学校教育支援システム構築委託提案依頼書 平成28年6月24日 飾区立総合教育センター 1 目 次 第1 提案依頼概要 1 事業名称 2 事業概要 3 システムの形態 4 期待効果 … … … … 本調達の要件 1 本システムの対象範囲と接続端末台数 2 委託内容 3 システム開発に係るスケジュール 4 本区の体制 5 機能要件 6 業務要件 7 システム実行環境要件 8 システム性能要件 9 セキュリティ要件 10 システム運用要件 11 データ移行要件 12 システム保守要件 13 成果物 14 システム構築における留意事項 15 開発時のサポート体制 3 3 3 3 第2 第3 第4 提案にあたっての留意事項 1 提案書の作成要領 2 提案書目次 提案書作成指針 2 … 4 … 4 … 4 … 5 … 5 … 5 … 6 … 6 … 6 … 7 … 7 … 7 … 8 … 9 … 11 … … 11 12 … 13 第1 提案依頼概要 1 事業名称 学校教育支援システム構築 2 事業概要 学校教育支援システム(以下「本システムという。 」では、複雑化・多様化する区民の教育 支援、特別支援、教育相談、適応相談等の相談等業務の膨大な情報を集約、共有することに より迅速な家庭、学校支援活動に役立てるとともに、職員及び施設の動静管理の効率化に役 立てるもの。 3 システムの形態 本システムは、オープン系のパッケージシステムを基に、飾区立総合教育センター(以 下「センター」という。)における必要業務内容を追加する改修を行うシステムとし、原則、 Web方式とする。 4 期待効果 (1)情報の一元化及び共有による支援サービス活動の効率化 センターでは、各種相談業務の記録等はワードやエクセルで、共有フォルダーや個人フォ ルダー内に保存し、主には紙媒体(帳票)で保管庫に個別保存し、就学・教育相談、適応指 導教室、生活指導など目的別に管理している。 このような状況を打開するために、システムを活用して情報を一元管理し、情報の共有・ 検索等を容易にし、時系列で整理確認することで相談者や学校などへ、相談や指導時の説明 データの提供や経過を総合化・迅速化し、支援サービスの向上を図りたい。 (2)集計・統計の迅速化 センターではケース会議の資料作り、支援サービスの各種集計や統計は、主として紙媒体 から人力により行っている。このため、会議資料作成や集計や統計に多くの専門職の労力が 費やされている。 このような状況をシステム活用し、ケース検討や集計後の傾向分析や指導の実施など本来 の業務時間を拡大すると共にこれらの業務の効率化を図りたい。 (3)職員の動静管理及び施設管理の効率化 上記情報の機能以外に、職員の動静管理機能や施設管理機能についてもシステム化を図る。 ・職員の多くが週2日∼4日勤務の非常勤職員(86%)であるため出勤日把握が難しい。 非常勤職員は幼稚園、小・中学校を巡回指導・支援のために直接現場に行くこともある。 現在カレンダー(用紙)記載では勤務動静の把握が難しく全非常勤職員の出勤日管理を 図りたい。 ・センター内の施設(相談室、面接室、プレイルーム、研修室)の予約利用状況をシステ ムで一括管理することで施設利用の効率化を図りたい。 3 (4)最小の開発経費 「機能適合表」に適合したパッケージを選定することで開発経費の抑止を図る。 第2 本調達の要件 1 本システムの対象範囲と接続端末台数 ・飾区の人口 ‥‥453,734 人(平成 28 年 4 月 1 日現在、外国人住民含む) ・就学人数(平成 28 年 5 月 1 日現在) 公立幼稚園 124 人 3園 公立小学校 50校(717 学級) 20,127 人 (保田しおさいを含む) 公立中学校 24校(295 学級) 8,871 人 ・本システム接続端末台数 … 50台(パソコンは別途調達) ・データ容量:28GB(最大値) ・システムへの入力対象:相談等のあった児童・生徒の4歳∼18歳までの指導等の記録 ※ 26 年度実績値:2,870 件 27 年度予測値:3,731 件・・・前年度 1.3 倍 その後、27 年度実績値で推移したとして導入時より約 3,731 件(年)×14 年分= 約 52, 234 件 MAX データ量1件当たり 500KB とすると 26,117Mb=26.117GB (参考値) 2 委託内容 学校教育支援システム構築に関する委託内容は以下に挙げるものとする。 ただし、機能適合表に示す機能を実装するため、パッケージ機能の改修・追加及び新規 開発を行う。 (1)本システムのプロジェクト管理 (2)本システムのパッケージ機能の設計、実装 (3)本システムのテスト、テスト運用環境の整備、テスト運用 (4)本システムの本番運用環境の整備、本番運用の支援 (5)本システムの操作指導 (6)本システムに関するドキュメントの作成 (7)システムに沿った業務フローの設計 (8)業務サーバーの環境設定 3 システム開発に係るスケジュール 本件に関する開発工期は、以下のとおり予定している。ただし、詳細な日程については 別途協議の上定めることとする。 4 表 1.開発スケジュール 平成 28 年 9 月∼平成 29 年2月 平成 29 年1月 平成 29 年 2 月 平成 29 年 3 月 平成 29 年 4 月 1 日 4 システム構築作業(要件定義、設計、構築) 機器導入(サーバー機器の導入予定1月) 1月中旬に機材を用意。 機器のセットテストおよびシステムとの動作テスト期間を 2月末までとする。 システム検証(仕様確認、設計、検証) 運用テスト 職員が行うデータ入力(4,000件程度) システム稼働 本区の体制 本システム構築における本区の体制は以下のとおり。なお、本区では、プロジェクト・マネ ジメント・オフィス(PMO)を設置しており、本システム構築を含む本区情報システム構築プロ ジェクトは、PMO がプロジェクトの全体調整を行っている。 表2.区の体制 実施責任者 総合教育センター 平沢 安正 プロジェクトリーダー 総合教育センター 星 プロジェクトメンバー 総合教育センター 佐藤 俊裕 プロジェクト全体調整 本区 PMO 池田 秀康 総合教育センター 茂行 5 機能要件 機能要件に関しての詳細は、機能適合表一覧と帳票一覧、帳票サンプルを参照。 6 業務要件 本区の学校教育支援業務は、以下のとおりである。 ・各幼稚園・小中学校・教育機関との連携を通じた、特別支援教室・学級(固定・通級)、 特別支援学校、適応指導教室との連携、生活指導・不登校児童生徒への支援業務。 ・区内在住の幼児、小中学生、高校生年代の子ども・保護者の学校生活や教育に関する相 談業務。 ・いじめ、不登校等の児童生徒に対して、教育相談や適応相談の場の設定、学校及び関係 諸機関との連携。個別指導や集団指導を通じて、学校生活への復帰及び社会生活への適 応支援業務。 ・業務内容の実績を統計処理して都・飾区教育委員会等に報告。 (1)基本事項 (ア)就学相談、教育相談のデータを一元管理し、対象データの年限は保有可能であるこ と。 (イ)各業務について、必要な書式、データ等を帳票・データどちらの形式でも容易に出 力することが可能であること。 5 (ウ)パソコンに不慣れな職員でも利用しやすいシステムであること。 (エ)情報を更新する際には確認メッセージの表示等、出力の際にはプレビューにより事 前確認できる等、操作ミスや入力ミスを防ぐ仕組みを入力負荷軽減機能として有して いること。 (オ)関連する情報に素早く画面遷移が行えること。 7 システム実行環境要件 (1)本システムのクライアントで使用する OS は Windows 8.1 Pro 以上とし、Web ブラウ ザは Internet Explorer 11 以上とする。クライアントは滞りなく動作できるものとす ること。これらの調達については本提案の対象外とする。 (2)クライアント・プリンタの使用台数、利用規模は次のとおりである。ハードウェアに 関しては以下を参考に、平日 8:30∼17:15 のオンサイト保守も含めて見積りすること。 ア クライアント台数 50台 イ プリンタ台数 オンラインプリンタ 3 台 ウ システム利用箇所 7箇所(総合教育センター内) エ 利用ユーザ数 87名(50名が同時接続) (3)クライアントで必要となるライセンス類がある場合は提案書へ記載すること。また、 稼働後にクライアントを追加する可能性があるため、その場合に発生する作業及び費 用を記載すること。 (4)システムを正常に稼働させるためのハードウェアのスペックを明示すること。 (5)将来的な拡張性を十分考慮した設計とすること。 (6)その他システム稼働に必要なものがある場合は、提案書に記述すること。 8 システム性能要件 対象者の検索及び画面遷移にかかる時間は3秒以内を目安とする。詳細な検索にかかる時 間は業務に支障のない程度とする。なお、データはシステム稼働後に職員による入力を行う が、件数は今後の増加も考慮し、最大5万3千件を見込む(現在の件数は「1 飾区の就 学人数と本システム接続端末台数」に記載) 。 9 セキュリティ要件 本システムは個人情報を取り扱うため、セキュリティ対策については特に留意すること。 構築するシステムは、次の各項目に挙げる機能を有していること。 (1)システム起動に際し、職員ごとの ID とパスワードによる不正利用防止機能があること。 (2)ユーザ操作ログを収集することで、不正利用を抑止し、万一の事故発生時の原因が特定 できること。 (3)操作者ごとに画面単位で起動・検索・登録といった権限の設定が可能であること。 (4)物理的な盗難と破壊による脅威を防止するため、Web方式で提案すること。 6 (5)サーバー及びクライアント端末は別調達のため、ウィルス対策ソフト及びセキュリティ 対策ソフトを示すこと。 (6)OS、ソフトウェアの更新パッチ及び各種セキュリティパッチについて、本提案者は適 用の可否を判断の上、特別の理由がない限り、適用しシステムのセキュリティ運用を的確 に行うこと。なお、セキュリティ監査等の指摘事項については、特段の理由がない限り、 対応するよう努めること。 10 システム運用要件 構築システムの運用管理については、以下の運用管理機能以上を総合的に実現する仕組み を構築すること。ただし、提案内容によって変更するものとする。なお、提案書には、区側 との役割分担を明確にすること。 (1)バックアップは日次処理とし、業務データ及び設定情報を外部記憶媒体にバックアップ する処理の実行及びスケジューリングによる自動実行機能を有すること。 (2)システム運用中に運用内容が変更された場合の対策として、選択肢等を職員が追加でき るようにすること。また、利用時間やユーザの権限をパラメータで変更できる等の汎用性 を有すること。 (3)バッチジョブ実行時の実行結果が確認できること。 (4)バッチ処理中に発生した障害については、サーバー管理ソフトを入れ職員が容易に検知 することができるようにすること。また、リカバリー可能なように障害の詳細な情報を、 バッチ処理の実行結果(ログ等)とは別に出力すること。出力したログは1年間保存する こと。 11 データ移行要件 本システム導入時に、紙媒体(帳票)や共有サーバーで管理・保存しているデータの移行 は行わない。 次期システム導入時に、データ移行が簡便に行えるデータ構成であること。 12 システム保守要件 本システムの保守要件は、以下のとおりとする。なお、提案書には、区側との役割分担を 明確にすること。 (1)システムの運用時間は以下のとおりである。 運用時間 月曜日から日曜日の 8 時 00 分から 19 時 00 分まで(通常時) (2)保守対応時間 オンサイト保守 月曜日から金曜日と飾教育の日の土曜日(祝日・年末年始を除く) 8 時 30 分から 17 時 15 分まで ※ 他の時間帯に発生した障害に対しては翌営業日に対応すること。 7 (3)障害対応の経過は必ず記録し、区の求めに応じて提出すること。OSに起因する障害、 ネットワーク障害、業務システムの障害等については、区に報告し、指示に従うこと。 (4)収集した障害情報をもとに影響範囲、原因を調査・分析し、同様の障害が発生しないよ うに是正処置・予防措置を行うこと。避けられない障害の場合であっても、業務への影 響を最小限度とすべく対策を講じること。また、原因、影響範囲、対処方法、再発防止 策をまとめ、区に報告すること。 (5)復旧後に、アプリケーションをはじめとする各種ソフトウェアやデータの復旧作業を行 い、前日のバックアップデータ取得時点の状態を保証すること。センター外からのリモ ート保守は原則認めない。 (6)軽微な運用の変更については、プログラム変更ではなく、パラメータ等の変更で対応で きるよう、保守性を確保すること。 (7)障害調査の結果サーバー及びクライアント端末に問題があった場合には、区に報告した 上、サーバー及びクライアント端末の調達業者との間で調整すること。 13 成果物 成果物は、以下に挙げるものを予定している。提案内容により変更することは可能であるが、 プロジェクト計画書作成時に必ず区の承認を得ること。 表3.成果物一覧 成果物 成果物記載内容 プロジェクト管理 プロジェクト計画書、会議議事録、進捗報告書 要件定義書 ・システム化の目的、現状の課題、方針、前提条件等 ・システム概要図 ・機能説明書 ・機能要件(Fit&Gap 結果一覧) ・本システム利用業務フロー ・セキュリティ要件 ・運用保守要件 ・品質・性能要件 基本設計書 標準機能 ・システム全体構成図 ・パッケージパラメータ定義書 ・データマッピング定義書 ・セキュリティ実装方式 ・システム運用・保守方式 改修・追加機能 ・機能一覧、処理概要 ・画面一覧、画面概要、レイアウト、画面遷移図 ・帳票一覧、帳票概要、レイアウト ・テーブル一覧、ER 図 8 成果物 成果物記載内容 ・入出力ファイル一覧 詳細設計書 標準機能 ・システム詳細構成図 (サーバー構成、ハードウェア物理構成、 ネットワーク論理構成含む) ・セキュリティ処理詳細 ・運用マニュアル 改修・追加機能 ・機能処理詳細 (業務ロジック処理詳細・処理フロー、入出力処 理詳細・処理フロー、排他制御仕様 等) ・画面処理詳細、画面入出力項目詳細 ・テーブル定義書 ・入出力ファイル定義書 ・バッチ処理詳細 ソフトウェア・ハー ソフトウェア・ハードウェア調達仕様書 ドウェア調達 ユーザ教育 ・研修会資料 ・操作マニュアル、システム管理者運用マニュアル ※いずれもカスタマイズ部分を反映すること 単体テスト ・単体テスト計画書、単体テスト仕様書、単体テスト実施報告書 結合テスト ・結合テスト計画書、結合テスト仕様書、結合テスト実施報告書 総合テスト ・総合テスト計画書、総合テスト仕様書、総合テスト実施報告書 ・業務リハーサルシナリオ プログラム ・本システムプログラム一式 14 システム構築における留意事項 システム構築にあたっては、下記の事項に留意すること。 (1)プロジェクトの進行 ① 本件受託後、直ちにプロジェクト計画書を本区に提出し、承認を受けた上で業務を 行うこと。 ② 各工程の実施前に、当該工程における受託者側の体制を区に報告すること。体制に おいては、指揮命令系統、連絡系統を明確にすること。 ③ 開発期間中は、進捗報告、問題・課題報告のための定例ミーティングを定期的に実 施すること。定例ミーティングにおける議事録を開催から3営業日以内に作成し、 1週間以内に区の承認を受けること。 ④ 仕様、成果物のレビュー等、区との打合せについては、別途区と協議し、日程を調 9 整すること。打合せを実施した際には、打合せから3営業日以内に議事録等を作成 し、区の承認を受けること。 ⑤ 設計書・計画書等の品質を確保するための品質管理を徹底すること。成果物につい ては、区のレビューを受け、レビュー結果を定例ミーティング等で報告し、区の報 告を受けること。 ⑥ 本業務において、センターの保有するデータ等をセンター外に持ち出す際のデータ 管理ルールを示すこと。 ⑦ 開発に必要な機材、ソフトウェア等は受託者側が準備すること。ただし、作業のた め、本区ネットワークを利用する場合は、本区よりネットワークに接続可能な端末 を貸与する。端末の貸与については、事前に区に申請し、センター外には持ち出さ ないこと。 ⑧ 作業場所は、受託者オフィス等とする。導入作業等で区の施設を使用する場合には、 区と協議の上、スケジュールを調整すること。 (2)テスト ① 単体テストの実施 提案者はパッケージ機能の改修・追加部分に対して、単体テスト計画書を作成し単 体テストを実施すること。なお、検収を行う際には責任者を定め、出荷する製品に 対して責任を負うこと。 ② 結合テストの実施 提案者はパッケージ機能の改修・追加部分に対して、結合テスト計画書を作成し結 合テストを実施すること。なお、検収を行う際には責任者を定め、出荷する製品に 対して責任を負うこと。 ③ 総合テストの実施 提案者は、センター内にて総合テストに係る以下の作業を行うこと。 ア 総合テストのための環境整備(環境構築、データ整備等)を行うこと。 イ 総合テストは提案者が主体となって実施し、区の担当者がサポートする形式で 実施すること。 ウ 総合テスト項目として以下の項目について、テスト計画書を作成しテストを行 うこと。なお、テスト計画書に関しては事前に区の承認を得ること。 ・機能テスト ・性能テスト ・障害回復テスト ・負荷テスト ・例外テスト ④ 運用テスト(試行運用)の実施。 提案者は、区の担当者が行う運用テストのサポートを行うこと。 ア 本格運用開始前に運用テスト(試行運用)を実施すること。 イ 提案者は運用テストのための環境整備(環境構築、データ整備等)を行うこと。 10 ウ 区の担当者が主体となって行うが、提案者は適切なサポートを行うこと。 エ 運用テスト項目として以下の項目について、テスト計画書を作成すること。な お、テスト計画書に関しては事前に区の承認を得ること。 ・機能テスト ・性能テスト ・障害回復テスト ⑤ 受入テストの実施 受入テストについては、総合テストのテスト結果および運用テストのテスト結果を もとに検収を行うものとする。 (3)導入準備 ① 本システムを利用する端末への設定を行うこと。 ② 本システムを円滑に使用できるよう、本区職員に運用・操作研修および業務リハー サルを行うこと。また、運用・操作研修で使用するドキュメント類および業務リハ ーサルのシナリオの準備を行うこと。業務リハーサルのシナリオに関しては事前に 区の承認を得ること。 ③ 本システムの操作マニュアルおよび運用マニュアルを作成すること。 15 開発時のサポート体制 受託者側の開発時のサポート体制を明確にすること。 図1.開発時サポート体制図(サンプル) 第3 提案にあたっての留意事項 1 提案書の作成要領 (1) 提案者は、「学校教育支援システム構築委託に係る提案募集要項」及び「学校教育支 援システム構築委託提案依頼書」に基づき、かつ項番第4「提案書作成指針」の「評価 11 の視点」を踏まえて、 「作成項目」の順番に記載すること。 (2)各項目の内容は具体的に記載し、専門用語の使用はできるだけ避けて標準的な用語を 用い、わかりやすく説明すること。 (3)本提案依頼書で、具体的に提案を指示している項目は、提案内容を詳しく記載するこ と。 2 提案書目次 Ⅰ 基本的事項 1 基本事項 1.1 基本的な考え方 1.2 作業への取り組み 2 安全性 2.1 情報セキュリティの考え方 3 信頼性・可用性 3.1 信頼性・可用性の考え方 4 汎用性・拡張性 4.1 汎用性・拡張性の考え方 4.2 製品動向 Ⅱ システム要件 1 システム要件 1.1 システムの全体構成 1.2 ソフトウェア構成 2 非機能要件 2.1 マスタ管理機能 2.2 ユーザ管理機能 2.3 運用管理機能 2.4 ユーザインターフェース Ⅲ システム導入 1 システム導入 1.1 パッケージ機能の改修・追加の実現方法 1.2 システムテスト 1.3 システム適用 1.4 研修 Ⅳ 運用保守 1 運用 1.1 システム運用 2 保守要件 2.1 システム保守 12 Ⅴ プロジェクトの体制及びスケジュール 1 プロジェクト管理 1.1 プロジェクト体制 1.2 プロジェクト管理 1.3 スケジュール Ⅵ その他 1 その他 1.1 開発実績 1.2 ライフサイクルコスト 1.3 追加提案 第4 提案書作成指針 表4.提案書作成指針 作 成 項 目 提 案 書 作 成 要 領 評 価 の 視 点 本業務の作業範囲、前提条件、特徴及び 本業務に当たっての基本的な考え方や、 Ⅰ 基本的事項 1.基本事 1-1. 基本的な考 項 え方 長所を要約して記載すること。 開発時・運用時に想定される課題とその対 応策が、具体的に示されており、本システム の構築時期の期待効果に合致しているこ と。 1-2. 作業への取 り組み 本業務への取り組む方針を明確かつ的確 に記載すること。 本業務の取組方針や本システム構築に沿 った業務フローの設計の提案が明確かつ的 確に示されており、センター側の作業負荷 軽減が考慮されていること。 2.安全性 2-1. 情報セキュリ ティ−の考え方 開発時や運用時に担当する要員のセキュ リティ教育について記載すること。 開発時や運用時に担当する要員のセキュ リティ教育が、カリキュラムに沿って定期的 に実施され、組織的な取組をしていること。 開発時や運用時の情報漏洩を防ぐための 技術的な対策を記載すること。 開発時や運用時の情報漏洩を防ぐための 技術的な対策が、情報セキュリティを高めつ つ、運用効率を下げない提案であること。 3.信頼性・ 3-1. 信頼性・可用 可用性 性の考え方 提案するシステムの信頼性と可用性につ 提案するシステムの信頼性や可用性に対 いての具体的な記載や資料を掲載するこ する考え方が合理的であること。提案する と。 製品の稼働率などが示されており、信頼性 及び可用性の証明がされていること。 13 4.汎用性・ 4-1. 汎用性・拡張 拡張性 性の考え方 システム改修、機能追加が発生した場合 の対応を記載すること。 運用方法の変更などにより、システム改 修、機能追加が発生した場合の対応が、セ ンター側の作業負担軽減や費用抑制の提 案であること。 利用者の増加や利用部署の拡大(端末を含 利用者の増加や利用部署の拡大(端末を む)に対する展開方法、ライセンスの考え方 含む)に対する展開方法、ライセンス費用 について具体的に記載すること。 が、センター側の作業負荷軽減や費用抑制 の提案であること。 4-2. 製品動向 提案する製品の今後の展開、バ−ジョンア ップに対する考え方を記載すること。 提案するシステムのバ−ジョンアップにつ いて、費用抑制が考慮されていること。 Ⅱ システム要件 1.システム 1-1. システムの全 要件 体構成 本システムの要件を満足する全体構成を 記載していること。 提案システムの論理構成や物理構成につ いて、図表等を用いて明確に示されているこ と。 システム構成が特定のハ−ドウェアやミド ルウェアに拠らない構成であること。 1-2. ソフトウェア ソフトウェアの詳細な構成を記載すること。 構成 ソフトウェア構成が、図表を用いて明確に 示されていること。 提案するソフトウェアが良好なレスポンス を保つための工夫がされていること。 2-1. マスタ−管理 2.非機能要 機能 提案するシステムで管理するマスタ−情報 を記載すること。 提案するシステムで管理するマスタ−情報 が、図表等を用いて明確に示されているこ 件 と。また、そのメンテナンス方法が具体的に 示されていること。 2-2. ユ−ザ管理 機能 提案するシステムのユ−ザ管理機能を詳 細に記載すること。 提案するシステムのユ−ザ管理機能が、 将来の拡張性を考慮した設計になっている こと。 また、受理(受付票)情報操作の際には専 用画面から容易に行える等、インタ−フェー スが難解でないこと。また、その方法が具体 的に示されていること。 2-3. 運用管理機 能 証跡管理、ログ管理、パッチ管理、バック 証跡管理、ログ管理、パッチ管理、バック アップ等の運用管理機能を詳細に記載する アップ等の運用管理機能が、拡張性を考慮 こと。 した設計になっていること。迅速な障害回復 の手助けとなる情報の出力(ログ等)の出力 方針やその表示方法が具体的に示されて いること。 14 2-4. ユ−ザインタ フェース 職員向けのユ−ザインタフェースの考え方 や取組を記載すること。 職員向けの操作性及び利便性向上のた め、継続的な改善の仕組みや対策等の提 案が有益であること。 Ⅲ システム導入 1.システム 1-1 パッケ−ジ機 導入 能の改修・追加の パッケ−ジ機能の改修・追加に対する考え 方について記載すること。 実現方法 パッケ−ジ機能の改修・追加の箇所を決 定するプロセスが示されていること。パッケ −ジ機能の改修・追加を行った場合の変更 管理に対する考え方が、センター側の作業 負荷軽減や費用抑制の提案であること。 1-2. システムテス ト システムテストの手法や提案者とセンター の役割について記載すること。 システムテストの手法が具体的に示されて いること。また、テスト項目に過不足がなく、 提案者とセンターの役割について、センター 側の作業負荷軽減を考慮した提案であるこ と。 1-3. システム適用 提案するシステムをセンターの環境に適用 提案するシステムをセンターの環境に適 する手法や展開方法、スケジュ−ル等を具 用する手法や展開方法が合理的であり、セ 体的に記載すること。 ンター側の作業負荷軽減や費用抑制の提 案であること。また、初期導入時のスケジュ −ルについて、センター側及び提案者側に とって無理のないものであること。また、不 測の事態が発生した場合のプランも考慮さ れていること。 1-4. 研修 研修方法(対象、内容、環境等)を具体的 に記載すること。 研修についての基本的な考え方や研修方 法が合理的であり、センター側の作業負荷 軽減の提案であること。 Ⅳ 運用保守 1.運用 2.保守要件 1-1. システム運用 2-1. システム保守 提案するシステムの運用管理(バックアッ 提案するシステムの運用管理が合理的で プの方法や過去のデ−タの保管方法)につ あり、センター側の作業負荷軽減や費用抑 いて、具体的に記載すること。 制の提案であること。 システム保守の考え方、障害等への対 システム保守の考え方、障害等への対 応、制度改正等に応じた改修への対応等を 応、運用変更等に対応した改修への対応な 記載すること。 どが合理的であり、センター側の作業負荷 軽減や費用抑制の提案であること。 Ⅴ プロジェクトの体制及びスケジュ−ル 1.プロジェク 1-1 プロジェクト体 ト管理 制 提案者側の体制、担当者の氏名及びスキ ルについて具体的に記載すること。 提案者側の体制(役割分担と主な担当)、 主担当者の氏名及びスキル(経験、取得資 格等)が詳細に記載され、センター側の作業 15 負荷軽減の提案であること。 1-2. プロジェクト 管理 本業務のスケジュ−ル、コスト、品質等の 本業務の納期、コスト、品質等のプロジェ プロジェクト管理の手法を具体的に記載する クト管理の手法が合理的であり、センター側 こと。なお、プロジェクト管理にツ−ルを使用 の作業負荷軽減や費用抑制の提案である する際は、ツ−ルの使用方法を具体的に記 こと。 載すること。 1-3. スケジュ−ル 本業務のスケジュ−ル及びスケジュ−ル 本業務のスケジュ−ルが図表等を用いて に沿った作業について、提案者とセンターの 示され、センター側の作業負荷軽減が考慮 役割分担を記載すること。 されていること。 Ⅵ その他 1.その他 1-1. 開発実績 提案者の過去の相談(スケジュ−ル管理 提案者の過去5年間に、児童家庭相談シ を含む)システムに関する開発実績に関して ステム又は教育相談システム又は就学相談 記載すること。 システム等類似のシステム導入実績(構築 中を含む)に、都道府県、特別区、政令指定 都市、中核市のいずれかがあること。 1-2. ライフサイク ライフサイクルコスト低減について提案を ルコスト 具体的に記載すること。 1-3. 追加提案 センターにとって有益な提案があれば記載 する。 ライフサイクルコスト低減についての提案 が有益であること。 提案内容が、センター側の作業負荷軽減 や費用抑制に繋がること。 センターにとって有益な提案を採用する際 に、高額な追加費用が発生しないこと。 機能に関しては、学校教育支援システム機能適合表を参照すること。 16
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