平群町人口ビジョン・総合戦略策定支援業務 仕 様 書 平群町政策推進課

平群町人口ビジョン・総合戦略策定支援業務
仕
様
書
平群町政策推進課
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1.業務名
平群町人口ビジョン・総合戦略策定支援業務
2.業務目的
「まち・ひと・しごと創生法」に基づく地方創生の取組みとして、国の「長
期ビジョン」及び「総合戦略」を勘案し、「平群町人口ビジョン」(以下「人口
ビジョン」)及び「平群町まち・ひと・しごと創生総合戦略」(以下「総合戦略」
という。)を平成27年度に策定する。
「人口ビジョン」を策定するにあたっては、本町を取り巻く人口動態の現況を
明らかにし、課題を解決するための方向性を検討するとともに、町民の意識・
希望や施策効果を加味した中長期的な将来人口の推計を行い、本町が目指すべ
き方向や将来展望を示す必要がある。
また、
「総合戦略」については、
「第 5 次総合計画」
(平成25年度策定)によ
る行政と住民の協働によるまちづくりを基本としながら、今後、より一層、特
性や拠点性などを高め、自立的かつ周辺自治体との関係性や連携を深めるなど、
中長期的な視点から、
「人口ビジョン」の将来展望を実現する方向性や施策を企
画立案する必要がある。
こうしたことから、本町の「人口ビジョン」及び「総合戦略」の策定を支援
することを目的とする。
3.契約期間
契約締結日から平成 28 年 3 月 25 日まで
4.業務内容
(1)平群町人口ビジョン
①対象期間
2015 年(平成 27 年)から 2060 年(平成 72 年)
②人口の現状分析
ア)人口動向分析
国が示す調査分析項目を参考にして、本町の人口構造・人口動向等の特
性を分析するための基礎データを整理する。
○総人口の推移と将来推計
○年齢3区分別人口の推移と将来人口
※年齢3区分とは、年少人口(0歳から 14 歳)、生産年齢人口(15 歳
から 64 歳)、老年人口(65 歳以上)の3区分のことをいう。
○出生数、死亡数、転入数及び転出数の推移
○総人口の推移に与えてきた自然増減及び社会増減の影響
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○性別・年齢階級別の人口移動の状況
○地域間の人口移動の状況
イ)将来人口の推計と分析
本町の人口構造や人口動向を踏まえ、推計値を整理する。
○出生率や移動率などについて仮定値を変えた人口推計における、総人口、
性別、年齢階級別人口の比較
○将来人口に及ぼす自然増減・社会増減の影響度の分析
ウ)人口の変化が地域の将来に与える影響の分析・考察
本町の人口構造・人口動向の特性を踏まえ、複数パターンのシミュレーショ
ンを行い、出生や移動の変動による将来人口への影響度を分析する。
○小売店など民間利便施設の進出・撤退の状況
○地域の産業における人材(人手)の過不足状況
○公共施設の維持管理・更新等への影響
○社会保障等の財政需要、税収等の増減による地方公共団体の財政状況へ
の影響
③人口の将来展望
ア)将来展望に必要な調査分析
住民を対象に次の意識・希望調査を郵送により実施し、人口構 造・人口
動向の特性を踏まえ、複数パターンのシミュレーションを行い、出生や移動
の変動による将来人口への影響度を分析する。
○結婚・出産・子育てに関する意識・希望調査〔1,000 人程度〕
○定住移住に関する意識・希望調査〔1,000 人程度〕
○高校、専門学校、大学等卒業後の地元就職率の動向や進路希望状況調査
〔250 人程度〕
○住民意識調査(平群町総合計画に掲げる 38 項目+10~20 項目)
〔本町全域、町内在住の 16 歳以上の 2,000 人〕
○その他、将来展望に必要な調査
※ 住民データから抽出した宛名タックシールは、町で用意す る。
※ 発送用の封筒及び返信用封筒(ソフトカラー・テープ付き)の作成、印
刷に要する費用は委託費の中に含む。
※ 各種調査において、期間中に督促はがきを1回送付すること。
※ 発送(督促含む)と回収に要する費用は委託費の中に含む。
※ 郵送費も委託費に含めるものとする。(メール便利用可)
※住民意識調査と他調査を統合して実施することは可。
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イ)目指すべき将来の方向及び人口の将来展望
人口の現状分析及び調査分析の結果を踏まえ、現状と課題を整理し、人口
に関して目指すべき将来の方向及び総人口や年齢3区 分別人口等の将来展
望を整理する。
(2)平群町総合戦略
①対象期間
2015 年度(平成 27 年度)から 2019 年度(平成 31 年度)までの5年間
②基本目標
本町の人口ビジョンを踏まえた上で、国の総合戦略が定める次の政策分野
を勘案して、人口減少対策に関する基本的な目標・取組方針を整理する。
○地方における安定した雇用を創出する
○地方への新しい人の流れをつくる
○若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる
○時代に合った地域をつくり、安心なくらしを守るとともに、地域と地域
を連携する
③講ずべき施策に関する基本的方向
②で定める政策分野ごとの基本目標を達成するために講ずべき施策の基本
的方向を整理する。
④具体的な施策と客観的な指標
③に定める施策の基本的方向に沿って、政策分野ごとに、国の総合戦略に盛
り込まれた「政策5原則」(自立性、将来性、地域性、直接性、結果重視)の
趣旨を踏まえて、具体的な施策を整理するとともに、各施策の効果を客観的に
検証できるようにするため、施策ごとに、客観的な重要業績評価指標(KPI)
を整理する。
(3)検討組織の運営支援
会議用資料の作成、説明及び会議録作成等
① 平群町まち・ひと・しごと創生委員会
産官学金労等で構成する組織(6 月~10 月頃までに5回程度開催)
※ 委員報償費用は、原則、委託費の中に含まない。
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② 平群町まち・ひと・しごと創生本部
町長、副町長、庁内関係課長級で構成する組織(月1回程度開催)
③庁内検討組織
庁内関係課の担当課長及び担当職員等で構成する組織(必要に応じて開催)
(4)成果品
①平群町人口ビジョン及び平群町総合戦略
A4版、白黒一部カラー印刷各 100 部
CD-ROM等の電子データ1枚
②平群町人口ビジョン及び平群町総合戦略(概要版)
A4版、白黒 4 色フルカラー印刷各 200 部
CD-ROM等の電子データ1枚
②平群町人口ビジョン及び平群町総合戦略に関係するデータ
各種資料1式(住民意識アンケート等の調査結果報告書含む)
CD-ROM等の電子データ1枚
(5)納入場所
平群町政策推進課
(6)その他
①業務の実施に伴い個人情報を取り扱う場合は、平群町個人情報保護条例及
び別添に掲げる事項を遵守しなければならない。
②本仕様書に明記されていない事項及び疑義を生じた場合は、町担当者と協
議し指示を受けるものとする。
③委託業務を円滑かつ適正に進めるため、打ち合わせ協議は、必要に応じて
その都度行うものとする。
④必要に応じて報告書を作成し、進捗状況を報告するものとする。
⑤委託業務に当たり使用する図表やデータ、画像等の著作権・使用権等の権
利については、受託者において、使用許可を得ること。なお、これらを怠っ
たことにより、著作権等の権利を侵害したときは、受託者は、その一切の責
任を負うこと。
⑥業務における成果品及びデータ等を含むあらゆる制作物について、平群町
が著作権を持つものとし、町が自由に加工、複写、ホームページの作成、増
刷等を行い、公表できるものとする。
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