トレオ特殊建築シリーズ 盛土式プラットホーム改良開発

2015年5月12日
株式会社 住金システム建築
開発センター長 高木直
トレオ特殊建築シリーズ
盛土式プラットホーム改良開発
(目的)物流施設や食品加工工場では、作業効率化の観点から、1階の床を1m程度高くする高床式(プラッ
トホーム)形式の需要が高い。当社では11年に直接基礎仕様、13年に杭基礎仕様の盛土式プラッ
トホームを開発したが、今回、一般工法の擁壁工事(当社別途工事)との組み合わせが可能な新仕様
を改良開発した。
(特徴)従来の盛土式プラットホーム仕様は、直接または杭基礎ユニットとプレハブ擁壁で構成される。今回
の改良開発では、擁壁をプレハブ仕様だけでなく、一般工法の鉄筋コンクリート造との組み合わせも
可能とした。これにより、より複雑な形状の建物への適用も可能になる。基礎ユニットは、従来と同
様、QFU(直接基礎用)または QFP(杭基礎用)を用いる。プレハブ化しているので、型枠大工や
鉄筋工が不要な点が大きな特長である。擁壁工事は一般工法となるが、地中梁が不要のため、形状も
単純で現場での施工性は大きく改善される。
(効果)工場製作比率を高め、現場施工の省力化が図れるため、一般工法と比べて25%程度のコストダウンと
工期短縮が期待できる。
(販売目標) 従来のプレハブ擁壁仕様と併せて、年間10棟程度の販売を目指す。
盛土式プラットホーム改良仕様(CG)
改良仕様実績例「エスアイシステム四国物流センター常温棟新築工事(香川県)
」
完成/2014年 設計・施工/一宮工務店様 施工床面積11,187㎡