春田健作 - SPAR2015J 第11回3次元計測フォーラム

SPAR2015J 第11回3次元計測フォーラム 2015-6-3.4
計測技術の道路インフラ
維持管理への活用
京都府 道路橋梁担当 春田健作
京都府の道路(インフラ)
京都府 (海・山・茶)
面積
4,613 km2
天ノ橋立
(約74%が山地)
人口
約261万人
舞鶴港
管理道路
路線数
257路線
延長 約2,158km
一般国道(指定区間:国管理)
308km
伊根の舟屋
かやぶきの里
道路法改定 H26.
道路管理者の義務の明確化
5年に1度の知識と技能を有する者
による近接目視点検により
全数監視を実施し記録を保存
橋梁
トンネル
標識
ロックシェッド
法面
舗装 ・・・
2m以上の橋梁 約70万 ヶ所
トンネル
約1万 ヶ所
府道
241路線
1,712km
宇治茶
市町村道
9,360km
一般国道(指定区間外:府管理)
16路線 446km
道路(インフラ)の基準(性能)を明確化
橋梁の定期点検 (コストUP)
近接目視点検(on hands)
米国
(NBIP)
1回/2年
橋長
5m:25万円
25、000万円
⇒ 150,000万円
20m:40万円
De la Concord
1971~2006
550m:1,500万円
※★△■
IW35 1967~2007
国内でも事故報告 H27.1.31
事故の教訓
定期点検(法定点検)
・最低限の記録と健全性の判定(Ⅰ~Ⅳ)
・知識と技能を有する者による 近接点検‘on hands’
橋(構造)の特殊性
・吊り橋構造
・アンカー構造
近接目視点検だけ
で十分ですか?
計測技術の活用
Tacoma
1940.7~
1940.11
八雲橋 1953~
空撮(UAV)
レーザースキャナ
八雲橋(やくもばし)
特殊性
・橋の変形を許容(○温度、×(地震)変形)
・ワイヤー・土工・法面
の安全性が重要(=弱点)
原田橋
1956~2015.1
定期点検(近接目視)
記録(+α :国土交通省 国道防災課)
UAVの活用
(人)
より広域に
(UAV)
近接・・より細かく(視診)
⇒ 部位によっては、より広域に、的確な方向から
広域+より正確に
点検項目
吊ケーブル×擁壁×法面×グランドアンカー
グランドアンカー
力がぬけて
しまっている
パノラマ画像
こんなことも
できるの!
維持管理
ひとが入れないところで
定期点検(法定点検)
・知識と技能を有する者による近接目視
・管理者の義務として最低限の記録
・国へ報告
人が近寄れない
橋桁端部は劣化が集中
桁端の狭隘部が、最も劣化する
くわえて必要な点検、記録、診察
・管理者の責務として、合理的な維持管理
・どのような記録を残すべきか(記録、写真、3D、Movie)
・点検≠維持管理
既設構造物への(設計・施工)
重要構造物
宇治橋(うじばし)
「瀬戸の唐橋」、「山崎橋」と共に、
日本三古橋とされる。
既設構造への施工で
計画図面どおり完成することはない
既設構造物工事(落橋防止構造)
古今和歌集、
紫式部の源氏物語にも登場
現在は、平成8年に架替えたもの
耐震性能(パイルベント基礎)
保存の観点から
3D化(計測、測量)技術の試み
ラーメン橋
変形することで地震力を吸収
道路の始点 日本橋(M44年) 100年以上
復旧前の状況をスキャン
3D記録(計測、測量)技術をもっと手軽に
職員がデジカメで撮影
興味・・・・・・・⇒ニーズ
管理者の情報供用
・アンケート調査(都道府県全国調査)
・見学会(学生、市、府、整備局)に多数
町おこし
・ホームページの充実
・地域連携(説明ツール)
現場経験なし
• 素人では・・・
• 高額じゃないの・・・
• ⇒ それって、むずかしですよね?!
教えて
ください
興味・・・・・・・⇒ニーズ
突然の陥没
被害も報告
都市の安全性
・地中部分の構造物(占用物、暗路)
橋梁(インフラ)維持管理
米国制度を意識
予算配分
点検
3次元化
マネジメント
Washington State
Department of Transportation
教えて
ください
道は整備で
きたけど、、
California State
Department of Transportation
記録方法の高度化・省力化
図面・帳票・記録
・データ化
・3D化へ
1920年
1940年
活用方法
・インフラには、色々な場面
・計画
・設計
・施工
2007年
・維持
・観光(広報)・・・
ご静聴ありがとうございました
SPAR2015J 第11回3次元計測フォーラム 2015-6-3.4
New York City