日 本 人 の 伝 統 的 食 文 化

日 本 人の伝 統 的 食 文 化
昭和女子大学
……………………………………(2)
今月の昭和学報は
奨学金授与
創立九五周年記念式典を挙行
東京都世田谷区太子堂
保健管理室開室 ………………………………(3)
五月一日 金( 、)創立者記念講堂にて創
(三四一一)五一一八
「一五〇、昭和で朝ごはん」
立記念式典を挙行した。
編集発行人 山崎洋史
ソフィアで朝食サービスを実施 ……………(4)
式典は、オルガン演奏と照明が織りな
す 光「の躍動 で」はじまった。校歌斉唱に
続き 、創立者の声による 開
調理技術も優れており、感謝の心、地域の人々や
「 講の詞 が
」
ホール内に響き、中高部五年生二一六名
同じ魚でも生の刺身、塩 家族と一緒に食事をする
により讃歌「新しき日」の合唱が披露さ
焼き、照り焼き、煮る、 ことにより、心を繋ぎ、
健康デザイン学科長 蕨 迫 栄 美 子
れた。坂東眞理子理事長の式辞に続い
揚げる、蒸すと多種多様 絆を深めてきた。
て、人見楷子名誉理事長が祝辞を述べ、
な料理を作り上げること このような「和食」に
その後スライド「学園の創立によせて」
「和食」とは?
るのではないだろうか。 一汁二菜で、ちょっとし ができる。
秘 めら れ た 伝 統 的な 食 文
による学園の紹介があった。今年度の善
「和食」がユネスコ無形 そんな危機感を抱きな たご馳走の日やハレの日 三つ目は、自然や季節 化を継承していくことの
行表彰では、四件一一名が表彰された。
文化遺産として登録され がらの文化遺産登録だっ には、菜の数を増やして を大事にしてきたこと。 大切さを感じる。
奨学金の授与に続き、女性文化研究賞の
てから、このような問い たようだ。
いく。
春 、 夏 、 秋 、 冬 の 四 季 学校給食においても、
発表や「トルストイを読む」コンクール
かけをよく耳にするよう 日本の食文化の素晴ら 二つ目は、日本は四方 折々の食材の旬を珍重し、行事食や郷土食を取り入
の表彰も行われ、祝歌斉唱で閉会した。
になった。
しさは、どこにあるのだ を海に囲まれており、海 季節の出始めには「はし れている。「食に関する
今年から七五歳以上の卒業生を式典に招
先日、健康デザイン学 ろうか。
からの産物を上手に取り り」として、最盛期には 指導の目標」の中に「各
き、三百名を超える卒業生が列席した。
科の学生に「和食」とい まず一つは、「米」と 入れてきたこと。魚介類 「盛り」、そして、盛り 地域の産物、食文化や食
卒業生は、式典後別会場での昼食会に参
う言葉からどのようなイ いう日本の気候風土に適 は勿論のこと、海藻類も を 過 ぎ た も の を 「 な ご に関わる歴史等を理解し、
加し、久しぶりの母校を楽しんでいた。
メージを連想しますか。 した作物を主食とし、汁 巧みに取り入れている。 り」として、それぞれの 尊重する心を持つ」とあ
と尋ねたところ、「健康 と菜を組み合わせ、一汁 その顕著な例の一つとし 時期で食材を大事にして り、食文化の継承につい
的 」 「 栄 養 バ ラ ン ス が 二菜、一汁三菜と日本食 て、「だし」が挙げられ きた。その季節の最初に ての具体的な内容が示さ 光葉博物館 春の特別展
整っている」「見た目が の基本を創り出したこと。る。昆布や鰹節を使い、 いただく時は、東の方角 れている。
「洋画の愉しみ
日本独自の洋画を模索した作家たち ―
」
―
美しい」「だしを使う」 それにより、栄養のバラ 旨味を引き出し、食材の を向き、感謝していただ 給食の献立としては、
五 月一六 日( 土 )〜六 月 二一日( 日 )
等が多く挙がっていた。 ンスや食材のバランスが 持ち味を生かしながら、 く等の習慣もある。また、正月の雑煮や七草がゆ、
このたびは、公益社団 目指した画家たちの作品 リストであった創立者人
皆さんはいかがでしょう 整うことである。今でも 「うまみ」という和食の 盛りのものは、価格的に ひな祭りのちらし寿司、
か。
私たちの日常食の基本は 特徴的な味付けができる。も栄養的にも優れている 七夕(七月)のそうめん 法人糖業協会のご好意で、が多く見られる。本展で 見圓吉先生は、斎藤与里
そも そも 無 形 文 化 遺 産
ことを示しているのであ 汁、九月のおはぎ、冬至 協会所蔵の日本近代洋画 は、明治・大正・昭和期 らが参加した新進気鋭の
として登録されたタイト
ろう。
のかぼちゃ料理等、学校 コレクションを展示する に活躍した藤島武二、梅 フュウザン会絵画運動を
ルは「和食 日
四つ目は、行事と結び や地域により様々な工夫 運びとなった。このコレ 原 龍 三 郎 、 安 井 曽 太 郎 、支援していた。後に教育
: 本人の伝
統的な食文化 正月を例
付けた行事食を生み出し を凝らし児童生徒へ働き クションには、日本人独 小 磯 良 平 な ど の 作 品 を 、者となり、芸術や大自然
―
自の感性を追及し、西欧 五五点程紹介している。 の中の美しいものに触れ、
として 」
たこと。年中行事は、正 かけている
―となっている。
つまり「和食」を一つひ
月から始まり、季節の祭 先人達が築いてきた食 洋画の模倣からの脱却を 大正期初め、ジャーナ 感じ取り、表現しながら、
心
とつの料理として捉える
事、そして大晦日まで多 文化は一朝一夕に身につ
「 を 育て る」こと の大
切さを、教えの原点、教
のではなく、「和食の食
くの行事がある。また、 くものではなく幼少期か
育の拠りどころとしてい
文化」として考えている。
人生の節目の行事(誕生 らの積み重ねである。 た。
現在の日本人の 食生活
日 、 入学 、 卒 業 、 ハ レ の 若 い 皆 さ ん に は 、 和 食
「
」
本展を通して、画家た
も、「和食」中心という
日 、ケ の 日 )も 大 切 に し の 伝 統 的 食 文 化 の 心 を
ち の熱い思い、創立者の
よ りは 和 ・洋 ・ 中 の 折 衷
てきた。これらの行事に しっかり学び、二一世紀
思い、そして当時の世相
料理が多く食卓に登場す
は地域の伝統的な食材を の食の担い手として、次
を 感じと り 、 日 本 近 代洋
る よう にな り 、 若 い 世 代
使った行事食・郷土料理 世代の子供達に継承して
画を愉しんでいただけれ
で は 洋 食 の 外 食が 多 く な
が関わっている。行事や くださることを期待して
ば幸いである。
る な ど 、 何 が 和 食な の か
行事食は、日常生活にめ いる。
(光葉博物館 )
分からなくなってきてい
りはりをつけ、自然への (わらびさこ えみこ )
第589号
〔学校給食献立例〕『伝えたい行事食――学校給食に生かして――』
社団法人 全国学校栄養士協議会 平成22年2月
◆3月
(香川県)
ちらしずし
牛乳
きすの天ぷら
わけぎ和え
はまぐり汁
うずまきもち
かいもちおはぎ
牛乳
落ち鮎のからあげ
あきしまささげの
ごま和え
けんちん汁
梨
安井曽太郎 「女と犬」 1940年
公益社団法人糖業協会所蔵
〒154-8533
03
◆9月(岐阜県)
(昭和女子大学発行)
報
学
和
昭
平成27年6月1日
(1)
奨学金授与
健康デザイン学科
奥 野 未 来
桒久保 知 遥
足 立 歩 美
榊 原 朋 子
髙 野 紗 帆
鈴 木 香 穂
管理栄養学科
林 里 奈
稲 餅 美 紀
石 垣 伽那子
髙 井 万恵美
横 山 千 紗
松 本 美寿穂
福島 弥生
・ 第三八回毎日女流書展漢字部
(平成二六年八月)秀作賞
・ 第六六回毎日書道展U 漢字部Ⅱ類
(平成二六年六月)入 選
翅 桃香
・ 第三八回毎日女流書展漢字部
(平成二六年八月)毎日賞
善 行 表 彰
今年度は、四件一一名 ◆狩野 聖子
の学生が表彰された。坂 (院福H 年度卒業生)
東眞理子理 事長より代表
(日文四年)
学生に表彰状が授与され ◆村松 萌
ミ 年)
(英 コ四
た。会場からは、それぞ 高口ゆかり
(英 コ四
ミ 年)
れの学生たちの善行を称 松尾 瞳
小暮 香奈
(福祉四年)
える拍手が贈られた。
遠藤 真美
(現代四年)
(環境四年)
◆佐藤 翼
(歴文四年) 尾方 友美
倉橋穂乃香
(歴文四年)
( 英コミ四年)
佐敷屋佳苗
(歴文四年) ◆楯 真帆
「 ト ルス ト イ を 読 む 」コン ク ー ル
昭 和 女 子 大学 附 属 昭 和
入 賞 者 発 表
高 等学 校 か ら 、 昭 和 女 子
大学に入学する学生を対 第五回「トルストイを 各部門の優秀賞は、大
象とし、高校在学中の成 読む」コンクールの表彰 学二名、高等部四名、中
績 お よび 人 物が 著 し く 優 式が 、 五 月 一 日 の 創 立 記 等 部 三 名 、 初 等 部 一 二 名
の合計二一名。昨年度に
秀なものなど、所定の条 念式典で行われた。
引き続き、理事長賞は該
件をすべて満たすもの。
当作なしとなった。
初等部五年生の山本寛
管理栄養学科
子さんが、受賞者を代表
渡 辺 佳 奈
して坂東眞理子理事長か
ら表彰状を受け取った。
■ 水上奨励基金奨学生 二名
大学部門では、ビジネス
デ ザ イン 学 科 一 年 小 泉 瑠
日 本 語 日 本 文学 科 に 在
菜さんの「人は何で生き
籍する学生で、日本語・
るか」と同学科一年佐伯
日 本 文学 ・ 書 道 ・ 芸 能 な
愛 理 さ ん の 「 イ ワン の 馬
ど広く日本文化とかかわ
鹿」が入賞した。
りのある領域において優
このコンクールは、ト
れた活動あるいは業績を
ルストイの作品に親しむ
示した学生、または団体。
こ と により、その教育理
念に共鳴した創立者の思
いを継承していこうと、
毎 年 、学 園 連 携 委 員 会 の
もとで 部 門ごと に 実 施 さ
れている。表彰式に合わ
せて、入賞作品集も刊行
された。
(学園連携委員会)
■ 砂原育英基金奨学生 一名
26
創立記念式典において
――
各奨学金の授与が行われた
夏 見 麻 里
溝 口 愛
英語コミュニケーション学科
野 村 つかさ
井 上 奈 々
野 元 毬 加
小 松 香 織
深 澤 美由紀
原 田 奈 々
現代教養学科
内 山 佳 奈
吉 田 澪 希
渡 辺 若 菜
澤 沙 梨
依 田 枝里子
八 巻 里 奈
宮 田 真 希
成 毛 優
内 山 春 奈
川 島 麻 実
初等教育学科
川 村 真 由
志 茂 絵里香
川 田 希 美
平 野 敦 子
栗 原 眞里奈
舟 崎 琴 実
市 川 未 羽
内 城 美 里
本 晏 里
環境デザイン学科
遠 藤 理 子
成 谷 果 歩
石 川 真 穂
岡 佳那美
葛 西 瑞 季
藤 木 美 帆
山 内 優 子
甘 利 知 冬
加 山 詩緒里
齊 藤 優 美
前 田 ちひろ
齋 藤 優 里
御手洗 優 花
尾 方 友 美
宮 下 佐和子
川 村 未 紗
瀨 間 瑞 穂
NGUYEN KHANH LINH
打 越 有 香
相 川 晴 香
植 田 も も
山 本 季 慧
心理学科
下 平 結 愛
阿 部 真優子
森 本 早 紀
高 木 美 帆
大 谷 知 香
此 川 香 穂
西 村 文 那
水 田 香 純
丸 山 華 子
福祉社会学科
小 林 優 衣
石 井 遥 香
石 垣 伽那子
平 井 千 智
横 山 千 紗
臼 井 萌 絵
伏 見 百 世
■成績優秀者奨学生
佐々木 裕 美
一二一名
高 口 ゆかり
萱 野 恵 美
石 原 結実子
歴史文化学科
吉 澤 奈 央
秋 山 眞 美
松 川 春 菜
中 込 早 紀
小 川 千 秋
鈴 木 香 菜
大 川 千 夏
倉 橋 穂乃香
髙 橋 七 海
国際学科
太 田 明 里
濱 野 栞 実
野 口 実 咲
野 沢 泰 葉
藤 枝 千 尋
佐 藤 綾 香
廣 橋 さやか
ビジネスデザイン学科
石 黒 友 梨
松 浦 葵
塩 谷 美 樹 前年度の成績が平均八
地 引 優 香 〇点以上で学年上位三%
伏 見 百 世 の席次にはいるもの。
歴史文化学科
吉 澤 奈 央 【大学院】
中 込 早 紀 英米文学専攻 博士前期課程
大 川 千 夏
髙 陽 子
国際学科
文学言語学専攻 博士後期課程
太 田 明 里
仲 江 千 鶴
野 沢 泰 葉 心理学専攻
佐 藤 綾 香
髙 橋 美 奈
ビジネスデザイン学科
人間教育学専攻
石 黒 友 梨
杉 田 恵 理
打 越 有 香 生活機構学専攻
心理学科
ALATAN HUA
下 平 結 愛
高 木 美 帆 【学 部】
西 村 文 那 日本語日本文学科
福祉社会学科
宮 田 千 瑛
小 林 優 衣
中 林 みやこ
野 元 毬 加
家 住 亜 記
■人見記念奨学生
深 澤 美由紀
長谷川 友 美
三七名 現代教養学科
夏 見 麻 里
内 山 佳 奈
笠 原 祐 佳
成 績 優 秀 者 奨学 生 の な
八 巻 里 奈
清 野 美 織
かで、学習態度・生活態
宮 田 真 希
小 林 幸 代
度が模範的であり委員会 初等教育学科
川 島 悠 輝
活動、他学生に対する貢
川 村 真 由
溝 口 愛
献 度など 、 そ の 影 響 力が
平 野 敦 子
川 口 早 紀
大きいもの。
市 川 未 羽
山 田 恵 美
環境デザイン学科
湯 田 理 菜
【大学院】
遠 藤 理 子 英語コミュニケーション学科
文学言語学専攻 博士後期課程
山 内 優 子
塩 谷 美 樹
仲 江 千 鶴
御手洗 優 花
安 齊 真 優
心理学専攻
健康デザイン学科
森 田 実 紀
髙 橋 美 奈
奥 野 未 来
大 澤 遥 香
足 立 歩 美
加 島 さ や
【学 部】
髙 野 紗 帆
地 引 優 香
日本語日本文学科
管理栄養学科
髙 橋 佐 和
宮 田 千 瑛
林 里 奈
辻 愛 莉
23
(2)
(昭和女子大学発行)
報
学
和
昭
平成27年6月1日
第589号
保健管理室開室
GCグ ランド フェスティバル2015に
ボ ラ ン ティア で 参 加
これは、1995年『きみまち恋文全国コンテスト』で大賞をとった
柳原タケさんの恋文「天国のあなたへ」の一部である。柳原さんは
第二次世界大戦で出兵する夫を見送り、そしてそれが最後の別れと
なってしまった。コンテスト応募当時80歳の柳原さんが、心の中に
生き続ける32歳の夫への50年分の思いを綴った。柳原さんご夫妻と
同様、当時沢山の方が別離を余儀なくされた。戦地へと赴いた人の
中には私たちと同世代で将来の夢を抱き、勉学に励む人もあれば、
家庭や子どもをもつ人もいた。そして、彼らの帰りを信じて待つ人
もいた。それは、日本の戦争相手国の人々も同じである。
あれから70年、日本はいま、平和への取り組み方を変えようとし
ている。様々な意見があり、全ての人に満点の答えは出せないかも
しれない。でも、まずはしっかり考えたいと思う。世界中の人たち
が、愛する人を失わぬように。私たちの手に、未来が託されている。
P.S. 柳原さんの恋文、ぜひご一読ください。『日本一心のこもっ
た恋文』日本出版協会(1995年2月) (学報委員 安齊真優)
メント事業である。企画
制作に当事者が携わって
おり、今回で二回目の開
催となる。
当日は運営スタッフと
してチケット管理や会場
管理をサポートした。会
場 の 豊 洲 P I T には 場 外
ブ ー ス も 設け ら れ 、 障 が
もう一度あなたの腕に抱かれてねむりたいものです。力いっぱ
い抱きしめて絶対はなさないで下さいね。
四月一七日に開催され
たGCグランドフェステ
ィ バ ル に 、学 生 有 志 一 三
名がボランティアで参加
し た 。 同 イ ベン ト は 、 ロ
ックやポップスの著名ア
ー テ ィ スト の 音 楽 イ ベ ン
トで 、 日 本 初 の 障 が い の
あ る 人 に よ る エン タ テ イ
大切な人を守る ~いま、考えなければいけないこと~
ウンターで予約すること ことを重視した四階には、
い の あ る 人 の 就労 支 援 に
職 員 に 聞 く! こ こ がツボ
もできる。
斜めに配置された一人掛
ついて様々な団体が出展
図
書
館
リ
ニ
ュ
ー
ア
ル
隣には英語学習やキャ け用の「個席」や磨りガ
し、理解を深める活動を
行った。気軽に立ち寄る 春季休暇中、大々的な なのだそう。 動
「 の
」三階 リア支援の本などのセレ ラスが設置された六人掛
ことができ、多くの方に リニューアルを行った図 に対し、四階を 静
「 の
」フ クションエリアがあり、 けデスクなど周囲を気に
関心を持ってもらえる契 書館。図書館がどのよう ロアと位置づけた。つま リスニング用ヘッドフォ せず勉強できる閲覧席が
機となっていると感じた。に変化したのか職員の方 り、三階は、グループワ ンが用意された一人掛け あるほか、学生が予約を
取ら ず に 使 用 可 能 な 研 究
障がいのある人のイベン に リ ニ ュ ー ア ル の 「 ツ ークを中心に話し合った ソファもある。
トというと、チャリティ ボ」についてお話をお聞 り、議論したりしながら 正面ゲート近くには、 個室も設置されている。
アクティブに学習ができ 人数によって組み合わせ 取材に参加した一年生
ーや当事者参加型のイベ きした。
ントを想像するが、今回 今回の改装で最も意識 る空間。四階は、個人が が変えられる机やホワイ からは、明るく開放的、
のイベントは新しい形の したのは「ゾーニング」 学習に向き合うための空 トボードが用意されてい 目的に応じて活用したい
間となっている。
る ほ か 、 フ ァ ミレ スタ イ など の 意 見 の ほ か 、 図 書
エ ン タ ー テ イ ン メ ン トで
「動」の目玉 グ
あった。予想以上に、一
「ループ プの「グループ席」など、館 の 活 動 の 一 つ 選
「 書ツ
スタディールーム は
般 の お 客 様も 多 か っ た 。
」 、 グ ルー プ ワーク に 適 し た ア ー に
」 参加して みたい
三階の西棟側にあり、大 空間になっている。そう という声も聞かれた。皆
障 が い が あ る か らで き な
人数で使用できる個室だ。した閲覧席は全てPCが さんも図書館の新たな機
いと考えるのではなく、
開放的なガラス張りだが、設置され、オンデマンド 能を十分に活用して、ア
互 い に 助け 合 う 、 相 互 扶
視線をさえぎる工夫や、 プリンターとも接続され クティブな学生生活を送
助の大切さを実感した。
防音対策も施されており、ているため、皆で作った ってほしい。
日本からノーマライゼー
集中して討議することが 資料を印刷し検討するこ (学報委員 泉夏歩・内
ションの輪が広がってい
できる。 UP SHOWA
で予約 とも可能だ。
田恵・斉藤 佑依・清野美
くことを強く願う。
状況を確認し、図書館カ 個人が静かに勉強する 織・戸邉歩美・野沢春佳 )
福
(祉 松村瑛利子 )
☆”chocoっtalk”は、学報委員によるミニコ
ラム。身近なことから社会現象まで、様々な
テーマでお届けします☆
平 成 二 七 年 四 月 から 、
保 健 管 理 室が 開 室 し た 。
学 校 医 の 中 西 員 茂 先 生が
水曜日と木曜日の昼休み
に保健管理室に在室し、
学生の健康相談を受け付
け る 。 中 西 先 生は 、 昨 年
度まで、東邦大学で内科
医として勤務された経歴
を も つ 。 ま た 、 管 理 栄養
学科の教授として、「人
体の構造と機能」等の科
目を担当されている。
輝け☆ 健 康 美
「 プ
」ロジェクト
文化
講座
来事を ×
、 つ ま り 、 ダメ
女性教養講座
(4/
)
なこととしてとらえるの
「○に近い△を生きる」 鎌田 實 氏
で はな く、△、つまり、
予定とは違う結果になっ
たと考えることで、今よ
りずっと生きやすい人生
にな る よう に 感じ た 。ご
自身の経験談を織り交ぜ
な が ら 、 そう し た 人 生 観
を語る鎌田先生のお話に、
会場内では真剣に耳を傾
けて い る学 生 が 多 く 見 ら
れた。
今後、完璧な○を目指
す だ けで は な く 、 不 完 全
な が ら も 何 事も 一 生 懸 命
に取り組む△の状態を意
識することで、どんなこ
ともひとつの経験として、
チャレンジを楽しめるよ
うにしていきたい。
学(報委員 河野夏美 )
プト を 活 か し 、 さら に 卒
業生向けのお祝い弁当に 今回登壇されたのは、 ると、ユーモアを交えな
アレンジをした。おから 鎌田實先生だ。医師であ がら話をはじめられた。
と鶏挽肉のハンバーグを り、メディアにもよく登 鎌田先生の講演の中で
主菜とし、色々な豆を用 場されていらっしゃるの 最も印象に残っているの
いたのがポイントである。で、関心をもって講座に は、「日本人は物事を○
の二つで決めてしま
また、㈱大冷と共同開発 臨んだ学生も多かったの か ×
うことが多く、△を忘れ
した「あまおうわらびも ではないだろうか。
ち」で春らしい彩も加え 鎌田先生は、穏やかで ている。○に近い△とい
た。当日は会場で、今後 落ち着いたお声でご自身 う 考 え 方 が あ っ て も い
も元気にお過ごし頂くた の腕の怪我を引き合いに、い」という言葉である。
めの簡単な食生活のアド 人生はつまずくことがあ この言葉を聞いて、私自
かとい
バイスもさせていただい ること、それが人生であ 身確かに、○か ×
う考えにこだわっていた
た。緊張したが、私たち
ことに気付かされた。
の活動を知っていただけ
長 い 人 生 の 間 には つ ま
るよい機会となった。今
ずくことや、失敗もたく
後も多くの情報を学内外
さんあり、それを多くの
へ発信していきたい。
場合、 ×
だ と 考 えて し ま
(健康 長島 萌
う 。 し か し 、 そう し た 出
管理 寺田衣里 )
特 別 ホ ー ムカミン グでメニュー 提 案
七五歳以上の卒業生を
お招きした、創立九五周
年特別ホームカミングで
は 、 輝け ☆ 健 康 美
「 プ
」ロ
ジェクトメニューチーム
が 、 依 頼 に よ り お 弁 当メ
ニューの提案を行った。
以前、H&Bランチで好
評を得た「まめに豆を食
べよう!」というコンセ
卒業生へ説明をする学生と、当日のお弁当
22
学校医の中西員茂先生
第589号
(昭和女子大学発行)
報
学
和
昭
平成27年6月1日
(3)
昭
和
学
(4)
学生会館
うこともあり、 入
「 館の
集い の
」 み行い、懇親会
は行わなかった。そこ
で、初の試みとして、三
軒 茶 屋 駅 近 く のキ ャ ロ ッ
ト タ ワ ー 最 上 階 の レ スト
ラ ン 、 ス カ イ キ ャ ロ ット
を会場として、ミーティ
ング兼懇親会を行うこと
にした。私は緑声舎での
生活も経験しているが、
学 生 会 館は 緑 声 舎 に 比べ
交流の場が少ないと感じ
ていたので、このような
会を開くことができて喜
ばしく思う。
懇 親 会 は 、学 生 会 館 の
各階ごとにテーブルを設
け 、ビュッフェ形式の食
事にした。学年、学科を
越えた集まりとなり、学
生同士で様々な会話を交
わしながら親睦を深める
様 子 が 見 ら れ た 。 新学 期
と と も に 新 し い 生 活が 始
まったが、この懇親会を
きっかけに学生会館での
良 い スタ ー ト と なれ ば 嬉
しい。
フ
(ロアリーダー 堂谷実穂
)
学園スナップ
6月 1日(月) 大学院7月期入学試験 願書受付開始 (~16日)
【文研】ストラディバリウス・サミット・コンサート2015(18:15)
6月 2日(火) 学内推薦(大学院修士課程)合格発表(13:00)
6月 3日(水)【女教】Andrew Gordon氏・吉見俊哉氏
「オンライン教育は大学を変える」(15:30)
6月 5日(金)【文研】大倉正之助&山下洋輔(18:15)
6月 9日(火) 第50回メンターフェア(11:45)
6月13日(土) 第36回メンターカフェ「人事担当者に聞こう!」(13:30)
6月16日(火) 学内合同企業説明会(平成28年3月卒業予定者対象)(12:30)
6月17日(水) 第51回メンターフェア(11:45)
【女教】大沢真理氏「女性の活躍と結婚・子育て
―大切だというならサポートは?」(15:30)
6月21日(日) 第2回オープンキャンパス(10:00)
第10回三茶子育てファミリーフェスタin昭和女子大学(10:30)
6月23日(火) SSIP(SWU Summer International Program)オープニング
6月24日(水)【文研】鼓童 ワン・アースツアー2015~永遠
6月26日(金) 図書館情報検索ガイダンス最終日
6月27日(土)保護者懇談会
6月29日(月) 第52回メンターフェア(11:45)
新歓パフォーマンス
サークル
行 事 予 定
新入生だけでなく、在学生にも大人気。
リニューアルした図書館で歌声を披露
学生ホールでのダンス部AUBEによる発表。 するSing Song Society。
クラブ
エコロジー委員会
)
途上国の子どもたちのワ
クチン購入費などに充て
られる。作年度は、約一
〇万5千個、ポリオワク
チン一二二人分にあたる
キャップを回収した。
捨てればごみになって
しまうキャップも、分別
回収すれば、ごみの減量、
2 削減になるほか、
CO の
ワクチン提供の支援をす
ることができ、環境や貧
困といった問題を考える
機会にもなる。委員一同、
活動の周知に努めるとと
もに、より多くの学生、
教職員の皆さんに協力を
お願いしたい。
エ
(コロジー委員 海老原歩
エコ キャップ 活 動
!!
(昭和女子大学発行)
第一回フロアミーティングを 開 催
初日の和定食
報
四月二〇日一八 時三〇
分 から 、 新 入 生 の 懇 親 も
兼ね た フ ロ ア ミー テ ィン
グが行われた。学生寮の
緑 声 舎が 閉 寮 し 、 昨 年 か
ら 学 生 会 館が スタ ー ト し
たが、昨年は初年度とい
平成27年6月1日
四月一三日から五月二 が週替わりで提供された。
本学では、ペットボト
九日の約五週間にわたり、いずれも、日替わりで肉
ルのキャップの分別回収
学友会・学生部共同提案 じゃがやポテトサラダ、
を行っている。回収した
で 、 カ フ ェ テ リ ア ・ ソ 卵料理などの小鉢を二種
キャップはNPO法人エ
フィアにおいて朝食サー 類選ぶことができる。提
コキャップ推進協会を通
ビスが行われた。価格は、供時間は八時から一〇時
じてリサイクルされ、そ
一 食 一 五 〇 円 。 キ ャ ッ チ で 、 一 限 に 授 業 が あ る学 朝
「 早 い 日 は 朝 食 を と の売上金は、環境保護活
コピーは、それにちなみ 生も利用できる。学生以 れないことが多かったの 動や震災復興支援、開発
「一五〇 いこう 、
(
)昭和 外にも教職員が利用する で、こうしたサービスは
で朝ごはん で
」 あ る 。 メ 姿 も 見ら れ 、 利 用 者 が 百 あ り が た い 。 一 人 暮ら し
ニューは和・洋の二種類 人を超える日もあった。 では、なかなか作れない
煮 物など が あ る のも 嬉 し
い」と話す学生もいた。
前 期 の サー ビ スは 既 に
終 了 し たが 、 現 在 後 期 の
開催を企画中だ。是非楽
しみにしていてほしい。
学友会執行部 小林亜莉佐 今年度のエコロジー委員会役員
(
中林みやこ ) 「協力をお願いします 」
第589号
学報委員企画「簡単!美味しいお弁当」
新学期に入って2ヵ月余り。新入生の方も、
大学生活を少しずつ楽しめるようになってき
たのではないだろうか。ほっと一息つける
「昼食」について、学報委員会でアンケート
を実施した。その結果、手作りのお弁当を持
参する学生が多いことがわかった。そこで今
回は、簡単で美味しいお弁当のおかずを紹介
する。コンビニ派の方も、ぜひ試してみてほしい。
【繊維質たっぷり! サツマイモきんちゃく】
サツマイモ 1/4本、A=(バター・蜂蜜 各小さじ1)
<作り方>
1.サツマイモを皮付きのまま耐熱容器に入れてラップをかけ、600W
の電子レンジで約3分加熱する。箸や竹串が楽に通ればOK!
2.熱いうちにAを加え、フォークでつぶしながら混ぜる。
ラップで
3.ラップに包んで茶巾に絞る。
キュッ!
!
☆カボチャを使っても美味しい!☆
【彩り鮮やか! 野菜の肉巻き】
サヤインゲン 4本、ニンジン 1/4本、豚バラ肉 3~4枚
サラダ油大さじ1/2
B=(醤油・酒 各大さじ1、味醂・蜂蜜 各大さじ1/2、おろしショウガ 少々)
<作り方>
1.へたをとったサヤインゲンは、ニンジンと同じ長さに切る。
※火が通りやすいように、ニンジンは細めに切る!
2.豚肉を広げ野菜を巻く。調味料とショウガを混ぜる(B)。
3.フライパンにサラダ油を入れて温め、巻き終わりを下にして中火で
焼く。全体に焼き色がついたら、(B)を加える。
4.フライパンをゆすりながら弱火で煮詰め、
煮汁が半分位になったら火からおろす。
5.粗熱がとれたら、食べやすい大きさにカットする。
☆好きな野菜を巻いてOK!ゴボウもおすすめ!☆
今後は、食中毒が心配な季節。保冷剤やお弁当ケースを工夫しよう!
80年館1階の学生ホールには電子レンジがあり、耐熱のお弁当箱であ
れば温めも可能! (学報委員 今野彩香・林佳那子・三島紘子)