《あきた型学校評価シート1》 平成26年度 県立ゆり養護学校 重点目標 現 状 具体的な目標 評価領域 地域への情報発信・理解啓発 学校理解に資する情報発信とネットワーク構築を進め、「地域と 交流し、地域に貢献する学校づくり」を推進する。 平成25年度学校評価・保護者アンケートでは、「学校理解のた めの地域への情報発信」項目で、「4:よい」「3:だいたいよい」 の回答率が【88.4%】。評価の年度比率は上がってきているが、 学校の基本理念、運営方針につながる事項として、地域への情報発 信や学校理解の取組を更に図っていかなければならない。 P 地域貢献活動や情報発信の方法を工夫し、保護者アンケートの「学 校理解のための地域への情報発信」項目で、「よい」「だいたいよ い」の回答率を、約5ポイントアップの【93%】以上にする。 目標達成のた (1)地域貢献活動、交流及び共同学習の発展 めの方策 ①今年度の国文祭行事に貢献する教育活動の実施 ②福祉エリア内施設、学校等との交流推進 ③居住地校交流の継続と拡大 ④「ふれあいショップ」等での作業製品販売活動と販路の拡大 (2)教育活動等への地域資源の活用 ①各学部、寄宿舎の学習、諸行事での人材等活用 ②地域行事と連動したPTA活動の展開 (3)保護者、地域への情報発信と理解啓発 ①集客効果が望めるミニ学校展の開催 ②通信、掲示物(校内)とマスメディア(校外)を活用した情報発信 *(1)~(3)の取組を相互に関連させ、相乗効果を引き出したい。 取組状況 (1)地域貢献活動、交流及び共同学習の発展 ①「国文祭応援プロジェクト」を立ち上げ、事務局と連携して、 環境美化活動(駅前通り清掃、プランター・看板設置)を全校 的に展開した。冬季には県立大学、仁賀保高校と協働し、バス 停等の除雪、清掃の「地域応援活動」を展開。定期的な地域清 掃(中)の活動域も拡大(本荘公園等)した。 ②福祉エリア内施設の慰問、美化活動の他、看護学校交流(初)、 鶴舞小交流(継続)を実施した。 ③居住地校交流は、小学校4校6名(延期含)に進展した。 ④「ふれあいショップ(中高)」では、今年度から中学部が道の駅 (4カ所)全域で販売活動を展開。また、今年度から西目コロニ ーのアンテナショップ「歩人」にて常設販売(通年)を行った。 (2)教育活動等への地域資源の活用 ①教育活動(学部の音楽・作業学習、舎の行事・サークル活動等) やPTA活動に、地域資源(音楽療法士、人形劇・読み聞かせ サークル、ダンス教室、味噌醸造元、リサイクル事業所、高校、 大学等)を有効に活用した。ビルクリーニング班(高)による本 荘高校清掃も今年度新たに加わった。 ②地域行事「子吉川花いっぱい活動」「本荘マリーナクリーンア ップ」とPTA活動を連動させるとともに、のぼり等で国文祭 PR活動を展開した。 -1- D (3)保護者、地域への情報発信と理解啓発 ①集客効果のある地域施設・行事でのミニ学校展(羽後本荘駅: 初)を計画的に開催した。 ②特色ある教育活動(地域貢献活動、ままごとキッチン製作等)の マスメディア紹介と併せ、掲載記事やPTA活動紹介の校舎玄 関掲示から、地域と保護者、来校者への情報発信を進めた。 達成状況 年度末の保護者アンケート結果では、「よい」「だいたいよい」 の回答率が【今年度96.5%(昨年度88.4%)】と、目標値 (93%)を上回った。 (職員:昨年度95.8% → 今年度98.6%) 自己評価 (根拠) ・全校的に展開した「国文祭応援プロジェクト」。その取組は、本 校児童生徒、職員のやりがいと自信につながるとともに、由利本 荘市広報や新聞でも取り上げられるなど、対外的にも評価を得た。 更に本活動を起点に、除雪等の活動を、高校、大学のボランティ アサークルと共に「地域応援活動~みんな元気プロジェクト~」 へと発展させ、地域貢献活動の若者達をつなぐ「ネットワークづ くり」が進展した。こうした一連の取組が、地域、保護者の共感 を得て、本保護者アンケート結果にも反映されたものと考える。 ・また、各学部、寄宿舎独自の地域交流活動も、活動域が広がり、 総体的に進展したことが、地域での学校理解へとつながった。 ・木工作業製品「ままごとキッチン」の県児童会館やカダーレへの 寄贈、また製品の新聞記事を通して、関連製品を含めた新規発注 の反響も大きく、全県域での本校教育活動の理解推進が図られた。 (評価) A 評価基準 C A:具体的な活動がなされ目標を達成できた B:具体的な活動はなされているが、目標は達成できていない C:具体的な活動がなされておらず、目標も達成できていない 学校関係者 評価と意見 (評価) A 自己評価及び 学校関係者評 価に基づいた 改善策 ・「ままごとキッチン」のアイデアはすばらしい。寄贈された同製 品で保育所の園児は飽きずに遊んでいる。本取組に感謝したい。 ・地域貢献の各プロジェクト(国文祭関連の環境美化、除雪活動) を通して、本校の児童生徒の姿が町の中に見えた。また、本活動 を含め本校がマスメディアに数多く取り上げられた1年だった。 実際の姿と報道により、昨年度以上に地域社会に本校が見え、学 校の理解へとつながったと考えている。今後は地域住民の感謝の 声をタイムリーに児童生徒へ届け、更なる自信と生きる力につな げていってほしい。関係団体等との連携を含め、本活動で得た大 きな財産を今後へ継続、発展させていくことに期待している。 ・作業製品販売のショップ開催は貴重な経験の場になっている。 ・センター的機能に関する地域でのネットワーク構造図等を校内掲 示していくことも今後に考えられる。 ・地域に理解され、やりがいを実感できる「地域貢献プロジェクト (環境美化・整備活動)」を継続、発展させる。その具体化に当 たっては、学部・分掌等の横断的・有機的な連携を基に、全校的 視野から組織的対応を進める。 (寄贈プランター 500 個の活用、地域の若い力をつなぐ除雪活動等) ・相互理解の進展を意図した、居住地校交流、各学校種等との交流、 作業製品販売ショップ等の地域交流、PTA活動と連動した地域 行事交流などの「交流活動」をより計画的に進める。 ・上記活動と連動し、本校の特色ある教育活動のマスメディア紹介、 校内外通信と各部署便り、校内掲示、ホームページの充実から、 全県、地域、また保護者、来校者へ積極的な情報発信を進める。 -2- C A
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