平成27年度事業計画 Ⅰ 事業方針 1 MICE事業部門 平成 25 年 6 月 14 日に閣議決定された「日本再興戦略」においては、「2030 年にはアジ ア№1 の国際会議開催国として不動の地位を築く」という目標が掲げられ、多くの人や優 れた知見、投資を日本に呼び込む重要なツールとして MICE(*)が位置付けられた。 また、平成 25 年 6 月 11 日に観光立国推進閣僚会議で決定された「観光立国実現に向け たアクション・プログラム」においても観光立国実現に向けた主要な柱の一つとして MICE が位置付けられたところである。 このような状況において、激化するグローバル競争に勝ち抜き、千葉県への誘致・開催 を決定づけるために、また、観光庁が国として集中的な支援を行うプログラムの「グロー バル MICE 戦略都市」に選定されるためにも、さらなる千葉県における MICE 国際競争力強 化が必要であることから、当財団では、平成 26 年度から人員増などの体制の強化を行う とともに実施事業を拡充し、特に海外における MICE 誘致活動等を強化しているところで ある。 また、2012 年には 836 万人であった訪日外国人旅行者数は、2013 年に 1,000 万人を達 成して以降も順調に増大し、昨年は 1,300 万人を突破した。政府全体の取組みにより大き な成果が挙がっており、アクション・プログラムに掲げている 2020 年のオリンピック・ パラリンピックに向けた訪日外国人旅行者 2,000 万人という目標が現実味を帯びてきた。 さらに千葉県では、平成 26 年 11 月に官民連携による取組を実施するための戦略の策 定・推進を統括する「2020 年東京オリンピック・パラリンピック CHIBA 推進会議」を設置 し、2020 年東京オリンピック・パラリンピックの開催効果を本県の一層の発展につなげ、 その効果を次世代にしっかりと引き継ぐための取組みが始まり、当財団もこの推進会議に 参画することとなった。 このような機会を捉え、当財団では、千葉県へのスポーツ・レジャー関連の MICE 誘致強 化についても積極的に推進していく。 そして、昨年度に当該強化に伴って上方修正した MICE 取扱件数及び経済波及効果の目 標を達成するため、千葉県、国際会議観光都市(千葉市・成田市・木更津市・浦安市)、 関係市町村や幕張メッセ、かずさアーク、県内のホテルなどの施設、県内の大学、病院、 研究機関や経済界、テーマに応じた関係機関・団体等と連携して、「オール千葉」を挙げ て、取り組んでいく。 (*)MICE(マイス)とは? 企業等の会議(Meeting), 企業等の行う報奨・研修旅行(インセンティブ旅行)(Incentive Travel),国際機関・ 団体、学会等が行う国際会議(Convention), イベント、展示会・見本市(Event/Exhibition)の頭文字のこと。 多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントなどの総称。 1 2 国際交流部門 我が国と世界との関係がますます緊密化する中、国際交流・国際協力の促進と多文化共 生社会づくりを進めるため、千葉県における中核的な機関として、市民レベルで主体的な 活動を行う民間交流団体をはじめ、ボランティア、地域の国際交流協会、大学、行政機関 等と連携を強化し、県民等による国際理解の促進、海外との良好な関係づくりに寄与する 国際交流活動の推進、開発途上国等の発展を支援する国際協力活動の促進、在住外国人が 地域社会の一員として県民と相互理解を図りながら暮らしやすい生活を送ることのでき る社会を目指していく多文化共生の実現等を図る。 特に 2020 年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、支援体制の充実や外国人住 民の支援を担う人材を育成するため、通訳ボランティアの育成のための研修に取り組んで いく。 2 Ⅱ 主要事業 1 オール千葉による MICE 誘致・支援の実施 (1) MICE 取扱件数及び経済波及効果目標 関係機関(MICE 施設、千葉県、国際会議観光都市、大学、研究機関等)との連携、協 働により MICE の誘致・支援を実施する。 【MICE 取扱件数等の目標値】 年 度 MICE 取扱件数 (誘致+支援) 平成 25 年度 実績 平成 26 年度 実績(見込み) 平成 27 年度 MICE 誘致件数 (JNTO 基準国際会議) (*) 50 件( 9 件) 52 件(25 件) 72 件(35 件) 91 件(33 件) 81 件(40 件) 100 件 111 件 117 件 172 件 126 件 誘致に係る経済波及 効果(百万円) 5,500 6,228 6,736 10,914 7,726 ※県補助金対象となる 1,200 人以上(外国人 120 人以上)の大型国際会議を年 1 件以上誘致する (*)JNTO 基準の国際会議…次の(1)~(4)を全て満たす会議 (1)主催者: 国際機関・国際団体(各国支部を含む)又は国家機関・国内団体(各々の定義が明確ではな いため「特定企業の利益を追求することを目的とした会議」の主催者を除く全てが対象) (2)参加者総数:50 名以上 (3)参加国:日本を含み 3 か国以上 (4)開催期間:1 日以上 ア MICE 取扱件数及び経済波及効果の目標の達成 MICE 取扱件数及び経済波及効果の目標を確実に達成していくために、学会・協会、 有望大学等国内外の国際会議主催者等の新規顧客を開拓するとともに、主催者のニ ーズを満たす積極的な誘致・支援活動を展開していく。 なお、経済波及効果について、観光庁が策定した「地域別簡易モデル」を利用した 算定方法について検討していく。 イ 重点誘致 MICE の設定による誘致活動 「重点誘致 MICE 採択基準」(下表)に基づき、千葉県及び千葉市の「千葉県国際 会議開催補助金制度」及び「千葉市国際会議開催補助制度」等を活用して、600 名規 模以上の国際会議、1,000 名以上の国際インセンティブ旅行や国際的なイベントなど を重点誘致 MICE として位置付け、積極的な誘致活動を展開していく。 【重点誘致 MICE 採択基準】 最重点 重点 国際会議総参加者数 1,200 人以上かつ 国際会議総参加者数 600~1,199 人かつ 外国人参加者数 120 人以上 外国人参加者数 120 人以上 国内大会総参加者数 3,000 人以上 国内大会総参加者数 1,000 人~2,999 人 国際インセンティブ旅行 国際インセンティブ旅行 総参加者数 3,000 人以上 総参加者数 1,000 人~2,999 人 国・政府間・国際機関の会議 ― 千葉県及び国際会議観光都市の施策に合致するもの 国際的なイベント 3 (2) 誘致競争力の強化 ア 「国際会議等誘致助成金制度」の制定 国際会議等主催者からの強い要望を踏まえ、主催者(予定者を含む)が行う海外で のディシジョンメーカー(開催地の選定に権限を持つ MICE 開催地決定権者)への誘 致プロモーション活動(誘致プレゼンテーションやロビー活動等)を支援し、千葉県 開催に結び付けるため「国際会議等誘致助成金」を制定する。 イ 国内誘致活動 (ア) 大学、学会、協会、研究機関等のディシジョンメーカーへの訪問及び重点誘致 MICE 等の積極的な視察受入れを実施する。 (イ) 千葉 MICE サロン ウ 海外誘致活動 (ア) 海外展示会出展 観光庁が海外で出展する MICE 展示会に併せて出展し、誘致活動を行う。ま た、出展に合わせ、現在取り組んでいる重点誘致 MICE 案件の国際本部を訪問 し、ディシジョンメーカーに直接千葉県の魅力を PR し、千葉県への開催を働 きかける。 a IMEX2015(フランクフルト) b IMEX America 2015(ラスベガス) c IBTM World 2015(バルセロナ) *IMEX America 2015 では、Chiba MICE Ambassador のレイ・コプチンスキィ氏 に協力を依頼し、氏の持つ人的ネットワークを活用した誘致活動を行う。 エ 国際会議観光都市との連携 国際会議観光都市と連携した補助制度の有効的な活用や、第 26 回国際ミーティン グエキスポ(IME2015)、ビジット・ジャパン・トラベルマート 2015(VJTM2015)へ の出展、また IME2015 と VJTM2015 と同時期にそれぞれ実施される国際会議キーパー ソン(開催地決定権者または開催地決定権のある理事会に対して影響力を持つ者等) 及びインセンティブ旅行キーパーソンの招聘・商談会を実施する。 オ MICE 支援事業 (ア) 助成金・貸付制度の運用 当財団独自の開催助成金制度(限度額 200 万円)・開催準備資金貸付制度(3 年間無利子)について、県・千葉市・成田市の補助制度と相互補完しながら効果 的に運用するとともに、県及び千葉市の補助金制度の見直しに共同で取り組み、 更なる競争力アップを図る。さらに県の補助制度と連携した開催市からの補助に ついても引き続き要請を行う。 (イ) 重点 MICE 支援 本年 5 月に幕張海浜公園で開催される「RED BULL AIR RACE CHIBA2015」、同 月幕張メッセで開催される「日本地球惑星科学連合 2015 年大会」、8 月に幕張 メッセ・神田外語大学で開催される「第 9 回国際中欧・東欧研究協議会世界大 会」、同月幕張メッセ、QVC マリーンフィールド他で開催される「Summer Sonic2015」、9 月に舞浜アンフィシアター、幕張メッセで開催される「AIA(タ イ)インセンティブ旅行」が円滑に開催されるよう主催者ニーズに合わせて、積 極的な支援を実施する。 (ウ) 支援プログラムの実施及び拡充 県観光物産協会、各市観光協会、賛助会員及びボランティア等との連携によ る千葉県独自の支援プログラムとして、千葉県の伝統芸能などのアトラクショ ン(演技・演奏など)の実施・開発、新たなユニークベニュー(千葉県ならで はの特徴ある会議・レセプション会場等)の発掘、MICE 開催グッズ等の提供・ 開発等を行い、「千葉ブランド」として国内外へ広く発信していく。 4 (3) 誘致マーケティングの強化 ア 戦略的、効果的誘致活動を行うため、MICE 情報のデータ収集体制を強化し、デー タベースを有効的に活用するとともに、主催者のニーズや千葉県のブランドイメー ジを生かした重点分野の設定など、多面的な分析を行う。 イ 研修会・セミナー・ビジネス交流会等への参加、県内企業への働きかけの強化など により積極的な新規顧客の開拓を図る。 ウ ICCA(国際会議協会)の総会、PCMA 教育研修会に参加し、MICE 誘致に有益な情報 を得るとともに、積極的にグローバルネットワーキングを行い、誘致活動に結び付 ける。 (4) 海外における誘致活動の強化促進(特別対策事業) 国際的な MICE 誘致競争が激化する中、海外競合国・都市との厳しい誘致競争に打ち 勝つため、千葉の魅力を海外商談会等で積極的に PR し、千葉の知名度拡大に努める。 また、JNTO 主催海外商談会にも引続き出展して継続的な誘致活動を行うだけではなく 独自の商談会を開催し、人的ネットワークの拡充を図っていく。更に MICE サポートプ ログラムを制定し、MICE 開催地としての千葉の魅力を拡充する。 ア 海外商談会の参加とセミナー開催 (ア) JNTO 主催海外商談会 インセンティブ旅行主催者(企業・旅行会社)を対象に商談会を実施する予定 であり、当財団も 26 年度に引続きインドネシア、シンガポール等の商談会に参加 し千葉県の魅力を直接 PR し、千葉県での開催を働きかける。 (イ) 海外における知事のトップセールスにあわせたインセンティブ旅行商談会 千葉県はアジア地域(未定)でトップセールスを行うとともに観光商談会を 実施する予定である。当財団も当該商談会に参加し MICE 関連主催者(企業、 旅行会社やメディア等)を当該商談会に招待して千葉県の魅力を直接 PR し、 千葉県での開催を働きかける。 (ウ) PCMA・千葉 MICE セミナー 本年 6 月にフォート・ローダーデール(アメリカ)で開催される PCMA(プロフ ェッショナル・コンベンション・マネージメント協会)教育研修会に参加し、千 葉 MICE セミナーを実施する。開催にあたっては、昨年シカゴで初めて開催した 経験を踏まえて、会員であるミーティングプランナーに千葉県の魅力を PR する など、より効果的な事前告知を実施し、セミナーへの参加を働きかける。 また、シカゴ総会で PCMA の会長に就任した「Chiba MICE Ambassador」である レイ・コプチンスキィ氏の人的ネットワークも十分活用する。 イ MICE サポートプログラムの制定・実施 激化する海外競合国・都市との MICE 誘致競争で競合に打ち勝つために、対外的に アピール出来るサポートプログラムを導入し、誘致活動の強化を図る。 ウ 国内外の MICE 専門誌等への広告掲載 (5) 千葉県スポーツコンシェルジュ運営事業(受託事業) 千葉県が今年度から実施する、東京オリンピック・パラリンピックやプレ大会のキ ャンプ地や国際大会等の誘致を進めていくためにワンストップサービスを提供する事 業を受託し、スポーツツーリズムによる千葉県への来訪者増加を促進する。 (6) ビジット・ジャパン・トラベルマート 2015(受託事業) 5 2 国際交流・国際協力の促進と多文化共生社会づくり (1) 中核組織としての機能強化 ア 情報提供事業 (ア) 情報交換・情報共有の場の開催 国際交流・国際協力団体、ボランティア、行政等との連携強化 (イ) ホームページの運営 英語版、中国語(簡体字)版、スペイン語版の充実 国際交流伝言板(4 か国語)の充実 (ウ) 会報「国際交流つうしん」 年 3 回発行 (エ) 「国際交流伝言板」の発行・配信 県内の民間交流団体や行政機関などによる国際交流等関係事業(イベント・募 集事業など)を「国際交流伝言板」としてとりまとめ、民間交流団体等に 4 か国 語(日・英・中・スペイン)により情報提供するとともに、ホームページ上にお いても随時情報発信する。 (オ) 千葉県外国人学生住居アドバイザー事業の実施 等 イ 在住外国人支援事業 外国人テレホン相談(受託事業)、在住外国人のための無料法律相談(年 10 回)・無料総合相談会(年 2 回)の実施等を通じた在住外国人への生活支援 (2) 多文化共生時代のネットワークづくり ア ネットワーク化事業 多文化共生の意義を広く啓発し、また、国際交流ボランティア制度の運営を通じ、 地域における支援者(ボランティア)を確保し、その資質向上のための研修等を実施 するほか、教育機関等と連携し、若い世代の国際理解の促進等に寄与する事業を通 じ、多文化共生社会づくりのためのネットワークの形成・連携強化を図る。 各種講座受講者数(目標) 目 標 実 績 ボランティア ボランティア 国際理解促進 国際理解促進 向けの 向けの のための講座 のための講座 人材育成講座 人材育成講座 平成 25 年度 3講座 300人 3講座 110人 3講座 284人 4講座 150人 平成 26 年度 3講座 320人 3講座 125人 5講座 558人 3講座 160人 平成 27 年度 3講座 350人 3講座 150人 ― ― また、2020 年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、支援体制の充実や県内 の外国人住民の支援を担う人材を育成するため、通訳ボランティアやそのリーダー を養成するための研修を受託事業として実施する。 (3) 安心・安全な生活確保のための外国人支援 ア 情報提供事業(再掲) 4 言語によるホームページ等による情報提供の充実 イ 在住外国人支援事業(再掲) 外国人テレホン相談(受託事業)、在住外国人のための無料法律相談(年 10 回)・ 無料総合相談会(年 2 回)の実施等を通じた在住外国人への生活支援 ウ 災害等の緊急時における支援事業 6 3 MICE 適地「千葉」ブランドの確立 これまで紙媒体で行っていた情報発信を電子化するなど、リアルタイムでより多くの主 催者等に対し有益な情報を発信することにより、千葉県のプロモーション活動の強化を図 る。 (1) ICT(*)を活用し、千葉県の有する魅力ある MICE 資源を PR ア 各種媒体を活用した広報の実施 事業計画概要、事業・活動の成果物等の充実を図り、ホームページ、メールマガジ ン、プレスリリース、メディア掲載等の活用により、当財団の取組や業務成果をより 幅広く発信する。 また、各ターゲットに応じた情報伝達内容の整理を行うとともに、アンケートの実 施や主催者へのヒアリングなどによる効果の検証を行うなど、効果的な広報に努め る。 なお、これまで紙媒体で情報発信を行っていた「ぶらりネット CHIBA」については、 今後のあり方を検討するため、当分の間休刊とし、CCB ホームページの改定や、メー ル配信によるニュースレター、千葉 MICE ガイド等を改善・強化することによって、 MICE 主催者や、賛助会員、メディアに対し効果的な広報活動を行っていく。 さらに、賛助会員向けに、年 2 回発行していた「Face to Face」については、賛 助会員向けニュースレター、主催者向けニュースレターによるメール配信等を活用 し、より有益な情報をリアルタイムで随時発信していく。 【目標値】 内容 国内 海外 件数 件数 アクセス数 40,000 件 10,000 件 ホームページ ニュース配信件数 24 件 24 件以上 12 件 メールマガジン 賛助会員向けニュースレター 主催者向けニュースレター 6件 CHIBA UPDATE(英語) 6件 プレスリリース 30 件以上 6 件以上 メディア掲載 広告 40 件以上 1件 30 件以上 1件 (*)ICT(Information and Communication Technology の略(情報通信技術)とは、情報と通 信に関連する科学技術の総称で IT に C(Communication)が加えられ、「情報」を適切に「伝 達」するための「技術」のこと。本来の役割がより強調された表現。 (2) 情報発信の連携を強化 千葉県、国際会議観光都市、JNTO、JCCB、他コンベンションビューローなど関係団 体、民間企業などと相互にメリットがある情報発信体制を確立(例.共同記者発表、 一つの情報素材を複数の広報媒体を通じて発信し、効果的な情報発信を行う)する。 (3) 千葉県フィルムコミッション運営事業(受託事業) 昨年度新設された「千葉県映画・テレビ等撮影支援事業 補助金制度」に係る運営業 務を本年度も引き続き対応し、映画等の撮影を行う製作会社に対して、ロケーショ ン費用に対する助成を行い、千葉県の様々な魅力を広く発信することにより、知名 度の向上、県内経済の活性化及び観光客誘致を図る。 【目標値】 内容 撮影依頼 撮影支援 件数 280 件以上 80 件以上 7 4 効率的な事業運営の推進 (1) 効率的な事業運営を図るための組織体制を整備 (2) 自主財源確保の強化 ア 賛助会員の獲得 各種媒体や異業種交流事業による当財団の存在意義や活動内容・業務成果の PR を 通じて、理解者を増やし、新規加入を促進。 イ 寄附金の募集 税制上の優遇措置のPR等により、寄附金の募集について検討する。 ウ 市場動向を見極めた安全・確実な基本財産運用 (3) 人材育成 内外の研修等を活用し、能力開発を図るとともに、継続的な人的ネットワークの強化、 後継者の育成に努める。 (4) 経費削減 事務事業の見直しにより、事務経費の削減に努める。 8 Ⅲ 実施事業 1 MICE 事業部門 (1) MICE 誘致・支援事業 ア MICE 誘致活動 (ア) 目的 千葉県が有する施設や観光資源などの特性や魅力を積極的に PR して、 経済波及効果が大きく、千葉県のブランド確立につながり、またビジネス 機会やイノベーションの創出に大きく資する MICE を誘致することで、内 需の拡大や地域の活性化、ひいては、MICE 関連産業の発展や MICE グロー バル競争力を強化していく。 (イ) 対象 日本で MICE 開催を検討している主催者。 (ウ) 内容 以下に掲げた事業を実施する。 a 国際会議等誘致助成金制度の制定【Ⅱ主要事業1-(2)-ア】 国際 MICE を千葉県に誘致するための活動(誘致プレゼンテーションやロビー 活動等)を資金面でサポートする「国際会議等誘致助成金」を制定し、千葉県 への開催に結び付ける。 b 国内誘致活動【Ⅱ主要事業1-(2)-イ】 (a) 主催者訪問と視察受入れ 大学、学会、協会、研究機関等のディシジョンメーカーを直接訪問し、 千葉県の魅力を積極的に PR するとともに、企画書を提出するなど県内で の MICE 開催を働きかける。 また、重点誘致 MICE のディシジョンメーカーの視察を積極的に受け入 れ、関係機関と連携した「オール千葉」のホスピタリティーを実行し、MICE 開催地としての千葉県の魅力を直接体験していただくことで開催決定に つなげる。 ・主な訪問先: ① 大学、学会、協会、病院、研究機関等 ② PCO(Professional Congress Organizer(会議運営業者)の略。)、展 示会運営会社、イベント会社(MICE を専門的に企画運営し、そのサービ スを提供する会社)、旅行会社等 (b) 千葉 MICE サロン(主催者セミナー)の実施 平成 25 年度、平成 26 年度と東京大学伊藤国際学術研究センターで実 施し、好評だった千葉 MICE サロンを本年度も開催する。セミナーでは、 県内の MICE 施設、県・市国際会議開催補助金制度、当財団の支援プログ ラムやアフターコンベンション(観光・産業視察)、ユニークベニュー、 地元伝統芸能等の紹介を行い、主催者に MICE 開催地としての千葉県の魅 力を PR するとともに、賛助会員と主催者が交流できる機会も提供し、千 葉県への MICE 誘致及び賛助会員のビジネスチャンスの拡大を図る。 9 c (c) 「MICE 誘致施設連絡会議」の実施 MICE 施設及び千葉県・国際会議観光都市(千葉市・成田市・木更津市・ 浦安市)及び柏市等と当財団との間の情報・課題の共有と、効果的な協働 誘致を図るための場として「MICE 誘致施設連絡会議」を年 2 回程度開催す る。 (d) 「千葉 MICE GUIDE 改定」 平成 23 年度に作成した県内の MICE 施設、アフターコンベンション、ユ ニークベニュー、地元伝統芸能等及び当財団の支援プログラム等を記載し た「千葉 MICE GUIDE」を、より分かりやすく、使いやすく、最新情報を 掲載したものに改定する。 海外誘致活動【Ⅱ主要事業1-(2)-ウ】 (a) 「IMEX2015」出展 世界の MICE 関係者が一堂に会する展示会「IMEX2015」に出展し、MICE 主 催者に千葉県の魅力を直接 PR し、千葉県での開催に結び付ける。出展後 は、ニュースレター等で定期的に情報提供し、継続的かつ積極的に千葉県 の魅力を訴え、千葉県での開催に結び付ける。 ① 名 称:IMEX2015 (The Worldwide Exhibition for Incentive Travel, Meetings and Events) ② 会 期:平成 27 年 5 月 19 日~21 日 ③ 会 場:ドイツ・フランクフルト Messe Frankfurt Hall 8 ④ 主催者:Regent Exhibition, Ltd ⑤ 参加者:ホステッド・バイヤー(優良な MICE 主催者の招待者) 73 ヵ国 3,974 名(2014 実績) (b) 「IMEX America 2015」出展 「IMEX2015」と同主催者が米国で開催する展示会「IMEX America 2015 」 に出展し、千葉県の魅力を MICE 主催者に直接 PR し、千葉県での開催に結 び付ける。また、Chiba MICE Ambassador のレイ・コプチンスキィ氏の 人的ネットワークや情報発信力を活用して新規顧客を開拓する。出展後は、 ニュースレター等で定期的に情報提供し、継続的かつ積極的に千葉県の魅 力を訴え、千葉県での開催に結び付ける。 ① 名 称:IMEX America 2015 ② 会 期:平成 27 年 10 月 13 日~15 日 ③ 会 場:ラスベガス Sands Expo Convention Center ④ 主催者:Regent Exhibition, Ltd ⑤ 参加者:ホステッド・バイヤー 54 ヵ国 2,909 名(2014 実績) 10 (c) 「IBTM World 2015」出展 欧州の MICE 関係者が一堂に会する展示会「IBTM World 2015」に出展し、 MICE 主催者に千葉県の魅力を直接 PR する。 また、出展にあわせて、重点誘致 MICE 主催者の国際本部を直接訪問し、 千葉県が MICE 開催適地であることを訴え、千葉県での開催に結び付ける。 出展後は、ニュースレター等で定期的に情報提供し、継続的かつ積極的に 千葉県の魅力を訴え、千葉県での開催に結び付ける。 ① 名 称:IBTM World 2015 (Incentive, Business Travel & Meetings Exhibition) d ② 会 期:平成 27 年 11 月 17 日~19 日 ③ 会 場:スペイン・バルセロナ Gran Via Exhibition Centre ④ 主催者:Reed Travel Exhibitions, Ltd ⑤ 参加者:ホステッド・バイヤー 4,000 名以上(予定) マーケティング活動【Ⅱ主要事業1-(3)】 (a) 県内への誘致可能性のある MICE 情報収集・整理 当財団で蓄積した過去の開催情報、今後の開催情報等のデータベースを 分析し、誘致・支援活動への活用と賛助会員、MICE 関係者等への情報の提 供を通じ、オール千葉としての誘致活動を強化し、展開する。 さらにインターネット、海外関連団体(ICCA(国際会議協会)、UIA(国 際団体連合)、PCMA(プロフェッショナルコンベンションマネージメント 協会)(*)、国内関連団体(学会、協会、PCO、旅行代理店等)、JNTO(日 本政府観光局)(*)や JCCB(一般社団法人日本コングレス・コンベンショ ン・ビューロー)、大学・研究機関関係者、各種刊行物等から得た開催情 報等を収集・整理し、MICE 主催者のニーズを見極め、開催の可能性の高い MICE を対象に戦略的、効果的な誘致活動を行う。 (*)PCMA(Professional Convention Management Association)とは? 北米を中心とするミーティングプランナー及びサプライヤー(ビューロー、MICE 施設等)のメンバーからな るコンベンション専門家の協会。本部はシカゴにあり、メンバーは約 6,000 名 (*)JNTO とは? Japan National Tourism Organization(独立行政法人国際観光振興機構(通称日本政府観光局))の略。海 外における観光宣伝、外国人観光旅客に対する観光案内その他外国人観光旅客の来訪の促進に必要な業務を効 率的に行うことにより、国際観光の振興を図ることを目的としている。 11 (b) 県内で開催される MICE 関連統計の整備と分析 県内で開催される MICE の件数、種別、参加人員等を都市別、施設別に データ収集し、JNTO の国際会議統計や当財団の広報紙を通じて公表する とともに、その分析を行い、県内での開催傾向や課題点等を把握し、将 来の誘致に結び付ける。 ① 県内の MICE 開催件数、種別、参加人員等の把握 ② 県内都市別、施設別の開催傾向の把握と分析 ③ 参加者傾向の把握と分析 ④ 今後の開催傾向の予測と対策 (c) 研修会・セミナー参加、各種団体への加入 観光庁、JNTO、JCCB、大学、及び各種団体等の会議・セミナー等へ参加 し、職員の資質向上や人的ネットワークの拡充を図るとともに、最新の MICE 動向を探り、誘致・支援に活用する。 このほか、JETRO 等が主催するビジネス交流会等に積極的に参加し、ネ ットワーキングを図り、新規顧客を開拓する。 ① 観光庁、JNTO、JCCB 等研修会 ② JCCB コンベンションビューロー部会(ⅰ 20 周年記念事業 浦安市、 ⅱ 第 2 回部会 北見市) ③ 一般社団法人日本コンベンション協会(Japan Convention Management Association – JCMA)、MPI(ミーティングプロフェッショ ナルインターナショナル)等のセミナー (d) ICCA(*)総会参加 ICCA(国際会議協会)総会に参加し、積極的にネットワーキングを行う ことで、千葉県の知名度を上げるとともに世界の MICE トレンドを学ぶ。 また、会議案件の情報交換を通じて、千葉県での開催に結び付ける。 ① 名 称:ICCA General Assembly ② 会 期:平成 27 年 10 月 31 日~11 月 4 日 ③ 会 場:ブエノスアイレス(アルゼンチン) (e) ICCA アジア太平洋チャプタービジネスワークショップ ICCA 主催の商談会に参加し、直接主催者と面談し情報収集、誘致活動を 行う。 ① 会 期:平成 27 年 8 月 26 日~28 日 ② 会 場:福岡 (*)ICCA とは? International Congress and Convention Association(国際会議協会 本部アムステルダム)の略。1963 年に創設された国際会議に係わる業界関係者の知識と人脈を構築し、世界各国で国際会議を開催するための 情報交換を目的とする団体。現在、世界 87 カ国の約 900 団体の政府観光局、コンベンションビューロー、 会議施設、ホテル、リゾート等の業界関係者が所属している。 12 (f) Chiba MICE Ambassador 千葉県を熟知し、MICE 振興への貢献が期待できる Chiba MICE Ambassador(*) の MICE 業界におけるマンパワーを活用し、当財団の発信力の及ばない MICE 主 催者、エリアへの Face to Face の情報発信と情報収集を行い、千葉県への MICE 誘致促進を図る。 (*)Chiba MICE Ambassador とは? 人脈等を活用し、千葉県への MICE 誘致、開催情報を国内外に発信するための制度。日本の MICE 事情を理解 し、学界、経済界、文化、芸能、スポーツ等の各界で活躍され、千葉県に対する理解と愛着を有している者を 任命し、千葉県の MICE 振興に対する助言、指導のほか、機会あるごとに MICE 開催地としての千葉県の魅力を PR してもらう。 e 国際会議観光都市との連携【Ⅱ主要事業1-(2)-エ】 グローバル競争に打ち勝つため、関係者と連携を図りながら、「千葉県国際 会議開催補助金制度」、「千葉市国際会議開催補助制度」及び「成田市コン ベンション開催事業補助金制度」を有効に活用しつつ、JNTO との連携のも と、県内の国際会議観光都市(*)(千葉市、成田市、木更津市、浦安市)に係 る誘致活動(展示会出展、キーパーソンの招聘等)を実施し、開催へ結び付 ける。 (a) 第 26 回国際ミーティングエキスポ(IME2015)(展示会)への出展 観光庁・JCCB・JNTO が主催する国内唯一のコンベンション関連展示会 「IME2015」へ賛助会員と国際会議観光都市と共同出展し、主催者へ積極的 にコンベンション開催地としての千葉県を PR し開催に結びつける。 ① 名 称:第 26 回国際ミーティングエキスポ ② 会 期:平成 27 年 12 月 9 日~10 日 ③ 会 場:東京国際フォーラム (b) JNTO 主催インセンティブ旅行キーパーソン招請・商談会 ビジット・ジャパン・トラベルマート 2015 と同時期開催される海外のイ ンセンティブ旅行主催者等のキーパーソンを日本へ招請した際に県内の 施設等を案内し、その魅力を PR することにより開催に結びつける。 ① 名 称:インセンティブ旅行キーパーソン招請・商談会 2015 ② 時 期:平成 27 年 9 月実施予定 (c) JNTO 主催国際会議キーパーソン招請・商談会 第 26 回国際ミーティングエキスポと同時期開催される海外の学会本部 のキーパーソンを日本へ招聘した際に県内の施設等を案内し、その魅力 を PR し開催に結びつける。 ① 名 称:Meet Japan ② 時 期:平成 27 年 12 月実施予定 (*)国際会議観光都市とは? 国際会議施設、宿泊施設などのハード面やコンベンションビューローなどのソフト面での体制が整備されて おり、コンベンションの振興に適すると認められる市町村を、市町村からの申請に基づき、観光庁長官が国際 会議観光都市として認定する制度。 13 イ MICE 支援事業【Ⅱ主要事業1-(2)-オ】 (ア) 目 的 MICE 主催者及び参加者のニーズに応え、MICE を円滑に開催できる よう積極的に開催支援を実施する。開催支援にあたっては、参加者が 千葉県の持つ魅力を十分実感できる、質が高くきめ細やかな支援プロ グラムを提供する。また、支援を通じて新たな MICE が千葉県で開催 されるよう働きかける。 さらに、多様化する MICE のニーズに対応するため、支援プログラム を一層魅力あるものに改良するとともに、新たな支援プログラムを企 画開発する。 (イ) 対 象 県内において MICE を開催する国内外の主催者等 (ウ) 公表方法 当財団のホームページにおいて「開催サポート」として公表。 (エ) 内 容 以下に掲げた事業を実施する。 a MICE 開催支援 (a) 助成金・貸付制度の運用 開催助成金制度及び開催準備資金貸付制度を効果的に運用し、MICE 誘致 を推進するとともに円滑な開催を支援する。 ① 開催助成金制度 公共性が高く、経済波及効果の大きいコンベンションのうち、財政面 での支援を必要とする主催者に対し、開催助成金を交付することにより、 千葉県での円滑な開催を支援する(助成金額 最大 200 万円)。 また、各開催補助金制度を補完する制度としても活用していく。 ② 開催準備資金貸付制度 公共性が高く、経済波及効果の大きいコンベンションのうち、コンベ ンション開催までの間に、資金を必要とする主催者に対し、希望によ り、開催準備資金を貸付け、千葉県での円滑な開催を支援する(3 年間 の無利子貸付)。 (b) MICE 開催準備にあたってのコンサルティング業務 県内で MICE 開催を決定している主催者に対して的確なアドバイスを行 い、円滑な開催を支援する。 (c) 重点 MICE 支援 下記の MICE が円滑に開催されるように支援プログラムを実施する他、 主催者と地域との連携を調整するなど積極的に支援する。 MICE 名 開催時期 開催場所 参加予定者数 RED BULL AIR 5 月 16~17 日 幕張海浜公園 100,000 人 RACE CHIBA 2015 日 本 地 球 惑 星 科 5 月 24~28 日 幕張メッセ 7,000 人 学連合 2015 年大 会 第 9 回国際中欧・ 8 月 3~8 日 幕張メッセ・ 2,000 人 東欧研究協議会 神田外語大学 世界大会 SUMMER 8 月 15~16 日 幕張メッセ・ 120,000 人 SONIC2015 QVC マリンフィ ールド他 AIA(タイ)インセ 9 月 8~11 日 舞 浜 ア ン フ ィ 1,800 人 ンティブ旅行 シアター・幕張 メッセ 14 b 支援プログラムの実施及び拡充 主催者のニーズに合わせた、支援プログラムを実施し、円滑な開催を支援す る。 また、新たな支援プログラムを開発し、国内外競合都市との差別化を図る。 実施にあたり、一部を有償で実施することにより自主財源の確保にもつなげ る。 (a) ユニークベニューの開発、利用促進 MICE 主催者の多様なニーズに合わせ、文化施設や公的空間等を利用した 会議・レセプション会場等を開発し開催することにより千葉県ならではの 魅力を PR する。 (b) アトラクション(地元伝統芸能等)の実施及び開発 懇親会・レセプション等開催時に、主催者からの依頼に応じ、千葉県の 伝統芸能等アトラクションを企画・実施し、懇親会等の演出を支援する。 また、国際会議観光都市と連携をとり、MICE 開催時に提供できるアトラ クションの内容を充実させる (c) MICE 開催グッズの提供及び企画開発 県観光物産協会と連携をとり、MICE 開催時に主催者が必要とする開催グ ッズ(当財団のオリジナルのコングレスバッグ、記念品等)の品ぞろえ及 び内容を充実させ、主催者へ提案することにより、千葉県の魅力を PR する。 (d) ボランティアの運用 主催者のボランティア活用のニーズにこたえるため、千葉県国際交流セ ンターで行うボランティア(語学、日本文化等)の登録を促進し内容を充 実させ、あわせて、県民のボランティア活動への参加意欲の向上に寄与す る。 (e) 物産コーナーの設置手配及び充実 MICE 開催時に要望の多い物産コーナーの設置を県観光物産協会と協力し 手配をするとともに、その内容を充実させ地場産業の発展等に寄与する。 (f) 上記のほか、プレスリリース等マスメディアを通じた開催告知の実施、 電光掲示による開催案内の実施、インフォメーションコーナーの設置、シ ャトルバス等の様々な支援を行い、円滑な開催を支援する。 ウ 誘致・支援事業に関連する事業の積極的な受託 千葉県が今年度から実施する「千葉県スポーツコンシェルジュ運営事業」や、従来 から千葉県が実施している「トラベルマート」については、千葉県の PR 及びインバ ウンド(訪日外国人旅行)客の誘致の促進を図り、内需の拡大や地域の活性化、相互 理解の増進等を図ることを目的とするとともに、本事業の実施により、当財団の MICE 誘致・支援活動との相乗効果が図れることから、これらの事業の積極的な受託に努 める。 15 (ア) 千葉県スポーツコンシェルジュ運営事業【Ⅱ主要事業1-(5)】 東京オリンピック・パラリンピックやプレ大会のキャンプ地や国際大会等の誘 致を進めていくためにワンストップサービスを提供する。具体的には、競技施設、 宿泊施設、観光施設、交通手段など多岐にわたる情報を一元化し、競技団体、大 学等へ提供し、様々なスポーツイベントや合宿の誘致・支援を行う。 (イ) ビジット・ジャパン・トラベルマート 2015【Ⅱ主要事業1-(6)】 a 開催時期 平成 27 年 9 月 24 日~27 日 b 会 場 東京ビッグサイト c 参 加 者 海外各国の旅行会社約 300 社、海外旅行メディア約 30 社、国内 観光関係者・事業者約 400 社 d 主 催 観光庁及び JNTO e 内 容 海外各国の旅行会社約 300 社と国内観光関係事業者が 2 日間にわ たり、訪日旅行・観光セールスのための商談会を行う。 エ 海外における誘致活動の強化促進(特別対策事業)【Ⅱ主要事業1-(4)】 国際的な MICE 誘致競争が激化する中、海外競合国・都市との厳しい誘致競争に打 ち勝つため、千葉の魅力を海外商談会等で積極的に PR し、千葉ブランドの知名度拡 大に努める。また、JNTO 主催海外商談会にも引続き出展して継続的な誘致活動を行 うだけではなく独自の商談会を開催し、誘致対象を絞った誘致活動の強化、ネットワ ークの拡充を図っていく。更にインセンティブ旅行等を対象とした MICE サポートプ ログラムを制定し、インセンティブ旅行目的地としての千葉の魅力を拡充する。 (ア) 海外商談会への参加 a インドネシア・インセンティブ旅行・セミナー(ジャカルタ) JNTO はインドネシア(ジャカルタ)でインセンティブ旅行主催者(企業・旅 行会社)を対象に商談会を実施する予定であり、当財団も当該商談会に参加し 千葉県の魅力を直接 PR し、千葉県での開催を働きかける。 フォローアップとして、ニュースレター等で定期的に情報提供し、継続的か つ積極的に千葉県の魅力を訴え、千葉県での開催に結び付ける。 (a) 名 称:インドネシア・インセンティブ・セミナー(ジャカルタ) (b) 会 期:平成 27 年 6 月 10 日(予定) (c) 会 場:ジャカルタ (d) 主催者:日本政府観光局(JNTO) (e) 参加者:インセンティブ旅行主催者等 b マレーシア・シンガポール・インセンティブセミナー JNTO はシンガポールで、インセンティブ旅行主催者(企業・旅行会社)を 対象とした商談会を実施する予定であり、当財団も当該商談会に参加し千葉 県の魅力を直接 PR し、千葉県での開催を働きかける。 フォローアップとして、商談会等にて入手した情報をもとに旅行会社を直 接訪問して、継続的かつ積極的に千葉県の魅力を訴え、千葉県での開催に結 び付ける。 (a) 名 称:マレーシア・シンガポール・インセンティブセミナー (b) 会 期:平成 27 年 7 月 29 日・31 日(予定) (c) 会 場:シンガポール、クアラルンプール (d) 主催者:日本政府観光局(JNTO) (e) 参加者:インセンティブ旅行主催者等 16 c 海外における知事のトップセールスにあわせたインセンティブ旅行商談会 千葉県はアジア地域(未定)でトップセールスを行うとともに商談会を実施 する予定であり、当財団も当該商談会に参加し、インセンティブ旅行主催者 やメディア等も招待し、千葉県の魅力を直接 PR し、千葉県での開催を働きか ける。 フォローアップとして、ニュースレター等で定期的に情報提供し、継続的か つ積極的に千葉県の魅力を訴え、千葉県での開催に結び付ける。 (a) 名 称:千葉県観光 PR (b) 会 期:未定 (c) 会 場:未定 (d) 主催者:千葉県 (e) 参加者:インセンティブ旅行主催者等 d PCMA・千葉 MICE セミナー PCMA(プロフェッショナル・コンベンション・マネージメント協会)が主催 する Education Conference(教育研修会)に合わせ、JNTO と協力して千葉 MICE セミナーを独自開催し、会員であるミーティングプランナーを対象に千葉県の 魅力を PR し、千葉での MICE 開催を働きかける。 (a) 名 称:PCMA・千葉 MICE セミナー (b) 会 期:平成 27 年 6 月 14 日~17 日(予定) (c) 会 場:フォート・ローダーデール(アメリカ) (d) 主催者:ちば国際コンベンションビューロー (e) 参加者:ミーティングプランナー (イ) MICE サポートプログラムの制定 激化する海外競合国・都市との MICE 誘致競争で競合に打ち勝つために、対外 的にアピール出来るプログラムを制定・導入し、誘致活動の強化を図る。 プログラムの内容については記念品(ギブアウェイ)、アトラクションの無償 提供等とし、対象及び適用条件を定め、実施する。 17 (2) 広報事業 ア 広報事業 (ア) 目 的 広く一般に千葉県の魅力及び当財団の取組や業務成果を幅広く発 信することによって、MICEへの理解を深めるとともに、県内におけ るMICE開催を促進し、地域経済の活性化に資する。 (イ) 対 象 MICE に関心を示す団体・個人 (ウ) 公表方法 ホームページやメールマガジン (エ) 内 容 以下に掲げた事業を実施する。 a インターネット事業【Ⅱ主要事業3-(1)-ア】 日本語版及び英語版の更なる情報発信力の強化を図り、海外からのアクセス 数を拡大させ、MICE 開催地としての千葉県の認知度を高めるため、CCB ホーム ページのリニュアルを図る。 主な改善点として、施設の収容人数、利用スタイル、面積等、MICE 開催に必 要とする情報が即座に検索でき、より見やすく分かりやすいサイトにし、情報 発信を行う。 また、会員との連携をより強化することによって、当財団の誘致活動や支援 プログラム、アフターコンベション等を大幅に拡充するとともに、これらの情 報をタイムリーに発信し、競合都市との差別化を図り、国内外のキーパーソン や関係者へ分かりやすく当財団の取組を周知する。 さらに、平成 24 年度から新規公開した中国をターゲットとした中国語(簡体 字)版の内容の充実にも努める。 b 各種媒体を活用した広報【Ⅱ主要事業3-(1)-ア】 (a) パンフレット(財団のご案内) 当財団の活動を紹介し、財団の活動を周知するとともに、賛助会員の獲得に 努める。 (b) メールマガジン ① CHIBA UPDATE(英語) MICE 主催者やメディア等に千葉県及び当財団の情報を定期的に配信し、 海外での千葉県の認知度を高め、メディアへの露出を図る。(年 6 回以上 約 2,800 件へ配信) ② 主催者向けニュースレター(日本語) MICE 主催者やメディア等に千葉県及び当財団の情報を定期的に配信し、 MICE 適地「千葉」を PR する。(年 6 回以上 約 2,000 件へ配信) ③ 賛助会員向けニュースレター(日本語) 賛助会員に当財団の活動成果、最新の MICE 関連情報、会員の活動等の情 報を定期的に配信する。(年 12 回配信) (c) プレスリリース 当財団の活動成果や MICE 情報を国内外の報道機関に積極的に発表し、メ ディアへの掲載を働きかけ、広く一般に千葉県での MICE 誘致の重要性・メ リット、地域への経済波及効果等を周知し、千葉県での MICE 開催を促す。 (随時発信) 18 (d) 国内外広告等 新聞広告(年 2 回)掲載、当財団の事業活動の案内パンフレットの作成 により、千葉県の魅力を発信し、千葉県の認知度向上、イメージアップを 図り、千葉県への MICE 誘致につなげるとともに当財団の役割や活動を広く 周知する。 (e) 重点 MICE 案件事例の紹介 千葉県で開催した重点 MICE 案件を誘致から決定までのプロセス、施設の 利用方法、地域でのおもてなしの内容、ユニークベニュー等をケーススタ ディーとして紹介し、誘致ツールとして活用する。 c 千葉市幕張観光情報センターの運営協力 幕張新都心の観光案内と情報提供を行う千葉市幕張観光情報センターの運 営に協力し、MICE 適地幕張エリアの魅力 PR により、地域活性化を図り、MICE 誘致促進に寄与する。 イ 異業種交流事業【Ⅱ主要事業4-(2)-ア】 (ア) 目 的 当財団の公益目的事業の広報とあわせて、様々な業種の賛助会員に MICE への理解と賛助会員の相互理解を深めるとともに裾野の広い MICE 事業に参加を促し、そこで創出されるビジネスチャンスが生か されることで、雇用の拡大、税収増が図られ、もって地域経済、社会 の健全な発展に資することを目的とする。 (イ) 対 象 当財団の事業に理解をいただいている賛助会員、その他趣旨に賛同 いただける団体・個人(賛助会員希望者を含む。) (ウ) 公表方法 誰でも自由に閲覧できる媒体(ホームページ上)、プレスリリース 等)と併せて CCB-IC ニュースにて配信する。 (エ) 内 容 異業種交流、商談、ブース出展、講演会、当財団の活動報告等(年 2 回開催)。更に、当財団への理解を深め、協働参画を促し、新たな 賛助会員の獲得につなげる。 ウ 広報事業に関連する事業の積極的な受託 (ア) 千葉県フィルムコミッション運営事業【Ⅱ主要事業3-(3)】 a 目 的 映像制作プロジェクトを地域に誘致し、ロケーション支援を行う 非営利組織である千葉県フィルムコミッションの運営事業を受託す る。 当該事業を受託することで、県内へ映画、ドラマ等の撮影の誘致や その支援を通じて、千葉県の知名度向上、イメージアップ等を図り、 観光地としてはもとより MICE 開催地としての魅力を高め、国内外の 観光客の誘致促進等に寄与する等、当財団運営との相乗効果が図ら れる。 本年度も引き続き、助成制度に係る運営業務に対応するため、撮影 支援の強化を図る。 b 公表方法 誰でも自由に閲覧できる媒体(ホームページなど)で公表する。 c 主な内容 (a) 「千葉県映画・テレビ等撮影支援事業 補助金制度」に係る運営業務。 千葉県の様々な魅力を広く発信し、知名度の向上、県内の経済活性化及 び観光客誘致を図ることを目的とした県補助金に係る映画製作会社等に対 するロケーション費用の助成に関する申請受付等の運営。 (b) 映像関係者に対するロケーション撮影及びロケ地に関する情報提供、相 談業務、その他の撮影支援。 (c) 市町村での撮影に関する調整、その他市町村のフィルムコミッション設 立を促進するための意見交換会の開催。 19 (イ) 千葉ロッテマリーンズかもめ会事業 a 目 的 千葉県経済界として千葉ロッテマリーンズ球団の活動を支援、応 援し、球団と千葉市民・県民との絆と連携を深め、プロ野球の振興 及び地域経済の活性化に寄与することを目的とする当会の事務を 受託し、地域社会の健全な発展を目指すことを目的とする。 なお、当会の運営は、県内外の経済界と広く関わり、また、千葉 県、千葉市とも強固な協力体制を持つ当財団でなければできない 事業であり、受託することにより一層の地元企業・団体との連携を 強め、協力体制を構築できる等、当財団運営との相乗効果が図られ る。 b 対 象 当会の趣旨に理解をいただいている企業、団体等 c 公表方法 誰でも自由に閲覧できる媒体(プレスリリース等)で公表す る。 d 内 容 激励観戦会(年 4 回(うち家族応援デー1 回))、会員の集い、 機運醸成(横断幕掲示等)、春季キャンプ激励訪問等 20 2 国際交流部門 (1) ネットワーク化事業【Ⅱ主要事業2-(2)-ア】 国際交流・国際協力を促進し、多文化共生の社会づくりを展開するため、地域にお ける重要な支援者であるボランティアの登録、紹介を行い、県全域における草の根レ ベルによる活動を支援する。 また、ボランティアの資質や実践力の向上、県民等の国際理解の促進などを目的と した講座を、ホームページや広報紙等を活用した広報により募集し、幅広い参加を得 て開催する。 このほか、ボランティアや地域の国際交流協会、民間交流団体、行政機関等が情報交 換や意見交換を行うための会議の開催や、交流の場の提供等を行うとともに、国際交 流・協力団体の活動状況の把握に努め、関係者とのネットワークの形成を図る。 ア 国際交流ボランティア制度の運営 (ア) 国際交流ボランティア制度の運営 国際交流事業への積極的な参加を希望する県民を対象に、ホームページ等で常 時呼びかけ、次のカテゴリーでボランティアを登録し、活動の場を紹介する。 a 語学ボランティア(通訳や翻訳等、語学を通じて国際交流を図る。) b ホストファミリーボランティア(外国人を家庭に招待して国際交流を図る。) c 文化ボランティア(趣味、特技、外国生活体験等を生かして国際交流を図る。) d 日本語ボランティア(外国人と日本語によるコミュニケーションを通じ国 際交流を図る。) e 事業ボランティア(国際交流や多文化共生に係る行事、イベント等の支援や 災害時等における外国人支援を行う) (イ) 多文化共生サポート制度の運営 医療、福祉、教育等による生活支援を緊急に必要とする県内の在住外国人に対 し、語学ボランティアなどを派遣するとともに、必要に応じ、ボランティア活動 費の支援を行う。 イ 多文化共生ボランティア養成研修事業 (ア) 日本語ボランティア基礎講座 在住外国人に対し日本語を教えながら交流しようとする県民や県内のボラン ティアを対象に、必要となる基礎的な知識や素養を養うための講座を、日本語指 導者等を招いて実施する。 県内で日本語ボランティアが比較的少ない地域での開催を検討し、日本語ボラ ンティアの地域的バランスを図っていく。 (イ) 日本語ボランティア・スキルアップ講座 県内で活動する日本語ボランティアや関心のある県民を対象に、在住外国人へ の日本語指導に向けた更なる資質向上を目指すための実践的な講座(児童、大人 向け)を、日本語指導者等を招いて実施する。 21 (ウ) コミュニティ通訳研修 日ごろ、県内の在住外国人から相談等に応じている、語学ボランティアなどを 対象に、外国人が生活する上で必要となる基本的事項(出入国や戸籍等に係る行 政手続など)について学ぶ研修(基礎編)を、専門家等を招いて実施する。 さらに、基礎的事項の習得を終えた語学ボランティアなどを対象に、具体的、 実践的な相談対応や通訳手法などについて学ぶ研修(実践編)を実施する。 (エ) 通訳ボランティア養成研修(受託事業) 東京オリンピック・パラリンピックに向け県内での支援体制の充実を図るため、 また県内の外国人住民の支援を担う人材を育成するため、通訳ボランティアやそ のリーダーを養成するための研修を行う。 ウ 国際理解セミナー事業 (ア) 国際理解セミナー 県民、民間交流団体や学生等を対象に、国際理解の促進、グローバル人材の育 成、国際交流・協力活動の促進等に役立つ講座を、専門家等を招き、ホームペー ジをはじめ、各種広報手段を活用し、広く参加を呼び掛け、実施する。 (イ) 国際協力パネル展 国際協力や国際理解の意識を高めるため、関係機関と合同でパネル展を実施す る。 (ウ) 国際フェスタCHIBA 国際交流・協力事業への県民理解を深めるとともに、国際交流・協力団体間の ネットワーク等を図るため団体等と連携して実施する。 エ ちば出前講座 県民の国際理解や国際協力への意識啓発等を図るため、在住外国人や青年海外協力 隊 OB/OG を講師として団体や学校、公民館などへ派遣し、出身国や開発途上国での体 験等を伝える講座を、JICA(国際協力機構)と連携して実施する。 オ 様々な主体との交流・調整事業 (ア) 国際交流・協力等ネットワーク会議 県内の民間交流団体や地域の国際交流協会等を対象に、千葉県国際交流センタ ーによる実施事業の周知や、団体活動に関する情報交換、意見交換を図るための 会議を開催し、団体相互の連携を促進し、地域におけるネットワーク化を推進す る。 (イ) 相談事業意見交換会 日ごろ、県内の在住外国人からの生活相談等に応じている、地域の国際交流協 会や市町村等の相談担当者を対象に、相談に役立つ知識の習得や情報の共有及び 意見交換を行い、県下全域でのネットワークの強化を図る。 (ウ) 地域日本語教室ボランティア意見交換会 県内において、日本語を母語としない外国人児童等へ日本語指導を行っている ボランティアなどを対象に、活動に役立つ情報の提供や、意見交換等を図るため の会議を行う。 22 カ 国際交流サロンの提供 県民や県内の民間交流団体等に対し、国際交流・協力活動や研修、交流、国際関連 情報提供等の場となる国際交流サロンを運営し、研修室や資料コーナー等の場を提供 して活動を支援する。 キ 在外千葉県人会活動補助 歴史的背景等により多数の県民が移住したブラジル、アルゼンチンの千葉県人会に 対し、千葉県と連携して、活動に対する補助を行うとともに交流を推進する。 (2) 情報提供事業【Ⅱ主要事業2-(1)-ア】 県内の民間交流団体等の活動、在住外国人のための生活情報や千葉県国際交流セン ターの事業などを県民、在住外国人や団体等へ、印刷物やホームページ、メーリング リストにより提供し、国際交流・協力、多文化共生の啓発や活動促進につなげていく。 特に、ホームページについては、在住外国人等に対し、より機動性が高く、有用な情 報提供を行っていく。 ア 会報「国際交流つうしん」の発行等 (ア) 会報「国際交流つうしん」の発行 千葉県国際交流センターの実施事業や、県内の民間交流団体の活動等を紹介し、 国際交流、国際協力、多文化共生等に関する意識啓発や活動促進などにつなげる ため、県民や県内の民間交流団体、ボランティア等を対象に、会報「国際交流つ うしん」を発行する。(年 3 回発行、ホームページにも掲載) (イ) 「国際交流伝言板」の発行・配信 県内の民間交流団体や行政機関などによる国際交流等関係事業(イベント・募 集事業など)を「国際交流伝言板」として取りまとめ、県民や在住外国人、県内 民間交流団体等に対し、4 か国語(日・英・中・スペイン)により発行するとと もに、ホームページ上で随時情報提供を行う。 あわせて、県内の民間交流団体等によるボランティア募集情報を収集した 「ボランティア募集!伝言板」についても、紙媒体での提供やホームページで の配信を行う。 (ウ) ホームページによる情報提供 千葉県国際交流センターによるホームページを運営し、次のような内容を掲 載することにより、県民や在住外国人、民間交流団体等への迅速かつ有益な情報 源とする。 (主な内容) 災害等に関する最新情報、県内の在住外国人への生活情報や相談業務、国際 交流ボランティア制度、県内の民間交流団体や日本語教室等の状況、国際協力 情報、会報 など 23 (エ) メーリングリストの運営 県民や県内の民間交流団体やボランティア等が、国際交流・協力等に関する 情報を交換するため、メーリングリストを運営する。 イ 千葉県外国人学生住居アドバイザー事業 県内に在住を希望する外国人学生の住居確保を支援するため、千葉県と連携する とともに、一般社団法人千葉県宅地建物取引業協会及び公益社団法人全日本不動産 協会千葉県本部の協力を得て、住宅に関する情報提供や助言を行う。 (3) 在住外国人支援事業【Ⅱ主要事業2-(1)-イ】 県や専門家、ボランティア等と連携して、外国人テレホン相談や無料法律相談など を実施することにより、県内において増加や定住化の傾向が見られる在住外国人に対 して、悩みの解決や安全・快適な生活に向けた支援を行う。 ア 外国人テレホン相談事業 (受託事業) 県内の在住外国人による生活上の悩み等に広く応じ、安全で快適な生活を支援す るため、4 か国語(日・英・中・スペイン)対応の「外国人テレホン相談」を、受 託により実施する。 受託に当たり、十分な語学力や相談対応力を有する千葉県国際交流センターの国 際交流推進員を活用し、これまでの相談対応実例や人的ネットワーク等の蓄積を生 かしながら、効果的かつ速やかに事業を遂行していく。 イ 在住外国人のための無料法律相談 県内の在住外国人が抱える生活上の問題における法的解決を支援するため、千葉 県弁護士会及び千葉県行政書士会と協力して、法律相談を毎月実施する。(但し、 下記ウの無料総合相談会の実施月を除く。) ウ 在住外国人のための無料総合相談会 県内の在住外国人が抱える生活上の問題に、専門的な見地から、総合的に幅広い 分野で支援するため、弁護士、行政書士、社会保険労務士等による無料総合相談会 を開催する。(土曜日開催) エ 緊急時支援【Ⅱ主要事業2-(3)-ア、ウ】 千葉県に住み、働き、学ぶ誰もが安心して日々の生活を送れるよう、以下の事業 を展開し、安心・安全な生活を確保する。(再掲を含む。) (ア) 災害時外国人サポーター養成講座 市町村、市町村国際交流協会やボランティア団体等と連携し、災害発生時に 支援者として活躍できるサポーターを養成する研修を、県等と共催で開催す る。 (イ) ホームページ等を活用した多言語による情報提供 24 (4) 国際交流・協力、多文化共生事業に寄与する事業の積極的な受託 在住外国人が地域社会の一員として県民との相互理解を促進することを目的とする 事業は、国際交流・協力、多文化共生社会づくりに大いに寄与することから、積極的 な受託に努める。 25
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