栄養士だより 5 月 新緑がまぶしい季節になりました。皆様、お変わりなくお過ごしでしょうか。 梅雨のような4月は桜も早く散り、お花見を楽しみにされていた方は残念でしたね。 でも、町内の野山は色とりどりの花でいっぱいです。その中でも、今年は特に 藤の花がとてもきれいですね。 さて、今月の特集は『生活習慣の見直しで内臓脂肪症候群を改善しましょう』 1に運動、2に食事、しっかり禁煙 最後にクスリ・・・ 「健康な身体を維持するためには努力も必要ですね」 しかし、努力をしてもどうにもならないような病もありますが、努力をすることで 予防が出来る病も多くあります。生活習慣の改善により健康な身体を保ちたいと 考えられている方の少しでもお手伝いが出来ればと思います。 ●内臓脂肪症候群とは? 内臓脂肪の蓄積をベースに高血糖、高脂血症、高血圧などの動脈硬化の 危険因子を2つ以上持つ状態を内臓脂肪症候群(メタボリック症候群)といいます。 一つの状態は軽度でも複数の因子が重なることで動脈硬化は急速に進み、 脳卒中や心筋梗塞など時には死につながることもあります。 食生活編 ・夜間に偏った飲食はやめましょう ・食べすぎ予防 良く噛んで、腹八部にしましょう ・1日3食規則正しい食事のリズムで過食予防 ・脂肪は控えめを心がけましょう ・間食は適量(1日の摂取カロリーの1割まで)にしましょう ・主食、主菜、副菜でバランスよく食べましょう ・野菜をしっかりと食べましょう 1日のエネルギー摂取量の目安(kcal) 年齢(歳) 男性 女性 身体活動レベル 身体活動レベル Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅰ Ⅱ Ⅲ 18∼29 2300 2650 3050 1750 2050 2350 30∼49 2250 2650 3050 1700 2000 2300 50∼69 2050 2400 2750 1650 1950 2200 70以上 1600 1850 2100 1350 1550 1750 ※身体活動レベル Ⅰ(低 い) 生活の大部分は座位で静的な活動が中心 Ⅱ(ふつう) 座位中心の仕事ですが、立位の仕事もあり通勤、買い物、家事、 軽いスポーツなど行い、日常的に動くことも多い Ⅲ(高 い) 立位や移動が多く、余暇にスポーツなど積極的に動いている 運動編 適度な運動は太りにくい身体をつくります ◆運動の効果 ①消費エネルギーの増大と体脂肪の減少 ②基礎代謝量の増加 ③脂肪合成の抑制 ④インスリン感受性の向上 ⑤HDL(善玉コレステロール)の増加、中性脂肪の減少 ⑥血圧の改善 ⑦心肺機能の増強、筋力の向上 ⑧ストレスによる過食予防 ◆運動の三要素 エアロビック運動:心肺機能の向上、脂肪を効果的に燃焼 ス ト レ ッ チ 運 動:怪我の予防、腰痛肩こりなどの予防改善 筋力トレーニング:筋力低下の予防、整形外科的障害の予防、基礎代謝量の増加 安富診療所では個々の食生活状況に応じた説明をさせて頂いていますので お気軽にご相談して下さい
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