2 物質の構成元素 単体 元素 単体 同素体 SCOP

物質の成分と
構成元素
No.02
2 物質の構成元素
1 元素 ・・・単体や化合物を構成する基本的な成分を元素という。100 種類以上あり、元素記号という記号で表す。
教科書の表紙裏にまとめてある。
単体と元素の言葉の区別をできるようになろう! よく出題される。
元素 ⇒ 物質を構成する成分を指す。
単体 ⇒ 具体的な物質・物体を指す。
たとえば・・・
「水やエタノールには水素が含まれる 」 といわれるときの 「 水素 」 は,1つの成分を説明したものである。
元素
よって、この場合の「水素」は_____の意味である。
「水素が燃えて水になる 」 といわれるときの 「 水素 」 は,燃える材料である「水素」という物体を表して
単体
いる。よって、この場合の「水素」は_____の意味である。
2 同素体
●炭素の同素体
炭素原子Cを組み合わせて単体の物質を作る。組み方で複数種類の単体ができる。
黒鉛
( )
( )
カーボンナノチューブ ( )
ダイヤモンド ( )
フラーレン
同素体
単体
このように、同じ元素からなるが性質の異なる_____を,互いに_______という。
●その他の同素体
【硫黄Sの同素体】
【リンPの同素体】
<同素体のある元素の覚え方>
スコップ
SCOP
同素体は______で探せ!
(硫黄S、炭素C、酸素O、リンPは同素体がある)
同素体の名前も
覚えといてね・・・
p41
O
O2
Oを示しているなら元素
O2 を示しているなら単体
「~という物(体)が~」を
入れて読み、しっくりくるなら
単体の説明である。
こんな感じで見分けてはどうだろう・・・
(1) 単体 (2) 元素 (3) 単体 (4) 元素
3 元素の確認
物質を構成する元素は,種々の方法で確認することができる。
●炎色反応
物質を炎の中に入れたとき,その成分元素に特有の発色が見られる現象を炎色反応という。
リチウム
Li
ナトリウム
Na
カリウム
K
カルシウム
Ca
バリウム
Ba
銅
Cu
ストロンチウム
Sr
<炎色反応の覚え方>
リアカー 無き K市、 加藤 の 馬力 動力 する秋
Li 赤
問 3
Na 黄
K(赤) 紫
Ca 橙 (赤)
Ba(黄 ) 緑
Cu( 青 ) 緑
Sr 赤
ある水溶液に浸した白金線を炎に入れると,赤紫色の炎色が見られた。この水溶液に含まれる元素
は何か。
カリウムK
●沈殿反応
特定の物質を組み合わせると、液体に溶けにくい沈殿が生じる。これを元素
の特定に利用する。
硝酸銀
塩化ナトリウム
例:_________水溶液+______水溶液
AgNO3 aq
NaCl aq
→白い沈殿
塩素 Cl
これが______の確認に利用される
酢酸鉛(Ⅱ)
硫化ナトリウム
例:_________水溶液+________水溶液
→ 黒い沈殿
Na2SO4 aq
硫黄S
これが______の確認に利用される
●炭素元素の確認 二酸化炭素
水酸化カルシウム
例:__________水溶液+________
CO2
別名:石灰水
→ 白く濁る
炭素C
これが______の確認に利用される
●水素元素の確認 「水 H2O」があればその中に水素元素が含まれているので
水素元素を確認したことになる。2つ方法を紹介する。
硫酸銅 (Ⅱ) 無水塩
例:______________+水 ⇒ 青色になる
塩化コバルト紙
例:______________+水 ⇒ 赤色になる
p41
(1) 水素 H (2) 塩素 Cl (3) 銅 Cu (4) 炭素 C
(1) 同じ元素からできており,構造や性質が異なる単体。
(2) 目的の物質を適当な液体に溶かし出して分離する操作。
(3) 液体混合物を蒸留して,沸点の違いによって分離する操作。