平成27年度新規・主要事業について

平成27年度新規・主要事業について
(単位:千円)
(1) 歴史景観まちづくり支援事業
27年度予算額 34,907千円
財務課財産管理担当
内5167
水戸市が推進する水戸城址周辺の史跡や文化財等を活かした歴史的なまちなみづくりを支援するた
め,県立学校においても周囲と調和のとれた景観形成を図る。
【事業内容】
水戸三高敷地における景観形成事業
学校敷地の外柵・擁壁等を白壁塀・石垣風擁壁・和風の門等に改修
<総事業費> 133,650千円
<事業主体> NPO法人
<事業期間> H26~H27(2カ年)
H27年度は白壁塀185m及び和風の門等を整備。
(単位:千円)
年度
H27
事業費
112,350
国
56,175
県
34,907
市
21,268
【参考】
水戸市は「水戸市歴史的風致維持向上計画」に基づき,弘道館を含む水戸城址周辺において,歴史
的なまちなみづくりを進めている。
また,弘道館等の世界遺産登録を目指し,文化庁へ「水戸藩の学問・教育遺産群」として提案書を
提出している。(H19.9.26)
(2) 小学校共に学ぶ英語推進事業
新規
27年度予算額 8,400千円
義務教育課指導担当
内5226
小学校という早期段階において,英語の音や日常生活に必要な基礎的会話表現に慣れ親しませること
により,グローバル化に対応した人材の育成を図る。
【事業内容】
「英語CD」と「児童用ワークシート・教員用解説本」を県独自に作成し活用する。
対
象
内
容
活
方
用
法
小学校中・高学年及び小学校教員
①英語CD
発達の段階に応じた中学年用・高学年用の二つのプログラムを作成
(英語の童謡,歌,物語,日常生活の会話例 等)
②児童用ワークシート・教員用解説本
英語CDに対応したワークシート:イラスト等を多く取り入れ授業で活用
解説本:英語CDを効果的に指導するためのポイント等を記載
(中学年)朝の会や休み時間等で活用
(高学年)外国語活動の授業等で活用
(単位:千円)
(3) 学びの広場サポートプラン事業
27年度予算額 61,325千円
義務教育課指導担当
内5226
本県独自の学習教材を用いて学習する場を提供し,一人一人に応じたきめ細かな指導を通して,算数
・数学の基礎学力の確かな定着を図る。
【事業内容】
○ 中学校版【新規】
(1) 学習内容の習得状況を確認する数学学習教材の作成・配布
対
象
中学校1,2年生
基礎的・基本的な知識・技能等に関する問題集を作成・配布し,年間15時間
容
内
程度,補充指導を実施
○ 補充指導の実施
①朝の自習,②帰りの会における学習,③強化月間などの取組,
方
法
④長期休業中
○ 希望する市町村への支援
学びの広場サポーターの派遣(③,④)
派遣学級数:県全体の3分の1(500 学級))
(2) 中学校数学学習指導改善研修会の実施
参 加 者
内
容
県内数学担当教員等
①課題の改善が図られている学校の事例発表
②国の学力調査官による講話
【参考】
○ 小学校版【継続】
対
内
方
象
小学校4,5年生
学習内容の系統性を踏まえた算数学習教材を作成・配布し,夏季休業中最大
容
5日間の学習の場を設け,補充指導を実施
法
学びの広場サポーターの派遣(各クラス1名)
(単位:千円)
(4) いばらき海外留学支援事業
新規 27年度予算額 5,000千円
高校教育課指導担当
内5260
1
グローバルな視点を持って,本県の発展に寄与できる人材を育成するため,短期留学をする生徒に
対して支援を行う。
2 国際交流プログラム立案における指標を与えることで,学校のプログラムの充実を図ると同時に新
規のプログラム開発を促進する。
【事業内容】
1 対象者
茨城県内の県立高等学校,中等教育学校(後期課程)に在籍している生徒
2 対象となるプログラム
(1)時期:平成 27 年度中に出発し,帰国
(2)対象:移動日も含めて2週間以上1年未満で現地でのホームステイ,語学研修等が 10 日以上
(3)内容:学校等(※)が実施する海外交流(ただし,修学旅行,部活動の遠征,学年・学科・ク
ラス・コース単位でのプログラムは除く。)
※民間団体主催のプログラム等で,学校長が認めたものを含む。
3 対象人数
50 人
4 対象者の資格及び要件
英検準2級程度の英語力があり,下の(1)~(3)のいずれかに該当する者で,かつ学校長が
推薦する者 ※公的機関の補助を受けている者は除く。
(1)生徒会,部活動及びボランティア活動等で顕著な実績を有する者
(2)国連グローバルセミナー,インタラクティブフォーラム等への参加実績を有する者
(3)将来本県のグローバル化に自分の得意な分野で貢献しようとする志のある者
5 支援金の額
上限 10 万円
(5) 高校生英語実践力向上事業
26地方創生先行
26年度補正予算額 2,040千円
高校教育課指導担当
内5260
高校生を対象に,外国人観光客に対して英語で本県観光地のガイドの体験をさせることで,茨城県の
自然や歴史・文化を学び,茨城を愛する心を育むとともに,生徒の英語実践力の養成を図る。
【事業内容】
1 募集人員 100 人程度(学校ごとに3人~5人で応募)
2 実施内容
(1)第1回研修(6月頃):開講式・実地研修①
偕楽園等で観光ボランティアから日本語で観光ガイドを受け,おもてなしの手法を学ぶ。
(2)第2回研修(7月頃):実地研修②
3地域(水戸,鹿嶋,つくば)で,ALT に対して英語で観光ガイドを実際に行う。
※上記以外についても,観光物産課主催の研修会等には自主的な参加を促す。
※全研修終了後,高校生英語観光ボランティアガイド認定証を授与する。
3 研修後の活動
観光物産課の協力のもと,茨城県観光ボランティアガイド団体に登録して,海外からの本県周遊
ツアーで茨城県を訪れる英語圏外国人を対象に,研修で得たスキルを使って英語で観光ガイドを行
う。(8月以降)
4 応募資格
以下の全てを満たす者
(1)茨城県内の県立高等学校,中等教育学校(後期課程)に在籍している者
(2)英検3級程度の英語力がある者
(3)本事業の内容を理解し,使命感をもって修了まで取り組む意欲を有する者
(4)外国人への観光ガイドに興味をもっている者
(5)心身共に健康である者
(単位:千円)
(6) いばらき輝く教師塾事業
26地方創生先行
26年度補正予算額 1,071千円
高校教育課指導担当
内5260
1
県内の公立学校教員を目指す学生等が,現職の若手教員と研修することにより,教師としての基本
的な技能を身に付け,教職に対する情熱を高める。
2 現役の若手教員が,教員を目指す者と共に学ぶことにより,先輩教員としての自覚をもち,日頃の
研修への意欲を高めてより一層のスキルアップを図る。
【事業内容】
1 対象者
(1)大学(3年生以上)や大学院に在籍中で,県内の公立学校(小学校,中学校,高等学校,中等
教育学校,特別支援学校)の教員を目指している者
(2)常勤講師や非常勤講師の勤務経験があり,県内の公立学校の教員を目指している者
(3)県内の公立学校に勤務する若手教員(概ね教職経験5年以内)
2 研修内容等
(1)研修期間:平成 27 年 10 月から平成 28 年2月まで
原則として隔週土曜日に実施
(2)内容:県教育委員会の指導主事,優秀教員等が講師を担当し,人間関係づくりやコミュニケー
ションスキル,学級づくりや授業づくり等について,講義やワークショップ等の研修を実施
※特徴 ①人間関係づくりに重きを置いた研修内容
②若手教員と教員を目指す者が共に研修を受講
3 募集人数
300 名程度
(7) スーパーサイエンスハイスクール事業 27年度予算額 6,160千円
高校教育課指導担当
内5260
将来の国際的な科学技術関係人材を育成するために,先進的な理数系教育を実施する高等学校等をス
ーパーサイエンスハイスクールとして指定して支援を実施。
平成27年度は県立高校1校を新規指定校として申請中(内定は3月下旬)。
【事業内容】
1 実施期間
平成 23 年度から平成 27 年度まで5年間(継続,水戸二高)
平成 24 年度から平成 28 年度まで5年間(継続,日立一高・附属中)
平成 24 年度から平成 28 年度まで5年間(継続,並木中等)
平成 25 年度から平成 29 年度まで5年間(継続,緑岡高)
平成 26 年度から平成 30 年度まで5年間(継続,竜ヶ崎一高)
平成 27 年度から平成 31 年度まで5年間(新規)
6校(水戸二高,日立一高・附属中,並木中等,緑岡高,竜ヶ崎一高,新規指定校)
2 実施校
3 内容
(1)先進的な理数教育の長期的な実施
(2)英語でのプレゼンテーション演習・海外研修等により国際性を育成
(3)高大接続の在り方について大学との共同研究
(4)創造性,独創性を高める指導方法,教材等の開発
4 支援金の額
水戸二高,日立一高・附属中,並木中等 9,000 千円(上限)(国補 10/10)
緑岡高,竜ヶ崎一高 13,000 千円(上限)(国補 10/10)
新規指定校 16,000 千円(上限)(国補 10/10)
(単位:千円)
(8) スーパーグローバルハイスクール事業
27年度予算額 32,000千円
高校教育課指導担当
内5260
社会の多様な場面でグローバル化が進む中,世界で活躍できるグローバル・リーダーを育成し,グロ
ーバルな視点をもって地域社会の活性化を担う人材を育成する。
平成27年度は県立高校1校を新規指定校として申請中(内定は3月下旬)。
【事業内容】
1 実施期間
平成 26 年度から平成 30 年度まで5年間(継続,土浦一高)
平成 27 年度から平成 31 年度まで5年間(新規)
2校(土浦一高と新規指定校)
2 実施校
3 内容
(1)グローバル人材育成に資する課題研究を中心とした教育課程の研究開発・実践
(2)グループワーク,ディスカッション,論文作成,プレゼンテーション等の実施
(3)企業や海外の高校・大学等と連携した課題研究に関する意見交換及びフィールドワーク
(4)課題研究の成果発表会の開催
4 支援金の額
土浦一高
10,000 千円(上限)(国補 10/10)
新規指定校 16,000 千円(上限)(国補 10/10)
(9) いばらき版高等学校「道徳」教育推進事業 27年度予算額 7,670千円
高校教育課指導担当
内5260
1
課題への対応として, 合意形成を目指す「話し合い活動」を重視する討議型道徳授業と「話し合い」
を重視するモラルスキルトレーニング協働型実践授業を 2 年生の「道徳プラス(仮称)」で行う。
2 平成 28 年度の,「道徳プラス(仮称)」の必修化に向けて,教員用指導書及び生徒用テキストを作
成し,校長,副校長,教頭,教諭等に配付するとともに,指導法についての実践セミナーを開催し,
教員の指導力を高める。
【事業内容】
1 教員用指導書及び生徒用テキストの作成
(1)研究指定校:10 校の研究指定校において実証授業を実施
(2)配付対象:県立高等学校及び県立中等教育学校に在籍する校長,副校長,教頭,教諭等
2 「道徳プラス」実践セミナーの開催
(1)内容:道徳的判断力と,道徳的実践意欲と態度を育成するための指導法の講義等
(2)出席者:各学校の課程ごとに豊かな心育成コーディネーター等1名
3 「道徳教育推進委員会」の開催
(1)メンバー:学識経験者,企業経営者,PTA,青少年育成団体関係者,学校関係他
(2)内容:「道徳」の実施状況の把握及び成果や課題の検討
(単位:千円)
(10)医療的ケア支援事業
27年度予算額 53,542千円
特別支援教育課指導担当
内線 5280
医療的ケアを必要とする児童生徒が通学する特別支援学校に,看護師資格を有する看護職員を配置
し,校内で医療的ケアを実施するとともに,校外での活動に看護職員を同行させることにより,児童生
徒の教育機会の拡大と保護者の負担軽減を図る。
【事業内容】
1
2
3
看護職員の配置:10校30名(3名増)
校外での医療的ケアの実施(新規)
・遠足や校外学習など宿泊を伴わない校外での活動への看護職員の同行
・修学旅行や宿泊学習など宿泊を伴う校外での活動への看護職員の同行
・校外での活動に看護職員が同行した後の校内体制の維持を図るための補充看護師の派遣
研修会の開催(継続)
・看護職員の補助や教員による医療的ケアを安全に実施できるようにするため,教職員への研修
を実施するとともに,看護職員への研修を実施する。
(11)障害者スポーツ理解啓発推進事業
新規
27年度予算額 1,775千円
特別支援教育課指導担当
内線 5280
2020 年オリンピック・パラリンピック東京大会の開催,2019 年の全国障害者スポーツ大会茨城大会の
開催に向けて,障害のある子どもと障害のない子どもがスポーツを通した交流を行い,スポーツの楽し
さを共に味わうことによって,障害者スポーツの理解啓発を図るとともに,障害のある人の社会参加や
障害に対する理解を深める。
【事業内容】
スポーツを通した特別支援学校(盲学校)と中学校,高等学校等との学校間交流の実施
・障害者スポーツ体験
中学校,高等学校等の生徒とゴールボールやフロアバレーボールなどの障害者スポーツを体験
する。
・障害者トップアスリートとの交流
障害者トップアスリートを学校に招き,アスリート一人一人が努力で培った技術力や迫力ある
プレーに触れたり,講演を聴いたりする。
(単位:千円)
(12)野外体験活動支援事業
26地方創生先行
26年度補正予算額 21,901千円
生涯学習課学習支援担当
内5322
高萩市との連携により,高萩スカウトフィールドを中心とした高萩市周辺地域を日本最大規模の野外
体験活動の中心地とし,青少年の多様な野外体験活動を支援する。
【事業内容】
1 野外体験活動に関する世代別プログラムの作成と実証
(1)小学生から青年までの各世代に対応した野外体験活動プログラムの作成
(2)野外炊飯やテント泊などの野外体験活動プログラムの実証
(3)プログラム集の印刷・広報
2
野外体験活動環境の整備支援
・体験活動に必要となるキャンプサイト等の整備支援
(13)学校保健総合支援事業
新規
27年度予算額 2,532千円
保健体育課学校保健・安全担当
内5346
児童生徒の発達段階を踏まえ,心の発育・発達と健康,及び性感染症等の予防などに関する正しい知
識の習得に加え,生命の尊重,自他の個性尊重や望ましい人間関係を構築すること,妊娠・出産,家族
の健康を含めたライフデザインなどを重視した性に関する指導の充実を図る。
【事業内容】
○性に関する調査の実施
・高校2年生対象(各学校1クラス抽出)
・生活行動,性に関する知識・意識・実態等を調査
(平成15年度,平成21年度に続き3回目の調査)
○性に関する指導の手引きの作成
・学習指導要領の改訂を踏まえるとともに,生活環境の急激な変化による児童生徒の性意識・性行
動の変化に対応した内容
・作成委員会及びワーキングチーム会議を設置
○教員を対象とした研修会の開催
・中学校,高等学校の学校保健担当教員対象
・授業実践発表,講演,手引き書による共通理解等
(単位:千円)
(14)元気いばらき選手育成強化事業
27年度予算額 365,089千円
保健体育課スポーツ推進室競技力向上対策班
内5358
県体育協会,筑波大学及び各競技団体等と連携し,平成31年茨城国体開催時に主力となるジュニア層
を中心に,計画的な選手の発掘・育成・強化を図る。
【事業内容】
○組織の整備・充実
・競技力向上対策本部において各競技団体への指導・助言を実施
○選手の発掘・育成・強化
・茨城選抜チームへのコーチ・トレーナー等の派遣を実施
・中学・高校生の優秀な選手を選抜し,合宿・遠征により選手育成を実施
・中学・高校生が独自に行う強化対策に係る経費の一部補助を実施
・筑波大学と連携し,中高生等対象の選手育成事業を実施
・オリンピック出場選手等を活用した体験教室等を実施
・東京オリンピックに合わせた国体追加種目の選手強化を実施
○指導体制の充実・強化
・指導者養成の研修会及び連絡会議を実施
○競技力向上のための環境整備
・競技用具の整備,会場地市町村と競技団体等の連携事業を実施
(15)高等学校文化活動推進事業
26地方創生先行
26年度補正予算額 2,884千円
文化課芸術文化担当
内5445
第 38 回全国高等学校総合文化祭(いばらき総文 2014)の開催を契機に本県高校生の文化活動が活性
化してきていることから,高等学校文化部への支援を行い,文化活動の充実・強化を図るとともに,文
化部加入生徒を増やし,児童生徒の文化力の育成とすそ野の拡大を図る。
【事業内容】
1 芸術家等による生徒の指導
優れた芸術家等を指導者として派遣し,その成果を発表する場を設ける。
2 文化活動発表の場の提供
日頃の活動の成果を披露する場を提供し,発表に係る物品運搬費用を支援する。
3 新たに組織された県高文連部会の育成
ボランティア,吟詠剣詩舞,郷土芸能の各部会に対し,外部指導者の派遣や活動発表の場を提供
する。
4 講演会・事例発表会の実施
文化部担当教員の指導力向上を図るため,優れた実績を有する指導者による講演会や事例発表会
を実施する。
(単位:千円)
(16)埋蔵文化財センター整備事業
新規
27年度予算額 107,922千円
文化課文化財担当
内5449
県内の廃校(旧城里町立北方小学校)を改修し,整理作業と記録資料の保管に加えて出土遺物の収蔵
・展示を行う埋蔵文化財センターとして整備し,埋蔵文化財の保護と普及啓発を図る。
【施設の概要】
所在地:城里町北方 1481(旧城里町立北方小学校を改修)
建築年:昭和 61 年(平成 6 年 2 月増築)
構 造:鉄筋コンクリート造 2 階建
床面積:2,019 ㎡
【事業内容】
実施内容
整備内容
改修工事
空調,外壁塗装,防水,受電設備工事
用途
1F:作業室,展示室,写場,図書室,
保存処理室等
2F:作業室,図面・写真保管庫,
デジタル処理室等