事業評価票 35 多摩地区水道経営改善の着実な推進(事務委託解消) 事 始 平成 15 年度 (水道局サービス推進部/水道事業会計) 事業終了予定 平成 23 年度 【局評価】 1 どのような経緯で事業を始めたか、何を目指すのか ○ 多摩地区の水道事業は、地方自治法第153条 の2に基づき、25市町に事務委託を行い、各市 町ごとに事業を運営してきた。 ○ しかし、事務委託方式では、都の広域水道の メリットが発揮されず、事業の効率化にも限界 があった。 ○ 事務委託を解消し、都が直接事業を運営する ことで、お客さまサービスと給水安定性の向上 を図るとともに、事業執行の効率化を目指して いる。 業 開 【財務局評価】 3 どのような課題や問題点があったか 5 財務局として、成果や課題などについて、どう考えたか 【業務移行】 ○ 事務委託の解消に伴う業務の移行は、職員配置など 各市町の個別事情を勘案し、徴収系・給水装置系・施 設管理系の三つの業務に分割して段階的に移行した。 【都としての体制構築】 ○ 市町からの人員の引継ぎを行わず、都職員の増加を 抑制するため、都において東京都監理団体((株)P UC及び東京水道サービス(株))を活用した新たな 業務執行体制を構築した。 ○ 水道料金の支払いに対応する金融機関が大幅に増 加するなど、事務委託方式を解消したことにより、 お客さまサービスの向上と事業運営の効率化が認め られる。 ○ 平成23年度末までに事務委託を完全に解消するた め、引き続き関係機関との調整が重要と考える。 根拠法令等 2 どのように取り組み、どのような成果があったか 【事務委託の解消】 ○ 市町と順次基本協定を締結し、事務委託の解 消と都への業務移行を推進した。 (平成22年11月現在、25市町と基本協定を締結 済み。23年度末までに全ての業務移行が完了す る予定。) 4 局として、事業をどうしていきたいか 拡大・充実 見直し・再構築 移管・終了 その他 ○ 平成23年度末までに市町への事務委託を完全に解消 するとともに、広域水道としてのメリットを十分に活 かした質の高い水道サービスの実現と一層効率的な事 業運営を目指していく。 【経営改善の取組と成果】 ○ 多摩お客さまセンターの開設により、水道使 用の中止・開始の手続きのワンストップサービ スを実現した。 6 23年度予算で、どのように対応したか 拡大・充実 見直し・再構築 移管・終了 その他 ○ 平成23年度末までの事務委託の完全解消に向け、 局案どおり対応する。 ○ 事務委託解消済みの市町では、水道料金を支 払うことができる金融機関が大幅に増加するな どお客さまサービスが向上した。 ○ 施設の集中管理や広域的な水運用により、給 水安定性が向上した。 歳 入 − 千円 22年度予算額 − 千円 23年度見積額 − 千円 21年度決算額 21年度決算額 12,150,547 千円 歳 出 22年度予算額 8,676,000 千円 歳入 23年度予算額 − 千円 23年度見積額 7,440,000 千円 歳出 23年度予算額 7,440,000 千円
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