とちぎの女性活躍促進事業業務委託仕様書 本仕様書は、栃木県が発注するとちぎの女性活躍促進事業業務委託(以下「委託業務」という。) を受託する者の業務について必要な事項を定めるものである。 1 業務委託の目的 少子高齢化社会において、仕事と家庭を両立しながら能力を発揮できる環境の整備を図ること が重要な課題となっている。その中でも特に、子育てのために一度離職した女性の再就職を促す ため、社会が求める女性の役割やワーク・ライフ・バランスを考えた働き方、就活のノウハウな どのセミナーの開催や女性向け就労支援ガイドブックの作成を行う。 2 委託期間 契約日から平成 28 年 3 月 31 日(木)まで 4 委託料 (1)本事業は、1,665 千円(消費税及び地方消費税を含む)を上限とする。 (2)委託料の支払いは、原則として事業完了検査後の精算払いとするが、概算により一部を前もって 支払うこともできる。 5 委託業務の内容 (1) 母親向けセミナーの企画実施 ① 対象者 子育てのため離職し再就職を希望する女性等 ② 実施回数 年5回 ③ 内容 子育てのために一度離職した女性等に対し、社会の求める女性の役割やワーク・ライ フ・バランスを考えた働き方、就活のノウハウについて講義を行う。 〔母親セミナーの内容:提案事例〕 【現状分析】雇用情勢、就活事情、女性の現状及び子育て、家庭とのバランス 【自己分析】自己分析と志望動機、キャリアプラン 【就活準備】業界研究と就活、応募書類作成、スキル、文書 【就活実践】ビジネスマナー、コミュニケーション、面接スキル 【再 就 職】 働くルール、メイク、心と体の健康ほか ④ その他 ア 派遣する講師もしくは外部講師は、教材・資料等を作成し、魅力あるセミナー等をとち ぎジョブモールで実施すること。なお、制作物の著作権は栃木県に帰属すること。 イ セミナーの場所については3階『生涯現役シニア応援センター(ぷらっと)』内で開催 することとし、1 回 2 時間程度、参加者 15 名程度を想定すること。これによりがたい場 合は県と協議すること。 ウ セミナー参加者の幼児及び子供の託児を行う環境(保育士 2 名の派遣及びサークル・マ ット等託児機能等)を確保すること。なお、場所については同施設内に設置すること。 エ また、併せて傷害保険に加入すること。 オ 提案者は参加者募集のため、チラシ(2 回分掲載、1,000 部×5 回及び電子データ)を作 成することとし、県の指定する日までに納品するとともに、自らも募集を行うこと。なお、 広報物の著作権は栃木県に帰属するものとする。 カ 参加を促すための工夫を行うこと。 キ セミナー終了後は、参加者に対しアンケート調査を実施し、満足度や意向等の把握を行 い、事業の充実と改善に務めるとともに、調査結果を県に報告すること。 (2) 女性向け就職支援ガイドブックの作成 ア 子育てのために一度離職した女性等に対し、就職にあたっての現状や、再就職に必要な ノウハウ、子育てをしながら働くために必要な情報等を掲載するほか、女性が輝いて働き 続けるために必要な情報提供などを掲載した女性向けのわかりやすい内容の就職支援ガ イドブックを作成すること。 イ なお、同ガイドブックの著作権は栃木県に帰属するものとし、作成後、その電子データ (PDF形式)を県に提出すること。 ウ 作成部数 1,000 部、納入期限 9 月末日。 (3) 受託者が用意すべき物品等 ア 講師等がセミナーにおいて使用するパソコン等の備品及び消耗品 イ 託児に必要な設備等 なお、ホワイトボード及びプロジェクターについてはジョブモールにて無償で貸出可能。 6 業務実施体制 (1) 委託事業管理運営体制 ア 委託事業全般の統括管理者として相応の者(1 名)を指定すること。この者は類似業務(就 職支援業務、キャリアカウンセリング業務、職業紹介業務、職業支援セミナー、就職情報提 供業務、就職面接会業務、就職支援イベント等)への従事経験 3 年以上、うち主たる業務進 行の責任者としての経験 5 年以上、社会人経験 10 年以上の者を選任すること。 イ このほかに、事務や連絡調整、ガイドブックの作成を行う担当の者を配置すること。 ウ セミナーやガイドブックの作成において、定期打ち合わせを行うこと。 (2) セミナー講師等 各分野において実績のある者を配置するとともに、専門性の高いものについては、県と協 議のうえ、社外講師を派遣することも可能とする。 (3)事業報告書等の提出 統括管理者は、栃木県に対して実績報告書(別記様式第1号)を提出すること。 7 その他留意事項 (1) 本契約業務を受託した場合、企画提案書に記載した統括管理者、セミナー講師等について は原則変更できない。ただし、病気、死亡、退職などやむを得ない理由により変更を行う場合 には、県の了解を得たうえで、同等以上の者に変更することができる。 (2) 本委託業務契約締結後 10 日以内(土・日曜日及び祝祭日除く)に、企画提案書に基づく より詳細な事業計画書(事業実施予定表を添付)を作成し、県に提出すること。なお、事業 計画書作成の際、企画提案書に記載されていない詳細部分については、適宜県と提案者で協 議を行う。 (4) 提案者は、提案者が行う業務を一括して第三者に委託し、又は請け負わせることはできな い。ただし、業務を効率的に行ううえで必要と思われる業務については、県と協議のうえ、 業務の一部を委託することができる。 (5) 提案者が委託業務を行うに当たって個人情報を取り扱う場合は、栃木県個人情報保護条例 (平成13年条例第3号)、知事が保有する個人情報の適正な管理のための措置に関する要綱(平 成17年制定)に基づき、その取扱いに十分留意し、漏えい、滅失及びき損の防止その他個人 情報の保護に努めること。 また、個人情報に関するデータについては、事業終了後、すべて消去すること。 (6) 提案者は、委託業務を行うに当たり、業務上知り得た秘密を他に漏らし、又は自己の利益 のために利用することはできない。また、委託業務終了後も同様とする。 (7) 提案者は、労働基準法、労働関係調整法、最低賃金法、その他関係法令を遵守すること。
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