提案書作成要領(PDF) - 足立区観光交流協会(あだち観光ネット)

提案書作成要領
仕様書に記載されているものは、一般財団法人足立区観光交流協会(以下、
「協会」
という。)が最低限求めるものであり、提案限度価格内で仕様書より勝る提案を要求す
る。
・「足立の花火」が目指すもの
近年「足立の花火」は、「区民参画型花火」をテーマに掲げ、
「こどものゆめを かな
えるはなび」「みんなの『いいね!』で音楽花火♪」
「HANABI de LIVE!!」等の企画
を通して、事前および当日のイベントへの参加を呼びかけるいくつかの新しい試みに取
り組んでいる。
これらの取り組みの狙いは、近年「足立の花火」が抱えている大きな課題である「マ
ンネリ化」の解消と、空間演出の向上による「他の大規模花火大会との差別化」を図る
ことで、「足立の花火」と足立区のファンを増やすことにある。
花火師と参加者の間で双方向のコミュニケーションを取り、ともに「足立の花火」を
つくりあげていくことは、足立区が基本構想に掲げる将来像である 「協創(きょうそ
う)力でつくる 活力にあふれ 進化し続ける ひと・まち 足立」のコンセプトにも
合致する。
「足立の花火」を通して、協会と足立区が目指すシティプロモーションを強く推進し
ていくにあたり、区民参画を意識した企画を実現し、話題づくりに努めるとともに、多
くの集客を図ることで足立区の良さを伝えていくことが重要である。そして、この取り
組みの先には、
「足立の花火」と「足立区」の知名度を全国的に上げていくことを目指
している。
・「区民参画型企画」の実施について
「区民参画型企画」の一環として、こどもの自由な発想を花火のプログラムに取り入
れることを目的に、ワークショップの開催を予定している。参加者はギャラクシティ
「こども・みーてぃんぐ」参加者を中心に、区内の小学校高学年の児童10人程度を募
集する予定である。提案者は、子供たちの自由な発想や意見をどのように引き出し、そ
れをどのような形で花火に取り込むのか、具体的に提案し、実現可能性についても言及
すること。なお、スケジュールは以下のとおり予定している。
日程
12月上旬
項目
備考
募集開始
ギャラクシティによる募集
1月中旬
参加者決定
1月下旬
協会によるガイダンス
2月末
事業者決定
3月上旬
第1回ワークショップ開催
作業分担の決定
4月上旬
第2回ワークショップ開催
進捗確認
趣旨の説明
1
5月上旬
第3回ワークショップ開催
6月上旬
煙火消費許可申請書提出
企画決定
これらを踏まえ、提案書を提出するにあたって、以下の点について考慮し提案すること。
1
実施体制
「足立の花火」会場は、観覧エリアが打上ポイント至近にあるため、迫力ある花火が
間近で見られることが大きなセールスポイントとなっている。そのため、会場設営、警
備体制など来場者の安全に関わる事項は慎重かつ最優先に取り組む必要がある。
小型煙火を除く打上発数5,000発以上の大規模花火大会での打上実績が十分にあ
り、本業務を遂行するにあたって有資格者を適切に配置し、十分な人員を確保した体制
について明記すること。また、安全な花火の実施に対する取り組みについて明記するこ
と。
2
花火の構成
(1)打上花火について
「足立の花火」は1時間で12,000発以上を打上げる、都内でも有数の高密度な
プログラムを積極的にPRしている。提案者は、迫力ある演出を表現できる花火玉であ
る3号玉・4号玉を多く使用し、提案者が設定したテーマやコンセプトを表現できるプ
ログラムを作成すること。
(2)仕掛花火について
ナイアガラは、長らく「足立の花火」の定番として実施してきた仕掛花火であり、現
在も多くの来場者に楽しまれている。しかし、近年では演出、形状ともにマンネリ化し
てきていることも事実である。提案者は従来の仕掛花火に新たな演出を施し、今後の
「足立の花火」の名物となるような演出を提案すること。
また、仕掛花火以外の新たな演出装置の導入に関する提案がある場合は、積極的に提
案すること。
(3)
「区民参画型企画」の演出について
仕様書に記載してあるとおり、
「区民参画型企画」は「事前参加型」のワークショッ
プ企画と、
「当日参加型」のサイリウム企画を予定している。提案者はこれら以外に新
たな「区民参画型企画」を考案し、その演出方法について提案すること。
3
話題性
「足立の花火」をより多くの集客を図り、足立区のイメージアップに繋がるイベントに
するためには、話題性の高い演出を施し、近隣の大規模花火大会との差別化を図ること
が求められる。提案者は、
「幅300mのワイドな打上ポイント」
「河川敷の両岸に設置
2
された観覧エリア」などの「足立の花火」会場の特徴を十分に活用し、「足立の花火」
と足立区を、広く区内外にPRできる話題性の高い演出について提案すること。また、
その実現性についても言及すること。
4
その他
上記以外で、提案限度額以内で提案できることがあれば記載すること。特に、演出面
において新しい提案がある場合は、その実現性についても言及すること。
5
プレゼンテーションについて
(1)提案書提出者に選定された者は、提案書についてのプレゼンテーションを行う。プ
レゼンテーションについてパワーポイントの使用の如何は、提案者の自由とする。た
だし、プレゼンテーションに使用するパワーポイントの電子媒体及びパワーポイント
のアウトプットしたもの並びにプレゼンテーション用の資料は説明書第5項(3)記載の
提案書提出時に提出し、パワーポイントの電子媒体以外は提案書と同部数提出するこ
と。
(2)説明書第5項(3)の日時以降の差し替えおよび追加は認めない。
(3)提出したパワーポイントの電子媒体が当日プレゼンテーション用のデータとする。
なお、パワーポイントのスライド枚数制限は特に設けない。
(4)プレゼンテーションは1提案者につき、3人まで入室可能とする。なお、プレゼン
テーションは技術資料4−1に記載された責任者が行うこと。
6
提案書について
提案書は、A4両面印刷で10枚までとし、下記の順に記載をすること。
(1)実施体制
(2)花火の構成
① 全体のテーマおよびコンセプト、各幕のテーマ、演出イメージ、時間及び打上発数
なお、音楽に合わせて花火を打上げる場合は、その曲の曲調、選曲の理由と演出効
果についても合わせて記載すること。打上発数は玉の大きさごとに記載すること。
なお、小型煙火以外の打上花火で外国産の花火玉を使用する際は、輸入先や数量、
種類などの詳細について記載すること。
② 仕掛花火(あるいは同規模の演出装置)の詳細
③ 区民参画型企画の演出について
④ 保安距離図(仕様書に添付されている「立入禁止区域図」に記載すること)
(4)話題性についての提案(実現性の裏づけをできる限り記載すること)
(5)その他の提案
※コストについては、別途提出の提案見積書における金額を見て評価する。
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