プロトタイプ・システム 研究背景 アプローチ 研究 目的

思考の反芻を促すポートフォリオの提案
⼤大阪府⽴立立⼤大学 現代システム科学域 荻野了了,林林佑樹,瀬⽥田和久
研究背景
対象問題
⼈人間関係や社会問題などの正解のない問題に直⾯面した時,
考えることが途絶えてしまうことが少なくない しかし
正解のない問題を考え,考え続けることは⼤大切切 考えることの意味
新たな発⾒見見,思考の広がりを体感,考え⽅方や経験の蓄積 正解のない問題例例
センター試験のための学習では 考える⼒力力が培われないから意味ない
Question
センター試験の
教育システムの変化
撤廃
Interpretation
Question
センター試験って
意味あるのか
意味ある
学⼒力力の最低限の
ベースになる
Assertion
センター試験を受けるということが
⼈人⽣生の⼤大きな財産になる
意味ない
暗記ばっかり
Interpretation
⾼高校教育はセンター試験で点数を 取るためにあるわけではない
センター試験
の撤廃
センター試験って 意味あるのか
意味ある
学⼒力力の最低限の
ベースになる
センター試験を受けるということが
⼈人⽣生の⼤大きな財産になる
センター試験の 撤廃とか関係ない
Assertion
思考の反芻を促すために
センター試験の受験が ⼈人⽣生の⼤大きな財産となる
センター試験の
撤廃
勉強の良良さが わからなくなる
関係ない
① ⾃自⼰己の思考を論論理理的にまとめ,その意図が⼀一⽬目で
判断できる機能 ② 意識識的に考えたい・継続的に考え続けたいという
思考を促進
⼤大学⽣生 (⼊入学当初)
⾼高校⽣生 (センター受験後)
⼤大学⽣生 (研究室配属)
研究⽬目的
思考の広がりを体感し、考え続けることの 意義を実感できる仕組みの実現 アプローチ
①⾃自分の意図の明確化
•  過去の⾃自分を他者とみ
なし,思考の反芻を過
去の⾃自分との協調学習
と捉える •  タグづけにより⾃自分の
意図を明確化
Evren, E. (eds.):“Enhancing student knowledge acquisition from online learning conservasations”, Int’l J. of Computer-Supported Collaborative Learning,
②思考の反芻の喚起
•  Thinking(考え中)マーカの設定
•  意識識的に考えたい・
継続的に考え続けた
い意思表明 •  思考の反芻を促進
解釈
疑問
説明・明確化
主張
対⽴立立
合意の形成
⽀支持
Vol.8, pp.113-122 (2013)
プロトタイプ・システム
思考の記述画⾯面
7つのタグ+Thinkingマーカによって
表⽰示結果をフィルタリング
思考の表⽰示画⾯面
作成
• 
• 
• 
• 
• 
タイトル タグ 考え中マーカ 時間 内容 •  選択した思考の閲覧 •  ⼗十分⾄至っていなかった思考の再記述
思考の閲覧・編集画⾯面
クリック
7つのタグを使って、 思考の意図を明確化
今後の課題
思考の広がり
• 
通知機能の実装 • 
スレッド構造を導⼊入し,思考の変遷の可視化