平成 28 年度「伝統工芸士候補育成事業」の業務委託に係る事業提案公募要領 1 目的 鈴鹿市には,国の指定を受けた伝統的工芸品の「鈴鹿墨」と「伊勢型紙」が存し,これまで地域経済 の発展,地域の魅力向上に寄与してきた。しかし,時代の変遷とともに「伊勢型紙」にあっては,着物 文化から洋服文化へ。 「鈴鹿墨」にあっては,公文書の記録方法の変更などにより,需要が減少するなど 取巻く環境は,厳しい。その状況の中,伝統産業に携わる者も減少しており,古来から培われた技術や 技法を次世代へ継承することが困難となっており,後継者の確保は課題となっている。 当該事業は,課題解決に向け,伝統的工芸品の振興に寄与し,伝統的技術・技法の継承・向上を図る ことを目的とし,本年度から取組を開始している。来年度についても引続き事業を行い「若者にやりが いと目標を与える制度」して設けられた伝統工芸士を育成し,もって伝統産業の振興を図ることを目的 とする。 このため,鈴鹿市が実施する「伝統工芸士候補育成事業」の目的を達成するための事業提案を以下の とおり募集する。 なお,本事業の実施については,平成 28 年度予算の成立を前提とする。 2 契約内容 (1)委託業務名 「伝統工芸士候補育成事業」 (2)委託期間 契約締結の日から平成 28 年 9 月 30 日(金)までのうち必要な期間 (3)成果品 本業務の完了の証として,実施概要及び成果に関する委託業務実績報告書等を作成し,委託期間後 30 日以内に提出すること。 3 契約の条件 (1)事業費に占める人件費と講師謝金の割合が 2 分の 1 以上であること。 (2)複数名の伝統工芸士候補の育成を行うこと。 (3)提案上限額は 3,250 千円(消費税込)とする。 4 受託者の業務 受託者が行う業務の内容は次のとおりとする。 (1)伝統工芸士候補の育成 (2)伝統工芸士候補育成を目的としたイベント・展示会への出展,新商品開発及び販路開拓 (3)インターネットやマスコミ等の媒体を活用した宣伝活動 (4)その他,伝統工芸士候補育成に関する業務 その他の業務に関し,鈴鹿市より指示があった場合は,誠意をもって対応すること。 5 対象経費の取り扱い 対象経費は,別表1を参照。 6 参加条件 次に掲げる要件をすべて満たした者とする。 (1)提案者は,特定製造協同組合とする。 (2)当該企画提案コンペに係る契約を締結する能力を有しない者又は破産者で復権を得ない者でない こと。 (3)鈴鹿市が賦課徴収するすべての税について滞納している者でないこと。 (4)委託業務の履行について,綿密な連絡及び迅速な対応ができ,要請によりすみやかに対処できる者 であること。 (5)鈴鹿市内に事務所を有すること。 7 選定方法 応募者は,下記に定める提出書類を期限までに提出すること。 鈴鹿市は,参加条件詳細説明書及び業務提案書を勘案し,見積金額を踏まえ,選定する。 (1)提出期限 平成28年3月24日(木)17時必着 (2)提出先 鈴鹿市産業振興部 産業政策課 (3)提出方法 上記提出先へ持参に限る。 (4)提出書類 伝統工芸士候補育成事業参加申請書兼誓約書(様式1) 産業政策グループ 見積書(様式2) 業務提案書(様式3) 団体概要及びパンフレット等 法人市民税納税証明書 8 代金の支払いなど 請負者は,請負代金の一部を前金として請求することができる。なお,前金の限度は請負代金の三分 の二以内とする。請負代金の精算は,業務完了後,事業に用した経費として適切と認められた額から前 金支払い額を除いたものとする。 9 その他 (1)書類の保管について 受託者は伝統工芸士候補の雇用に関する書類(雇用契約書,履歴書等)及び雇用に関する支出内容が 明確になる書類(個別の給与明細,社会保険料納付書,労働保険料納付書)を事業終了後 5 年間保管す ること。また,その他の支出内容が明確になる書類についても同様とする。 (2)立入検査について 鈴鹿市は必要に応じ,雇用・施設・物品・各種帳簿等並びに事業の実施について検査を行うことができ る。受託者は,合理的な理由なく,これを拒否できないこととする。 (3)備品・消耗品等の所有権 受託者が委託料にて購入した物品は受託者の所有とする。 (4)協議 受託者はこの仕様書に規定するほか,業務の内容について,疑義が生じた場合はその都度,鈴鹿市と協 議し決定すること。 (5)業務を実施するにあたっての注意事項 公の事業の受託業務であることを常に念頭において,公平・公正な事業を行うこととする。 別表1 伝統工芸士候補育成事業対象経費整理表 経費区分 内容 人件費 伝統工芸士候補に係る人件費,社会保険費,労働保険費, 交通費等 謝金 伝統工芸士候補に対する技術指導費 旅費 事業実施に必要な伝統工芸士候補の旅費 試作・開発費 試作開発に係る原材料購入費,製造委託費,外注加工費, 産業財産権取得に要する経費,デザイン費 道具費 伝統工芸士育成事業に係る道具購入費,その他育成事業に 必要な道具購入費 ※ 事務費 印刷製本費,通信運搬費,備品購入費,筆耕翻訳料,消耗 品費,雑役務費,コンサルタント費,保険料 販路開拓費 マーケティング調査費,調査委託費,広告宣伝費(ポスター, パンフレット作成費,発送費,掲載費等),展示会等出展料, 会場設営費,展示会等出展に係るアルバイト賃金 ※備品は除く
© Copyright 2024 ExpyDoc