機械科1年 - 青森県立八戸工業高等学校

平成27年度シラバス
青森県立八戸工業高等学校
機
教
科
機
械
械
工 作
単 位 数
2
学科・学年
機械科 1年
使用教科書
機械工作 1・2 (実教出版)
副教材等
機械工作1・2演習ノート、元素から見た鉄鋼材料と切削の基礎知識
「機械工作」はどんな科目?
金属材料の性質・材料の加工方法・工作機械の構 造を理解して、適切な方法により生産
を行うための幅広い知識について学習します。
「機械工作」の学習の特徴
は?
授業で出てくるいろいろな学習内容について、身近な使用例を紹介し、実物を見たり
するなど違和感なく学習できます。
「機械工作」で大切なこと(留意点)は?
専門用語がたくさん出てくるので馴染むまで時間がかかりますが、前向きに覚えよう
と心がけて学習してください。基礎知識を身につける一番の早道です。
1.学習の計画(どのような内容を、どの時期に学ぶのかを含む。)
期
学習内容(単元名)
第1章
1
学
期
機械工業のあゆみ
第2章 機械材料とその加工性
1.機械材料の性質と種類
2.炭素鋼
2
学
期
3.合金鋼
学習のねらい
・機械工業は産業の根幹であり、その技
術史と社会に及ぼした影響を振り返る
ことにより、現代の機械工業の発展を
理解することができる。
・工業材料の性質と種類について学習す
る。
・人類社会において最も多く使用されて
いる金属である炭素鋼について、製法、
種類、用途、性質、組織、熱処理、加
工性などを学習し、工業技術基礎や実
習に役立てる。
・合金の機械的性質や結晶構造、組織、
加工性について学習する。
2
学
期
3
学
期
4.鋳鉄
5.非鉄金属材料
6.非金属材料
7.接着剤
8.機能性材料
9.複合材料
・鋳鉄の性質、特徴、加工性と鉄鋼との
違いを学習する。
・非鉄金属、非金属、接着剤、機能性材
料、複合材料の特徴、種類、性質、用
途について学習する。
第3章 鋳造
1.鋳造のあらまし
2.砂型鋳造法
3.各種の鋳造法
・鋳造技術は機械工業に不可欠なもので
あり、鋳造に関する知識・技術を総合
的に学んで、合理的な鋳物の作り方を
学習する。
2.評価の観点・方法(及び年間の評定)
評価は、次の4つの観点から行います
関心・意欲・態度
機械工作にかかわる基礎的な知識や技術への関心と、その習得に意
欲があり、合理的な生産方法を企画し実際に活用しようとしている。
思考・判断・表現
機械工作にかかわるさまざまな事象やそれにかかわる問題点を把握
して分析し、それに対処するために、これまでに習得した知識や技
術などを活用するとともに、そこで得た知識や経験を基にした発表
を行うことができる。
技能
知識・理解
機械工作にかかわる知識や技術をいろいろな場面で活用できる。
機械工作の基礎的な知識や技術の理解はもとより、ものづくりのい
ろいろな場面での問題解決を試みることができるようにそれらを相
互に関連させて理解している。
このため、評価は、具体的には次のものを対象にします。
・定期考査
・提出物(ノート、演習ノート、課題プリント)
・出席状況
・学習活動への取り組み状況(課題への取り組み姿勢・授業態度)
また、1年間の評定は、1学期・2学期・3学期の年間を通じて、上記の内容を総合的
に判断して決定します。
3.特に強調しておきたい点(留意すべき点・担当者からのメッセージを含む)
・実習との関係が深い教科であり、実際の使用例やサンプルを見たりしながら基礎的知識
を学びます。基礎的知識が身についていると、物づくりの際に楽しさを実感できるので、
意欲的に取り組んでください。実習が楽しくなります。
・定期考査終了後に演習ノートおよびノートを提出する。
・考査の成績のほかに授業態度も重視する。
平成27年度シラバス
青森県立八戸工業高等学校
工業技術基礎
教
科
機
械
単 位 数
3
使用教科書
工業技術基礎(実教出版)
副教材等
新版機械実習1(実教出版)
学科・学年
機械科
1年
「 工業技術基礎 」はどんな科目?
「旋盤」
「ガス溶接」
「手仕上げ」
「計測試験」
「電気実習」
「材料試験」の分野の基礎的な課題
を自ら具体的に体験しながら、工業の生産の仕組みやシステムを学び、工業技術に対する関
心と広い視野を養うことを目的としています。
「 工業技術基礎 」の学習の特徴は?
・自ら具体的に体験しながら、技術者としての必要な基礎的な工業技術を習得する。
・技術者として課題に主体的に実践的に取り組み、望ましい職業観と勤労観を身につける。
「 工業技術基礎 」で大切なこと(留意点)は?
・安全や衛生に注意して、課題に意欲的に取り組むこと
・技術者としての必要な基礎的な工業技術を習得し、工夫や改善をすること
・学んだことをノートにまとめたり、報告書にすることができること
1.
期
学習の計画(どのような内容を、どの時期に学ぶのかを含む。)
学習内容(単元名)
学習のねらい
「旋盤加工Ⅰ」
1 ローテーション実習
学
クラスを4班に分けて
期
「ガス溶接」
「旋盤加工Ⅰ」
「ガス溶接」
2
「手仕上げ」
学
「計測試験」
期
「電気実習」
「材料試験」
3
学
期
上記のテーマを各班が順番に、
年間を通して学習する。
「手仕上げ」
「計測試験」
「電気実習」
「材料試験」
1
・金属の旋削加工の基礎
旋盤の基本操作と安全
端面削りと外丸削り
ねじ切り
・基礎的な溶接技術の習得
溶接作業の安全
ガス溶接装置の使い方
・文鎮の製作
けがき作業、平面仕上げ加工
ねじ切り加工
・三級技能士機械検査技術の習得
ノギス・マイクロメータ、シリ
ンダゲージの使い方を習得。
・オームの法則
テスター製作を通して、電気の
基礎を学習する。
・金属材料試験の基礎
引っ張り試験・衝撃試験
硬さ試験
2.評価の観点・方法(及び年間の評定)
評価は、次の4つの観点から行います
関心・意欲・態度
思考・判断・表現
技能
知識・理解
工業技術に関する諸課題について関心をもち,その改善・向
上を目指して主体的に取り組もうとするとともに,実践的な
態度を身に付けている。
(授業準備・出席状況・安全作業・服装・作業要領・清掃・片付け・
授業ノート・レポート)
工業技術に関する諸課題の解決を目指して思考を深め,基礎
的・基本的な知識と技術を基に,技術者として適切に判断し,
表現する創造的な能力を身に付けている。
工業の各分野に関する基礎的・基本的な技術を身に付け,環
境に配慮し,ものづくりを合理的に計画し,その技術を適切
に活用している。
(作品のできばえ・精度)
工業の各分野に関する基礎的・基本的な知識を身に付け,現
代社会における工業の意義や役割を理解している。
(レポート・質疑応答)
このため、評価は、具体的には次のものを対象にします。
・授業態度
・授業ノート
・技能
・作品のできばえ
・関心、意欲
・レポート
また、1年間の評定は、1学期、2学期、3学期の年間を通じて、上記の内容を総合的に判
断して決定します。
3.特に強調しておきたい点(留意すべき点・担当者からのメッセージを含む)
・課題やレポートの提出期限の厳守。
・安全意識をしっかり身に付けること。
・班毎に各実習を行うので、協調性を持って取り組むこと。
・1回当たりの実習時間数が3時間なので、欠席しないこと。
2
平成27年度シラバス
青森県立八戸工業高等学校
工業数理基礎
教
科
機
械
単 位 数
3
学科・学年
機械科
1年
使用教科書
工業数理基礎
(実教)
副教材等
工業高校生のための基礎数学(実教)・乙種4類危険物取扱者(向学院)
「工業数理基礎」はどんな科目?
工業の各分野で行う基礎的な数理処理や、身の周りにある事象の数理処理を学ぶ教科です。
「工業数理基礎」の学習の特徴は?
・ 数学が苦手な人でも、やさしい四則演算をうまく使えば、工業の分野でいろんなことがで
きることを実感する科目です。
・ 数学を道具として使う科目です。計算には関数電卓も使用します。
・ 各種資格を取得するための学習もします。
「工業数理基礎」で大切なこと(留意点)は?
・ 問題や課題の計算を行う場合には、ノートにきちんと記録として残るように筆記します。
・ 計測や計算したデータは慎重に取り扱う習慣を身につけます。
・ 関数電卓の活用方法を身につけます。
1.学習の計画(どのような内容を、どの時期に学ぶのかを含む。)
月
学習内容(単元名)
学習のねらい
1 4
学 5
期 6
7
関数電卓の使い方
計算技術検定3級演習
面積・体積
走行時間・走行距離
電流と電圧・
高さと三角比
関数電卓の操作と計算の仕方を覚え、計
算技術検定3級の取得を目指すととも
に、工業数理基礎の計算に活用できる能
力を育てる。
形状の美しさの目安になる黄金比のよう
に身近な事象の数的に理解する。
2 8
学 9
期 10
11
12
IS単位系と単位の換算
熱力学温度とモル数
乙種4類危険物取扱者演習
乗り物の数理
ベクトルと速さ-時間線図
自動車・飛行機などの運動の様子を速さ、
質量、エネルギーなど数理的に解決でき
る能力を養う。
乙種4類危険物取扱者の取得を目指す。
求めた数値をグラフに描く能力を養う。
5
3 1
学 2
期 3
角速度と周速度
向心力・遠心力と向心加速度
締め付けトルクと力の伝達
地球の資源・大気と水の環境
酸性雨
円運動や自転車で曲がる事象、ボルトナ
ットの締め付けや歯車のかみ合いの仕組
みを理解し、各部に働く力を数理的に解
決できる能力を養う。
地球環境の保全や改善に必要な事象を理
解し数理的に解決できる能力を養う。
2.評価の観点・方法(及び年間の評定)
評価は、次の4つの観点から行います
関心・意欲・態度
工業の各分野における工業事象の数理処理について関心をもち、
基礎的な数式の活用や情報処理機器を意欲的に活用し、合理的に
数理処理を行う実践的な態度を身に付けている。
思考・判断・表現
工業の各分野における工業事象の諸問題の解決を目指し、自ら思考
を深め、適切な判断に基づいて数理処理を行い、創意工夫して課題
解決する能力を身に付けている。
技能
工業の各分野における工業事象を迅速かつ合理的に数理処理する
実際的な数理処理能力を身に付け、その成果を的確に表現する。
知識・理解
工業の各分野における工業事象の合理的な数理処理の知識を身に
付け、実際に活用して工業技術の諸課題を主体的に解決し、工業の
意義や役割について理解している。
このため、評価は、具体的には次のものを対象にします。
・定期考査
・小テスト
・授業態度
・授業ノート
また、1年間の評定は、年間を通じて、上記の内容を総合的に判断して決定します。
3.特に強調しておきたい点(留意すべき点・担当者からのメッセージを含む)
「工業数理基礎」は工業の各分野で使われる基本的な数学を、道具として具体的に使える
ように学習する科目です。
6
平成27年度シラバス
青森県立八戸工業高等学校
情報技術基礎
教
科
機械
単 位 数
2
学科・学年
機械科
使用教科書
情報技術基礎(実教出版)
副教材等
パソコン利用技術検定試験演習問題集 2級【表計算】
1年
「情報技術基礎」はどんな科目?
コンピュータの内部構造、プログラミング、コンピュータネットワークの構成などの情報
に関する基礎的・基本的な内容を学習します。
「情報技術基礎」の学習の特徴は?
パソコンを利用して、プログラミング・実行しながら学習したり、演習問題を多く解きな
がら学習の定着を図ります。
「情報技術基礎」で大切なこと(留意点)は?
コンピュータネットワークの発達で便利になっている一方で、それを利用した犯罪も発生
しています。情報を有効に活用する能力を身に付けて欲しいと思います
1.学習の計画(どのような内容を、どの時期に学ぶのかを含む。)
期
学習内容(単元名)
第1章
1
学
期 第2章
産業社会と情報技術
コンピュータの基本操作と
ソフトウェア
学習のねらい
・情報とは何かについて理解を深める。
・コンピュータの発達と産業界におけるコン
ピュータの利用法を学ぶ。
・ソフトウェアについて、パソコン検定2級
の内容を題材にして、実技を通して学習を
進める。
第 3 章 プログラミングの基礎
2 第 4 章 BASIC によるプログラミング
学 第 6 章 ハードウェア
期
パソコン検定 2 級 受験
・流れ図やプログラミングについて、演習を
通して身に付ける。
・データの表し方や論理回路などコンピュー
タ内部のことについて学ぶ。
・検定を通して、力試しを行うとともに、資
格を身につける。
3 第7章
学 第8章
期 第9章
・インターネットや LAN などのコンピュータ
ネットワークについて学ぶ。
・制御の仕組みを学ぶ。
コンピュータネットワーク
コンピュータ制御
情報技術の活用
2.評価の観点・方法(及び年間の評定)
評価は、次の4つの観点から行います
・情報化社会を構築する技術について関心をもっているか。
関心・意欲・態度 ・情報活用能力の向上に意欲的に取り組んでいるか。
・情報技術を実際に役立てようとしているか。
・情報技術の活用法を適切に判断できるか。
・情報技術に関する諸問題の解決を目指して自ら思考を深め、
思考・判断・表現
創意工夫する能力を身に付けているか。
・学習成果を的確にわかりやすく表現できるか。
・情報及び情報手段を適切に活用する技術を身に付けているか。
技能
・実際の仕事を合理的に計画し、適切に処理することができるか。
・社会における情報化の進展と情報の意義や役割を理解しているか。
・情報技術に関する基礎的な知識を確実に身に付けているか。
知識・理解
このため、評価は、具体的には次のものを対象にします。
・定期考査
・提出物(ノート、問題集、課題)
・学習活動への取組状況(授業態度、授業への取り組み姿勢、発言内容)
また、1年間の評定は、1学期、2学期、3学期の年間を通じて、上記の内容を総合的に判
断して決定します。
3.特に強調しておきたい点(留意すべき点・担当者からのメッセージを含む)
コンピュータの利用に関しては、中学校でインターネットやワープロなどを行ってきたこと
と思います。情報技術基礎ではそれだけでなく、コンピュータ内部の回路やプログラムなどの
ことも学習します。
授業を通じて情報技術検定という資格にも取り組みます。資格取得に向けて積極的に取り組
んでください。