2015 年度連続講演会 「通訳翻訳と異文化コミュニケーション」第 2 回 「クール・ジャパン」を支える翻訳: ゲーム・ローカリゼーション 日時: 2015 年 5 月 27 日 ( 水) 18:30 -20:00 会場: 池袋キャン パスマキム ホール2階 M202 http: //www.rikkyo.ac .jp/a ccess/ikebukuro /camp usmap/ 主催: 立教大学異 文化コミュ ニケーショ ン学部 講演者:オヘイガン 統子(Minako O’Hagan) ダブリンシティー大学応用言語・異文化間研究学部 (School of Applied Languages and Intercultural Studies)上 級講師(Senior Lecturer)。専門は翻訳テクノロジー、マ ルチメディア翻訳、ターミノロジーなど。近年では特に、 ゲーム・ローカリゼーションやコミュニティー翻訳 (crowdsourced community translation)を中心に研究。共 著書に Game Localization: Translating for the Global Digital Entertainment Industry (2013)、編著書に Conflict and Communication: A Changing Asia in a Globalising World (2015 in print)、Fun for all: Translation and Accessibility Practices in Video Games (2014)、Linguistica Antverpiensia New Series -‐ Themes in Translation Studies: Translation as a Social Activity -‐ community translation 2.0 (2011) など多数。 対象: 本学学生、 教職員、校 友、一般市 民 受講無料 申込不要 問合せ先: 学部事務4課 異 文化 コミュニ ケーショ ン学 部 担当 電話 : 03-3985-4824 要旨:日本のソフトパワー戦略の一環として、あるいは市 場の拡大を目指して、官民で推進されている「クール・ジ ャパン」の進展に不可欠なのは翻訳・ローカリゼーション である。アニメやマンガの他に、デジタルゲームの分野で も活発な翻訳・ローカリゼーション事象が観察できる。特 に、近年では、携帯電話、タブレットなどの拡散により大 衆娯楽としてのデジタルゲームの普及率は世界的に高まっ ている。そうした中、過去 10 年において翻訳学 (Translation Studies)でもゲームの海外移植(ローカリゼ ーション)に関する研究が徐々に進んできた。本講演で は、ゲーム・ローカリゼーションの翻訳学における位置づ けを踏まえ、歴史的背景ならびにプロセスを簡単に説明す るとともに、具体例を示しながら新しい翻訳研究分野を通 した翻訳理論への貢献を試みる。
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