障害者グループホーム等利用者単身生活移行モデル事業

事業評価票
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障害者グループホーム等利用者単身生活移行モデル事業
事
始
平成
24
年度
(福祉保健局障害者施策推進部/一般会計)
事 業 終 了 予 定
平成
26
年度
【局評価】
1 どのような経緯で事業を始めたか、何を目指すのか
○ 東京都障害者計画・東京都障害福祉計画では、
「障害者が地域で安心して暮らせる社会の実現」を
基本理念としている。
○ 入所施設から地域生活の移行においては、グルー
プホーム等への移行を中心としているが、グループ
ホーム入居者の中には、共同生活の場を離れ、単身
生活を望む者もいる。
○ これまで、精神障害者については「通過型グルー
プホーム」の指定をすることで一般住宅への移行を
促進してきたが、知的障害者については、こうした
取組が無い状況である。
○ 障害者本人が、自ら希望する地域で、希望する暮
らし方を選べるように、単身生活への移行を可能と
するための支援を行う。
根拠法令等
2 どのように取り組み、どのような成果があったか
○ グループホーム運営事業者に事業を委託し、単身
生活移行を目指す知的障害者に対して、概ね退居予
定日前後の6か月(計12か月)の期間に支援を実施
した。
○ グループホームの退居前には、単身生活に向けた
意識の醸成、金銭管理や調理、身の回りの清潔保持
等の支援や関係先との連絡調整等の支援(就職・住
居準備等)を実施し、退居後は、生活相談や住居等
訪問等のフォローを行った。
業
開
【財務局評価】
3 どのような課題や問題点があったか
5 財務局として、成果や課題などについて、どう考えたか
○ これまで、「単身生活」が暮らし方の選択肢の一つ
としてグループホーム入居者に認識されてきたとは言
い難く、意欲が醸成されていない。
○ 障害者の単身生活移行に向けては、グループホーム
の退去に向けた相談支援や、退去後の生活相談を実施
することは有効である。
○ 単身生活移行にあたっては、障害者に理解のある大
家を探すこと等が難しく、支援が欠かせない。
○ 本事業の結果、単身生活への移行は着実に進んでお
り、一定の成果が得られた。
○ 単身生活を行うためには、一定の日常生活能力や必
要な時に自ら支援を求める力が重要である。
○ 障害者の就労支援にあたっては、支援者と就労先と
の連絡・調整の積み重ねによる信頼関係の構築が重要
である。
○ 金銭管理には、休日・夜間を問わず対応できる信頼
が厚い支援者が必要である。
4 局として、事業をどうしていきたいか
拡大・充実
見直し・再構築
移管・終了
その他
○ 平成24、25年度の2か年のモデル事業実施により、
実際に個別支援を行った者のうち約45.5%の者が単身
生活へ移行しており、一定の成果を上げている。
○ 今後は、本事業の成果を踏まえて、障害者施策推進
区市町村包括補助事業による「障害者単身生活サポー
ト事業」の補助を拡充することにより、区市町村によ
る障害者の単身生活移行支援の取組を促進していくこ
ととし、本モデル事業は26年度で終了する。
6 27年度予算で、どのように対応したか
拡大・充実
見直し・再構築
移管・終了
その他
○ 計画どおりの実施によって一定の成果が得られたこ
とから、局案どおり本事業は終了とし、今後は本事業
の成果を活用し、区市町村の取組を促進することとす
る。
○ その結果、モデル実施期間である平成24、25年度
の2か年で、33人の単身生活移行希望者に対して支
援を行い、そのうち15人(約45.5%)が単身生活へ
移行した。
○ 26年度は、モデル事業の実績を踏まえて、評価検
討委員会を立ち上げ、単身生活移行に向けた課題を
抽出し、対応策を検討している。
-
千円
26年度予算額
-
千円
27年度見積額
-
千円
25年度決算額
歳
入
歳
出
25年度決算額
4,915 千円
26年度予算額
306 千円
歳入
27年度予算額
-
千円
27年度見積額
- 千円
歳出
27年度予算額
-
千円