1 別紙1 小矢部市人口ビジョン及び総合戦略策定支援業務仕様書 1

別紙1
小矢部市人口ビジョン及び総合戦略策定支援業務仕様書
1 業務の名称
小矢部市人口ビジョン及び総合戦略策定支援業務
2 業務の目的
「まち・ひと・しごと創生法」において、「地方版総合戦略」の策定が市町村の
努力義務となり、本市においても人口ビジョン及び総合戦略の策定に向けた準備を
進めている。
人口ビジョン及び総合戦略を策定するにあたっては、結婚・出産・子育て環境や
経済・雇用環境などの現状把握と分析を通して、人口減少に関する各種課題を明確
化したうえで、施策の方向性を検討していくことが必要である。
特に、本市が抱える地域課題として、出生率が県下で低位で推移していることや
本市で生まれ育った若者が進学・就職・結婚を機に市外に流出し、次代を担うべき
若年世代が定着しないことなどが挙げられ、これらを総合的に解決し、魅力あふれ
る小矢部市を実現するため、本市の人口の現状と将来の展望を示す人口ビジョン、
そして、これを踏まえた今後5ヵ年の実行計画となる総合戦略の策定の支援を行う
ことを業務の目的とする。
3 業務の内容
(1)アンケート調査等の実施
①市内企業アンケート調査
ア 調査票の設計
市内企業(アウトレットモールの店舗含む)100 社程度に対し、UIJ
ターン受入状況、仕事と育児・家庭の両立に関する質問項目を含む調査票
を設計する。
イ 調査票の印刷等
A4版最大4頁 100 部程度とする。
ウ 調査票配布・回収
調査方法は、直接配布・回収とする。
エ 調査データの集計・分析、報告書作成
集計、分析結果をとりまとめ、調査結果報告書を作成し、報告書は、デ
ータ納品とする。
②市内企業従業員アンケート調査
ア 調査票の設計
市内企業(アウトレットモールの店舗含む)で働く市外出身の従業員
1,000 人程度に対し、職場環境やワーク・ライフ・バランスに関する質問
項目を含む調査票を設計する。
イ 調査票の印刷等
1
A4版最大4頁 1,000 部程度とする。
ウ 調査票配布・回収
調査方法は、訪問留置法とする。
エ 調査データの集計・分析、報告書作成
集計、分析結果をとりまとめ、調査結果報告書を作成し、報告書は、デ
ータ納品とする。
③若者アンケート調査Ⅰ
ア 調査票の設計
市内在住の 20 歳から 39 歳までの男女 1,300 人程度に対し、結婚・子育
て等に関する質問項目を含む調査票を設計する。
イ 調査票の印刷等
A4版最大4頁 1,300 部程度とする。
ウ 調査票配布・回収
調査方法は、郵便法とインターネット調査を併用する。
エ 調査データの集計・分析、報告書作成
集計、分析結果をとりまとめ、調査結果報告書を作成し、報告書は、デ
ータ納品とする。
④若者アンケート調査Ⅱ
ア 調査票の設計
市内高等教育機関に在籍する学生 200 人程度に対し、進学・就職等に関
する質問項目を含む調査票を設計する。
イ 調査票の印刷等
A4版最大4頁 200 部とする。
ウ 調査票配布・回収
市内高等教育機関と連携し、直接配布・回収とする。
エ 調査データの集計・分析、報告書作成
集計、分析結果をとりまとめ、調査結果報告書を作成し、報告書は、デ
ータ納品とする。
⑤その他人口ビジョン及び総合戦略策定に効果的な調査
上記、①②③④のほか、出身者等を対象に、結婚・子育て、UIJターン等、
小矢部市人口ビジョン及び総合戦略の策定に効果的な調査について、提案し、
実施する。
(2)人口ビジョン策定支援
①人口の現状分析
ア 人口動向分析
ⅰ 総人口の推移、年齢3区分別人口の推移、自然動態・社会動態の推移
を分析する。
ⅱ 性別・年齢階級別の地域間の移動状況の分析
ⅲ 産業別の就業状況や雇用状況を分析する。
イ 将来人口推計と分析
2
ⅰ 2060 年までの年齢5歳階級別の総人口を推計する。
ⅱ 年齢構成や世帯数、昼夜間人口、就業構造を分析する。
ウ 人口変動が本市の将来に与える影響分析及び考察
ⅰ 地域経済や地方行政に与える影響等を分析する。
ⅱ 本市の人口の将来像として目指すべき方向性を考察する。
②人口の将来展望
自然動態及び社会動態のみならず、生活圏域に係る現状分析等、必要な分析
を加味することで、本市の特徴が分かりやすい人口ビジョンの素案を提案する。
例:アウトレットモールの開業等社会情勢の変動による影響等の分析
(3)総合戦略策定支援
①基本目標の設定支援
国の総合戦略が定める以下の政策分野を勘案し、地域経済分析システムや各
種統計調査による既往データ等を活用し、本市の実態を踏まえたうえで、本市
の人口対策に必要な独自のアイデアを提案する。また、外部委員による組織か
らの意見を考慮するとともに、第6次小矢部市総合計画やその他関連する諸計
画との整合にも配慮した基本目標を設定する。
「まち・ひと・しごと創生総合戦略の政策分野」
①地方における安定した雇用を創出する
②地方への新しいひとの流れをつくる
③若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる
④時代に合った地域をつくり、安心なくらしを守り、地域と地域を連携する
②基本的方向の設定支援
各種調査結果の分析や人口推計、設定した基本目標を踏まえ、本市の課題や
外部委員による組織からの意見を考慮するとともに、第6次小矢部市総合計画
との整合にも配慮した基本的方向性を提案する。
③具体的施策と重要業績評価指標(KPI)の設定支援
設定した基本的方向に沿って、本市の将来像を描き、国の総合戦略に盛り込
まれた「政策5原則(自立性、将来性、地域性、直接性、結果重視)」の趣旨を
踏まえ、実行可能で有効な事業計画を提案するとともに、施策によって市民に
もたらされる便益の客観的な指標や基準値、目標値の設定を支援する。
④検証スキームの構築支援
総合戦略を着実に実施し、今後進める施策等の結果や効果を検証・評価・改
善できる一連の具体的仕組みを提案する。
⑤アクションプランの提案
本市の特徴を踏まえた独自性のある施策等を盛り込んだ総合戦略の素案及
び施策ごとに具体的な内容のアクションプランを提案する。
(4)検討組織の運営支援
3
次に掲げる検討組織における会議資料の作成、会議での説明及び会議録作成
について支援する。
①(仮称)おやべルネサンス市民会議
産官学金労言等で構成する組織(5月∼12 月頃までに6回程度開催)
②おやべルネサンス推進本部
市長、副市長、庁内関係部局長級で構成する組織(5月∼12 月頃までに6回
程度開催)
③おやべルネサンス推進本部が設置する部会
おやべルネサンス推進本部長が指名したもので構成する組織(必要に応じて
開催)
4 成 果 品
(1)報告書等
①小矢部市人口ビジョン
製本 100 部
②小矢部市総合戦略
製本 100 部
③小矢部市総合戦略<概要版>
200 部
※上記①∼③の電子データ一式(アンケート調査に係るデータも含む)
(2)納品場所
小矢部市企画室企画政策課
5 協議打ち合わせ
受託者は業務遂行にあたっては、市と十分な協議打ち合わせを行ったうえで、進
捗状況を随時、市に対して報告するものとする。
6 機密の保持
受託者は、本業務において知り得た事項について、漏洩してはならない。また、
本業務の遂行に用いた資料及び成果品等について、市の許可なく他に公表若しくは
貸与してはならない。
7 疑義等の扱い
本仕様書に記載のない事項、または疑義が生じた事項については、協議のうえ、
市の指示に従うもの。
4