1.塩 水 選 ~充実した種子の選別~ 2.種 子 消 毒

平成27年3月号
JAつがる弘前
弘前北地区営農係
○彼岸も過ぎればいよいよ米作りの準備が始まります。
種子消毒など、育苗の準備を行いましょう。
1.塩 水 選 ~充実した種子の選別~
種
籾
比
重
食塩量(水10ℓ当たり)
うるち
1.13
2.1kg
も ち
1.08
1.2kg
◎塩水選後はよく水洗いをしましょう。
2.種 子 消 毒 ~病原菌を退治~
○種籾の表面には、さまざまな病原菌が付着しており、籾の発芽と合わせ病原菌も繁殖し始めるため、
種子消毒は必ず行いましょう。
薬
剤
名
使
用
方
法
粉衣法:乾燥籾重量の 0.5%量の薬剤を生乾きの籾にまぶします。
モミガード 1 袋で種籾20㎏を消毒できます。
モミガードC水和剤
低濃度長時間浸漬法:
200 倍液(水 20ℓに薬剤 100 ㏄又は 100g)に24時間
浸漬します。20ℓの溶液で種籾15㎏程度消毒できます。
テクリードCフロアブル
3.浸 漬 ~発芽を揃える~
種籾を新鮮な水で
むらなく浸漬するこ
とが、発芽揃いを良
くします。
○発芽揃いを良くするため、10 日以上を目安に行いましょう。
☆浸漬のポイント
・浸漬中の水温は10℃程度に保ちましょう。
・水の入れ替えは 3 日目から 1 日おきに行い、その際に上下の置き換えも行いましょう。
4.催 芽 ~温度を加え発芽へ~
☆催芽のポイント
・浸漬した種籾に温度を加え、芽がハト胸状態になるまで行いましょう。
※.芽を伸ばし過ぎると折れやすく、出芽が丌揃いになるので注意しましょう。
5.床土の準備
6.播 種
○10a 当たり35枚を目安に準備しましょう。
使 用 資 材
山土
及び
水田土
人工培土
使用量/箱
サイコー11 号
ダコニール粉剤
タチガレエースM粉剤
20g
20g
8g
無肥料培土
床土 2.7 ㎏
覆土 0.8 ㎏
苗の土゛
ダコニール粉剤
タチガレエースM粉剤
床土 2.1 ㎏
覆土 1.2 ㎏
15g
6g
備
考
1袋(5㎏)で250枚分
1袋(3㎏)で150枚分
1袋(1㎏)で125枚分
1袋(20㎏)で5~6枚分
※.床土・覆土ともに無肥料倍土の場合は
サイコー11 号 20gを混用しましょう。
1袋(20㎏)で5~6枚分
1袋(3㎏)で200枚分
1袋(1㎏)で167枚分
・箱1枚あたり催芽籾で
125g 程度(乾籾100g)播
種しましょう。
・厚播きは、徒長軟弱苗に
なりやすいので、注意しま
しょう。