技術資料(1)

2014.07
Water-soluble Moisturizing Oil
WILBRIDE® S-753D
1
外原規承認成分
WILBRIDE S-753Dとは
構造
CH2 O
(EO/PO) BO H
CH
O
(EO/PO) BO H
CH2 O
(EO/PO) BO H
コンセプト
EO:オキシエチレン基(8mol)
PO:オキシプロピレン基(5mol)
BO:オキシブチレン基(3mol)
Water-soluble emollient provides superior touch
~ワンランク上の高級感を演出する水性保湿油~
表示名称
PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン
INCI名
PEG/PPG/Polybutyleneglycol-8/5/3Glycerin
* WILBRIDE S-753Dは酸化防止剤としてトコフェロールを200ppm含みます。
* トコフェロールを含まないWILBRIDE S-753もあります。
2
特長
① 高い安全性 ~外原規承認成分
② 使いやすい ~液体、無色、低臭気、べたつき低減
③ 幅広い相溶性 ~水から極性油まで
④ 肌なじみ改善 ~透明な化粧水に乳液のようなうるおい感
⑤ 高い保湿効果 ~グリセリンと同等レベル
⑥ 経皮吸収促進効果 ~水溶性VC誘導体など
⑦ バイコンティニュアスマイクロエマルション形成誘導 ※
※ 技術資料(2)参照
3
相溶性
S:溶解、I:分離
4
肌なじみ
θ
Contact Angle θ
Affinity to Skin
®
WILBRIDE
Glycerin
Applying on the artificial skin (1%aq.)
透明な化粧水に乳液のような肌なじみを付与
5
保湿効果
500
Conductance(μS)
400
S-753+Glycerin
S-753
Glycerin
PEG#600
Not spread
300
200
100
0
before
immediately
after
30min.
60min.
90min.
120min.
Time
time
SKICONによる測定
測定条件:25℃、相対湿度:50%、濃度:5wt%aq
多価アルコールとの併用で、相乗効果が期待
6
経皮吸収促進効果
評価方法
① アスコルビン酸リン酸エステルMg0.5%、
吸収促進剤5%を含有する生理食塩
水(0.9wt% NaCl)を調製。
② 試料液1.5mlを、図に示すFranz型
拡散セルのドナーセルに注入。
③各経過時間後にレシーバーセルより
400μlのレシーバー液を採取し、採取後、
生理食塩水400μlを添加。
④採取したレシーバー液のアスコルビン酸
リン酸MgをHPLCで定量。
培養皮膚
図.Franzセル模式図
*キーストンサイエンティフィック㈱ HPから
引用した図を改編
TESTSKIN LSE-high (東洋紡製) 3D培養皮膚
*in vivoと同等の透過性が報告されています。
*K.Sugibayashi et al.
Altern. Animal Test. Experiment. 8(1),1-14(2001)
結果
Permeation (mg/cm2)
0.7
Control
Limonene 比較物質
S-753
0.6
0.5
0.4
0.3
0.2
0.1
0
0
20
40
60
80
100
Time (min.)
マイルドな保湿油による有効成分の経皮吸収性改善
メカニズム考察
WILBRIDEの保湿力により
角層水分量上昇
WILBRIDE
水性薬剤の角層内での
拡散速度上昇
お問合せ先
本
社
大阪支社
名古屋支店
福岡支店
詳しくは…
水性薬剤
〒150-6019
東京都渋谷区恵比寿4-20-3(恵比寿ガーデンプレイスタワー)
TEL.(03)5424-6700 FAX.(03)5424-6810 http://www.nof.co.jp/
〒530-0003
大阪市北区堂島2-4-27(新藤田ビル)
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日油 化粧品の素
WILBRIDEは日油㈱の登録商標です。
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