豪州:AGL社 2050 年までにすべての石炭発電所を閉鎖 2015 年 4 月 17 日、豪州の主要エネルギー企業 AGL Energy 社は、 「 AGL Greenhouse Gas Policy」を発表し、温室効果ガスの排出を抑制するため、2050 年までに同社保有のすべての 既存石炭火力発電所を閉鎖すると宣言した。豪州は現在、88%の電力を化石燃料による発電 に依存しているが、同社は今後、再生可能エネルギー等に注力していく。 AGL は 2012 年にヴィクトリア州の Loy Yang 発電所と同州の褐炭権益を買収し、2014 年にはニューサウスウェールズ州の Bayswater 発電所、Liddell 発電所を買収しており、石 炭火力発電の投資を進めてきた。しかし、同社は今後、CCS 等を備えない限りは、石炭火力 発電所の建設も買収も一切行わないとしている。同社は 2015 年 2 月に CEO が交代してい る。 (石炭開発部 秋月 悠也) おことわり:本レポートの 内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すもので はありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能 性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレ ポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガ ス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。
© Copyright 2024 ExpyDoc