事業評価票 59 保育士等キャリアアップ補助等

事業評価票
59
保育士等キャリアアップ補助等
事
始
平成
27
年度
(福祉保健局少子社会対策部/一般会計)
事 業 終 了 予 定
平成
-
年度
【局評価】
開
【財務局評価】
1 どのような経緯で事業を始めたか、何を目指すのか
3 どのような課題や問題点があったか
5 財務局として、成果や課題などについて、どう考えたか
○ 平成12年1月、それまでの公私格差是正の都加算
補助から、施設経営者による自主的かつ柔軟な施設
運営を促進するため、民間社会福祉施設サービス推
進費補助(保育所)(以下、「サービス推進費」と
いう。)を開始した。
○ 平成16年度のサービス推進費再構築において、基本
補助は、都として望ましいサービス水準を確保するた
めのコア人材の配置を支援することを目的としていた
が、保育士等のキャリアアップに実際に反映されてい
るかが不明確である。
○ 平成16年度からは、サービス向上に向けた努力が
真に報われる制度とするべく、基本補助と努力実績
加算からなる現在の補助制度に再構築した。
○ サービス推進費は、事業開始の経緯から、補助対象
を社会福祉法人等が設置する認可保育所に限定してい
るが、待機児童を解消するためには、株式会社等の多
様な主体による整備促進や認証保育所などの多様な保
育サービスを拡充していく必要があり、保育士の確保
・定着は保育サービス共通の課題となっている。
根拠法令等
業
東京都民間社会福祉施設サービス推進費補助
金交付要綱(保育所)
2 どのように取り組み、どのような成果があったか
○ サービス推進費は、国制度の保育所運営費負担金
に加え都独自に補助を行うものであり、施設運営の
安定性を確保するとともに、利用者サービスの維持
向上を図ってきた。
○ 保育サービスの需要が高まるなか、実績も年々増
加しており、平成25年度は840施設に対して、補助
を実施した。
○ 都では、平成29年度末までに待機児童を解消するた
め、4万人分の保育サービスの拡充を目標としてい
る。
○ 保育サービスの拡充に当たっては、保育士の確保が
喫緊の課題であり、特に処遇改善・キャリアアップの
取組の推進が重要である。
○ また、社会福祉法人が設置する認可保育所に加え、
多様な保育サービスを拡充していくため、補助対象の
見直し等、事業の再構築が必要である。
〇 保育の実施主体である区市町村が、地域の実情に応
じて、保育サービスを推進する仕組みを支援する必要
がある。
4 局として、事業をどうしていきたいか
拡大・充実
見直し・再構築
移管・終了
その他
○ 保育士の確保・定着は喫緊の課題であり、保育士等
のキャリアアップを支援するため、事業者がキャリア
パスの仕組みを導入することなどを補助要件とするキ
ャリアアップ補助を創設する。また、地域の実情に応
じて、保育サービスを推進するため、保育サービス推
進事業を創設する。
○ 再構築にあたっては、多様な保育サービスを推進し
ていくため、補助対象の実施主体を株式会社やNPO
等に拡大するとともに、対象サービスも認可保育所の
みならず、認定こども園、認証保育所等も対象とす
る。
-
千円
26年度予算額
-
千円
27年度見積額
-
千円
25年度決算額
歳
入
6 27年度予算で、どのように対応したか
拡大・充実
見直し・再構築
移管・終了
その他
○ 社会福祉法人が設置する認可保育所に加え、多様な
運営主体や保育サービスを対象とするとともに、保育
士等のキャリアパスの仕組みの導入を補助要件とする
「保育士等キャリアアップ補助」や、地域の実情に応
じて保育サービスを推進する「保育サービス推進事
業」について、既存事業の再構築を行うことによって
予算を計上する。
25年度決算額 10,905,082 千円
歳
出
26年度予算額 11,479,198 千円
歳入
27年度予算額
-
千円
27年度見積額 19,717,664 千円
歳出
27年度予算額
19,717,664
千円