮影された映画等のロケ地を紹介したパンフレットを作成します。 (5)国内外のフィルムコミッションとの連携 ・東海地域フィルムコミッション実務担当者会議の運営 ・JFC(ジャパンフィルムコミッション)への加盟 ・AFCNet(アジア・フィルム・コミッションネットワーク)への加盟 ・愛知県フィルムコミッション協議会への参画 (6)海外映像関係見本市「香港フィルマート」等への出展参加 海外映像コンテンツバイヤー向けに、当地域の映像コンテンツの販売を目的とします。 期 日 平成28年3月下旬(予定) 会 場 香港コンベンション&エキシビジョンセンター (7)海外での映像放映を前提とした番組共同制作事業への取組み 総務省が公募する予定の「放送コンテンツ海外展開強化促進モデル事業」に地元テレビ局 等と共同提案を行い、海外での当地域の映像コンテンツの放映を目的とした海外の事業者と の番組共同制作を推進します。 Ⅲ イベント事業 ( 5,047千円 ) 【 経営戦略計画における成果指標及び目標 】 成 果 指 標 27年度 目標値 主要イベントの来場者数 1,491 千人 1 イベントの開催 事 業 名 説 内 世 界 容 開催期間 コスプレサミット なごやめし博覧会 会 場 主 催 内 容 開催期間 主 催 明 国際的に最も発信力があり、海外から高く評価されている 日本の漫画やアニメの文化を国内外に発信します。 7月25日~8月2日(予定) ※チャンピオンシップ8月1日 オアシス21、愛知芸術文化センター 大須商店街 等 世界コスプレサミット実行委員会 共通チケットで名古屋市内飲食店を食べ歩くほか、新なご やめし総選挙を合わせて実施します。 9月末~11月中旬(予定) なごやめし博覧会実行委員会 名古屋まつりの開催に合わせて、久屋大通公園会場とオア 内 容 上げを図ります。 名古屋まつり 会場行事 シス21会場において、ステージやブース出展による盛り 開催期間 10月17日~18日 会 場 久屋大通公園一帯及びオアシス21 主 催 名古屋まつり協進会 国内外の観光関係者がブース出展し、観光情報の提供や特 内 容 旅まつり名古屋 2016 産品等を展示販売します。 また、ステージでの郷土芸能の紹介など「旅の楽しさ」を 情報発信するイベントを行います。 開催期間 平成28年3月19日~20日(予定) 会 場 久屋大通公園、久屋広場・エンゼル広場 主 催 旅まつり名古屋実行委員会 2 イベントへの支援 名古屋市内で開催される大規模イベントに対し、開催経費の一部を助成することにより、 名古屋市への観光客誘致を図るとともに、名古屋市のイメージアップ、産業の活性化と内外 の人的交流等の促進を図ります。 Ⅳ 観光案内所の管理・運営 ( 30,899千円 ) 【 経営戦略計画における成果指標及び目標 】 成 果 指 標 観光案内所への来訪者数 27年度 目標値 95 万人 1 観光案内所(金山、名古屋駅、オアシス21i センター)の運営 3か所の観光案内所において、訪れた観光客に対して、名古屋及びその周辺地域の観光情 報の提供などの観光案内を行います。 特に、名古屋駅観光案内所においては、多言語対応の強化、全国の観光や交通アクセスの 情報提供を行います。 2 ボランティアによるきめ細かな観光情報の提供 3か所の観光案内所において、職員とともに、交通や観光の案内を行い、観光客等の来訪 者に名古屋の魅力を伝えます。 登録者数 活動場所 22名(平成27年3月31日現在) 名古屋駅観光案内所 金山観光案内所、オアシス21i センター 名古屋駅…土曜日・日曜日・休日(午前・午後) 活 動 日 金山観光案内所…土曜日(午前) オアシス21i センター…土曜日(午後) 3 名古屋国際会議場での「OCTET(オクテット)」を活用した観光推進 年間約100万人の来場者がある名古屋国際会議場において、平成27年2月にリニュー アルした Nagoya Information Station「OCTET」を活用して、名古屋の観光 DVD の放映、 名古屋及びその周辺の観光施設等のパンフレットを配架することにより、名古屋観光の推進 を図ります。 4 まちかど観光案内所の運営 民間事業者等の協力を得て、市内の観光マップの提供、周辺の観光・交通案内を行う 「なごや まちかど観光案内所」を運営します。 ※名古屋テレビ塔、コメ兵、伍味酉本店、宮の駅交流サロン 等 収益事業等の実施 ( 3,615千円 ) Ⅰ 観光案内所観光宣伝物品販売事業 ( 231千円 ) 1 金山観光案内所、オアシス21i センターでの販売 観光案内所を訪れる観光客及び市民の利便のため、名古屋グッズ、観光絵はがき、一日乗 車券等その他物品を販売します。 主 な 販 売 物 一日乗車券、ドニチエコきっぷ、メーグル1day チケット等の交通局乗車券、名古屋観 光絵はがき、名古屋市美術館・博物館等の入場券、名古屋グッズ 等 Ⅱ 会員サービス事業 ( 3,384千円 ) 【 経営戦略計画における成果指標及び目標 】 成 果 指 標 27年度 目標値 賛助会員数 445 件 賛助会員を一層獲得するため、 「賛助会員増強キャンペーン」を実施し、組織全体で会員の 増強に努めます。また、 「賛助会員フォローアップキャンペーン」を実施し、今後の会員サー ビスに関する情報収集を行うなど、会員サービス事業の充実と賛助会員の拡大に取り組みま す。 1 賛助会員のつどいの開催 事 項 講演会及び交流会 内 容 講演会及び情報交換会を開催し、賛助会員相互の新たな交流 の場を提供します。 賛助会員(正会員)の企業・団体に15年以上勤務する優秀 永年勤続優良従業員表彰 な従業員を表彰し、観光事業及びコンベンション振興事業の 健全な発展及び観光客への接遇向上を図ります。 2 ビジネスセミナーの開催 当財団の賛助会員の相互交流と、ビジネスチャンスを創出する機会として、 「観光・コンベ ンション・イベント」をキーワードに、情報発信・交流の場を提供します。 (年2回) 3 チラシ封入サービス、封筒広告掲載サービスの実施 (1)チラシ同封サービス 賛助会員企業・団体のPR、チラシ等を当財団が行う毎月の情報提供サービスの中に同封 するサービスを実施します。 (2)角型2号封筒への広告掲載サービス 当財団で使用する角型2号封筒に賛助会員企業・団体の広告を掲載しPRする場を提供し ます。 4 情報提供サービス (1)情報提供資料の送付 毎月、当財団が作成する各種印刷物、賛助会員からのお知らせ等を送付します。 5 正会員専用ホームページ閲覧サービス 正会員のみに ID とパスワードを付与し、会員専用ページを閲覧できるサービスを実施し ます。
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