事業評価票 23 障害者グループホーム等利用者単身生活移行モデル事業 事 始 平成 24 年度 (福祉保健局障害者施策推進部/一般会計) 事 業 終 了 予 定 平成 26 年度 【局評価】 1 どのような経緯で事業を始めたか、何を目指すのか ○ 東京都障害者計画・東京都障害福祉計画では、 「障害者が地域で安心して暮らせる社会の実現」を 基本理念としている。 ○ 入所施設から地域生活の移行においては、グルー プホーム等への移行を中心としているが、グループ ホーム入居者の中には、共同生活の場を離れ、単身 生活を望む者もいる。 ○ これまで、精神障害者については「通過型グルー プホーム」の指定をすることで一般住宅への移行を 促進してきたが、知的障害者については、こうした 取組が無い状況である。 ○ 障害者本人が、自ら希望する地域で、希望する暮 らし方を選べるように、単身生活への移行を可能と するための支援を行う。 根拠法令等 2 どのように取り組み、どのような成果があったか ○ グループホーム運営事業者に事業を委託し、単身 生活移行を目指す知的障害者に対して、概ね退居予 定日前後の6か月(計12か月)の期間に支援を実施 した。 ○ グループホームの退居前には、単身生活に向けた 意識の醸成、金銭管理や調理、身の回りの清潔保持 等の支援や関係先との連絡調整等の支援(就職・住 居準備等)を実施し、退居後は、生活相談や住居等 訪問等のフォローを行った。 業 開 【財務局評価】 3 どのような課題や問題点があったか 5 財務局として、成果や課題などについて、どう考えたか ○ これまで、「単身生活」が暮らし方の選択肢の一つ としてグループホーム入居者に認識されてきたとは言 い難く、意欲が醸成されていない。 ○ 障害者の単身生活移行に向けては、グループホーム の退去に向けた相談支援や、退去後の生活相談を実施 することは有効である。 ○ 単身生活移行にあたっては、障害者に理解のある大 家を探すこと等が難しく、支援が欠かせない。 ○ 本事業の結果、単身生活への移行は着実に進んでお り、一定の成果が得られた。 ○ 単身生活を行うためには、一定の日常生活能力や必 要な時に自ら支援を求める力が重要である。 ○ 障害者の就労支援にあたっては、支援者と就労先と の連絡・調整の積み重ねによる信頼関係の構築が重要 である。 ○ 金銭管理には、休日・夜間を問わず対応できる信頼 が厚い支援者が必要である。 4 局として、事業をどうしていきたいか 拡大・充実 見直し・再構築 移管・終了 その他 ○ 平成24、25年度の2か年のモデル事業実施により、 実際に個別支援を行った者のうち約45.5%の者が単身 生活へ移行しており、一定の成果を上げている。 ○ 今後は、本事業の成果を踏まえて、障害者施策推進 区市町村包括補助事業による「障害者単身生活サポー ト事業」の補助を拡充することにより、区市町村によ る障害者の単身生活移行支援の取組を促進していくこ ととし、本モデル事業は26年度で終了する。 6 27年度予算で、どのように対応したか 拡大・充実 見直し・再構築 移管・終了 その他 ○ 計画どおりの実施によって一定の成果が得られたこ とから、局案どおり本事業は終了とし、今後は本事業 の成果を活用し、区市町村の取組を促進することとす る。 ○ その結果、モデル実施期間である平成24、25年度 の2か年で、33人の単身生活移行希望者に対して支 援を行い、そのうち15人(約45.5%)が単身生活へ 移行した。 ○ 26年度は、モデル事業の実績を踏まえて、評価検 討委員会を立ち上げ、単身生活移行に向けた課題を 抽出し、対応策を検討している。 - 千円 26年度予算額 - 千円 27年度見積額 - 千円 25年度決算額 歳 入 歳 出 25年度決算額 4,915 千円 26年度予算額 306 千円 歳入 27年度予算額 - 千円 27年度見積額 - 千円 歳出 27年度予算額 - 千円
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