小学校 6 年生保護者向け 薬物について相談できる窓口があります。 保護者のみなさまへ 薬物乱用は 「ダメ。ゼッタイ。」 子どもたちを薬物乱用から守るために 三重県薬務感染症対策課 072-245-9192 薬物乱用が子どもたちにも広がっています 合法ドラッグなどと称していても危険です! 若者の薬物乱用の背景には、シンナーや覚醒剤、大麻などの薬物が簡単に手に入るようになってきていること、 「一 度くらいなら害はない」 「個人の自由だ」という薬物乱用の危険性に対する誤解や罪悪感の希薄化があると言われて います。 最近は、 「合法ドラッグ」などと称し、 「合法ハーブ」、 「お香」、 「アロマオイル」、 「アロマリキッド」、 「バスソルト」 など危険ではないように偽装した薬物が広く売られています。 特に、インターネット、自動販売機など子どもの手に届きやすい販売方法が広がっていますので、注意が必要です。 「合法ドラッグ」などというものはありません。どれも、子どもたちの精神・身体に重大な危害を及ぼす恐れのある 大変危険な薬物です。 山形県健康福祉企画課 合法ドラッグなどと称して販売されている薬物 「合法ハーブ」 どのようなものですか? ▼ 写真のように、ハーブやビデオクリーナーなどと称して「合法」 「法律に違反 しない」などと偽って販売されている危険な薬物です。人体にどのような影 響があるかも分からず、使用による死亡例も報告されています。 どのような害があるのですか? 乱用すると、脳や身体に影響を与える可能性が高く、呼吸停止、意識消失、 精神への悪影響や意識障害などが起きる恐れがあります。 覚醒剤や大麻などと同様、自分の意志で乱用をやめることができなくなる危 険性が高いものです。 ▼ 045-671-4455 095-895-2469 熊本こころの健康センター 096-362-8100 097-506-2650 沖縄県薬務疾病対策課 静岡県薬事課 薬物乱用問題についてさらに詳しくは、 厚生労働省ホームページをご参照ください。 厚生労働省トップページ → 分野別の政策「健康・医療」医薬品・医療機器 → 施策情報「薬物乱用防止に関する情報」 http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index.html 厚生労働省 〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2 TEL:03-5253-1111(代表) 「アロマオイル」 薬物乱用の魔の手はどの子どもにも伸びてきます 薬物乱用の甘い誘い ●1回だけなら平気さ ●人生は経験だ ●ただの栄養剤だよ ●クスリでちょっと遊ぼうよ ●眠気がとれて、勉強ができるよ ●最高の気分が味わえるよ ●面白いクスリがあるんだけど ●ちょっとだけ、ためしてみない ●とりあえず、預かってよ ●やせられるよ ●イライラがとれてすっきりするよ ●お金はいらないよ ●みんなやってるよ(やってないのはきみだけ) 子どもたちを薬物乱用の魔の手から守るのは大人の責任です! 薬物乱用はこんなに危険です 子どもを薬物乱用から守るチェックポイント 薬物乱用を始めると「依存」が起きてやめられなくなります。 急性中毒死 薬物を 乱用すると 交通事故 反社会的行動 薬物依存 後遺症状 フラッシュバック 薬物探索行動 人格の変化 退薬症状 社会不適応 社会的レベル 社会的影響 治療して治ったようでも 「フラッシュバック」が起こります。 1 薬物関連犯罪 2 社会経済的損失 a 薬理作用によるもの a b c d c 取引をめぐるもの 生産性の低下 労働力の減少 犯罪被害の拡大 乱用者の更生のための社会福祉費用の増大 少量 治療 再使用 薬物の連用 ↑ 症状の程度 幻覚 被害妄想 再燃 症状 症状発現レベル 飲酒 ストレス (不眠・疲労) 自然再燃 症状 自然再燃 症状固定 薬物はこんな 隠語で呼ばれます 2 友達関係がよくわからない。 7 部屋に独りで こもることが多くなった。 3 金使いが荒くなった。 8 親の知らない人と電話やEメールで 連絡をとっている。 4 理由の分からないお金を 欲しがるようになった。 9 嘘が多くなった。 5 食事を家族と一緒に食べなくなった。 10 イライラしている。 親子の会話が薬物乱用を防ぎます 子どもの思春期特有の心と体の変化 について理解しましょう。 毎日の親子の会話と コミュニケーションを大切にしましょう。 ▼ 精神障害:大麻精神病 (幻覚・妄想など) 、人格変容 生殖機能への悪影響 呼吸器系の疾患 ▼▼ ▼▼▼▼▼▼ 子どもの話には常に耳を 傾けましょう。 友情をつちかい、仲間からの悪い 誘いを拒否できる勇気を育てましょう。 シンナーの場合 覚醒剤 ………………………エス、 スピード、 アイス、 シャブ、氷 有機溶剤(シンナー・トルエン) …アンパン 大麻 (マリファナ)……………ハッパ、 チョコ、 クサ、野菜 ヘロイン ………………………ペー、 チャイナホワイト、 ジャンク 歯がぼろぼろになる 視力の低下・失明 肝臓・腎臓の障害 生殖器の萎縮 手足のふるえ、しびれ、麻痺 ▼▼▼▼▼ ▼▼▼ 記憶力低下、認知障害 急性中毒:事故 精神障害:有機溶剤精神病 (幻覚、妄想) 重篤な依存症 ▼ 腎臓と心臓血管の損傷 心臓発作 脳卒中、けいれん 記憶障害 ▼▼▼▼ ▼▼▼▼ 錯乱・憂鬱・睡眠障害 高血圧、心臓の機能不全 肝臓の機能不全 悪性の高体温による 筋肉の著しい障害 目を合わせて 会話をしなくなった。 薬物に手を出させないための 8 カ条 大麻(マリファナ)の場合 MDMAの場合 6 症状の発現・再燃の準備性 時間の経過 → 身体も心もボロボロになります 重篤な依存症(強い精神依存) 精神障害:覚醒剤精神病(幻覚、妄想) フラッシュバック 血圧上昇、急性心不全 注射による静脈炎、B型・C型肝炎、HIV / AIDS 離脱時の強い疲労感や倦怠感、脱力感 帰宅が遅くなった。 症状 なぜ薬物乱用をするとダメなのか? 覚醒剤の場合 1 (無気力、忍耐力の欠如) 精神の障害・身体の障害 b 入手目的によるもの 薬物乱用による害は生涯続きます。薬物の乱用の結果、ひとたび幻覚、被 害妄想などの精神病の症状が生じると、治療によって表面上は回復している かに見えても、これらの症状が再発しやすい下地が残ってしまいます。乱用を やめ普通の生活に戻ったようでも、ほんの少量の薬物使用や飲酒により、さら には不眠やほんの小さなストレスがきっかけで、突然、幻覚・被害妄想などの 症状が再燃することがあります。これを「フラッシュバック(自然再燃)」現象 と言い、覚醒剤でよくみられる症状です。 個人のレベルで見られるもの 乱用される危険のある薬物は脳にはたらき、 心 、つまり精神に影響を与 える作用を持っています。 乱用される薬物の共通の特徴は、何度でも繰り返して使いたくなる「依存」 を引き起こす性質をもっていることです。いったん依存になってしまうと「快 感を得るため」だけでなく、薬が切れた時に感じるイライラや不安、身体的苦 痛から逃れるために薬物を使わざるを得なくなります。こうして、薬物なしで はいられない「薬物依存」の悪循環にはまってしまうのです。しかも、乱用薬 物には、使用を繰り返しているうちに、それまでと同じ量では効かなくなる「耐 性」という性質があります。 1回だけと思って使いはじめた人も、薬物の「依存」と「耐性」によって使用 する量や回数がどんどん増えて、自分の意志ではやめることができなくなりま す。その結果、犯罪に走ったり、社会経済的な損失も発生します。 子どもにこんな行動が見られたら注意してください。 コカイン ………………………コーク、 スノウ、 クラック バツ MDMA(錠剤型合成麻薬)………エクスタシー、 (「 」、 「罰」)、 タマ (「弾」、 「玉」) PCP …………………………エンジェルダスト 薬物乱用は重い犯罪です 我が国には薬物乱用から国民の健康と安全を守るため「麻薬及び向精神薬取締法」 「大麻取締法」 「覚せい剤取締法」 「あへん法」 「毒 物及び劇物取締法」などの法律があります。麻薬や大麻、覚醒剤を輸入したり、製造・栽培したり、あるいは有償・無償を問わず他人に 渡したり、他人から受け取ったり、所持したり、使用したりすると厳しく罰せられます。 このように薬物乱用が厳しく罰せられるのは、薬物乱用は、本人の心身の健康を台無しにするだけでなく、他人に危害を与えるなど社 会の安全をも脅かすことになるからです。 子どもが家族や学校の先生にいつでも 相談できるようにしておきましょう。 学校や地域社会との関係を 大切にしましょう。 子ども自身で、健全な決断が できるように育てましょう。 8 子どもの様子がおかしいと気になったらすぐ に、最後のページの相談窓口に相談しましょう。 ハイリスク・ノーリターン。それが薬物乱用の実態です 手遅れになる前にご相談を!
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